「グレイヴエンカウンターズ」のネタバレあらすじ結末

グレイヴ・エンカウンターズの紹介:2011年製作のカナダ映画。公開を前に「YouTube」にアップされた予告編の再生回数が1400万回を超え、大きな話題を呼んだ、モキュメンタリータッチのホラームービー。テレビの超常現象番組『グレイヴ・エンカウンターズ』のスタッフが、廃墟となったかつての精神科病院を訪れ、次々と恐ろしい出来事に遭遇する様子が、テレビカメラの映像を通して描かれる。

グレイヴエンカウンターズの主な出演者

ランス・プレストン(ショーン・ロジャーソン)、サシャ・パーカー(アシュリー・グリスコ)、マット・ホワイト(フアン・リーディンガー)、ヒューストン・グレイ(マッケンジー・グレイ)、T.C(メルウィン・モンデサー)、ジェリー・ハートフィールド(ベン・ウィルキンソン)

グレイヴエンカウンターズのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①新番組『グレイヴ・エンカウンターズ(墓場との遭遇)』を手掛けるスタッフは、超常現象や心霊現象が起きるスポットを徹底調査する。ある時、廃墟となった精神科病棟を取材することに。 ②ランスはじめメンバーは心霊現象など信じておらず、それらしき映像が映せたらという軽い気持ちで病院へ泊まる。 ③時間になっても管理人は現れず病院から出られなくなったメンバーは、ひとりまたひとりと消えていった。最後に残ったランスはロボトミー手術を受けさせられ、解放された。

【起】- グレイヴエンカウンターズのあらすじ1

2010年3月20日。
製作総指揮のジェリー・ハートフィールドは、テレビカメラを前に語り始めます。ジェリーは数々の番組製作に携わっていますが、主にリアリティ番組を手がけており、『トルネード追跡』などが有名作です。
ある番組のパイロット版が届いたと、ジェリーは語りました。それは新番組の『グレイヴ・エンカウンターズ』というものです。グレイヴ・エンカウンターズとは〝墓場〟との〝遭遇〟という意味でした。
その番組は、第5話までは順調に撮影が行なわれました。問題だったのは、エピソード6です。
『グレイヴ・エンカウンターズ』という番組は、若手プロデューサーであるランス・プレストンが率いる超常現象の調査隊が、幽霊が出る場所を検証するという番組構成でした。
しかし彼らはいなくなり、パイロット版だけがジェリーの元に届きます。76時間にわたって撮影された映像を再編集したものを、これから見せるとジェリーは言いますが「決して映画ではない」とも付け足しました…。
…コリンウッド精神科病院。
『グレイヴ・エンカウンターズ』の撮影隊は、若手プロデューサーのランス・プレストン、黒髪の若い女性サシャ・パーカー、若い男性マット・ホワイト、カメラマンの黒人男性T.C.の4人です(後に1人ゲストが加わる)。
彼らは今回コリンウッド精神科病院を撮影しに来ました。そこは広大な敷地に6棟の建物がある、現在は廃墟となった病院です。
コリンウッド精神科病院は、1895年から1960年までの間、8万人もの重度の精神障害者が入院していました。閉鎖後の1963年に、幽霊の目撃証言が報告されます。
それは「患者らしき者が笑いながら深夜の病棟を徘徊する」というものでした。調査隊は夜間の8時間を建物内部で過ごし、幽霊が本当に出るのか検証する予定です。
ただ建物内で過ごすだけではなく、最新のゴーストハンターの機材を使い、正体を暴くつもりでした。これらの説明を、ランスがぺらぺらとカメラの前で説明します。
地元史学者のモーガン・ターナーを現場に呼び、ランスは取材しました。建物は1893年に建設されています。
当時、郡の病院では患者を収容しきれず、精神障害にまだ理解のない時代だったので治療法も未熟で、精神科病院の状況はあまりよくなかっただろう…そうモーガン学者は言いました。
「1939年-1942年」の記録映像が残っており、そこにはハーバード出身の精神科医アーサー・フリードキンの映像が収められています。1937年から1948年まで勤務したフリードキンは、実験的な脳手術を行なって、その名を世にとどろかせました。いわゆるロボトミー(前頭葉切裁術)で、病院では約140回もの手術が行なわれたと言います。
1948年8月15日、6人の患者が病室から脱走してフリードキンを刺殺し、翌朝遺体が発見されました。
〝死が待ちうけている〟という落書きを映した一同は、ドアを初老の管理人男性ケニー・サンドバルに開けてもらいます。
サンドバルは、夜になるとパイプが鳴ったり、人の気配がしたりすると言いました。病院内を案内してもらうと、昼間なのに廊下は暗く、電気はつきません。
夜にきちんと施錠しても朝になると必ず開いているというドアを教えてもらったランスは、×印をつけます(あとでカメラを配置するマーク)。
患者が書いたという壁一面の落書きは不気味なもので、さらにランスは管理人から、若い女性が自殺したバスタブを教えてもらいます。

