「ダークネス」のネタバレあらすじ結末

ダークネスの紹介:40年前の7人の子供の失踪事件があった古家に越してきた4人家族が翻弄される”闇”の恐怖を描いた2002年のスペイン・アメリカ合作のオカルト・ホラー。監督/脚本は「機械じかけの小児病棟」「REC/レック」シリーズで知られるジャウマ・パラゲロ。主演は「グース」「X-メン」のアンナ・パキン。その母を「存在の耐えられない軽さ」のレナ・オリン、父を「スパイ・ゾルゲ」のイアン・グレン、祖父を「イノセント」のジャンカルロ・ジャンニーニが演じ、重厚さを醸している。

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予告動画

ダークネスの主な出演者

レジーナ(アンナ・パキン)、弟ポール(ステファン・エンキスト)、母メアリー(レナ・オリン)、父マーク(イアン・グレン)、祖父アルベルト(ジャンカルロ・ジャンニーニ)、カルロス(フェレ・マルティネス)、ビリャボロス(フェルミ・レイシャック)など。

ダークネスのネタバレあらすじ

【起】- ダークネスのあらすじ1

スペインで7人の子供が行方不明となる事件が発生し、1人生き延びた少年は見知らぬ大人に”家”に連れていかれケガをさせられた、残りの子供たちはまだ”家”にいると証言します。

その40年後のスペイン。
美しく働き者の看護師の母メアリーと休暇中の父マーク、ハイティーンの娘レジーナと幼い息子ポールの4人家族は、アメリカから越してきたばかりで忙しい毎日を過ごしていました。
家は広く立派な木造の2階建てで、窓は所々に色ガラスを使った洒落たデザインでしたが、大変古く水道や電気系統の不具合が頻繁に起ります。
レジーナは地元のスイミングプールに通い始め、プールの監視員カルロスと付き合い始めますが、単身アメリカに帰りたいとも言いメアリーを悩ませています。ポールは母に買ってもらった色鉛筆を喜び、1人で絵を描くのが好きな内向的な少年でした。
引越しパーティーに来たマークの父で母の勤務先の大病院の院長でもあるアルベルトは、ポールは昔のマークに似てると目を細めます。
その夜は大雨となり、入浴中のレジーナは子供の声とその家の廊下の幻を見て、ポールが子供の絵の首に赤い線を引いた瞬間、電気が瞬きます。
また、その様子を道路を挟んだ向かい側から怪しい男がじっと見ています。

火曜日。
マークはポールを学校に連れて行く途中で大渋滞に巻き込まれます。ラジオでは5日後の日食のニュースが流れていましたが、外はどしゃ降りの雨でした。ポールは祖父が離婚してアメリカに渡ったと聞いて不安そうな顔をしますが、マークは笑ってうちの家族は仲が良いから大丈夫と話すうち、廊下と子供たちの幻覚を見て発作を起こし、祖父の病院に救急搬送されます。
発作は彼の変性疾患によるもので10年ぶりでしたが、アルベルトは向精神薬を処方し、発作の時には息が詰まるかもしれないから気をつけるようメアリーに言い、私がついてるから大丈夫と励まします。
夜、元気になったマークは妻と息子を連れ家に戻りますが、玄関で待っていたレジーナはメアリーを呼び止め、「また始まるのね?しかも田舎の一軒家よ」と不安を露わにします。メアリーは発作は軽く、町までは車で10分だし、家や家族が嫌なら出てってとけんもほろろに突き放します。
レジーナは落ち込んでカルロスの家に行き、あんな冷たい言い方は初めてだとこぼし、無意識に言っただけだと言う彼に、あの家は居心地が悪いと話します。
その頃、子供部屋の床で絵を描いていたポールは、色鉛筆が勝手に動いてベットの下に転がるのを見て、子供の笑い声を聞きます。その時、おやすみを言いに来た父親が、笑ってキスをし電気を消しますが、ポールが怯えるうち、玩具のメリーゴーランドが回り出し、部屋は漆黒の闇に包まれます。また、寝室にいたメアリーは夫のすすり泣きを聞いて耳をそばだてますが、すぐに元気な夫が現れます。
レジーナが帰るとポールは居間にいて、電気を消された、この家の暗闇は違うんだと話します。ポールの描いた何枚もの子供の絵は、全て首に赤い線が引かれ、廊下を横切る影を見て子供の笑い声を聞きます。

