「ザダーク(2005年)」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

ザ・ダーク(2005年)の紹介:2005年製作のイギリス映画。海辺を散歩中に姿を消してしまった娘を捜索する母親が謎の少女に出会い、娘を救う為いつしか過去の忌まわしき事件と伝説にとらわれていくさまを描いたサスペンス・ホラー。

映画「ザダーク(2005年)」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「ザダーク(2005年)」のネタバレあらすじに注意ください。

ザダーク(2005年)の主な出演者

アデル(マリア・ベロ)、ジェームズ(ショーン・ビーン)、サラ(ソフィー・スタッキー)、エブリス(アビゲイル・ストーン)、ダヴィズ〔デイヴ〕(モーリス・ローヴ)、ローワン(リチャード・エルフィン)、図書館司書(グウェニス・ペティ)

ザダーク(2005年)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①アメリカ・ニューヨークからイギリス・ウェールズにやってきたアデルとサラの母娘は父・ジェームズと喜びの再会を果たす。家のそばには50年前に大量の信者が投身自殺した崖があった。サラは翌日、海で行方不明になり、ジェームズとアデルは必死で捜索する。 ②家の中に50年前の少女・エブリスを見たアデルは、家で過去に起きたことを知る。1人海で死ぬと1人生き返るのを知ったアデルはエブリスを連れて崖から身を投げた。 ③サラが戻ってきたが、代わりにアデルは死んだ。しかもサラの中身はエブリンだった。事実に気づいたアデルは伝えたいが、幽霊なのでどうすることもできない。

【起】- ザダーク(2005年)のあらすじ1

ジェームズとアデルは結婚して一女・サラをもうけましたが、現在は別居しています。
サラはアデルと一緒に、アメリカ・ニューヨークで暮らしていました。夫のジェームズはイギリス・ウェールズ地方に住んでいます。
10代半ばの思春期を迎えたサラは、このところ母・アデルと衝突してばかりでした。母娘で父・ジェームズのところへ訪問する途中も、車中ではサラはヘッドホンをして寝ています。
2人はサラの提案で、予定よりも1日早く行ってジェームズを驚かせようと決めていました。
ジェームズの家は海辺の崖に近い場所にありました。雨の夜に迷いながら明け方に到着した2人は、車中で仮眠を取ります。
崖の上には岩の柱があり、石碑のようでした。石碑を見に車を降りると羊の群れに囲まれ、しかもぬかるみにはまって車が出せなくなります。
幸い、そのすぐそばにジェームズの家がありました。2人は歩いて家に行きます。
1日早い母娘の到着を、父・ジェームズは喜んで迎えました。ジェームズは地元に住む初老男性の使用人・ダヴィズ、通称・デイヴを雇い、酪農や牧畜、農業を営んでいます。
早速家の中を探索したサラは、屋根裏部屋に古い部屋を見つけました。両親が来たので、サラの探索は終わります。
崖に行ったアデルとサラは、ジェームズとデイヴに石碑のことを教わります。特にデイヴは地元民なので、詳しく知っていました。
その石碑にはウェールズ語で「アンヌン」と刻まれています。「死後の世界」という意味です。
今からおよそ50年ほど前、この一帯には集落があり、社会から孤立していました。その集落はウェールズ信仰に基づく独自の信仰を持っていたそうです。
その信仰の教えは〝罪と救済と信頼を互いに与えよ〟というものでした。石碑にも書かれています。
信仰の教祖に当たる人物は、集落の人々を洗脳していました。そして、洗脳された人々が現世の苦しみを断つために、崖から身を投げたそうです。信仰では「アンヌンに旅立っただけで、不幸ではない」ということでした。
崖に羊の群れが押し寄せ、一部が崖から飛び降ります。サラは羊の群れに踏まれました(怪我はしていない)。

【承】- ザダーク(2005年)のあらすじ2

母・アデルと娘・サラは諍いを起こしており、サラは高校を卒業したら父・ジェームズと一緒に暮らしたいと思っています。
しかしいざ父・ジェームズを前にすると、サラはそれを言い出せません。その日も喧嘩したまま母と娘は眠りに就きました。
翌朝、デイヴは崖の下に落ちた羊たちの死骸を集めていました。死骸は焼却処分するそうです。
浜辺を歩いた母娘は、アデルは眼鏡を、サラは鍵がついているネックレスを拾いました。アデルはさらに人間のあごの骨を見つけます。
あごの骨にアデルが触れた瞬間、何かのイメージ映像が見えました。ふとアデルが我に返った時、娘・サラの姿はなく、クツだけが浮いていました。
アデルは海に入って探しますが、サラは見つかりませんでした。アデルは半狂乱になりながら夫・ジェームズに告げ、2人で捜索をします。
夜、警察がやってきて、明日の朝一番から船を出して捜索をするが、覚悟はしておけ(サラは死んだという覚悟)と言われます。
しかしアデルは納得できません。夜になってもふらふらと娘・サラを探して歩き回り、納屋の小さな穴の奥に、謎の少女・エブリスを見つけます。
エブリスはアデルに「娘はまだ生きている。ここにはいない。ここは羊を殺す場所。頭をドリルで開けて、悪いものを取り出して、綺麗に掃除するのだ」と言いました。屠畜場です。
翌朝から海での捜索が始まりました。父・ジェームズは岩棚(崖の周囲にある、ちょっと高くなった場所)を見に行きますが、収穫は得られませんでした。
すっかり意気消沈したアデルは、ジェームズに「ニューヨークを発つ前に娘と喧嘩した」という話をしました。アデルは自分を責めており、ジェームズは慰めます。
物音を聞き付けたアデルは、ジェームズとサラがモールス信号で遊んでいるのかと思って屋根裏部屋に行きますが、そこには誰もいません。
少女・エブリスが気になったアデルはその夜も屠畜場に行きます。〝1952年5月16日、6匹の羊がパニックに〟〝5月17日、7匹の羊の死骸を焼き払う〟という記事を貼り付けた冊子を見つけたアデルは、ジェームズに質問しました。その冊子に描かれた少女は、アデルが前夜見た少女にそっくりだったからです。

