「トロールハンター」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

トロール・ハンターの紹介:ムーミンでおなじみ北欧の妖精トロールが実在した!という、2010年公開のノルウェーのモキュメンタリー・ホラー・ファンタジー映画。監督/脚本は本作が初監督作となるアンドレ・ウーヴレダル。2011年第38回サターン賞のインターナショナル映画賞にノミネートされ話題となりました。ノルウェー国内の制作会社4社で制作されたCGとVFXを駆使したトロールの質感、存在感は圧巻で、詳細な生態設定にも説得力があります。渋く職人気質なハンターハンスと、彼をノルウェーの隠れたヒーローだと讃える学生たちとの絡みも一見の価値ありです。

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予告動画

トロールハンターの主な出演者

トロール・ハンター/ハンス(オットー・イェスパーセン)、トマス(グレン・エルランド・トスタード)、ヨハンナ(ヨハンナ・モールク)、カッレ(トマス・アルフ・ラーセン)、野生動物委員(TST職員)フィン・ハウガン(ハンス・モーテン・ハンセン)、獣医師ヒルデ(トルン・ルーデメル・ストッケラン)、マリカ(ウルミラ・ベルク=ドマース)、ストルテンベルグ首相(イェンス・ストルテンベルグ)など。

トロールハンターのネタバレあらすじ

【起】- トロールハンターのあらすじ1

「2008年フィルムカメラーテネ社に届いた283分のテープを編集したものである。映像には一切手を加えていない。専門家チームが1年以上かけて解析した結果、本物と断定した」と字幕が出ます。

ノルウェーの大自然の広がる村ヴォルダで、ヴォルダ大学の学生トマス、ヨハンナ、カッレは、クマの密猟の取材をする中、密猟者と思しきハンスという男に着目、彼のトレーラーは、強烈なライトが点けられ、ひどい悪臭がして薬草がぶら下げられ、おんぼろのランドローパーには、無数の鋭い爪跡が残されていました。毎晩出掛けて朝まで戻らないと聞いた3人は、待ち伏せして取材を試みますが拒まれます。
その夜は見失いますが、彼のトレーラーでは動物の毛皮とショットガンを目撃、翌日、クマが射殺された現場での取材でも、クマは別の場所で殺され運ばれてきたと言うハンターに対し、野生動物委員のフィンは不自然なところはないと証言したりと奇妙なことが続きます。

一方、拒否されながらもしつこく後をつけるうち、ハンスのトレーラーは田舎町のトレーラーパークに移動します。夜、男が向かった道は爆発物危険、進入禁止の札の掛かった門で行き止まりとなっていましたが、3人は警告を無視して敷地内に侵入します。
道は途中で途切れやむなく3人は徒歩で森の奥へと進み、ハンスの車を発見します。森の奥からは獣の唸り声と叫びが聞こえ、強烈なフラッシュライトが光り、ハンスが突然「トローーール!!」と叫びながら走り出してきます。
彼につられ3人も逃げ出しますが、トマスが何かに襲われハンスに救出され彼の車へと逃げ込みます。トマスの傷はジャンパーもろとも切り裂かれた酷い状態でしたが、ハンスは馴れた手つきで応急処置と破傷風の注射をし、もう後をつけるなと言います。
彼らがハンスの車に同乗して戻ると、彼らの車は粘液塗れで、完全に破壊されていました。これは絶対クマじゃない、トロールと叫んだだろ!?説明してくれと詰め寄るトマスに、ハンスは意を決したように絶対指示に従うことを条件に取材を許可します。 この映画を無料で観る

【承】- トロールハンターのあらすじ2

深夜、ハンスの車に同乗した3人は再び進入禁止の門の奥へと向かい、ハンスに小川で体を洗い(特に脇の下と股間)、ひどい悪臭のトロール臭を付けろと言われます。トロールは太陽光に当たると石化するか爆発するため、武器となる紫外線ビームとフラッシュライトを持って、4人は森の奥へと進みます。やがて”リングルフィンチ”のマーキングを発見、ハンスは連絡した獣医師から採血するよう指示され、大仕事だと漏らします。
ハンスはさらに奥に向かい、3人は深夜の森で待機することに。噛まれたトマスも含め半信半疑で待つうち、獣の唸り声とハンスの声が聞こえ、森が一気に騒がしくなります。
ハンスが「”トッサーラッド”だ!逃げろ!」と叫び駆け出してきたその奥から、巨木を揺らしながら現れたのは、でかい鼻の頭が3つ付いた身の丈数メートルの巨大なトロールでした。

