「スキャナーズ」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

スキャナーズの紹介:1981年公開のカナダ映画。デヴィッド・クローネンバーグ監督の、超能力者達の闘いを描いたSFホラー映画。レボックがスキャンによって、相手の頭部を血しぶきを飛び散らせながら内側から破裂させるという斬新で残虐なシーンは多方面に衝撃を与え、『AKIRA』(原作:大友克洋)や『北斗の拳』(原作:武論尊、作画:原哲夫)などの作品で同様の表現で相手を殺害するシーンが描かれている。

スキャナーズの主な出演者

キャメロン・ベイル(スティーヴン・ラック)、キム・オブレスト(ジェニファー・オニール)、ダリル・レボック(マイケル・アイアンサイド)、ポール・ルース博士(パトリック・マクグーハン)、ブレードン・ケラー(ローレンス・デイン)、ベンジャミン・ピアース(ロバート・シルヴァーマン)

スキャナーズのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ホームレスのベイルはある日ルース博士によって、自分がスキャナーという超能力者だと知らされる。スキャナーを集めて世界征服をたくらむレボックの悪事を阻止するため、ベイルは訓練を開始した。 ②鍛錬を積んだベイルはレボック捜索に動き始めるが、その矢先にルース博士は殺害され、ベイルも追われる身となる。 ③レボックはベイルの双子の兄だった。レボックと戦ったベイルは一体化した。

【起】- スキャナーズのあらすじ1

キャメロン・ベイルはホームレスの35歳の男性です。どこにも居場所がなく、その日暮らしの生活をしていました。
ある日ショッピングセンターの中に入ったベイルは、ハンバーガーショップの机の上にある客の食べ残しを食べます。
ベイルを見た2人の婦人が、表向きは別の会話をしますが、心の内側ではベイルのことをバカにしました。ベイルには彼女らの心の声が聞こえます。
ベイルが睨みつけた初老の女性が急に苦しみ始め、周囲は不審に思いました。ベイルは頭を抱えながら逃げますが、麻酔銃を持った男たちに撃たれて捕まります…。
実はベイル自身も、ずっと居心地の悪い人生を送りながら、自分で自分の能力のことが分かっていませんでした。病室で目覚めたベイルは、ルース博士から説明を受けます。
ベイルは超能力の持ち主でした。ベイルの能力は「相手の心の内側の感情が読める」「睨んだ相手の神経を錯乱させる」など、相手の神経系統と結合し行動や身体機能をコントロールすることが可能なものです。
ショッピングセンターの婦人の心の声が聞こえたのは前者で、婦人が倒れたのは後者の能力のせいです。
訓練さえ積めば、発火させたり、コンピューターを操ったりする能力も開化させられます。
ルース博士はその能力のことを「スキャン(走査)」と呼び、能力者のことを「スキャナー」と呼びました。ベイルがすべて初めて知ることです。
ルース博士は国際的な警備保障会社〝コンセック社〟で超能力の研究をしていました。コンセック社では研究のために多くの人を雇い、さまざまな能力者を見つけ出そうとしていました。
ところがある日コンセック社の実験会場に、強い破壊能力を持った男性ダリル・レボックが現れます。レボックはコンセック社のおこなう実験に参加すると、コンセック社が見つけ出したスキャナーの能力者に逆に攻撃をしました。コンセック社のスキャナーは頭部が内側から破壊されて、脳が飛び散ります。

【承】- スキャナーズのあらすじ2

この能力を使うと、猛烈な頭痛に悩まされます。レボックは強い能力を持つのですが、使うたびに頭が痛むので、ある時レボックは自分で自分の眉間に穴を開けました。死ぬには至らず、だからレボックは眉間に傷跡が残っています。
能力を強めたレボックは、自分と同じスキャナーの能力を持つ者たちを集め、世界征服をたくらみました。コンセック社が調べたデータから、能力を持つ者たちを突き止めて、味方にしたのです。
そして声をかけた際にレボックの意思に沿わない相手は、容赦なく殺しました。レボックの能力は、他の者よりも数段すぐれています。
しかし…そのレボックの能力に匹敵するくらいの能力を、ベイルは秘めていました。ベイルは説明を受けた後、レボックを殺害する依頼を受けます。
そのためにベイルはルース博士の下で、超能力をコントロールするための訓練を開始しました。
スキャナーたちは先天性の能力を持つ超能力者で、脳のシナプスに異常があるESPの一種だと言います。
ベイルは今までの人生ずっと、他人の思考が常に頭の中に流れ込んでくる状態で、悩まされていました。
それが、ルース博士が投薬してくれる「エフェメロル」という鎮静剤を打つと、一時的ではあるのですが、声が聞こえてこなくなるのです。快適で心安らぐひとときのために、ベイルはルース博士の依頼を引き受けました。
レボックの情報は、クレン精神医学研究所にありました。1967年1月、レボックが22歳の時の映像です。ちょうどレボックが「頭が重くて軽くしようと」考えて、眉間に穴を開けた時のものでした。
ベイルはヨガの力で肉体の内部までコントロールする方法や、心を自分で自制する方法を教わります。これを会得すれば、エフェメロルの鎮静剤を打たなくても、外部の人の心の声をシャットダウンできるようになるそうです。
訓練を積んだ後、ベイルは同じスキャナーの仲間に会いにいきます。
レボックと接触可能な唯一の情報源を持つ、ベンジャミン・ピアスという画家の存在を知ったベイルは、彼の作品が展示されている個展を訪ねました。そこでスキャナーの能力を持つ若い女性・キムと出会います。