【転】- ザダーク(2005年)のあらすじ3

夫・ジェームズにとっては、妻・アデルが海を捜索せず家探しばかりしているのが腹立たしく思えます。しかしアデルは、サラは海ではなく別の場所にいるのだと思っていました。少女・エブリスが言った「娘はまだ生きている」という言葉を信じたいのです。
でも夫・ジェームズはそれが妻・アデルの現実逃避だ(本当は死んでいるのに生きていると思いたい)と受け止めました。
アデルはひとりで図書館へ行き、地元の歴史を調べます。そして、少女の正体をつきとめます。
少女はすでにこの世にはいない存在で、50年前にその家に住んでいた羊飼いの娘・エブリスでした。
50年前、羊飼いの娘・エブリスが幼くして病気で死に、羊飼いの父は悲しみながらも、エブリスの遺体を「死後の世界(アンヌン)」とされる海に流します。
娘を諦めきれなかった羊飼いは教祖となり、信者たちを崖から海に投身自殺させました。するとエブリスは復活しましたが、信用できない羊飼い(教祖)は屠畜場にエブリスを監禁します。
そしてエブリスを椅子に繋ぐと、悪霊を追い出すために頭を切開しました。
エブリスの写真に屋根裏にあった小箱が写っているのを見たアデルは、家に帰って開けようと試みますが、駄目でした。
帰宅したジェームズが、今日で捜索が打ち切りになったと告げます。アデルはジェームズに「羊飼いの娘が部屋にいた」と訴えますが、ジェームズは信じません。
しかしジェームズにもエブリスが見え、ジェームズはびっくりしました。エブリスにジェームズは優しく「汚れているからお風呂に入れ」と声をかけます。エブリスはお風呂に入りました。
その間もアデルは必死で小箱を開けようと壁に打ち付け、壁に塗りこまれたサラの服を見つけます。
それを見たエブリスが「居場所を知ってる。いいところよ」と言ったので、アデルはエブリスに半狂乱でしがみつき、エブリスをケガさせてしまいました。エブリスは頭から血を流します。
ジェームズはアデルを叱ると、少女を連れて病院へ行きました。診察した女医に「頭の出血は何度か切開された傷跡から出たものだ」と言われ、ジェームズはますます驚きます。妻・アデルが調査したとおり、50年前に死んだはずのエブリスと境遇がそっくりだからです。

【結】- ザダーク(2005年)のあらすじ4

難色を示したのはデイヴでした。デイヴはジェームズとアデルに「教祖は娘を取り戻すために、罪のない者たちを送った。1人が死ぬと1人がよみがえる」と言います。
優しく接するジェームズに、エブリスは「私のパパになって」と頼みますが、ジェームズは娘がいると断りました。エブリスは「もういないわ」と言います。
エブリスは誰かが死ぬのと入れ替わりによみがえるのです。ジェームズとアデルの娘・サラと交代でよみがえった自覚はあり「傷つけるつもりはなかった」と言いました。
アデルはエブリスを抱いて崖に行きます。ジェームズはエブリスに「君のパパになる」と言いますが、アデルはエブリスと一緒に崖から身を投げました。
アデルは海の中で幻想を見ます。エブリスが拷問されたシーンや、サラとの親子喧嘩を見たアデルは、屠畜場の椅子に拘束されて「頭から悪いものを取り出す」と娘・サラに言われました。
実はアデルとサラの親子喧嘩はかなりひどく、サラは睡眠薬自殺をしていました。それを思い出したアデルは、「自分勝手な母だった。愛してる」と言います。
海上に出たアデルは、サラが生き返ってジェームズに助けられているのを見ました。サラが戻ってきたとアデルは喜びます。
ところが…ジェームズはアデルの目の前で扉を閉めました。アデルは自分が生きていると思っていましたが、違います。アデルが死ぬことで、サラが蘇ったのでした。
ジェームズは娘・サラに「お前を助けに行ったママは助からなかった。一緒に暮らそう」と言います。アデルは、それも仕方ないことだと思いました。自分が死ぬことで娘・サラが生き返るのならば、それもよしと思います。
ところがさらに衝撃的な事実を知りました。ひとりになったサラは、小箱をいとも簡単に開けます。実はサラはにせもので、エブリスが乗り移っているのです。
エブリスは「優しい父」が欲しかったのです。そしてアデルは「勇敢にも娘を取り戻したのだから」と、サラの姿をしたエブリスに言われました。
アデルは納得できませんが、夫・ジェームズに自分の姿は見えず何も伝えられません。やりきれなさに膝を抱えて振り向くと、アデルの後ろにエブリスの父が立っていました。

みんなの感想

ライターの感想

海にそびえたつ崖、景色が綺麗。しかも内容はただのゴーストものとは異なり、ファンタジー的な要素も含んでいる。
屠畜場の拷問シーンが「ひいいっ」と思う。いたいけな少女の頭を切開…ひいいっ。
しかもこの作品、途中から幻想なんだか現実なんだか混同する仕上がりになっていて、それなりにみごたえはある。
アデルがあまりに必死で少女を探しつづける、その動機がいまいち判りにくい。
全体的な印象は決して悪くない。のだが、母が必死で探す理由が判りづらいので、感情移入もしづらいかも。

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