それはおとぎ話とは全く異なる獰猛な野生動物で、彼らは必死で逃げ、ハンスは森から出たトッサーラッドに車のルーフに取り着けた大型の紫外線ライトを当て石化させます。遅れて現れたヨハンナは本物だった!信じてたのよ!と大喜びです。
が、ハンスは苦い顔で何度もキリスト教徒じゃないのか?と聞き、それを嗅ぎつけられたと言いますが、トマスもヨハンナも否定します。彼は、トロールは政府によって極秘に保護されているが、トロール・ハンターには特別手当などが一切無く嫌気がさした、これを公表するため撮影を許可したと言うのです。彼は石化したトロールをハンマーで倒し、翌朝爆薬で粉砕します。
そこに野生動物委員のフィンが現れ、撮影を止めろ!と怒ります。が、続いて密猟者が現れ、クマの死体を置いて偽装し始めます。フィンはトロールの被害は拡大し、家畜や旅行者を襲っているといいますが、ハンスは俺には関係ないと受け流します。

彼らが引き上げた後、3人はハンスへのインタビューを開始します。彼の任務はテリトリーを離れ民家に近づくトロールを退治する事だが、今は異常事態でどうにもならない、フィンはTST(トロール保安機関)という政府の役人で、トロールの存在を隠すのが任務だと打ち明けます。
トロールは山トロールと森トロールの2種類、1つ頭で生まれ年経るにしたがい頭が増えるが、他の頭は威嚇と雌トロールへのアピールのための突起物に過ぎない。トロールを殺す度、駆除記録の書類を作成しTSTに提出する。服を着て人語を話すトロールはおとぎ話で、本物は肉食獣で寿命は1000~1200歳、知能は極めて低い等々…。また、特殊部隊にいた彼は政府の人材募集でトロール・ハンターとなり、現在ノルウェーに1名のみだと語ります。
そして彼らをトレーラーに招き、毛皮はトロールの皮や尻尾で、鍋で体液を煮詰めてトロール臭を作り、体に染みこませ、皮膚ガンは気になるが紫外線ライトを点けないと怖くて眠れないと話します。トレーラーの壁はトロールのスケッチや資料で埋め尽くされていましたが、死体も可愛い物もあり、彼自身の長年の逡巡がうかがわれます。

【転】- トロールハンターのあらすじ3

彼らはハンスの車に同乗しトレーラーを引いて移動します。ハンスは、山の所々に罠を仕掛け、目視で山の異常を見つけトロールを追うという、地味で地道な作業を黙々と続けます。
2日目、”リングルフィンチ”が羊を襲った痕跡を発見し後を追います。小川にかかった橋の現場ではフィンがマスコミにクマの仕業という苦しい解説をしていました。
夜、橋の上に3頭のおとりの羊を仕掛けてトロールを待つうち、その1頭が襲われます。現れたのは3mほどの片腕の無いトロールでしたが、羊を片手でやすやすと掴み岩に打ちつけて殺し、鎧を着けたハンスが採血に近づきますが、掴まれて橋に投げつけられます。
トロールが離れた隙にハンスを起こすと、彼は再び巨大な鉄製の注射器を持って橋の下に向かい採血し、紫外線ビームでトロールを攻撃、爆発させます。

その血液を持って彼が向かったのは動物病院でした。ハンスは獣医師の中年女性ヒルデに血液の分析を依頼し、インタビューを受けるよう促し、責任は全部自分が取ると言います。
獣医師は、トロールはビタミンDをカルシウムに変えられない、だから太陽光に当たると過剰反応を起こし、若いトロールは内臓が破裂して爆発、年経たトロールは体中が骨化して石化すると説明しますが、凄まじい苦痛があるため彼らは太陽光を嫌うし、不憫だと語ります。
ハンスは地方紙で情報収集し、所々にトロールの好きな古タイヤを置いて齧り跡をチェックしながら山岳地帯に移動します。トロールの妊娠期間は10年から15年、出産は1回に1匹の哺乳類だなど、車中でもハンスの解説が続きます。山トロールと森トロールの戦場なども見て回りますが変化はありません。

ハンスはフィンの情報からドブレのテリトリーを抜けたトロールにターゲットを絞ります。竜巻被害だと訴える農家の近くでは巨大な木がバラバラの方向に倒され、トロールが通った証拠だと話し、夜を待って近くの森を捜査することに。
ハンスは森の奥の古い採掘抗が彼らの巣だと言い、トロールが出かけている隙の撮影を促します。中には広い場所があり、食事跡や粘液が定位置で行われている生活ぶりから群れだと言います。が、引き上げようとしたその時、入口から唸り声がし、体長2mほどの長い鼻のトロールの群れが戻ってきてしまいます。やむなく彼らは洞窟の奥の小さな洞窟に隠れ、脱出のチャンスを待つことに。