【承】- グレイヴエンカウンターズのあらすじ2

さらに建築会社の社員ゲーリー・クロフォードから「1993年に州から改築を頼まれた際、1人の作業員が梯子から落ちる事故があった。作業員は『何かに押された』と言って仕事を辞めた」という証言を得ます。
庭師の男性ハビエル・オルテガは「変な現象なんて知らない」と言いますが、チップ20ドルを握らせ「幽霊を見た」と証言をしました。
…そう、実はランスたちは超常現象や心霊現象など全く信じておらず、それらしい番組さえ作れればいいと軽く考えていたのです。
霊能者を名乗るヒューストン・グレイを呼んだランスは「廊下で何百という声が聞こえる」「邪悪な魂がいる。悪魔かも。怒らせるな」と言わせ、若い女性が死んだバスタブでは「悲しみが深い。女性だ。水が赤い。大量の血が。ここで死んだ。手首を切ったんだ」と言わせます。もちろんヤラセです。
あとは、この廃墟となった病院でひと晩を過ごし、それらしきものが暗視カメラに映ればいい…その程度に考えていました。後日必要なものだけ編集すればいいので、カメラの前でべらべらとヤラセのことも話します。
それでも病院内に10箇所ほどカメラを設置し、夜間暗視カメラで撮影する予定でした。スタッフも全員泊まりこみです。
管理人のサンドバルに外から施錠してもらい、明朝6時に会うのを約束して建物は封鎖されました。泊まり込みなのは『グレイヴ・エンカウンターズ』のスタッフであるランス&サシャ&マット&T.C.の4人と、霊能者のヒューストン・グレイの5人でした。
超常現象が起きたら反応するEMFメーターや録音機材、赤外線温度探知機を持って、建物を巡ってみます。時刻は午後11時28分でした。マットだけは1階ロビーの監視カメラの前でカメラをチェックし、残りのメンバーで見回りします。
まずは廊下でサシャが話しかけてみますが、録音機には何も反応がありません。ランスが挑発的な言葉を吐きますが、それにも無反応です。
ドアが開くと言われた部屋に移動した一同は、スチールカメラを使って心霊写真を撮ってみました。これは後日現像してみるとのことです。午後11時46分です。
午前0時1分には壁に落書きがなされている病室で、サシャが再び話しかけます。0時半過ぎには、ランスがカメラを持って浴室に行き、同じように話しかけてみました。
地下トンネルで午前1時41分、ヒューストンとランスが見回りをしている時、奥からかすかな音がします。2人が緊張しながら近づいてみると、音の正体は3匹のネズミでした。ヒューストンは思わず笑います。
こうして見回りはしたものの、何事も起こりませんでした。ロビーに戻ったメンバーたちは、歓談しながら朝を待ちます。
午前2時過ぎにマットがトイレに行きます。この時に「朝になると施錠したドアが開く」部屋の画面に変化があったのですが、誰も気づきません。
その後、もう1度みんなで見回りをしました。先ほどまでなかった車椅子が廊下にあり、カメラマンのT.C.が家族からの着信を受けて携帯電話に出ている間、床に置いたカメラに「動く車椅子」が映ります。T.C.はぼやきながら見回りを続けると、浴室の扉が閉まりました。
車椅子が動いた録画を見た一同は、興奮します。ランスは宙に呼びかけてみると、上部からドンッという大きな音と衝撃が走りました。
音がした場所に移動してみると、患者用のベッドが倒れています。マットに無線で連絡を取ってみますが、マットの方では異変を感じていません。ランスは誰かのいたずらかと考えますが、少し深刻になりました。

