「パージ」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

パージの紹介:2013年製作、2015年日本公開のアメリカ映画。1年に一晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる法律“パージ法”が存在する世界を舞台にしたエクストリーム・スリラー。殺人のターゲットの男を匿ってしまった家族の運命を描く。

パージの主な出演者

ジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)、メアリー・サンディン(レナ・ヘディ)、ゾーイ・サンディン(アデレイド・ケイン)、チャーリー・サンディン(マックス・バークホルダー)、サンディン家に匿われる男(エドウィン・ホッジ)、ヘンリー(トニー・オラー)、グレース・フェリン(アリヤ・バレイキス)、ミスター・フェリン(ダナ・バンチ)、ミスター・ハルヴァーソン(クリス・マルケイ)、ミセス・ハルヴァーソン(ティシャ・フレンチ)、ミスター・カリ(トム・イー)、パージャー1(リース・ウェイクフィールド)

パージのネタバレあらすじ

【起】- パージのあらすじ1

近未来のアメリカ…。
〝アメリカ、2022年、失業率1%。犯罪率、過去最低。暴力ほぼ存在せず。ある例外を除いて…〟
〝新しい建国の父に祝福あれ。浄化(パージ)で魂は清められる。再生したアメリカに祝福あれ〟
アメリカでは、〝パージ(浄化)法〟が制定されたことにより、犯罪率が著しく低下し、平和な世の中ができていました。
パージ法とは、1年に1度、1夜だけ「殺人を含む、すべての犯罪が合法になる」という法律です。
もちろん全ての国民が犯罪をおかす側にまわるわけではなく、家でその時間、ひっそりと暮らしてやりすごそうとする人間もいます。
中年男性ジェームズ・サンディンは、セキュリティシステムの会社で働くセールスマンでした。パージ法のおかげでセキュリティシステムを家に備える人が多く、ジェームズの会社は儲けています。
ジェームズの所属するチームは、今季一番の売り上げを叩き出していました。
サンディン家は裕福になった分、自宅のセキュリティを強化します。防犯カメラは家の外部のあちこちに設置し、さらに玄関には強力なシャッターも取りつけました。
ジェームズには専業主婦の妻・メアリーと、10代後半の娘・ゾーイ、10歳前後の息子・チャーリーがいます。
家族の仲も良好だと思っていましたが、娘・ゾーイは不満を抱いていました。自分の彼・ヘンリーとの交際を認めてもらえないからです。
世間ではパージを間近に控え、お祭りムードが漂っていました。ニュースは「今年のパージは過去最高になるか」と煽ります。
パージについて賛成派のものは、青色の花のセンダイハギという植物を家の軒先に吊るすのがしきたりです。サンディン家も賛成派として、植物を吊るしていました。
2022年もパージが開かれようとしていました。3月21日の19時から、翌22日の朝7時までの12時間が、パージの時間です。
この時間帯ならば、クラス4以下の武器なら携帯&使用も可ですが、軍人はパージの除外対象です。またパージの間は警察、消防、救急(医療)のサービスは受けられません。
3月21日、17時58分に帰宅したジェームズは、パージに備えて準備をしました。サンディン家ではパージ賛成派ではあるものの積極的に参加せず、その間は家にこもってやりすごす派です。
隣人のフェリン家では、フェリン家の主がマチェーテ(巨大な戦闘用ナイフ)を研いでいました。
妻のメアリーに家の様子を聞くと、娘・ゾーイが交際相手・ヘンリーとの仲を認めてくれないことに拗ねている、と言っています。
ゾーイは彼氏・ヘンリーと部屋で会っていましたが、父・ジェームズが帰宅したので、急いでヘンリーを窓から出しました。

