「ザリング」のネタバレあらすじ結末

ザ・リングの紹介:2002年公開のアメリカ映画。日本で映画化され大ヒットした鈴木光司原作の映画『リング』をハリウッドでリメイクした作品。呪いのビデオがアメリカにも上陸、2005年にはこの作品の続編『ザ・リング2』も作られた。

ザリングの主な出演者

レイチェル・ケラー(ナオミ・ワッツ)、ノア(マーティン・ヘンダーソン)、エイダン・ケラー(デヴィッド・ドーフマン)、リチャード・モーガン(ブライアン・コックス)、サマラ・モーガン(ダヴェイ・チェイス)、ルース(リンゼイ・フロスト)、ケイティ・エンバリー(アンバー・タンブリン)

ザリングのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①呪いのビデオがあり、見た者は1週間後の同時刻に亡くなる噂が流れる。姪が変死し姉から調査を依頼されたシアトル・ポスト紙の記者・レイチェルは呪いのビデオを見つけ、自分も呪いにかかる。 ②レイチェルは元夫・ノアに協力を依頼し、映像を見たノアはダビングを頼む。映像を解析した結果アンナという女性に辿り着き、さらにその娘・サマラの周囲で奇妙な現象が起きたことを突き止めた。 ③サマラは生きたまま井戸に落とされて死んでいた。井戸を探り当てたレイチェルは1週間を迎えても死なず呪いは解けたかに思えたが、ノアは翌日死んでしまう。コピーをとり他者に見せるのが呪いを回避する方法と知ったレイチェルは、ビデオを見たエイダンに同じことをさせ呪いを解いた。

【起】- ザリングのあらすじ1

アメリカ、ある夜のこと。
16歳になる2人の女子高校生・ケイティとベッカがケイティの家で仲良くおしゃべりしていました。
ベッカが「見た人を殺すビデオテープがある」という話を始めると、ケイティが顔色を変えて食い付きます。
どこにでもあるビデオテープなのですが、最初は悪夢みたいな映像で、そこに突然女が現れてスクリーンの向こう側からこっちに笑いかけるもので、ビデオが終わると電話が鳴り出して「7日後にお前は死ぬ」と言われ、実際に7日後に死ぬという噂でした。
「それどこで聞いたの?」とケイティが聞き、ベッカは学校だと答えます。
実はケイティはベッカに嘘をつき、先週末に恋人ジョシュ・トゥランドットたちと山のコテージに遊びに行っていたのでした。
ケイティたち4人はアメフトの試合を録画して見ようとしたのですが、電波状態が悪くて録画ができず、代わりに別の映像を見たというのです。それがちょうどベッカが説明したとおりの映像で、ちょうど1週間前でした。
ベッカは呪いのビデオの噂よりも、ケイティに初体験の話を聞きたがります。ところがケイティは少し不安に思っていました。ビデオを見たのがちょうど1週間前の同じ時刻だからです。
電話が鳴ってびびりまくったケイティの代わりに、ベッカが電話に出ました。電話の相手はケイティの母でした。
電話を切って冷蔵庫の飲み物を探っていたケイティは、隣の部屋のテレビがついてスノーノイズ(アナログ放送受信のノイズの一種で、 画面に白い点が多数ランダムにポツポツと現れる障害)が出たので、リモコンで消します。ところがまたテレビがつきました。
もう1回消してコンセントも抜きますが、後ろで気配を感じます。冷蔵庫が開いたので閉め、階段をあがって部屋へ戻ろうとしました。
ところが部屋の前で床に水たまりができ、ドアを開くと自室のテレビがついていました。ケイティは死にます。
…レイチェル・ケラーはアメリカ・ワシントン州シアトルに住み、シアトル・ポスト紙の記者をする若い女性です。まだ少年の息子・エイダンと2人暮らしです。
レイチェルは若い頃にエイダンを出産した後、夫・ノアと別れました。今はひとりでエイダンを育てています。
レイチェルの姪・ケイティが自室で死んだ知らせを、3日前に受けました。エイダンは従姉妹のケイティと仲良くしていて、土の中に埋められたケイティの絵をデイケア施設で描いていましたが、不思議なことに絵を描いたのは1週間前でした。
エイダンはまだ幼い少年ながら、手のかからない子です。母親のことを「レイチェル」と呼びました。
葬儀に出かけたレイチェルは、姉・ルーシーとその夫・デイヴ夫妻に「娘の死について調べてほしい」と頼まれます。
ケイティは健康な16歳の少女で持病もなかったのに、脳卒中による心臓麻痺と診断されたのです。ルーシー夫妻は納得できず、ケイティの死を解明してほしがっていました。
葬儀に来たケイティの同級生から、ケイティ以外に同時刻に死んだ同級生がいると知ったレイチェルは、ルーシーに約束します。
調べてみるとケイティのBFのジョシュは同時刻にビルから転落死し、スコット・コンロイとステイシー・ミラーというカップルが事故死していました。
同級生の間では呪いのビデオの噂があり、ケイティが死んだ時に一緒にいた女友達・ベッカが発狂して、精神病院にいると聞きます。
ケイティの自室を探ったレイチェルは、ケイティがすべての写真の顔部分をペンで塗りつぶしているのに気づきます。現像に出されていないネガがあり、それが4人で行った旅行の写真でした。
現像に出したレイチェルは、同時刻に死んだ4人が〝シェルター山荘〟というところへ1週間前に行ったと突き止めました。その時の写真の4人は、途中から顔の部分が歪に写るようになっています。

