「グッドネイバー」のネタバレあらすじ結末

グッド・ネイバーの紹介:2016年製作のアメリカ映画。ご近所に住む偏屈老人にイタズラを仕掛け、その反応をカメラに録画しようと考えた青年2人が、思わぬ事態に陥っていく…。予想外の展開、切ないラストに驚くこと必至。

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予告動画

グッドネイバーの主な出演者

ハロルド・グレイニー(ジェームズ・カーン)、イーサン・フレミング(ローガン・ミラー)、ショーン・ターナー(キーア・ギルクリスト)、キャロライン(ローラ・イネス)、クリストファー・トッド・ファーマー(エドウィン・ホッジ)、エリース(アン・デュデック)、カーリー(ベイリー・ノーブル)、マエ(ミンディ・スターリング)、ヘザー・クロムウェル(タムリン・トミタ)、アシュリー(リリ・ラインハート)、判事(ウィリアム・チャールズ・ミッチェル)

グッドネイバーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①若者イーサンとショーンは近所の老人・ハロルドの家に監視カメラを仕掛け、ドッキリを実行して反応を録画するイタズラを思いつく。数々のドッキリを行なうが、ハロルドは怯えることがなく最後は自殺した。 ②ハロルドは亡き妻・キャリーを深く愛しており、キャリーとの思い出にふけっていた。無意識にイーサンが移動させたベルを見てあの世からキャリーが呼んでいると思い、ハロルドは自殺したのだ。

【起】- グッドネイバーのあらすじ1

(この映画は「すでにあったこと」について裁判が行なわれているという構成で、時折、検察官の女性が証言台の人物に質問するシーンが挿入されます)

〝イギリスで、ある実験が行なわれた。被験者は仕掛け人によって2週間嫌がらせを受けるというものだ。通行人やウエーターなど、普段は気に留めない人との関係において、日常を変えるため操作が加えられた。
終了後、参加者たちは実験を振り返った。深刻な影響を受けた女性は神を信じるように。
彼らは何かをされたわけではない。変わったのは生活ではなく彼らの認識だ。
人々は見たいものを見る。〟

アメリカ・オレゴン州南西部のアシュランド市。

・ハロルド・グレイニー…今回、イーサンのターゲットになってしまったご老人の男性。妻の死後、近所には無愛想な偏屈ジジイとして知られている。
・ショーン・ターナー…一流大学に進学した大学生。未来のIT王とイーサンは称する。裕福な家に育っている。
・イーサン・フレミング…ロン毛の若者。ショーンとは高校の同級生。母子家庭。

2014年9月18日。
カメラの前で、若者のイーサンが滔々と語ります。
イーサンは向かいの家に住む老人・ハロルドに、あるドッキリを仕掛けることにしました。
「特定の方法を駆使して無防備な人間に、霊の存在を信じさせる」というものです。
ハロルドがいない時に、家にいろんな装置を取り付けて、同時に監視カメラも家中に設置します。
怪奇現象が起きた時に、老人・ハロルドがどんな反応を示すかを見て喜ぼうという、いわば悪趣味なイタズラでした。
〝ルール1 被験者への物理的な妨害行為は禁止。機械を通してのみとする〟
〝ルール2 実験期間は、結果に関わらず6週間で終了させる〟
〝ルール3 客観性を大事にし、編集や台本は使わず、完全な事実のみを記録する〟
というルールを決めます。
ショーンが監視カメラなどの機械を調達し、イーサンの部屋を監視本部と決めました。
リアルタイムで監視するため、インターネット回線と小道具を用意します。

9月19日。
ハロルドが買い物に行きました。その隙に、ショーンとイーサンはハロルド宅へ侵入し、すべての部屋と廊下に監視カメラを設置します。そのほかにもドッキリの仕掛けを施しました。
途中、ロングコートのシャム猫を見つけたイーサンは、最初猫とは分からなかったのでちょっとびびります。
盗聴器は一部、つけられていない場所もありました。また、地下室には南京錠がかかっており、入ることができませんでした。