水曜日。
ポールに絵の事を聞くと、それはみな違う子だと言い元気もありません。また首筋の痣に気づきママには言ったの?と聞きますが、寝てる間にやったんだろうと聞き流されたようです。
レジーナの部屋のペンキ塗りに呼ばれたカルロスは、天井のシミをカビじゃないと言いますが、それは入居前にも塗り直させたものでした。
父親は電気屋を呼び、故障も異常もないと言われていきなりキれ、大声で罵倒し追い出します。レジーナはそれを階段で怯えて見ていました。
彼女が自室に戻った所をカルロスに写真を撮られ、その左右に一瞬子供の姿が映ります。彼女は、今ここを出るわけにいかないと言い、アメリカに行ってしまうのではと思っていたカルロスはほっとします。
レジーナは、夜遅く疲れて帰った母親に、父親が電気屋を怒鳴ってたと言い、ポールの絵を見せ、2人とも様子がおかしいと言いますが、やはり聞き流されます。その様子を間続きの部屋から子供たちが数人、じっと見つめていました。 この映画を無料で観る

【承】- ダークネスのあらすじ2

木曜日。
マークはポールに聞いたと言って階段下の隠し部屋の扉を斧で叩き壊し、中から古いレコードと蓄音機や不気味な3人の老女が描かれた絵を見つけ、悦に入っていました。レジーナは眉を顰めますが、彼がその絵を飾ると言い出した途端、蓄音機が動き出し古い曲が流れ始めます。マークは昔の物は電気が無くても動くと喜びます。
彼女はポールに見えたの?と聞きますが、パパが嘘をついてると言い、ぐったりと椅子にもたれ、首の痣もひどくなっていました。けれどメアリーは自分でやったと決めつけ案じる様子も無く、怒るレジーナにおじいちゃんに診てもらえばいいんでしょ?と投げやりに答えます。
その後、プールでカルロスと会ったレジーナは、父親は神経系の変性症で特に弟が生まれる前には発作がひどく(暴力的で)恐ろしかった、ここ数年は元気だったがこちらに来てから様子がおかしく、弟に原因不明の痣が2回も出来たのも父親の仕業かもと打ち明け、家のせいだと思うと話します。
夜になり大雨の中をバスで帰った彼女は、家の前に不審な男が立っているのを見て、走って家に入ります。
家の中では、マークは続き部屋で蓄音機をいじっていて、ポールの部屋には祖父が来ていました。彼はレジーナにマークは自制が効いているし、ポールの傷は環境が変わったせいだと言い、気にしすぎだと話します。

祖父が帰った後、レジーナはドライヤーで髪を乾かし、ポールは子供部屋の床に色鉛筆を置いてまた転がるか実験をしていました。
けれど、キッチンでジャガイモを切っていた父親が、子供たちの相談をするメアリーに「俺の事は誰が解ってくれるんだ!バカにしやがって!」と突然キれ始めます。彼は、子供たちが襲われ部屋中が血だらけになる幻覚を見ていて、メアリーが必死でなだめる声も聞こえていないようです。
やがて、家のそこかしこに気配がして灯りが明滅し、子供部屋では色鉛筆が転がって消え、ドライヤーはショートし、庭のブランコが揺れ、レジーナを呼ぶメアリーの絶叫が響きます。
レジーナが駆けつけると、マークは自分の手を切りひどく出血し、ぼんやりとしたままメアリーに手当されていました。また、子供部屋ではメリーゴーランドが動き、ポールが閉じ込められ、必死にドアを開けようとしますが、後ろにいた子供たちを見て悲鳴を上げます。
その時、家中の電気が消え、メアリーはマークをレジーナに任せヒューズボックスに行きますが、どこをいじっても点きません。
レジーナはポールの悲鳴を聞いて子供部屋に走りますがドアが開かず、間もなく現れた父親は、彼女を怒鳴りつけ血だらけの手で扉を狂暴に叩き始めます。ポールはさらに怯えて泣き叫び、レジーナが全力で止めても聞きません。その時、ようやく母親が正気に返り、子供部屋に着いたところで電気が点き、扉は普通に開き、ポールはレジーナに抱きつきます。
マークは暗闇で扉が開かず怖かったと言いポールを案じますが、レジーナは激怒し、ポールを自室に連れて行きます。
彼女はポールと一緒にベッドに入り「もう終わり」と言いますが、ポールはこの家にいる他の子が許さない、僕がずるいと言ってると話します。レジーナは、それは想像で本当はいないのよと言いますが、彼は、あの子たちは僕の部屋の暗闇にいる、ほら聞こえるでしょ?と言って天井を見つめます。天井のシミの周りには、無数の小さな手形が付いていました。
レジーナは居間でカルロスに電話をし「助けてほしいの。やっぱり家だった」と言います。それを父が蓄音機を置いた続き部屋から、数人の子供が見ていましたが、彼女が見た時には消えていました。


