「ハイテンション」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

ハイテンションの紹介:2003年製作のフランス映画。ほとんどホラー映画が作られないフランスのスプラッター映画。とうもろこし畑に囲まれた、田舎の一軒家を襲った惨殺…一人、そしてまた一人と住人が息絶えていく様をリアルに描く。予想もつかない、かつ難解な結末に驚愕。

予告動画

ハイテンションの主な出演者

マリー(セシル・ドゥ・フランス)、アレクシア・ソラル〔アレックス〕(マイウェイン)、殺人鬼(フィリップ・ナオン)、ジミー(フランク・カルフン)、アレックスの父ダニエル・ソラル(アンドレイ・フィンティ)、アレックスの母(オアナ・ペレア)、トム(マルコ・クラウディウ・パスク)、警察署長(ジャン=クロード・デュ・グロス)、警察官・フェルナン(ボクダン・ウリテスク)、自動車の男(ガブリエル・スパイユ)

ハイテンションのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①アレックスとマリーは仲良しの女子大生。試験勉強のため、フランスの田舎町ピュイエンヌのアレックス実家に招かれたマリーだが、その夜ソラル家は惨劇に襲われる。アレックスの家族は惨殺され、アレックスは連れ去られた。 ②マリーは必死で追うが、殺人鬼から助けたアレックスに犯人呼ばわりされる。実は殺人鬼はマリーの妄想で、殺戮はすべてマリーが行なっていた。逮捕されたマリーは精神病院に収容された。 ③殺される順番(「0.愛犬エンドリクス」)「1.父ダニエル(額をカミソリでスパッ&家具で首をギロチン)」「2.アレックスの母(カミソリで首を深く切られる、もげそう)」「3.弟トム(ショットガンで撃たれる)」「4.店員・ジミー(斧で胸をぐっさ)」「5.殺人鬼(即席棍棒でフルボッコ&ビニール押し付け窒息死)」「6.自動車運転手(巨大チェーンソーで滅多切り)」

【起】- ハイテンションのあらすじ1

「誰にも邪魔させない」と言い聞かせるように繰り返す、若いショートカットの女性・マリーがいました。背中には、大きな裂傷を負っています。
「録音を始めて」と言うと、マリーは話し始めます…。
…フランスの森深い道を、1人の男が車で疾走していました。そこへ脇腹を押えて歩く女性・マリーが現れます。驚いた男は女性を避けようとして車に接触しました(※印)。
女性・マリーは自動車の男に助けを求めました…。
…黒髪の若い女性・アレックスと金髪のショートヘアの女性・マリーは大学の同窓で、親友でした。試験勉強をするために、マリーは田舎にあるアレックスの実家に招待され、2人でみっちり勉強するつもりです。
アレックスの運転する車でピュイエンヌの田舎に向かう2人は、車中のドライブを楽しみます。後部座席でうたたねしていたマリーは「私が重傷を負った私を追いかける怖い夢を見た(※印の内容が夢に該当するが、それだけではない、後述する)」と言いました。
実家では年の離れた弟・トムが、姉の帰りを待ちわびていました。アレックスの一家・ソラル家は、一面のとうもろこし畑に囲まれた家です。
畑の隅では殺人鬼が狩った女の生首にフェラチオをさせ、終わると無造作に生首を捨てて立ち去りました。
夜、トラクターしか通らない田舎道を走っていたアレックスは、「人影があった」と言って車を降りてとうもろこし畑を探します。マリーも車から降りて探しますが、その時車の発進音がして、乗って来た車が去っていきました。
驚くマリーですが、それは手の込んだアレックスのいたずらです。マリーはもちろん、戻って来たアレックスに乗せてもらいます。
2人が到着したのは夜でした。アレックスの両親が出迎えます。ソラル家は5年前に農場を購入し、住居に改装して住んでいました。最近は、田舎の農場をリフォームして住む人もいるそうです。
1階がリビングと父の仕事場で、2階が家族たちの寝室で、マリーは3階の屋根裏部屋を提供されました。アレックスとマリーはお茶を飲みながら話をします。
最近アレックスの彼は浮気しているそうで、マリーにその相談をしました。その後、明日は朝9時起きで国際法の勉強を、明後日は経済学の勉強をしようと言って2分は別れます。
1階で仕事をしていた父は、飼い犬・エンドリクスを連れて就寝しました。外に煙草を吸いに出たマリーは、2階浴室でシャワーを浴びるアレックスの全裸を見ます。ガラス窓なのでシャワーの姿は丸見えでした。
マリーも3Fに戻って寝る支度をしますが、アレックスのヌードを思い出して寝付けません。
実はマリーは親友のアレックスにも内緒にしていますが、レズビアンで、アレックスのことが好きなのです。自分のものにしたいと思っているくらいです。
イヤホンで音楽を聞き、アレックスを思い出しながらマリーは自慰にふけりました。