【承】- ザリングのあらすじ2

〝シェルター山荘〟に行ったレイチェルは、山の中なのでテレビの映りが悪く、その代わり大量のビデオが揃えられているのを見ました。タイトルのない1本を、主に内緒で拝借すると4人が泊まった12号室を借ります。
部屋でビデオを見たレイチェルは、それを再生しました。日没前です。
・丸い光(井戸の底から上を見たもの)
・血の水が溢れる映像
・部屋の中央に椅子のみ
・上から下へ沢山の白いものが流れる
・画面右寄り、女性が鏡を見ながら髪の毛をとかす
・画面左寄り、鏡に髪の毛の長い白いワンピースの少女が映る
・女性が左を見ながら笑う
・注射針から出てくる、血の滴
・2階の窓から見下ろす男の姿
・湖と手前に草原、左側に立ち枯れの木、右側に黒い雲、スクリーンの上にハエ
・口の中から腸みたいなものが出てくる
・ギザギザした形の化け物みたいな人間(ここから以降ずっと金属音が流れる)
・丸い光が欠けて行く(井戸の底から上を見たもの)
・燃える樹木
・注射針に触れる指先
・ウジ虫がいっぱい
・ウジ虫が人間に変わる、人間がいっぱい
・机と椅子と水入りのコップ
・机と椅子とコップ、大きなムカデが机の下から這って出てくる
・路地裏に負傷しているっぽい猫か犬の後ろ脚のみ
・目が一瞬のみ映る
・丸い光が欠けていく(井戸の底から上を見たもの)
・箱の中に入った指、7つほど、すべて動いている
・燃える樹木
・ギザギザの何か
・鏡に映る女性が髪を結いながら振り返る
・2階の窓、無人
・逆さに浮く椅子
・壁にかけられた長い梯子
・海と馬の死骸、波が打ち寄せている
・草原と湖のそばに女性が立っている。左側に木がある
・女性が身を投げる
・角度を変えて映される梯子
・光がなくなる(井戸の底から上を見たもの)
・倒れた梯子
・森の草原の中の井戸
・スノーノイズ
…見終わると電話が鳴り、レイチェルは「あと7日」と言われました。とんでもないもの、本物の呪いのビデオを見てしまったと思ったレイチェルは、ビデオを持ち、逃げるように山荘を去りました。
〔木曜日 1日目〕
レイチェルは元夫・ノアに協力を乞い、部屋に呼びました。ノアは問題のビデオをまず見せろと言います。ノアが見ている間、レイチェルはアパートの外に出ます。
「もろ学生映画だ」とノアは信じませんが、調べるからコピーをダビングしてくれと言いました。
〔金曜日 2日目〕
レイチェルは会社でダビングします。その際、カウンターが変だと気づきました。コピーもオリジナルもカウンターが表示されないのです。
ノアは「ありえない」、録音時のコントロール信号がないと映像が出ない筈で「指紋のない人間のようなものだ」と言いました。2人でビデオを検証し始めます。
1つ1つの映像を解析している途中で、ノアの現在の恋人・ベスがやってきました。レイチェルはビデオ検証を切りあげて帰ります。
〔土曜日 3日目〕
レイチェルはベッカに会いに精神病院へ行きました。ベッカは終始無反応でしたが「今に分かるわ、あれが来るから。あと4日よ」と言われます。
会社で映像を解析したレイチェルは、海の映像の右端にうっすら写ったものが「灯台」だと気づきます。その映像を一時停止した際、ハエを試しにつまむと取れました。レイチェルは鼻血が出ます。
〔日曜日 4日目〕
図書館で灯台について調べたレイチェルは、それがモエスコ島のものだと知ります。さらにネット検索をかけると、灯台と一緒に写る10人ほどの人物の中に、ビデオの映像に出てきた女性がいました。
女性はアンナ・モーガンといい、乗馬で賞を獲っていましたが44歳で亡くなっています。
〝モーガン牧場の馬に謎の病気〟この記事の写真がビデオの、海と馬の死骸のものと一致しました。ほかに〝2頭が溺死、死因の調査始まる〟〝検疫 死因は謎 馬の錯乱続く〟〝飼い主の自殺で馬、元に戻る〟という記事がありました。

