「ドントノックトワイス」のネタバレあらすじ結末

ドント・ノック・トワイスの紹介:2016年製作のイギリス映画。『ザ・マシーン』のカラドッグ・ジェームズ監督とスタッフが手掛けたショッキングスリラー。「自らの喉を掻き切り死亡した老婆が襲ってくる」という都市伝説の残る古い屋敷。女子大生のクロエはある日、屋敷のドアを2回ノックするが、返答はなく…。

予告動画

ドントノックトワイスの主な出演者

クロエ(ルーシー・ボーイントン)、ジェス(ケイティー・サッコフ)、ジンジャー・スペシャル(ハビエル・ボテット)、ベン(リチャード・ミラン)、ボードマン刑事(ニック・モラン)、ジンジャー(パスカル・ウィルソン)、ティラ(プーネル・ハジモハマディ)、ルイーザ(サラ・バッカランド)、ダニー(ジョーダン・ボルジャー)、メアリー・アミノフ(アーニャ・メイソン)

ドントノックトワイスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①クロエとダニーは魔女の家と噂される屋敷を2回ノックし、メアリーの霊を呼び覚ませてしまう。ダニーはその日から行方不明、身の危険を感じたクロエは実の母・ジェスの家に行く。 ②メアリーの呪いなどなく、ジェスのモデルの女性・ティラが悪魔の手先であることから逃れるための罠だった。ティラは解放され呪いはジェスにうつった。

【起】- ドントノックトワイスのあらすじ1

イギリス、ロンドン北部。
ジェスは昔、実の娘であるクロエを一度手放しました。ジェスが薬物と酒に溺れていたため、クロエは9年前に施設に保護されたのです。
その後、ジェスは娘を取り戻すために努力しました。薬物も酒も断ち、ベンという男性と再婚して、一軒家も買います。
こうして準備万端にして審査に臨みますが、審査員の目は厳しく、またわが娘のクロエも「捨てられた」と思い込んでおり、縁組の話が進みません。
それでもジェスは養護施設のクロエに会いに行き、自分のところへ来てほしいと娘のクロエに訴えました。
ジェスは彫像家の仕事を、夫のベンは会社員の仕事をしています。
母と子の像を作るジェスは、現在は赤ん坊を産んだばかりの若い女性・ジェスとその子をモデルにして、作品を作っていました。
ティラはジェスの事情を知っており、ジェスが娘のクロエと一緒に暮らせるようにと、祈りをこめたネックレスをプレゼントします。

ウッドマン養護施設。
クロエは10代後半にさしかかっています。
クロエはボーイフレンドのダニーと共に、ある家に行きました。
クロエは幼い頃から、ダニーとあともう1人・マイケルという少年と仲良くしていました。
ところがマイケルは数年前に行方不明になっていました。クロエたちはそれを、近所で魔女ではないかと噂をされていた、赤毛の女性メアリー・アミノフの仕業だと思いこみます。
メアリーは屋敷で死んだのですが、その後、メアリーの家には奇妙な噂が立ちました。
その屋敷の扉を「1回ノックすると、メアリーが目覚める」「2回ノックすると、メアリーが生き返り、あとで襲ってくる」というのです。
ある夜、ダニーとクロエは好奇心からメアリーの屋敷に行き、2回ノックしてみました。

帰宅後、ドアをノックする音に反応したダニーが覗き穴で覗くと、廊下の電気が奥から消えていき、細い女性が立っていました。
全身が黒く、髪の長い、手足が異様に細くて爪が長い女性です。
不安になったダニーのところへ、ちょうど先ほど別れたばかりのクロエから、パソコンにビデオ通話があります。
通話を取ったダニーは、クロエに「何か変だ」と訴えました。
ところがクロエ側にもちょうどドアがノックされ、クロエが見に行って席を外します。
その間にダニーは後ろに引っ張られ、宙づりになってドアの向こうに消えました。クロエがドアの様子を見に行っている間のことです。
戻ってきたクロエは、画面に誰もいないので不思議に思いました。その画面の中央に黒い顔が近づいてきて、おどろきます。

翌日、改めて電話をかけたクロエですが、ダニーに繋がりませんでした。折り返しの電話があり、「逃げろ」というただひとことだけが発せられます。
部屋に閉じ込められたクロエは、蛇口の水道から血が出てきて、水の中から両手を出てくる幻影を見ました。
噂どおりノックを2回したことで、メアリーの霊を蘇らせてしまったと思ったクロエは、養護施設を出て、今まで嫌っていた実の母・ジェスのところへ身を隠そうと考えます。