【承】- ハイテンションのあらすじ2

その頃、寝静まったソラル家に殺人鬼がトラックで乗りつけました。殺人鬼は中年のさえないおじさんで、手に持っているのは(床屋で見るような本格的な)カミソリです。エンドリクスが吠えたので、マリーは外を見ましたが、その瞬間にトラックのライトが消されたので分かりませんでした。
殺人鬼はドアベルを鳴らします。夜中に執拗に鳴らすので起き出したアレックスの父は、玄関の扉を開けると殺人鬼に額を殴られました。
アレックスの父は絶叫しながら床に倒れ、続いて愛犬のエンドリクスも腹を刺されて倒れます(ここは動物愛護精神から、婉曲的に腹を血で染めた犬っぽいものが倒れてるだけ)。父は顔を踏まれました。
階段まで這いつくばって上ろうとしたアレックスの父ですが、階段の手すりの間から顔を出したところを、殺人鬼が家具をずらせて移動させ、父は頭がもげます(ギロチン)。
父の悲鳴から異変を感じ取った母は、トムに部屋に入っておくように言うと、階下に降りました。父の姿を見て、母は悲鳴を上げます。
マリーは危険を感じ、部屋の施錠をすると電話を取り上げますが、屋根裏部屋は普段物置だったのでしょう、電話線が繋がっていません。家具を移動させて線を繋げようと試みますが、家具が重すぎて移動できませんでした。
やむなく身の回りの品を荷造りしてベッドも整え、洗面台も綺麗に拭いて水気を取り、部屋は無人だという工作をします。
殺人鬼が入って部屋のチェックをしますが、ベッドの下に隠れたマリーは見つかりませんでした。殺人鬼はドアを閉めて去ります。
アレックスは部屋で耳栓をして、熟睡していました。そこへ殺人鬼が忍び寄り、カミソリを首に当てて起こします。
アレックスの悲鳴が聞こえたので、再びマリーは電話を回線に繋ごうと家具をずらし始めました。ずれた家具のところに現れたのはテレビ用の配線で、マリーは落胆します。
ゆっくり裸足で移動して階下に降りたマリーは夫婦の寝室に行き、電話を探しますが、見つかりません。足音がしたのでマリーがクローゼットに隠れると、負傷したアレックスの母が来ました。
アレックスの母は受話器の子機を取り上げますが、背後から現れた殺人鬼がカミソリで母の首を切り、マリーの潜むクローゼットの前でアレックスの母は倒れます。首は半分以上取れかかっています。殺人鬼はさらに母の手首を切断して去りました。
殺人鬼の姿が消えた後マリーはクローゼットを出ますが、アレックスの母の息がまだあり「なぜ、なぜなの」とマリーに言います。子機を取り上げて通報しますが、繋がりません。
アレックスの部屋を見に行くと、アレックスは手足を金属の太い鎖で拘束され、口には太いめのナイロンチューブで猿轡をされていました。マリーはアレックスの拘束を解こうとしますが、無理です。
弟・トムが「ママ」と言いながらとうもろこし畑に逃げ、殺人鬼が納屋からショットガンを出して追いかけました。銃声が聞こえます。