【承】- パージのあらすじ2

息子・チャーリーはティミーと名付けたラジコンカーを動かしていました。下半身は戦車で、上半身にティミーという人形をつけています。
ティミーの目の部分にはカメラが搭載されており、最近、暗視装置と音響装置を追加したそうです。なかなかのすぐれものでした。
ティミーはおもちゃの開発に余念がなく、ほかにも脈拍をはかるバイタルサインの時計など、いろんなアイテムを所持しています。
サンディン家は19時より前に、急いで夕食を摂りました。19時5分前になると、ジェームズは玄関にシャッターを下ろしました。
今年増築したばかりの家の一室には監視カメラが管理できる部屋を設置し、そこで敷地内の外の映像が見られるようにしてあります。
そのカメラを見た妻・メアリーは、隣家のフェリン家に人が集まっているのを目撃しました。毎年フェリン家ではこの日にパーティーを開いており、積極的なパージ実行派です。
メアリーも今まで何度か誘われていたのですが、今年はグレースにパーティーに誘われませんでした。誘われなくてよかったと思います。
緊急放送システムが発動し、パージ開始のアナウンスが流れました。ゾーイとチャーリーは部屋に行き、ジェームズは少し仕事すると告げて、あとで一緒に映画を見ようとメアリーに言いました。メアリーはランニングマシンでジョギングします。
娘・ゾーイの部屋に、彼・ヘンリーが忍び込んでいました。ヘンリーは今日こそ2人の仲を認めてもらおうと思い、侵入したと言います。
チャーリーは部屋でラジコンのティミーを動かし始め、監視カメラの部屋まで辿りつきます。ティミー経由で監視カメラを見たチャーリーは、カメラに人影を見つけて、カメラ室まで移動してモニターを見ました。
そこには黒人男性が映っており、「助けてくれ」「奴らが来る、入れてくれ」と懇願します。見かねたチャーリーはパネルを操作してシャッターを解除し、黒人男性に声をかけて家に入れました。
シャッターが開く音に、父・ジェームズも母・メアリーも混乱します。ジェームズは急いでシャッターを閉めますが、男性は家に入りました。防犯のため、ジェームズは銃を手にします。
その黒人男性はホームレスでした。銃を持ったヘンリーも部屋から出てきて、ジェームズとかちあいます。ヘンリーが銃を持っていたのは「脅し」のためで、実際に使うつもりはありませんでした。ジェームズを脅してゾーイとの仲を認めてもらうつもりでした。
しかし互いに銃を所持していたことから、ジェームズとヘンリーの間で銃撃戦が起こり、ヘンリーは脇腹を負傷します。騒動に乗じて、入った黒人男性は隠れました。見つかると追い出されるからです。
ジェームズとメアリーとチャーリーは一室にこもり、ゾーイは撃たれたヘンリーの傍に付き添いました。ヘンリーはほどなく亡くなり、ゾーイは嘆き悲しみます。