【承】- ドントノックトワイスのあらすじ2

娘のクロエが自分から訪問してきたので、ジェスは喜びました。ウッドマン養護施設に連絡を入れ、数日の外泊許可を取ります。
ジェスはいそいそとクロエが過ごす部屋を用意すると、歓待すると言いました。9年前の過去は変えられないけれども、ぜひ前向きに考えてほしいと言います。
夫のベンはちょうど、明日から出張が入っていました。ジェスとクロエの母娘だけの生活になります。
晩ご飯に出たスープに歯が浮いているように見えたクロエは、思わず振り払ってしまいました。それでもジェスは何も聞かず、片付けをします。

翌朝、夫のベンが出張に出かけ、クロエとジェスだけになります。
ジェスは不思議な夢を見ました。屋敷の奥に黒い服の女性がおり、その女性が自分の首をナイフで切る夢を見たのです。
ジェスがその夢の話をすると、娘のクロエは驚きました。風貌がメアリーにそっくりだからです。メアリーの話を知らないはずのジェスがメアリーの夢を見たということで、この屋敷にまでメアリーが追いかけてくるのかもしれないと考えました。
クロエはジェスに、養護施設の近所にあった、メアリーの屋敷にまつわる噂の話をします。
その屋敷でノックしてしまったことと、一緒にノックしたダニーは行方不明になったことも告げます。
ジェスは、娘のクロエが抱えていたであろう秘密や不安を話してくれたことで、嬉しく思います。「ここなら安全よ」と笑顔で答え、今度こそは娘のクロエを守ろうと決意しました。

娘のクロエが来た喜びで、モデルのティラが家にやってくる約束をジェスは失念していました。赤ん坊を連れたティラにクロエを紹介すると、ティラはすぐに帰りたがります。
ティラは、自分には霊感が備わっていることを告げると「その子は助けられない。もう魂が奪われている。その子は魔物に取りつかれている」と言いました。
その発言も、クロエの不安に拍車をかけます。

ひげ面の男性・ボードマン刑事が、ダニー失踪についてクロエに話を聞きにきました。ジェスは、より詳細を知らされます。
クロエとダニーの共通の友人・マイケルは数年前に行方不明になっており、メアリーのせいだと思いこんでいたダニーとクロエは、メアリーの家を毎晩ノックするいたずらをしました。
メアリーはそれを苦にして屋敷で自殺をし、発見時の遺体はキツネに食い荒らされていました。
マイケル行方不明の犯人がメアリーかどうかは不明ですが、「顔見知りの犯行の可能性が高い」とボードマン刑事はメアリーが怪しいことをにおわせます。

【転】- ドントノックトワイスのあらすじ3

クロエは書籍を調べ、アジアの世界で「邪悪な老女」と呼ばれる『バーバ・ヤーガ』という悪魔の存在を知ります。
バーバ・ヤーガは魔力が弱いので、使い魔を使うそうです。人間を自分の手先とし、手先になった人間は身体のどこかに印ができるそうです。
ノック1回でその悪魔が目覚め、ノック2回で手先になる…というあたりは、メアリーの屋敷にまつわる噂と非常に酷似しています。
まだ短い間ですが一緒に暮らし、クロエに親身になったので、クロエはジェスとの距離を縮めました。信頼を寄せるようになります。
ジェスも娘のクロエを助けようと考えます。

保護施設の審査官が様子を見に来ました。
すると、アトリエがなぜか荒らされており、床に「あの子は私のもの」という文字が書かれています。
クロエは母のジェスがまだ薬物から手を切っていなかったのかと疑い、ジェスは娘のクロエが嫌がってわざと悪さをしたのかと疑います。
審査官に見られたので、マイナスの評価がつけられました。しかしその後、ジェスとクロエは話し合い、互いがやっていないと知ります。

そしてある夜。とうとう決定的なできごとが起きます。
正面玄関前の噴水の向こう側にある像に、赤い布がかかっているのを見たジェスは、それをチェックしに屋敷の外に出ました。
布を取って振り返ると、屋敷全体の電気が消えています。
同じ頃、クロエはベッドで寝転がっていましたが、電気が消えたので母のジェスを探しました。
屋敷に戻ったジェスは、入ろうとすると目の前で扉が閉まり、閉めだされます。
屋内のクロエは屋敷の中に、黒くて手足の長い女性を見ました。
扉を必死で開けたジェスは、自室のクローゼットに隠れたクロエを見つけます。
クロエの言う通り、何か霊か悪魔のようなものがいると感じたジェスは、娘を救うために一大決心をします。

ジェスとクロエは屋敷中の扉を集めると、火をつけました。扉を焼いてしまえば、ノックができないというわけです。
それでも駄目でした。朝になると扉の幻影が見え、クロエが中に浮いてひきずられていきそうになります。
クロエをなんとか助けたものの、外泊許可の期限が切れました。クロエは養護施設に帰ります。
困ったジェスは、霊感があると言っていたモデルのティラを呼び出して、相談しました。
開口一番、ティラは「バーバ・ヤーガは無関係」と言い、「メアリーはデマで追いつめられて自殺した。デマを広げたクロエに復讐するつもりだ」と答えます。

