「チャイニーズゴーストストーリー」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

チャイニーズ・ゴースト・ストーリーの紹介:1987年製作の香港映画。中国の奇書『聊斎志異』を原作に、荒れ寺に泊まった青年とそこで出会った妖女との愛の行方をSFXを駆使して描くファンタジック・ホラー。本作の香港映画界に及ぼした影響は大きく、以後暫く類似の作品が多く製作されることになる。

予告動画

チャイニーズゴーストストーリーの主な出演者

ニン・ツォイサン〔寧采臣〕(レスリー・チャン)、シッ・シウシン〔聶小倩〕(ジョイ・ウォン)、イン・チェッハー〔燕赤霞〕(ウー・マ)、ハーハウ〔夏侯兄〕(ラム・ウェイ)、ロウロウ〔姥姥〕(ラウ・シウミン)

チャイニーズゴーストストーリーのネタバレあらすじ

【起】- チャイニーズゴーストストーリーのあらすじ1

昔々の中国…。
若い書生(学生)の青年・ニン・ツォイサンは、アルバイトで借金取りの仕事をしていました。
お店の借金の回収のために、郭北(コクバク)県に旅に出たツァイサンは、山道の途中で靴が駄目になり、食べるものに事欠きながら移動します。
雨に濡れ、泊まる宿もなくただひたすら山道を歩いたツォイサンは、借金の取り立てをしようとしましたが、帳簿が濡れて文字が読めませんでした。それをいいことに、店主は借金を免れようとします。
追い出されたツォイサンは、ただで泊まれる宿を探しました。当然、この界隈では存在せず、山の中の蘭若(ランヨク)寺くらいだろうと町の人に言われます。
蘭若寺の名前が出ると、周囲がしーんと静まりました。どうやらその寺はいわくありげなところのようです。
郭北県には手配犯ラウ・ヤットウがおり、賞金稼ぎに躍起になる者もいました。
ほかに泊まる宿もなし、金もなし、仕方なくツォイサンは蘭若寺を目指します。もう野宿はこりごりで、今日こそは屋根のついた部屋に泊まりたいのです。
夜の山道を歩いていると、提灯が消えました。周囲にはオオカミもいて、ツォイサンは追いかけられます。
ところが不思議なことに、ツォイサンが蘭若寺に入ると、オオカミはそれ以上追ってきませんでした。どうやらオオカミも避ける寺のようです。
寺の中では2人の道士(道教を極めた者)が戦っていました。若いすらっとした男性のハーハウと、中年のヒゲを生やした男性・インです。
ハーハウとインの勝負はつかず、戦いの途中に入りこんだツォイサンは、2人の板挟み状態になりました。
イン道士はツォイサンに、この寺にはトラよりも恐ろしいものがいると言って脅しますが、それでもツォイサンは寺に入りこみました。
実はイン道士の言う通り、寺にはとんでもないものがいました。美女のシウシンです。但し、幽霊です。
シウシンはわけあって、人間の男性をたぶらかしては、その精気を奪っていました。精気を奪われた者はミイラ化し、成仏できずに寺の地下でうごめいています。
戦っていたハーハウ道士もシウシンの誘惑には勝てず、ミイラ化してしまいました。
イン道士はシウシンをどうにか退治したいと思っているのですが、シウシンはイン道士の前には現れません。
ハーハウの精気を吸い取った後、シウシンはツォイサンを狙います。 この映画を無料で観る