【転】- グレイヴエンカウンターズのあらすじ3

録音を開始して再生してみると、何か音がしており、ケモノのような声が聞こえます。サシャは髪の毛を誰かに触られたと動揺しました。サシャを1階ロビーまで送ってやってくれと、ランスはヒューストンに頼みます。
残ったT.C.とランスですが、やる気なのはランスだけでT.C.はすっかり怖気づいていました。心霊写真を撮ってみると窓や廊下に白い影が映りまくるのですが、彼らは知りません。
ヒューストンが戻ってきて3人になりますが、建物の中で迷子になりました。マットに無線で呼びかけますが、雑音が入るだけで応答がありません。T.C.は廊下で寝ると言い出しました。
それでもなんとか午前4時51分に1階ロビーに3人は戻ります。少し早いが撤収しようと皆は言い出し、帰り支度を始めました。マットは監視カメラを回収しに回りますが、なんと朝に開くドアが開いています。マットは驚いて無線で1階ロビーに呼びかけますが、返答はありません。奥から物音がしたので、マットはそちらに行きました…。
朝の5時半、ランスはカメラに向かって締めの言葉を喋ります。この1時間は特に変化はありませんでした。
マットが帰ってこないのを心配し、サシャとランスとT.C.の3人で探しに行きました。機材はありますがマットの姿はありません。撮影しながら探していたT.C.は階段から落下しました。誰かに押されたと主張します。
午前6時19分。管理人のサンドバルが来るのは6時の筈ですが、扉が開きません。T.C.はサンドバルに電話しろと怒りまくりますが、携帯は圏外で無理でした。夜中に家族から電話がかかってきたのに…と携帯を出したT.C.の携帯も圏外でした。
怒ったT.C.はベッドをぶつけて扉を開けようとします。ランスも手伝って2人でぶつけると扉は開きますが、その先は廊下でした。外への出口の筈なのに、そこに見えるのは長い廊下なのです。
奥へ進むとまた扉があり、開きますがその先も廊下が続いています。
どうにか館から脱出しようと一同は考えますが、窓には鉄格子が入っていて、鉄格子を壊そうにも道具箱は外に駐車した車の中でした。撮影機材しか持ち込んでいないのです。
上部の階には窓に柵がありませんが、落ちると危険です。この日にオーディションの予定が入っているヒューストンは騒ぎ始めました。
朝8時半、「実は時計が速く動いただけで、実際はまだ朝になっていないのではないか」とヒューストンが言います。
昼の13時過ぎになっても同じ状態のままでした。皆疲れて、雑魚寝で仮眠を摂っています。ロビーに設置したライトスタンドが倒れ、皆吃驚して飛び起きました。ライトが壊れたので、光源は懐中電灯とカメラのライトのみになります。
夜の8時。サンドイッチを持ってきたのですが、すでに腐っていました。水は大丈夫そうです。
地下道を行けば外に出られるとランスが提案し、屋上の方がいいとT.C.が主張しました。非常階段を探して屋上に行きますが、非常階段の突き当たりは壁で、ショックを受けたT.C.は半泣き状態でした。
建物の間取りを書いた表示板を見つけますが全く理解できず、方位磁石はぐるぐる回ります。
物音が聞こえたのでマットだと思って行くと、病室のベッドが浮遊してバンバン音を立てていました。一同は逃げ出しますが階段が見つかりません。建物の構造が次々に変化しているのでした。
サシャの背中に、いつのまにか「HELLO」の傷ができています。