金曜日。
マークは蓄音機で古い音楽をかけ、階段下を壁紙をアンティーク調の物に貼り換え、3人の老婆の絵を飾りつけていました。
メアリーは絵が不気味だと言いますが、彼は君が飾れと言ったじゃないかと言い、また壁の中に幼虫がいて始終自分たちの事を話している、家のどこかにある巣があると言い、地下室や物置を斧で壊し始めます。
カルロスはその家の履歴を調べ、売主は架空で不動産屋や弁護士もグルだといい、唯一判明したその家の設計者ビリャロボスのアパートをレジーナと共に訪ねます。
彼はあの不審な男で、自分は仲介者を通して言われた通りの図面を引いただけで施主とは会ってない、その事を口外しないのが唯一の条件だったと話します。けれど問題はそのデザインで、両端の部屋が丸く卵型の寺院のような構造は、霊のエネルギーや実体に命を吹き込む形であり、その後7人の子供が行方不明となり、一人生き延びた子供も円形の奇妙な家の話ばかりしていると知り、あの家を長年監視していたと。けれど40年間空家だったあの家に、突然幼い子供がいる家族が入った、理由もなぜ”今”なのかもわからないと声を潜めます。
2人が、なぜ警察に言わないと聞くと、怖かったからと答えた瞬間ブラインドが落ち、部屋は薄暗くなり、怯えた彼は帰れと言い出し、レジーナに「弟を家から出せ、今すぐに」と警告します。

2人が戻った時、家ではマークが救急搬送されるところで、レジーナはうろたえる母と弟を病院に送るようカルロスに頼み、1人家に残ります。
彼女は階段下の隠し部屋から、子供の持ち物が入ったダンボールを持ち出し、自室で一つ一つ検めます。が、その夜遅く電話が鳴り、子供の笑い声と「僕たちはずっと見てるよ」という声を聞きます。が、次の電話はメアリーからで、マークの発作は薬が合わなかったためで数日間入院すると言い、切れてしまいます。
その彼女をじっと数人の子供が見ていますが、蓄音機の部屋の床が破壊されているのに気づいて床板を外し、円形のウロボロスの彫刻が隠されていたと知り愕然とします。階段下では老女の絵が落ち、見ると中央の1人が消え、天井を這い回っていました。
その時、自宅でレジーナの写真に不気味な人影が写っているのを見たカルロスが駆けつけ、2人は雨の中固く抱き合います。

【転】- ダークネスのあらすじ3

土曜日。
2人は図書館に行き、ウロボロスが魔術のシンボルで、闇や永劫回帰、混沌などの象徴と知り、関連書籍から、円の中央に骸骨が描かれそれに頭を向けた7人の子供の首が切られる画と「7人の子らより吐息と愛を奪い、朝が夜に変わる時、その子らの血で円を閉じよ」という文言、彼女の家通りの設計図画を見つけます。それは両端が丸く、中央に広間がある卵型の魔道寺院の設計図でした。
そして3人の老女の絵と「7人の子供の喉を愛する者が切る」という部分を見て、「朝が夜に変わる時」は40年に一度、つまり明日起こる日食を現し、40年前には何かの不具合で1人が逃げ成功しなかった儀式を、ポールを使って再現しようとしていると気づきます。
レジーナは病院に行き懸命に訴えますが、メアリーはマークが暴力を振るうはずない、退院させるかどうかは主治医である祖父が決める事だと頑なに拒むため、アルベルトのマンションを訪ねます。
一方、仲介者の書類を見つけたビリャボロスは、カルロスにこれからその住所に向かうと電話をして出掛けます。が、地下鉄の中で3人の老女を目撃し、地下道を歩くうち子供の笑い声を聞き、闇に呑まれ絶叫します。