…証拠のビデオカメラを陪審員に見せた女性検察官ヘザー・クロムウェルは、みんなに「これが幽霊プロジェクトの1日目でした」と説明します…。

9月20日。
イーサンとショーンは女友達のアシュリーとカーリーを呼び、幽霊プロジェクトの話をします。
ショーンはカーリーが好きでしたが、関係は進展していません。イーサンはアシュリーといい関係でした。
偉大な映画監督はいつも新しい分野を切り開くことなのだと、イーサンが2人の女子に説明します。
ハロルドを「イカれたサイコパス野郎」と言ったイーサンは、暴力を振るって奥さんに逃げられたとか、あるいは奥さんを毒殺したとか、今は一日中酒を呑んでいて、子供相手に警察を呼んだり、犬を殺したりしたと言います。
未だって、窓から常に外を見て近所の人たちを監視しているに違いない、そう言ってイーサンは、女性2人に見てみろよと言います。

9月23日。プロジェクト6日目。
いよいよイーサンとショーンは幽霊プロジェクトの第1弾を実行することにします。
それは「停電が起きる」でした。しかし実行前にシャム猫がカメラの前に立ったので、猫がどき次第、作戦を実行しようと言います。
イーサンとショーンがいる部屋に、イーサンの母が顔を出しました。夜勤に出かける母は、ショーンがいるのを知って、晩ご飯はピザの出前を頼めと言って出勤します。
猫がどいたので、作戦を実行しました。
ハロルドはいつも大抵、リビングの1人掛けのソファに座っています。横にはデスクライト、前には机、前方にはテレビが置かれています。
ハロルドの部屋のデスクライトが点滅を始めると共に、テレビもざーっと砂嵐を起こしました。ところが、ハロルドは動揺しませんでした。
つまらないと思ったイーサンは部屋を真っ暗にしてみますが、ハロルドは冷静に席を立つと、ブレーカーを見に行きます。
その時、玄関に来客がありノックの音が聞こえました。まずいと思ったイーサンとショーンは、慌ててプロジェクトをやめて電気を復旧させます。
訪問者は黒人の警官クリストファー・トッド・ファーマーでした。停電の時にどうやらアラーム音が鳴ったらしく、それでクリストファーは駆け付けていました。
ハロルドは「アラームは15年、故障している」と答え、念のため部屋の中に入れてくれないかと頼むクリストファー警官に「断る。確認は必要ない」と言うと、帰します。
盗聴器をまだつけていなかったので、会話の内容までは、イーサンとショーンは知りませんでした。

…検察官・ヘザーがクリストファー警官に「あの日(後述。上記の日ではない、ミスリードさせるため)、何を見ましたか」と質問します。
クリストファー警官は「血まみれの遺体のそばに、被告人がいました」と答えました…。

9月24日。
初老女性の訪問があります。女性は「サインがいるの」と言いますが、ハロルドは居留守を使いました。
女性は仕方なく封筒を玄関に置いて立ち去りますが、ハロルドは中身も見ないで破って捨てます。
(この行動の謎はラストに明らかになる)
ゴミを捨てている時、近所の男性とハロルドは会いました。ハロルドは男性が連れている犬・ロッキーに対して「犬が敷地内に入ったら、切り刻んでやる」と言います。 この映画を無料で観る

【承】- グッドネイバーのあらすじ2

9月28日。
ドッキリ第2弾を決行します。今度は、勝手にドアが動いたら…というものです。
すでに網戸には仕掛けを施しており、バタバタ動くようにしています。
昼間に行ないました。ハロルドはじーっと見ています。見ているだけです。