【結】- ドントノックトワイスのあらすじ4

ティラがいう解決策は「真犯人を見つけて、メアリーの汚名をそそぐこと」でした。

取り調べの動画が入ったUSBを手に入れたジェスは、メアリーが厳しい取り調べを受けていたと知ります。
メアリーはボードマン刑事にきつい言葉をかけられていました。
さらにウッドマン養護施設に行ったジェスは、ボードマン刑事が施設に昔からよく出入りしていたと知り、ボードマン刑事こそが怪しいのではないかと考えます。
ジェスは施設にいるクロエを連れ出しますが、クロエはマンホールの穴からどこかに連れ込まれてしまいました。
メアリーの屋敷に行き、ガラスを割って入り込んだジェスは、釘を踏んで足を負傷しました。
通報を受けてやってきた警察の目を盗み、2回ノックするという呪いをあえておこないます。これで悪魔の世界へ行けるはずです。
警察署でボードマン刑事に事情聴取されたジェスは、犯人はボードマン刑事自身だろうという意見をぶつけました。

拘置所に置かれたジェスは、足の傷を絞って出た血文字で「メアリーの家に来て」というメッセージをボードマン刑事に残し、悪魔界へ行きます。
そこは奥深い森のような場所でした。クロエは森の奥に、檻に入れられて吊られています。
クロエはそこで、幼いマイケル(行方不明のまま年を取っていない)に会いました。
ジェスがクロエを見つけます。黒くて髪の長い、手足の細い女性に追われたジェスとクロエが必死で逃げます。
拘置所に書かれたメッセージ通りにメアリーの家に行ったボードマン刑事は、ドアをノックして開けました。
ボードマン刑事が入るのと入れ代わりに、ジェスとクロエは脱出します。ボードマン刑事も逃げ出そうとしましたが、奥にひきずられて無理でした。扉が閉まります。
(ジェスはボードマン刑事を犠牲にして、娘のクロエを救った)

その頃。
出張から戻ってきた夫のベンは、屋敷の扉がすべてなくなっているのを見て驚きます。
そこへモデルのティラが現れて、ジェスの夫・ベンを刺殺し、トランクに入れます。
するとティラの胸についていた、使いの者の印は消えました。
ジェスはクロエに「犯人はボードマン刑事だったのよ」と告げますが、クロエは違うと言、います。
ジェスの推理は間違っていました。ボードマン刑事は養護施設の誰もに優しく、面倒見のいい刑事でした。
胸に痛みを感じたジェスは、さげたネックレスの印が自分の胸に刻まれるのを見ます。
そして、ようやくすべてを悟ります。

自殺したメアリー・アミノフは「悪魔の手先」にされていました。それから逃れるために、自殺をしたのです。
悪魔の手先であることから逃れる方法は、自殺するか、あるいは他人に凶行をさせるか、なのです。
メアリーは自殺することで、それから逃れていました。つまりメアリーの呪いなど、なかったのです。
今までジェスとクロエが見ていたのは全く別のもので、やはり悪魔の手先であったモデルのティラが見せていたものでした。
ティラは「他者のジェスに凶行をさせる(ボードマン刑事を悪魔界に追いやる)」ことにより、悪魔の手先から逃れました。
こうしてティラは解放され、次の呪いはジェスについています。
ジェスが悪魔の手先であることから解放されるには、自殺するか、他者に凶行をさせるかです…。
(自殺すると娘のクロエを守れなくなりますので、他者に凶行をさせるしかなさそう)

みんなの感想

ライターの感想

はっきりいって、ややこしい~。
まず。えーと、今作品に出てくるこわいひとは「黒くて髪も長く手足も長く、昆虫っぽい感じの女性」。
『ライト/オフ』の幽霊と非常によく似てる。
さいきんこれ系が流行なのか、伽椰子にもちょっと印象が似てるんだよね。
幽霊なのかと思わせて、実はバーバ・ヤーガという悪魔でした…なのだが、あれもこれもつめこみすぎて情報過多。
ティラがジェスの夫・ベンを殺す意味、あったんだろうか。手先から解放される手段は「他者に凶行をさせる」なのだから、自分が凶行をおかす必要はないんだがなあ。
あと、ボードマン刑事がいい人らしいのだが、最後にちらっとクロエがセリフで言うだけなので、途中ジェスが疑った「実はボードマン刑事が犯人なんじゃない?」という疑いが解けないまま。
襲い来るものと戦ううちに、母と娘の絆が徐々に強まっていくというのを描きたかったのは判るのだが、とっちらかってしまい、肝腎の「こわい造形」の正体がいまいちぴんとこないまま終わる。

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