【転】- ハイテンションのあらすじ3

マリーは「(アレックスを)殺すつもりなら殺してるから。電話はどこ? 台所? 帰って来るから、私の存在は秘密にしておいて」とアレックスに言い、1階台所の電話親機を取りますが、電話線を切られていて通報できませんでした。
殺人鬼は戻って来てアレックスを担いで行き、マリーは台所で武器を物色して包丁を手に取ります。殺人鬼は家族写真を見てガラスを割り、アレックスの顔写真だけを切り取りました。
マリーはトラックの荷台部分に積まれたアレックスの元へ行き、電話が繋がらなかったことを告げ、荷台の入り口のところで包丁を構えて待ちますが、殺人鬼は中を見ないままスライド式の扉を閉めて車を発進させます。
とうもろこし畑には、血塗れで倒れたトムの死体がありました。
移動するトラックの中でマリーは扉を開けようとしますが、無理でした。殺人鬼の運転席には、歴代集めたと思しき女性の顔写真が貼られています。アレックスは街灯に照らされた荷台の天井の、至るところに血しぶきがあるのを見ました。
車はガソリンスタンドに着き、殺人鬼が給油を始めます。マリーは最後のチャンスにとアレックスに包丁を渡し、自分は殺人鬼に見つからぬよう外に出て、ガソリンスタンド横の雑貨店に行きました。
店内に倒れ込むように入ると、店員・ジミーに「通報して」と言いますが、ジミーは突然のことに訳が分かりません。殺人鬼が現れたのでマリーは隠れ、殺人鬼は酒をくれとジミーに言います。
殺人鬼の指に血がついているのを見たジミーは平静を装いながら酒を取りに行きますが、振り返ったところを斧で胸を刺され、踏みつけにされました。
殺人鬼は店の電気を消し「閉店」の札にします。マリーは店の奥の男子トイレの個室に隠れ、殺人鬼は斧を持って「何を見てたんだ、ジミー」と言いながら女子トイレをチェックし、男子トイレで用を足して立ち去りました。そのままトラックは立ち去ります。
マリーは店舗に戻ると警察に通報しますが、場所を聞かれて困ります。さらにトラックの登録番号も聞かれるのですが、答えられません。
「ここを燃やせばすぐ分かるでしょ!」とキレたマリーは(実際には燃やさない)ジミーの車のキーを取り、黄色い車でトラックの追跡を開始しました。
殺人鬼は酒を飲み、後部のアレックスに酒をこぼします。続いてタバコに火をつけ、マッチの火をアレックスの真上に落とす仕草をしました。後部から黄色い車が追いついてきます。
右折したトラックの後ろをマリーは直進し、行きすぎてから後退し、脇道を無灯火で追跡しました。森の中へ続く、車幅も狭い道です。
いつまでも単調な道を走るので一瞬眠気を感じたマリーは、気がつくとトラックを見失っていました。背後に無灯火のトラックに回り込まれており、追突されます。
道なき道を走りマリーの車は横転しますが、左腕と左足に裂傷を負いながらもマリーは逃げ、ビニールハウスのある場所に辿り着きました。そこで見つけた布を腕に巻きます。