「ハロルド、網戸がうまく閉まらないの。手伝って。手助けが必要なの」
その時、ハロルドにはそんな声が聞こえていました。

思ったほど反応を得られないので、イーサンは夜にも決行します。
バタバタいいはじめた網戸を見たハロルドは、それでもじーっとみているだけです。
ハロルドの反応が薄いことに業を煮やしたイーサンが、ドアを開閉するスピードを上げても、ハロルドは無視してその場を去って行きました。イーサンとショーンは、ハロルドがどこへ行ったか家中の監視カメラでチェックしますが、見つかりません。
ハロルドはドアの網戸のところへ戻っていました。そして斧を振り上げると、網戸もドアも破壊し始めました。想像していなかった反応に、2人はあぜんとします。
ドアを破壊した後、ハロルドは居間のいつもの椅子に座ると、じっと虚空を見上げていました。それがちょうど監視カメラを見ているようにも見え、ショーンは怯えてやめたがります。しかしイーサンは計画の続行を望みました。
その後、ハロルドは外へ出ていきます。姿を見失った2人は焦ります。
イーサンの玄関ドアをノックする音が聞こえました。ちょうどハロルドがいなくなったので、すべてを見透かしたハロルドが、報復にやってきたのではないかと怯えます。
イーサンはホッケーのクラブを持って玄関に移動します。おそるおそるドアを開けました。
何日も戻ってこないショーンを心配して探したショーンの父が、説教しながらショーンを連れ帰ります。

9月30日から10月1日にかけての夜。実験11日目。
昨夜、あれからハロルドは地下室に入っていったとイーサンが言いました。地下室は施錠されているので、2人は地下室に何があるのか知りません。地下室の中でハロルドが何をしているのかは謎でした。
ショーンはイーサンに「限度を考えないと」と実験の中止を切り出しますが、イーサンは新たなドッキリ作戦を決行すると言います。
それは〝月光ソナタ〟作戦です。夜なので、ハロルドは眠っています。
寝ている時に音楽プレイヤーの〝月光のソナタ〟が突然鳴り始めたら、どういう反応を示すかイーサンは見たいそうです。
ハロルドが2階のベッドに眠っている時に、1階リビングの音楽プレイヤーの電源がついて音楽が鳴り始めました。ハロルドは起きて1階におります。
ところがハロルドが音楽プレイヤーの前に来た時に、目の前で音楽プレイヤーの電源が勝手に消えました。もちろん、イーサンとショーンが操作しているのです。
ハロルドはベッドに戻ろうとしますが、またタイミングを見計らって音楽プレイヤーの電源が入ります。

…その時、ハロルドが見ていたのは、キャリーというショートカットの女性の姿でした。
キャリーは音楽に合わせて、楽しそうに踊っています…。

そのまま部屋に戻ったハロルドを見て、イーサンとショーンは「斧で壊さなかった」と思わず言いました。
その後ハロルドは地下へおりていきます。

イーサンは今回の実験が終わったら、動画サイトにアップしようと考えていました。ショーンにその計画を話し、100万回再生されたらいいなと夢を語ります。

10月2日。実験13日目。
昼間からビールを飲んで眠っているイーサンを見て、ショーンがいたずらを思いつきます。
イーサンの寝顔を撮った後、イーサンが開いていたパソコンのウインドウを読み上げていきました。偉大なる将来の監督がどんなものを見ていたか…ということを言っている最中、とあるウインドウを見たショーンは、沈黙して画面に見入ります。
(注:このウインドウについてはどんな内容か一切説明なし。この直後の展開「ハロルドが一晩中地下室にこもっていた」ことに気づいて見入ったと取れなくもないが、そうではないと思う。映画終盤で出てくる「イーサンは父親と連絡を取っていないとイーサンに言っていたが、本当はメールをやりとりする仲だった」ことをイーサンがショーンに詰問するシーンがある。ここでショーンが見入ったウインドウは、イーサンと父とのやりとりのメールを見たのではないか)

見せたいものがあると言い、ショーンはイーサンを起こします。昨夜の監視カメラ映像です。昨夜ハロルドが地下室に入った時刻は午後11時半で、出てきたのは朝の6時55分でした。7時間も地下室にいたことになります。

実験15日目。
〝コールドスポット〟作戦を実行します。
時刻は午前2時10分で、既にハロルドは暖房を切って寝入っています。
寝室のガラスには特殊な薬剤を塗っていました。寝室のガラスを少しずつ割ると、外気温は2度なので冷気が入ってきます。
しばらく見守っていると、ハロルドの口が動いていました。何かを呟いているようです。
何を言っているのか確認しようとした2人ですが、その時、イーサンの部屋に母が怒鳴り込んできて、実験は中断されました。