トロールたちは戻って間もなく眠り始めますが、カッレは必死でトロール臭をなすり、自分はキリスト教徒だから殺されるとパニックになります。その汗の臭いにトロールが気付いた瞬間、ハンスを先頭にフラッシュで攻撃しながら3人は何とか脱出しますが、カッレが捕まって殺害され、カメラのレンズにひびが入ってしまいます。群れは”マウンテンキング”という種類でした。
トレーラーに戻るとフィンがテープの回収に来ていました。ヨハンナは死者が出ている以上公表すべきだと逆上しますが、フィンは受け流しテープを回収できないまま去って行きます。

カッレの代わりにプロカメラマンのマリカが加わり、彼らは、ランドローバーのボディに刃先の装甲を、ルーフには巨大な紫外線照射機を取り付けて、ドブレのトロールが逃げた原因を確かめに向かいます。向かった先は森の大木がほとんど薙ぎ倒された惨状でした。ハンスは身長60mの巨大トロール”ヨットナール”がドブレのトロールを追った跡だと推測、暴走すると大変なことになると言い、トロールの防護壁となる山間の高圧線を抜けた原因を確かめるために、送電設備の施設へと向かいます。
送電担当者は、トロールの事は知らず、3週間前に原因不明の事故で鉄塔が倒れたというだけの認識でした。車は雪の平原へと向かい、ハンスは送電線をもっと増やさねばと言い、平原にいる牛をトロールの餌として飼っていると話しますが、痕跡は見つかりません。
やむなくTSTの小屋での待機となりますが、ハンスは浮かない顔で、70年代にトンネルを新設するためトロールを大量虐殺したことを打ち明けます。彼は、今回の異常事態が収まらなければその惨劇を再び繰り返さねばならないと思い悩んでいたのです。また、トマスはケガが悪化し体調を崩してしまいます。

【結】- トロールハンターのあらすじ4

夜明けまであと1時間という時、草原に巨大な足音と咆哮が響きます。ルーフの紫外線照射機を準備する中、獣医師から”リングルフィンチ”が狂犬病に罹っていたと電話が入ります。異常事態の原因はその狂犬病で、トマスも罹患し、現在迫っているヨットナールが感染源だと話します。一旦3人は小屋に戻りますが、見ると山の高さほどの巨大なトロールが迫っていました。
彼らは外に飛び出しハンスの車を追いますが、車が聖歌を大音量で流すとトロールはその音に魅かれるように後を追っていき、3人も必死でその後を追います。

原野の真ん中で、ハンスはトロールに紫外線を照射しますが、さして効果が無いうち電池が切れたと戻ってきます。3人は車に乗り込みますが、ハンスは慌てず、あと数回紫外線を当てられれば死ぬと言い、再び聖歌を流して追わせ、トロールの体力を消耗させる作戦に出ます。トロールは動きは鈍いものの歩幅が大きくすぐに追いつかれてしまいそうです。
が、路上に人影を見つけ乗せるうち、トロールはすぐ後ろに迫っていました。男は地震学者でした。ハンスは再び紫外線を照射しますが効果はありません。

車に5人が乗った状態で、ハンスはトロールの前に回り込むと言い、巨大な脚の間をくぐり始めますが、ようやく抜けたところで車が掴み上げられ破壊されます。
這い出た4人は、夜明けの薄明かりの中、原野で立ち往生し苦悶するトロールの姿を見、その最期の凄まじい咆哮に耳を塞ぎます。
ハンスはおもむろにロケットランチャー型の照明弾とリュックを背負い、彼らに「十分な映像は撮ったか?」と聞き、国道の方向を指示し、飄々と1人トロールに向かい歩き出します。トロールの足元では人形サイズに見える彼は、その腹部に照明弾を撃ち込み、トロールは一瞬で石化しボロボロと崩れ落ちます。ハンスは喜ぶ彼らの元には戻らず、原野へと歩き去って行きます。

夜が明け、4人は雪降る原野を国道に向かって歩きます。ハンスも出血していますが元気そうです。が、見るとフィンたちの車が向かってきていました。彼らは撮影したフィルムを持って必死に逃げますが、フィンたちに次々と捕えられていきます。最後に1人、トマスだけが国道に辿り着き、1台のトラックが迫るところでフィルムは終了します。

最後に、「映像の学生たちは行方不明のままで、知る者がいたらフィルムカメラーテネ社に連絡が欲しい、政府はTSTの存在は否定したものの、2010年ストルテンベルグ首相がそれを裏付ける発言をした」と字幕が出ます。
それは首相が「反対は多いが国内の環境を守るため送電線を増やす、トロール対策のために増やさねばならない」と発言し、隣にいるフィンがはっとして首相を見る会見映像でした。

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