【承】- チャイニーズゴーストストーリーのあらすじ2

琴の音でツォイサンを「水上亭」という一軒家におびきよせたシウシンは、早速ツォイサンをまどわそうと色仕掛けをしますが、ツォイサンはにぶいうえに善良な人間でした。シウシンの誘惑は失敗します。
ツォイサンはヘビからシウシンを助け、シウシンはツォイサンを好ましく思いました。イン道士から逃げながら、シウシンは初めて抱いた感情に戸惑います。
朝、ツォイサンはなにごともなく朝を迎えました。イン道士がツォイサンの元にやってきて、何か不思議なものと出会ったかと聞きますが、ツォイサンはとぼけました。
ツォイサンを地下にいるミイラたちが狙いますが、ミイラは日光に当たると灰になるので、朝陽がのぼってからはツォイサンは無事に過ごします。
午前のうちに寺で借用書を書き(夜は暗かったので文字が書けなかった)、ツォイサンはふもとの町におりて、あらためて借金取りに行きました。
昨夜、蘭若寺で過ごしたと聞いた店主は、ツォイサンに恐れをなして金をきちんと返します。
金が手に入ったツォイサンは、前日に町で見かけた美女の絵を買い求めたいと思って店に行きました。
しかし、絵はどこかにやってしまったと主は言い、探しておくからまた来てくれとツォイサンに頼みます。その絵は1年も売れずにいたので、店の主は絵をぞんざいに扱っていました。
その日の夜もツォイサンは蘭若寺に泊まりました。前の日に会った美女・シウシンのことが、気になっていたからです。
シウシンのいる水上亭に会いに行ったツォイサンですが、シウシンに来客があり、彼女は慌ててツォイサンを水がめに隠しました。
シウシンを訪れたのは、ケバい中年の女性妖怪・ロウロウです。シウシンはこのロウロウに命令されて、若い男の精気を奪っていました。
ロウロウはシウシンに、3日後に黒山(ハクサン)妖怪のところへ嫁入りしろと命令します。
そこでツォイサンは、シウシンが1年前に死んだ幽霊であることと、町で見かけた美女の絵のモデルはシウシンだったことを知りました。
シウシンは町で見かけたあの絵をツォイサンに渡すと、自分のことはあきらめてくれと言います。
それでもシウシンに恋をしたツォイサンは、シウシンに会いたくてたまりません。幽霊だというのは、自分をあきらめさせる嘘だと、ツォイサンは思います。
シウシンもツォイサンに恋をし、叶わぬ思いに身をこがしていました。
いつまでも蘭若寺をうろちょろするツォイサンを見て、イン道士もなんとなく事情を知ります。イン道士はツォイサンに、シウシンのことはあきらめろと言いますが、ツォイサンは未練たらたらです。
昼に町におりた際、手配犯ラウ・ヤットウの手配書(イラスト)がイン道士にそっくりだと思ったツォイサンは、イン道士の正体は強盗だと思い込みました。

【転】- チャイニーズゴーストストーリーのあらすじ3

夜、またシウシンに会いに行ったツォイサンは、とうとう深い仲になります。シウシンは「私のことを救いたければ、ヒゲの男(イン道士)を探して」と言って、その夜は消えました。
翌日、またシウシンに会おうとしたツォイサンを、シウシンの妹・シウチンが狙います。それを救ったのはイン道士でした。イン道士はツォイサンの前で、シウチンを殺します。
ツォイサンはイン道士が強盗だと思っているので、助けてもらっておきながらも郭北県役所に「殺人犯(シウチンを殺したから)のラウ・ヤットウを目撃した」と駆け込みます。
チウ副官は「ラウは9時間前に捕縛された筈」と言いながらも、誤認逮捕がよくある時代なので、本当かどうか確かめると言いました。逮捕されたラウ・ナットウは顔の中央に手配書どおりに傷があり、本物です。
イン道士がツォイサンを追って役所に現れました。ツォイサンはイン道士を指して「こいつが手配犯」と言いますが、イン道士は実は高い立場にある道士で、役所の人たちはひれ伏します。
イン道士は「私が殺したのは幽霊だ」とツォイサンに言い、蘭若寺での話だとその場にいた人たちに言いました。寺の名を聞いて、役人たちは逃げ出します。
イン道士はツォイサンに、シウシンやシウチンらは妖怪・ロウロウに操られる霊魂なのだと説明しました。シウシンのように骨を奪われた者や、無縁仏の者はロウロウに操られるのだと言います。
翌日の昼、イン道士はシウシンの墓を見せました。
ツォイサンはシウシンの正体が本当に幽霊なのだと知って、うちのめされます。そんなツォイサンの姿を見て、イン道士は「早く寺を去れ」と言いました。
イン道士は妖怪・ロウロウを退治するために、留まっています。
「早く寺を去れ」と言ったイン道士は、思い直します。ツォイサンが今まで幽霊やミイラに殺されずに生きているのは、それなりに利用価値があるのではないかと考えたのです。
一転してイン道士はツォイサンに「妖怪退治を手伝え」と言い出しました。ツォイサンも愛しいシウシンの復讐のため、手伝うことにします。
夜になります。イン道士は樹木に隠れ、おとりのためにツォイサンは寺に残りました。「妖怪を見たら鈴を鳴らす」という打ち合わせをしています。
ツォイサンがいるのを見て、シウシンがやってきました。ツォイサンはシウシンが幽霊だとやっと理解してびびりながらも、やっぱりシウシンを好きだという気持ちに変わりはありません。 この映画を無料で観る