【転】- グッドネイバーのあらすじ3

…ヘザー検察官はイーサンの母に、子どもたちが何をしているか知らなかったのかと質問します。イーサンの母は「事件」が起こるまで、何も知りませんでした。
上記の日に母が怒ったのは、母の留守中にイーサンが母のクローゼットをあさり、イーサンの父親の銃が置かれていたことに対してでした。
母が気づかなかったのは、イーサンが遊んでいる相手がショーンで、油断していたからでした。
イーサンは悪ガキだったのですが、高校に入ってショーンと仲良くなってからは、非行に走ることがなくなっていました。それを喜んだ母は、イーサンが遊ぶ相手がショーンだと全幅の信頼を寄せていたのです…。

…ガラスが細かく割れて、外気がハロルドの部屋に入り込みました。ハロルドは目覚めました。
暖房をつけに行きましたが、つきません。室内温度は約4度です。窓が割れます。
ベッドに戻ったハロルドは、ベッドの横に黒髪ロングヘアーの若い女性がにこやかにハロルドに微笑みながら「間に合ったわね。もう帰ってくるわよ」と言うのを見ていました…。

ハロルドが女性を見ていると知らないイーサンとショーンの目には、ハロルドはベッドに腰掛けてぼうっとしているようにしか見えません。
またこの日、ハロルドは地下室へ降りていきました。
自分たちが〝幽霊プロジェクト〟を仕掛けると、必ずといっていいほどハロルドが地下室にこもるので、地下室に何か重大な秘密があると、イーサンもショーンも考えます。
特にイーサンは地下室に固執しました。変な現象が家で起きているにもかかわらず、ハロルドは警察も呼ばないどころか、何の対策も練ろうとしないことに気づいたイーサンは、地下室に「ハロルドにとって、警察に知らせたくない不都合な何か」があると考えます。
そこで、イーサンは新たな作戦を練りました。

10月14日。
イーサンとショーンは警察に通報しました。
ハロルド宅の家の前を通りかかったら、女性の悲鳴が地下室から聞こえたという内容です。自分たちの仕業だとばれないよう、「犬の散歩をしていて」と付け加えます。
通報を受けて、先日ハロルド家を訪問したクリストファー警官が訪問しました。クリストファー警官は事情を話し、地下室を見せてくれと言います。
ここへきて、イーサンとショーンは気づきました。地下室には入ったことがないので、盗聴器もカメラも設置していないのです。クリストファー警官がハロルドの案内で地下室へ入って行くのを見ても、会話の内容までは分かりません。
クリストファー警官は地下室に入りますが、ただの物置小屋でした。いろいろ雑多なものが詰め込まれています。
誰も監禁されておらず、その証拠らしきものすら発見しなかったクリストファー警官は、異常なしとみなして立ち去りました。
立ち去っていくクリストファー警官を見て、イーサンとショーンは首をひねるばかりです。
イーサンは、いよいよ自分が捜索するしかないと言いだしました。しかしショーンはこの頃には、もう作戦を中断したいと思っていました。

昼間、イーサンは「留守の隙に再び部屋に侵入し、地下室をこじ開けて中を見よう」とショーンに持ちかけます。
ショーンは嫌がりました。当初の予定である最後の作戦〝家具を動かす〟を行なって、実験を終了しようと言います。
前のように証拠を残さずではなく、無理にこじ開けて中を見たら事件になります。「住居侵入罪」として逮捕されるのはまっぴらだといいました。
2人は口論を始め、カメラ録画停止ボタンを押します。

…2014年10月22日、これは事件の後です。
今度はショーンが証言台に呼ばれ、ヘザー検察官に質問を受けました。
ショーンは「親友のイーサンの両親の離婚後、イーサンは父とずっと音信不通と聞いていた。しかし父からのメールを読んでしまった」と言います(10月2日の昼間のパソコンの、ウインドウのくだり)。
イーサンの両親の離婚のきっかけは、父の暴力がきっかけでした。
ある日両親は口論し、父が母に手を上げました。その時にお向かいの住人・ハロルドが口論の仲裁に入ったことで、父が母に暴力を振るったことが表沙汰になり、父は留置所送りになったそうです。それが離婚につながったのです。
両親の離婚時に13歳の思春期だったイーサンは、隣人・ハロルドのせいで自分の両親が離婚したと思い込むようになりました。
ショーン自身は、実験はただの悪ふざけのつもりだったと言います。しかしイーサンにとっては、違った意味を持ったものだったのかもしれません…。