【転】- ザリングのあらすじ3

アンナは死ぬ間際、エオラ郡立精神科病院にいたそうです。
ふと気づくと、考えごとをしているレイチェルは、自分が写真の顔の部分をぐりぐりペンで塗りつぶしていました。
〔月曜日 5日目〕
ノアはずっと信じていませんでしたが、売店で買い物をしている時に、防犯カメラに自分の顔が歪に映るのを見て、呪いにかかっていると自覚します。
帰宅したレイチェルはベビーシッターに、エイダンは今日「難問(コナンドラム)という言葉を覚え、私の絵を描いてくれた」と言われました。寝ているエイダンを見守ります。
レイチェルはアンナが住んでいたモエスコ島に行こうと決意しました。
ルーシーに電話をかけ、2日間子守を頼む途中でレイチェルがむせ始めると、口の中から毛糸と計測器が出て来て、受話部から水が流れ、部屋に行くと黒い髪の女が左手を掴んでくる…という夢を見ます。
電話をかけたところから全て夢ですが、左手に掴まれた痣が残っていました。
エイダンがベッドから抜け出して、書斎で呪いのビデオを見ていました。電話が鳴り、レイチェルは取ってすぐ置きます。
再び電話が鳴り始めて取るとノアからで、「君を信じる」と言いました。レイチェルはノアの協力を得ます。
〔火曜日 6日目〕
レイチェルはアンナが暮らした島に渡る予定です。別れる前にレイチェルはエイダンから絵を貰いました。ノアはエイダンを預かって、アンナがいた精神病院へ行くなどレイチェルのフォローに回ります。
エイダンに何と切り出そうと考える前に、ノアが父親だと知っているとエイダンが言いました。ノアは自分の父がひどい男だったので、エイダンの父親になる自信がなくてレイチェルと別れました。でも今では悔いており、できればエイダンの父親役を他の誰かに譲りたくない…と言い、エイダンは「難問(コナンドラム)だね」と答えます。
モエスコ島に行くフェリーの中で、レイチェルが触ろうとした馬が駐車場で暴走してフェリー内を走り回った後、海に飛び込む事件が起きました。馬はスクリューに巻き込まれて死にます。
レイチェルはアンナの夫リチャード・モーガン家を訪問し、窓がビデオに出たのと同じだと気づきました。家の中に案内され、ビデオに出た鏡も確認します。
新聞にはリチャードが落馬した記事もあり、そこには「娘を抱いたアンナ・モーガン」という記述がありました。それをレイチェルが指摘すると、リチャードは怒ってレイチェルを追い出します。
一方、アンナのいたエオラ郡立精神科病院を訪問したノアは窓口で断られますが、「2階でカルテを見た」とカマをかけ「嘘だ、カルテは地下室に保存してある」という情報を得ました。地下室に忍び込み、カルテを見ます。
そしてアンナが2回流産をした後、サマラという女児を養女にしたと知りました。そのサマラも精神科を受診して、父・リチャードの要望で診断中止していました。
今度はサマラの記録を調べたノアは、サマラを撮影した資料ビデオの箱の中身が空だと知ります。最終閲覧者は父・リチャードでした。
電話をかけてもレイチェルに繋がらないので、島に渡ります。
エイダンがくれた絵がリチャード宅と同じだと気づき、レイチェルはエイダンに電話をかけます。エイダンはうずまきの絵を描いていました。
なぜこの絵を描いたのかという問いに、エイダンは「女の子が描けと言った。色々見せてくれる」「納屋はうるさくて眠れないから嫌いと言ってた」「今は暗いところにいる」と答えます。
島の初老の女医・グラズニック医師から話を聞いたレイチェルは、アンナが流産を繰り返してサマラという女児を養子にしたものの、サマラがいると周囲の者は幻覚を見始めたと言います。グラズニック医師自身も体験したことでした。
サマラはエオラの郡立精神科病院に入院し、サマラがいなくなって島に平穏が戻ったと答えます。