【結】- チャイニーズゴーストストーリーのあらすじ4

ツォイサンは事情を聞きます。ロウロウは千年樹の妖怪で、シウシンの骨を押さえているから抵抗ができないと、シウシンは言いました。シウシンを墓に葬ったシウシンの父は、直後に殺されていました。
「2日後の黄昏前に、私の骨壷を田舎の家に埋葬して」「それで私は転生できる」とツォイサンは聞き、シウシンの願いをかなえようと思います。
そこへ妖怪・ロウロウがやってきました。シウシンはツォイサンをかばい「衣に沿って逃げて」と言います。見ると白い衣が道になっていました。
夢中で逃げるツォイサンですが、ロウロウの長い舌で攻撃され、いばらに覆われます。イン道士が現れて、地下より出てきた神剣でいばらを断ちきりました。
その神剣をロウロウの舌に刺しますが、ロウロウの舌は長い上に強力で、なかなか倒せません。
なんとか退けたイン道士は、やっぱりツォイサンを寺から去らせようと考えますが、ツォイサンはシウシンを成仏させるため、骨壷を手に入れたいと言います。
ずっと人間の醜い心、人々の偽りの心ばかりを見て来たために俗世を離れたイン道士は、ツォイサンのシウシンへの純粋な心に感激しました。
墓場に探しに行くと、骨壷が5つありました。どれが本物か分からないので、全部持って逃げます。
山をおりたツォイサンとイン道士は宿をとり、そこで霊を呼び出しました。4人の女性には「骨壷を持って去れ」と指示し(彼女らも妖怪・ロウロウに使われていたので解放された)ます。
最後の骨壷から、シウシンが出てきました。シウシンはイン道士に感謝すると、ツォイサンと見つめ合います。
イン道士はツォイサンとシウシンを2人きりにしてやろうと、席を外しました。ツォイサンとシウシンは、2人で美女の絵に文字を書き、愛を誓います。
村に出ていたイン道士が妖気を感じ、慌てて宿へ戻りました。シウシンとツォイサンを急いで連れ出そうとしますが、シウシンの姿が唐突に消えます。黒山妖怪に嫁に出されるのです。
線香1本分の間だけだが…と言い、イン道士はツォイサンを連れて冥界に行きました。イン道士は神剣とお札、弓矢で戦います。
シウシンの鎖を断ったイン道士とツォイサンは、シウシンを助け出しました。
ピンチに陥った3人ですが、ツォイサンが胸の服の中に入れていた金剛経で助かり、シウシンは神剣で黒山妖怪に止めをさします。
別れを惜しみたいところですが、時間はもう朝になり、朝日を浴びるとシウシンは灰になってしまいます。
未練を残しながらもシウシンは骨壷に戻り、ツォイサンとイン道士はそれを田舎の家に埋葬しました。
虹のかかる道を背に、イン道士とツォイサンは去りました。

みんなの感想

ライターの感想

いちおうジャンル的にはホラーなのですが、せつない&かわいらしい? 作品。
そう、この映画のヒロイン・シウシンは幽霊なのだ!
だけど美しい。
いっぽうの貧乏書生・ツォイサンは…可愛らしい青年です。中川家の兄・剛みたいなビジュアル。
純粋なこの青年をたぶらかせずに、むしろ心を「もってかれちゃう」シウシンの気持ち、判らないでもない(笑)。
ミイラは出てくる、妖怪・ロウロウの舌は気持ち悪い。このへんは確かにホラー。
特にミイラは…当時のCGの限界だったのだろう、コマ送りで撮影されているため、
ぎくしゃくした動きなんだが、これがなんとも気色悪い!
ロウロウの舌もかなりグロい。
でもそれ以上にこのツォイサンとシウシンの恋の行方が気になる…。
人間と幽霊なので、別れしかないと判っていても、せつないなあ。

映画の感想を投稿する

映画「チャイニーズゴーストストーリー」の商品はこちら