レジーナは震えながらアルベルトに助けを求め、彼もマークを退院させないと約束し、病院に電話すると席を外します。
が、その時、彼女の携帯にカルロスから電話があり、ビリャボロスと彼が仲介者の住所に向かってると聞きますが、それはアルベルトの住所で、部屋には7人の子供の儀式の大きな絵画が飾られている事に気づき愕然とします。また、内部は自分の家と非常に似た造りで、小部屋では古い新聞記事と7人の子供の写真、そしてそれを手にかけたであろう大人たちの集合写真の中に、若き日のアルベルトを、そしてポールに似た幼いマークの写真を見て、泣き出します。彼女は泣きながら奥へと進みますが、家にあったのと同じ蓄音器から古い歌が流れ、暗闇から優しい声で話しかけて来た祖父に襲われ、椅子に縛り付けられます。
アルベルトは、きっかけは”恐怖”への科学的な興味だったと言い、子供が恐怖する”真の闇”こそが純粋にして旺盛な悪しきものの最高の形だと賛美し、長いこと待ったがついに時が来たと感嘆のため息をつき、何かの薬液を注射器に入れ、彼女に近づきます。
彼は、泣きながら理由を問う彼女に、信仰の問題だと言い、”始まり”とは邪悪と混沌、そこに戻る方法とは、円形寺院、愛する者の手による7人の子の喉の切断、日食が揃う事、そして、これは医者としての実験で、我々がその”始め”となるのだと語ります。

日食が始まる直前、家に戻ったマークはメアリーと和やかに話した後、ビールを片手にテレビの日食中継を見て、メアリーは寝室に向かい、ポールは子供部屋の床に首を切られた7人の子供の絵を丸く並べていました。それを並べ終わり、赤い線が円となった瞬間、電気が瞬き、日食が始まります。マークは消えたテレビを叩いて怒鳴り、子供部屋では色鉛筆が転がり、ポールはじっと天井を見つめます。

アルベルトが全てを話し終えた時、玄関に辿り着いたカルロスを穏やかに招き入れますが、振り向きざまに薬液を注射し、彼は苦悶して絶叫し倒れます。彼はレジーナに、どうしてみな邪魔をするのか解らない、一旦始まれば止められないのにと呟きます。そして、計画は完璧だった、仲間は7人、寺院も建て、各々我が子を連れて集まり日食を待った、けれど最後に自分だけがどうしても出来ず逃げられてしまった、その私だけが生き残っているのも皮肉なものだと笑います。
レジーナは可愛い孫なのよ、まだ間に合うと説得しますが、アルベルトは、ルールは簡単、愛する我が子を手にかける事だと笑いますが、自分には出来なかった、息子を愛していなかったのだと吐露します。

その頃、家では顔中を痣だらけにしたポールがメアリーの部屋に現れ、咄嗟に彼女は息子を抱え、バスルームに立てこもります。マークは激怒して扉を叩きますが、メアリーは頑なに拒み、病気なのよ!薬を飲みなさいと説得します。

ポールは無関係でしょ?というレジーナにため息をついたアルベルトは、「分かっとらんな、ポールではなく、おまえの父親だ。同じ子でないとダメなんだ」とこぼします。

【結】- ダークネスのあらすじ4

マークは怒鳴りながら扉を激しく叩いていましたが、怒鳴り返すメアリーの後ろで、ポールが「違うんだ、パパはぶってない」と呟きます。
ほどなくして諦めた彼は、いきなり大量の薬を飲み始めます。

アルベルトは、”闇”はとても賢く母親が子供のためなら何でもやると知ってると言い、大きな卵の周りをうねる白蛇を見せます。レジーナはママが(父を殺害)するはずないと言いますが、アルベルトは”闇”はお見通しさと呟きます。
が、それを聞いたレジーナが父親に心から詫び、愛してると呟くのを聞いた瞬間戒めを解き、走れ!と怒鳴って逃がし「後は任せた」と呟きます。彼女はタクシーを飛ばし家へと向かいます。