【転】- スキャナーズのあらすじ3

ベイルはベンジャミンに会い、レボックのことを聞きますが、ベンジャミンはレボックの誘いを断っていました。ベンジャミンもベイル同様、その能力を持てあましており、前衛的な彫刻を作ることで能力を抑制していました。
ベンジャミンは4人の男女に銃撃され、殺されます。ベイルはその4人に働きかけ、吹きとばしたり、痙攣させたり、気絶させたりしました。
瀕死のベンジャミンの心の声を聞いたベイルは、「他にもスキャナーがいる。キム・オブレスト…」という情報を得ます。
ベイルの訪問を受け、キムはすぐにベンジャミンの死を知りました。キムはベイルの頭の中を読み取ったのです。
キムのところには、ほかにもスキャナーの能力を持つ者が6人集まっていました。しかしそこへレボックの刺客が現れ、仲間は殺され、ベイルもキムも狙われます。ベイルとキムは逃げました。
自分たちを探すスキャナーを倒したベイルは、その男性が小瓶を持っているのを見つけます。そこには〝生化学研究所〟と書かれていました。
生化学研究所に潜入したベイルは、コンセック社にエフェメロルが出荷されているデータを見つけます。生化学研究所とコンセック社には、密接なつながりがありました。しかも、生化学研究所はレボックが黒幕にいます。
ベイルはさらに、生化学研究所にある「ライプ・プログラム(ライプ計画)」のデータを盗み見ようとしますが、アクセス拒否されました。
ベイルはルース博士に電話をし、10分後に会う約束を取りつけますが、内通者・ケラーによってルース博士は殺されます。
ルース博士殺害の容疑を受けたベイルは、コンセック社からも狙われるはめになりました。
ベイルはコンセック社の外へ逃げ、公衆電話から神経をプログラムにアクセスさせ、非常自壊システムを作動させて、コンセック社にあるコンピューターのシステムを破壊させます。
余波で公衆電話に繋がっている電話線の電柱から火が出る騒動になりました。
ベイルはライプ計画を凍結させたフレイン医師なる人物に会いにフレイン医院へ行き、小瓶を見せて呼びだしました。ライプ計画について説明を受けます。

【結】- スキャナーズのあらすじ4

1946年、生化学研究所が発売した妊婦用の睡眠薬・エフェメロルの影響で、スキャナーが生まれることが判明しました。ライプ計画とはひそかに妊婦にエフェメロルを投薬し、超能力者スキャナーを増産することでした。
フレイン医師から聞いたベイルとキムは、麻酔銃で拉致されて生化学研究所へ運び込まれます。
そこでベイルは、レボックに会いました。「何年も探していた」とレボックはベイルに言います。
実はベイルとレボックは双子の兄弟でした。兄がレボックで、弟がベイルです。そして双子の父はルース博士でした。
1947年に一斉にスキャナーが生まれますが、ルース博士はそれ以前に妻に服用し、より強いスキャナーのベイルとレボックを生ませていたのです。
レボックは現在妊婦の女性たちにエフェメロルを投薬しており、あと数カ月で生まれてくる数万ものスキャナーたちを束ねて支配したいと考えていました。
レボックはベイルに「協力してもらいたい」と言いますが、ベイルは断ります。怒ったレボックは「脳ミソをスキャンして俺の中に入れてやる」と言いました。
見つめ合ったベイルとレボックは脳内で戦いを始め、レボックは静脈が浮き出て顔がぼこぼこになります。ベイル側も同じでした。
戦いはベイルが劣勢で、両の手のひらから炎を出したベイルは、自らの身体を燃やします。
レボックは白目をむきました。
…キムはその頃、別の部屋で麻酔から目覚めました。ベイルを探します。
扉を開けて別の部屋に行ったキムは、そこに黒こげになったベイルの死体を見つけました。
ベイルの死体を見て落胆するキムに、部屋の隅にいたレボックは「僕らは勝った」と言います。レボックの眉間は、傷跡が消えていました。
(身体は兄のレボックだが、意識はベイルという見方ができる。
もっと言うと「ベイルとレボックの2人が一体になることで、初めて完全な融合…完璧なスキャナーができた」というふうに捉えることも可能)

みんなの感想

ライターの感想

「あたま、バーン」で有名になった作品。いま見ると少しチャチイ映画かもしれないが、当時はたぶん画期的だったのだろう。
そのため、日本でもあたまバーンはいろんなマンガで流用された。
終盤で見せる超能力者同士の戦いは、1981年当時かなりエグかったのではないか。
顔がボコボコ、起伏ができるところなんか、見てて少し気持ち悪い。
この映画はヒットし、シリーズ化もされる。続編はおいておいても、今作品はかなり有名なので、興味のあるかたは視聴を勧める。
なにせあたま、バーン(しつこい、失礼!)…。

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