【結】- グレイヴエンカウンターズのあらすじ4

マットから無線に連絡が入り「凍えそうだ」というので、一同はしらみつぶしに探し始めました。諦めかけた頃に廊下の奥に人影があり、皆で追うと、患者服の女性が向こうを向いており、振り返ったら口がぐわっと大きく開き、目の周辺も黒ずんでいる顔で、皆驚きます。
吃驚した一同は逃げますが、ヒューストンがはぐれました。はぐれたヒューストンは背後に「ハーーッ」という声が聞こえた次の瞬間、空中に浮き手前へ飛ばされました。
さらに数時間後、サシャとランスとT.C.は、自分たちの左手首に患者用の腕輪がついていることに気づき、愕然とします。毒づいたサシャは後ろの扉から手が出てきて、捕まえられそうになって慌てて逃げます。
ある部屋の中央の柱のところでマットを見つけますが、マットは患者服を着ていました。「出られるよ。よくなったから帰れるんだ」「回復は遅いけど、僕はよくなったんだ」マットはすっかり患者の気持ちになっています。
上からうなり声がしたと思うと、天井や壁から巨大な手がいっぱい出てきました。バスタブのある部屋に逃げる形になります。バスタブには血が張られており、バスタブの中から女性が出てきてT.C.をひきずりこみました。
バスタブはその後倒れますが、T.C.の姿はありません。
ランスとサシャとマットが移動すると、壁に血の手の痕がついており、後ろから唸り声が聞こえます。エレベーターを見つけたランスは、こじ開けて下に行き、地下道から他の棟に移動するプランを考えました。
ランスはエレベーターの扉をこじ開ける用具を探しに行き、患者用ベッドの支えの金属棒をもぎとってきます。ふと奥を見ると何かが落ちているので近づくと、そこにあったのは人間の舌で、上から血が滴り落ちます。
ランスが見上げるとスパイダーマンばりの坊主頭の患者が、白目を剥いて天井にぶら下がっていました。一度は逃げたランスですが、再び戻ってその男を部屋に閉じ込めます。
マットはその間、開いたエレベーターの中に身を投げて投身自殺しました。ランスとサシャはマットの遺体を見てショックを受けます。
階段で下りた2人はマットの遺体を確認し、金属棒で階下のドアを開いて地下道に出ました。トンネルを2人で歩きますが、いつまでも隣の棟に到着しません。サシャが血を吐きます。
ひと晩歩いても出口に辿りつけず、疲れたサシゃとランスは座りこみました。その2人を霧が包み、霧が晴れた時にはサシャは消えていました。ランスはパニックになります。
ちょうど懐中電灯の電池も切れ、カメラの照明しかありません。ランスは「何が望みだ」と言って録音を再生すると、無数の人の声が入っていました。
カメラの電源を温存するため、ランスは以後は必要な時だけつけると言います…。
地下にいたネズミを殴って食べたランスは、奥から物音がするのを聞きつけました。
ドアを見つけ開くと、そこにはロボトミー手術をする部屋が広がっています。資料にあった写真の通りです。
手術台に近づき、錐のような医療器具を手に取りながら、ランスは「ありえない」とつぶやきますが、医師が近づき、巨大な口をぐわーっと開きます。ランスは「俺は正気だ」と連呼しました…。
…「俺はよくなった。これで帰れる」と言ったランスは、最後に「『グレイヴ・エンカウンターズ』でした」と締めの言葉を吐きました。
(マットは死亡、T.C.とヒューストンとサシャは行方不明。ランスはロボトミー手術を受けたものと思われる)

みんなの感想

ライターの感想

POV変形の、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズを彷彿とさせる作品。
怖い…というよりか、パラアクと同じで「次になにが起こるのだろう」という興味のほうが先に立つ。
DVDのパッケージにもなっている「ガーーーッ」の顔は、実は3回ほどしか出てこない。
患者姿の女性、スパイダーマンみたいな坊主頭、最後の医者。
でもけっこうインパクトある。…若干、伽椰子に見えなくもない。黒い目張りなだけに。

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