【結】- ザリングのあらすじ4

夜、再びリチャード家に行ったレイチェルは、応答がないので部屋に入り、鏡のところに行き横にある箱を開けると、サマラ関連のものを見つけます。出生証明書や毛糸と計測器、書類…の間からムカデが出てきて驚きます。
ふとデッキにささった「SM0015」というビデオを見て再生したレイチェルは、サマラの精神病院の記録を見ました。サマラは脳内で思い描いたものをフィルムに念写できる能力があります。
「ママは好きだけど、パパが愛してるのは馬よ」と映像でサマラが言い、レイチェルの背後に戻ったリチャードが立ち、ビデオを見終わったレイチェルを殴りました。
リチャードはデッキごと持って風呂場へ移動し「もうあの子の声は聞きたくない」と言ってテレビとデッキを配線し、浴槽に入って感電死します。
目の前でリチャードが死んで怯えるレイチェルの元へ、ノアが来ました。
「納屋が嫌い」と言っていたのを思い出したレイチェルは、ノアと一緒に納屋へ行きます。納屋の奥には長い梯子がかかり、最上部に子ども部屋が作られていました。サマラはここに閉じ込められていました。
部屋の壁紙を剥がすと、焦げ跡で焼けた木が描かれています。その木にレイチェルは見覚えがありました。ビデオにも流れましたが、実際に見たと言います。それは、最初にビデオを手に入れた山のコテージで、でした。
〔水曜日 7日目〕
〝シェルター山荘〟に行った2人は部屋の中央のくぼみに気づいて床を壊し、井戸を見つけます。井戸の蓋を開いて中を覗きますが、かなり深そうです。
テレビが傾いてレイチェルを直撃し、レイチェルは井戸の中に落ちました。そこでレイチェルは、井戸の壁に爪が刺さっているのを見ます。
ノアはレイチェルを引き上げるため消防用ホースを取りに行き、その間にレイチェルは井戸の中の髪の毛に触れました。そして幻影を見ます。
井戸のそばにいるサマラの頭に母・アンナが袋をかぶせ、生きたまま井戸に突き落として蓋をしていました。生きたまま井戸に閉じ込められたことを、レイチェルは知ります。
サマラの綺麗なままの遺体が浮かび上がり、レイチェルは「もう大丈夫よ」と抱き上げて声をかけます。ノアが「日没過ぎた」と声をかけると、美しかった遺体は白骨化しました。
警察が来て現場検証をし、翌週埋葬すると決まります。終わったとノアは思い、井戸の中でどのくらい生きていたのだろうと呟き、レイチェルは「7日間よ」と答えました。
車の後部座席で眠るエイダンは、両親が手を繋ぐのを見ました。
…翌日、レイチェルが今日は仕事を休むと言います。エイダンがサマラの行方を聞き「助けたわ」とレイチェルが言うと血相を変え「なぜ助けたの?」と聞きました。
「気づかないの? 彼女は眠らないんだ(呪いが解けることはない)」と言ったエイダンは鼻血を出し、腕にも痣があります。
呪いが解けていないということは、先に見たノアが危ないと気づいたレイチェルは、電話をかけながらノアのところへ急ぎます。
ノアの部屋ではテレビが勝手につき井戸の映像が流れると、井戸から少女が出て来て近寄ってきました。サマラはそのまま画面から出てきてノアに近寄り、睨みつけます。
レイチェルは部屋でノアの遺体を見つけ、悲鳴を上げました。帰りながら「なぜ私だけ助かったのか、違うことをした?」と自問して気づきます。
レイチェルはコピーを録り他者に診せました。それはウィルスのように人間の間に呪いを広めることで、サマラの狙いはそれでした。
レイチェルはダビングの用意をすると、エイダンにボタンを押させます。エイダンは戸惑いますが「あなたは助かる」とレイチェルは言い聞かせました。

みんなの感想

ライターの感想

エイダンが、ダミアン(『オーメン』シリーズ)に見えてしょうがない~。意識してるんだろうか。
さて内容的には日本版の『リング』と似てるような進み方。ただし、抜いたがために謎なエピソードもある。
日本版『リング』で主人公が元夫に協力を乞うのは、夫が超能力者だったから。なのに今作のノアはそのかけらもなさそう。
エイダンには能力っぽいものを感じさせてくれるのだが。
アンナには娘・サマラがいるんだぞというところまで到達するのにも時間がかかった。そもそも、よくあの灯台でアンナに辿り着いたな。
あれって職場で映像を特殊解析かけてノイズを取り除いて得た情報なのだ。難しいぞ、この謎を解くのは。
サマラに到達してから井戸発見までの流れは速過ぎるくらい。サマラを納屋に監禁していた父・リチャードは、なぜこれまで何十年も呪いを逃れていたのだろう。
本気出せばいつでも殺せたろうに。
恐怖に怯えた死に顔も、うーん、微妙…。この作品の続編『リング2』もありますが、そっちも微妙な感じ。

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