ハロウィーンの夜。10月31日から11月1日にかけて。
イーサンの母は夜勤で留守です。イーサン、ショーン、女友達のカーリーとアシュリー、それに男友達のテッドとサンジェイも加わって、イーサンの部屋で6人がパーティーしていました。
ショーンがカーリーといい雰囲気になり、イーサンの家にある「ショーン専用のゲストルーム」に2人は移動します。
イーサンはその部屋にも監視カメラを仕掛けていました。それがカーリーとショーンにばれ、2人は怒ります。
もう実験をやめたいと言うショーンに対し、イーサンは同罪だと責めました。監視カメラにはショーンの指紋がついているので、逃れられないと言います。

【結】- グッドネイバーのあらすじ4

11月1日、夜。
イーサンはショーンに、ゲストルームに監視カメラをつけたことを謝りました。しかしショーンの意思は変わらず、監視カメラを取り外して撤収しようと言います。
その最中に、ハロルドの家のシャム猫がいたずらをして、カメラを落としました。カメラの存在がばれるとあせった2人は、そのカメラを回収しようと思います。
夜なので、ハロルドは寝ていました。イーサンがハロルド家へ侵入してカメラを回収するのを、監視カメラでハロルドの様子を観察するショーンが、もし起きたらメールで知らせるということになります。
ところが忍び込んだイーサンは、銃を持ち込んでいました。武装して家に入ると聞いていなかったショーンは、それを見てまずいと思います。
カメラを回収したイーサンは、余裕だと思い、さらに地下室へ行こうとしました。ショーンははらはらします。
地下室に入ったイーサンは、そこがただの物置部屋で、たいしたものが置かれていないことを確認し、落胆しました。
その頃、2階でハロルドが目覚めました。ショーンは慌てて「ハロルドが起きた」というメールを送信します。
布がかけられた一角をあさっていたイーサンは、何気なくベル(人を呼ぶ時に鳴らす金属製のベル)を持って、地下室から出てきてしまいました。
居間まで移動してそのことに気づいたイーサンは、リビングのテーブルの上に置きます。ところがその時、ベルの音がかすかに鳴ってしまいました。
廊下を歩いてハロルドが近づいてきます。逃げ遅れたイーサンは、部屋の奥のカーテンの向こう側に隠れました。
ハロルドは銃を持って歩いてきていました。それを見たショーンは、イーサンに「銃を持ってる」というメールを送信し、イーサンも銃を構えます。

リビングに入ってきた老人・ハロルドは、テーブルの上に置かれたベルをじっと凝視しました。
そして銃を自分の頭に向けると、銃の引き金を引きます。ハロルドは自分で自分の頭を撃ち抜いたのです。
2人は動転しました。自殺だけれども、家の中のいたるところにイーサンとショーンの指紋が残っており、捜査されるとまずいと思います。
ショーンもハロルドの家に来ました。イーサンはカメラを回収し、ショーンはハロルドの遺体を動かそうと、シーツを持ってきて床の血を吸い取ろうとしていました。
そこへ、発砲音の通報を受けたクリストファー警官がやってきて、ハロルドの遺体とイーサン、ショーンの姿を発見します…。
(最初にクリストファー警官が証言台で質問された時の回答がこれ)