【結】- ハイテンションのあらすじ4

懐中電灯を持った殺人鬼が探しに来たので隠れ、マリーは柵を引き抜き棒に有刺鉄線を巻いて即席の棍棒を作りました。懐中電灯に忍び寄ると、それは電灯だけぶら下げたトラップで、マリーは背後からビニールを口にかぶせられ倒れます。
殺人鬼はカミソリを腹から胸の谷間に沿わせ、首に当てると「お前も彼女が欲しいか。俺もだ」と言いますが、マリーは右手で緑のキャベツを殺人鬼の頭にぶつけ、棍棒で何度も殴りました。
それでもまだ殺人鬼はマリーの首を絞めてきたので、マリーは殺人鬼の顔にビニールを押し付けて窒息死させます。
その頃ガソリンスタンドに警察が駆け付け、ジミーの遺体を見つけていました。刑事が監視カメラを確認すると、マリーがジミーを殺す様子が映っていました…。
殺人鬼を退治したマリーはアレックスの元へ駆け寄りますが、アレックスは拘束を解いてもらいつつマリーに包丁を向けて「私に触らないで、来ないで」と言います。アレックスはマリーの脇腹を刺して逃亡しました。
(「マリー」=「殺人鬼」だった。ここから後はシーン別に殺人鬼だったりマリーだったりする。詳しい説明は後に)
殺人鬼は巨大チェーンソーを出して「俺のものだ!」と言ってアレックスを追いかけます。アレックスは冒頭の※印の男に助けを求め(実際の被害者はアレックスだった)、後部座席に乗り込みました。
ところが車のエンジンがかからず、殺人鬼がボンネットに乗ってチェーンソーで自動車の男をフロントガラス越しに、顔といい腹といい滅多刺しに切りつけ、血しぶきを浴びたアレックスは絶叫します。
アレックスは車外に出ますが、右足のアキレス腱にガラス片が刺さりました。鉄パイプを持って外に出ます。
「私をどこまで苦しめるの。愛してる?愛してない?」と言いながらマリーがチェーンソーを持って近づき、アレックスにキスしますが、アレックスは鉄パイプでアレックスの腹部を刺しました。パイプは腹から肩に貫通しました。
…逮捕されたマリーは精神病院に収容されました。「もう誰にも邪魔させない」と何度も呟くマリーを、マジックミラー越しにアレックスは見ます。
見えていない筈のマジックミラーですが、マリーはアレックスに両手を差しのべました。
(マリーは多重人格障害者であった。同性のアレックスを愛したマリーは、アレックスを自分のものにしたい、誰にも邪魔させない、という思いを強く抱くようになる。そのための一家惨殺&アレックス拘束。
冒頭に「録音を始めて」という台詞があるとおり、映画のスタイルは「マリーが述懐する形式で」話が進行している。つまりマリーにとっては、自分にとって不都合な真実を曲げて理解している。
その最たるものが殺人鬼の存在。殺人鬼が畑で生首にフェラチオさせていたのも、車の運転席に数多くの犠牲者の写真を集めていたのも「こういう人が殺人鬼」というマリーのイメージで構成されている。
トラックも同様で、存在自体が怪しく存在しない可能性も高い。殺人鬼とのカーチェイスもしかり。マリーは「自分の都合のいいふうに解釈して」事件を捉えている。
チェーンソーを持って迫って来るマリーこそが本物で、アレックスの見た現実。)

みんなの感想

ライターの感想

まず。ビニールハウスでの殺人鬼との対決シーン、マリーの逆襲の最初の武器が「緑色の何か」なのだが、見えにくい。
画像手前じゃなく向こう側で、しかも一瞬しか映らない。巻き戻して二回見てみたのだが、緑色の大きな物体…キャベツにしか見えなかったので、そう記載させていただいた。
もしこの武器が判るかたがいらっしゃれば、教えてください。私にはキャベツに見えた。(棍棒より前のシーンね)
いろいろとやらかしてくれたな的な作品。かなりグロ。フランス映画とは思えないくらい。
(フランス映画を美化しすぎ? 確かにフランス映画ったってジャンルいろいろあるだろうしね)
かなり痛そうなシーンが多い。私は特に「アレックスのアキレス腱に刺さった大きなガラス片」あれが痛そう。
むしろ父の「首が飛んでいく~」なんていうのは、痛みが想像の範疇を超えているので、あまり怖くないんだな。
とにかくかなりのグロさ。覚悟して視聴してください。

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