外が静かになった事に気づいたメアリーは、ポールを抱いてナイフを構えバスルームを出ますが、マークはウロボロスの彫刻の上で、息が詰まり苦悶していました。
彼女はポールにペンを持って来て!切開しないと死ぬわ!と怒鳴り、ポールが持ってきたボールペンをバラし、ポールを部屋に追いやり、カッターでマークの首を切ろうとしますが、暴れてうまく行きません。その間、肝心の筒(チューブ)部分が闇へと転がり消えてしまいます。ポールは部屋へと走りますが、所々に子供たちが現れ彼を見つめます。
駆けつけたレジーナは、メアリーがマークの首を切ろうとしているのを見て、必死に止めますが、状況を知り手を離します。が、メアリーは彼を愛するあまりできないと言い出し、レジーナが母親の指示で切ることに。が、切った瞬間、筒部分が無い事に気づきます。
子供部屋ではポールが子供たちに囲まれ闇に呑み込まれ、マークの首からは血がどくどくと吹き出して動かなくなり、レジーナは怒鳴りますが、メアリーは手遅れよと呟きます。
その瞬間、完全日食となり、太陽は青い日輪を一瞬描いて消え、完全な暗闇となります。

日曜日。
気づいたカルロスは、アルベルトにナイフを向けレジーナはどこだと聞きますが、彼は落ち着いた様子で椅子に座り、「家にいる。地獄にな」と答えます。
家は、真の暗闇に閉ざされ、レジーナは茫洋とコンロに火をつける母親にポールはどこ?!と怒鳴ります。
彼女は、ポールの絶叫を聞き、ライトを持って2階へと上がりますが、明かりの中に浮かび上がるのは知らない子供たちばかりで、ようやく血だらけの廊下の端に立って怯えるポールを連れ下の階に向かおうとします。が、その目前に母が現れ、「怖くないわ。怖がらなければすぐ終わる」と微笑みます。
一方、キッチンにいたメアリーの元には微笑む2人が現れ、マークは生きてる、パパを戻してあげて、その火を消して、それが闇との戦い方よと囁きます。2人の前に現れた母親も、後生だから私を信じてライトを消してと言うのです。
2人はその母親が偽物だと見やぶり怪物となって消えますが、メアリーはコンロの火を消してしまいます。
2人は母親の絶叫を聞き、キッチンに走りますが、そこは血だらけでブランコが揺れていました。2人は出口を探し、窓を割って脱出し、明け方の薄明かりの中、駆けつけたカルロスの車に飛び乗り、走り出します。

その時、家には本物のカルロスが駆け込みますが、彼が入ると「入りなよ、見せたいものがあるの。きっと気に入るよ」とレジーナの声がして扉が閉まり、家の中は再び完全な闇に閉ざされます。

車ではポールが「全部まやかしだよね」と聞き、レジーナが「もう終わり」と答えますが、運転していたカルロスは「いや」と言い、車は、真っ暗なトンネルへと入って行きました。

みんなの感想

ライターの感想

重たい役でも難なくこなすベテラン役者が揃ってるので、難しいお年頃の娘と内向的な少年&ハイグレードロマンスグレーなおじいちゃん含む仲良し家族の平和な風景の緊張感がハンパなかったです。
”闇”といういわば不定形なクリーチャーなのですが、本作に描かれている”完全な闇”は確かに恐ろしく、二転三転するラストシーンもお見事でした。
たまりませんね、ジャンカルロ・ジャンニーニ。冒頭メアリー役レナ・オリンと仲良さげに話すシーンなんざ、無駄に想像を掻き立てこの神経質そうな夫がいつキレるかとハラハラしたり、「息子を愛してなかったんだ」と言うシーンでは冒頭の嫁舅シーンも相まってついパパに同情してしまったり。パパ、そのトラウマでこんなひどい事になってるのに。
いたいけな少年ポール役ステファン・エンキストの美少年ぶりもよかったですが、残念ながらその後のご活躍は無いようで。彼氏カルロス役「バッド・エデュケーション」のフェレ・マルティネスも良かったですねぇ。
パラゲロ監督には「REC」で完全ノックアウトされて、そのラストでチラ出したオカルト臭が忘れられず逆順でチェックしたのですが、今作はTV放映か何かで何度か見たと後付けで気づいたり。見てる時には確実にグッとくるんですがなぜか印象に残り難く、いまだに「ネイムレス無名恐怖」と混ざりそうになってしまいます。

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