…老人・ハロルドの過去が明かされます。
ハロルドと妻・キャリーの仲は良好でした。でも時々小さな小競り合いはあります。網戸のたてつけが悪くなった時に、すぐにハロルドが修理してくれないなど、キャリーが文句を言うときもありました。
やがて、妻・キャリーに病気が発覚します。
余命わずかな病気の妻・キャリーは、残された日々を家で暮らしたがりました。黒髪ロングヘアーの女性医師が付き添い(この人がベッドのそばで「間に合ったわね。もう帰ってくるわよ」と言った女性)で、キャリーは家に帰ります。
キャリーの友人女性(ハロルドに書類を持ってきた人)は、キャリーにプレゼントとして、まだ幼いシャムの子猫をプレゼントしました。シャム猫は妻・キャリーの形見でもありました。
ハロルドが妻にプレゼントしたのは、金属製のベルでした。
今まで妻・キャリーの手伝いを鬱陶しがった後悔の念もあり、ハロルドはそのベルを渡すと「何かあったら呼んでくれ。すぐに駆けつけるから」と言いました。キャリーはおどけて確認しますが、ハロルドは真面目に答えます。

イーサンが何気なく地下室から持ち出したベルは、「ハロルドが駆けつける合図」のものだったのです。
ベルを見たハロルドは、妻・キャリーが呼んでいると思ったのでした。だから、妻の元へ駆けつけるために自殺したのです。
妻の死後、ハロルドは妻との思い出の遺品は、すべて地下室に置いており、白い布をかぶせていました。
地下室は、愛する妻・キャリーとの思い出にひたる場所だったのです…。

…最後にキャリーの友人女性が証言台に立ちます。
ヘザー検察官の質問を受けた女性は「キャリーの死後12年が経過しても、ハロルドはあの家を動きたがらなかった。もう高齢のハロルドを心配し、いい施設を見つけたので紹介しようと思って資料を持ってきていた。しかしハロルドは『家を離れたくない。キャリーがいるから』と断った」と答えました。

陪審員制の判決が出ます。
イーサンたちの住む州は『重罪謀殺化法則』が適用されます。
『重罪謀殺化法則』とは、重罪の過程で死者が出た場合、殺人罪としてその責任を、重罪を犯した人物に問うことができるものです。殺意の有無にかかわらず、です。
判事は厳かに言います。
「1人の孤独な老人の死を奪う結果になった若者たちの行動は、終身刑にも値する。しかし、法律ではそこまでは問えないので、軽罪の違法な監視行為と家宅侵入で有罪とする。
2人とも未成年で初犯であるから、2年の保護観察と、500時間の地域奉仕を義務づける」

法廷を出たイーサンとショーンは、外に大勢のマスコミが駆けつけているのを見ました。
それだけ、彼らの起こした事件が大騒動になっていることの証です。
遠巻きに見守る女友達のアシュリーとカーリーは、冷たい視線を送ってきていました。
ショーンは罪を粛々と受け止めており、後悔の念に苛まれています。
ショーンが横にいる親友・イーサンの顔を見ると、イーサンは無表情でした。しかしその顔が少しずつ誇らしげなもの変わっていきます…。
(ショーンは元々生真面目な性格で、途中からずっと作戦をやめようと言っていた。反省もしている。
イーサンは自分の両親が離婚したのはハロルドのせいと思っているので、あまり反省していない。それどころか、本来の目的「動画をアップロードして世間をあっと言わせる(注目されたい)」は失敗したものの、マスコミに「注目される」結果になったので、喜んでいそうな気配)

みんなの感想

ライターの感想

なんとも切ないラスト! つらい気持ちになる。
観客としては老人・ハロルドの予備知識がないし、最初にちらっと出てくるのは、犬に対して暴言を吐くハロルドの姿だから、ついイーサンの言葉を信じてしまう。
頑固なジジイで、ご近所にも評判が悪いという…これが一種のミスリード。
監視カメラとともに展開される、ハロルドビジョン。複数の女性が出てくるから、次に思い描くのが「これらの女性たちを殺して地下室に隠してるんだろうか」というまたまたミスリード。
最初に網戸バージョンのドッキリの時、斧で木端微塵になるもんだから、よけいに「こわい系のジジイか」と思わせられる。
それを最後に覆されたとき、切ない気持がどわっと湧きだしてくる。
ベルの持つ意味が明かされると「やられた~」ってなるし。視聴後、やりきれない気持ちにもなる。
地味かもしれないけど名作。

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