【転】- パージのあらすじ3

チャーリーはティミーで家の中を捜索しました。チャーリーが作った「秘密部屋(チャーリーの部屋のクローゼット)」に黒人男性を見つけますが、チャーリーは黙っていました。
ジェームズの家の周囲にマスクをかぶった人が十数人ほど集まり始め、一同は不安になります。やがてマスクをかぶった男のひとり、リーダー格の男がドアチャイムを鳴らし、家に入れた男を引き渡せと要求しました。
リーダー格の男は、サンディン家にはパージ賛成の青い花を飾っていることを指摘し、「侵入する道具が整うまでが猶予期限だ」と言います。それまでに男を引き渡せば、何もせずに立ち去るが、引き渡しに応じなければ、サンディン家も攻撃すると言いました。
リーダー格の男は宣言した後、外から操作してサンディン家の電源を切ります。監視カメラ室は予備電源を備えていますが、家の中は停電になりました。ジェームズにとっては想定外の状況です。
引き渡そうにも男性の居場所が分からないので、ジェームズは困ります。家の中を探して男を見つけ、差し出そうと考えたジェームズは、暗闇の中、血痕をたよりに男を探し始めました。黒人男性は腕を負傷していました。
チャーリーは暗視カメラ搭載のティミーを使い、黒人男性をなんとか見つからないよう誘導します。
外からジェームズに声がかかりました。玄関まで近寄ったリーダー格の男は「なぜ引き渡さない」と訊き、ジェームズは「見つからない」と素直に答え、パージを否定しているわけではないと主張します。
横で乱暴な口を利いた仲間を射殺したリーダー格の男は「早くしないとお前も死ぬ」と言い残し、また外で待機しました。ジェームズは必死で探します。
ジェームズは黒人男性を見つけましたが、男性はゾーイに銃(ヘンリーが持っていた銃)を突きつけ、人質にしました。男性は外に出たくなくて必死ですが、背後から妻・メアリーが忍び寄って頭を殴ります。ジェームズは男を撃ち、男は腹部を損傷しました。
ジェームズは慌てて男性を椅子に拘束すると、テープでぐるぐるまきに縛り上げます。こうして男性を捕まえたものの、外にいる連中に引き渡すかどうかで揉めます。サンディン家では穏健派で、なるたけ死者は出したくないのです。
妻・メアリーは「間違っている」と言い、ジェームズも悩みました。しかし家族を守るためには、男性を引き渡すしかないと決断します。
倒れ込んで気絶したゾーイに、ジェームズはヘンリーのことを詫びました。「これを乗り越えれば日常が戻って来る」と諭すジェームズですが、ゾーイは「そんなのありえない。自分を見ろ」と言って去ります。ジェームズは迷います。
縛られた男性が「俺を外に出して、子どもたちを救え」と言い出しました。外では車で荷物が到着し、ドアと窓に鎖をかける作業が始まっています。シャッターを壊す作業です。

【結】- パージのあらすじ4

ジェームズは黒人男性をかばう決断をしました。家族に「地下室へ避難しろ」と言い、チャーリーにも銃を渡して戦う覚悟を決めます。
リーダー格の男が「時間切れ」と言い、殺戮宣言をします。車に繋いだ鎖で壁を引きはがし、十数人の男女が侵入し始めました。黒人男性は拘束されたテープを、ナイフで剥がします(ランディン家がかばうことに決めたので、許された)。
チャーリーが洗面所で一味と遭遇しますが、ジェームズが銃撃しました。ゾーイはベッドの下に隠れてやりすごします。
しかし人数に差があって、サンディン家は不利な立場に立たされました。ジェームズはリーダー格の男にナイフで刺されます。部屋も荒らされました。
チャーリーが監視カメラを見ると、外部から武装したカップルが接近してくるのに気づきます。
その頃メアリーは一味の男女に捕まって、くすぐられ(いたぶられている)ていましたが、武装したカップルがマチェーテで一味の男女をやっつけました。
メアリーは怪我したジェームズを見つけ、チャーリーとゾーイの名を呼びます。チャーリーが駆け付けますが、リーダー格の男も来ました。リーダーをゾーイが撃ち、父・ジェームズに「許して」と言いました。父・ジェームズは死にます。
サンディン家を救ったのは、パージ積極的推進派の、隣家のフェリン家夫妻と、ハルヴァーソン夫妻たちでした。
隣人の救助にメアリーは感謝しますが、フェリン夫妻とハルヴァーソン夫妻は「あなたたちは私たちのもの(ターゲット)」と言い、チャーリーやゾーイが捕まります。
サンディン家はセキュリティグッズを売って儲けた金で防犯設備を充実させており、グレース・フェリンらはひそかに反発していました。多少のやっかみもあります。
「恨みを浄化するチャンス」と言ったグレースを、背後から黒人男性がナイフで脅しました。
「さっさと殺せ」とやけになって言うグレースに対し、男性は希望を聞きます。メアリーは「残りの夜を平和に過ごしたい」と言いました。
全員がテーブルを囲み、異様な緊張のまま朝を迎えます。
パージ終了5分前にグレースが銃を取ろうとしました。メアリーが銃の台尻でグレースの顔を容赦なく殴打し、グレースは鼻血を出します。パージ終了のサイレンが鳴りました…。
ハルヴァーソン夫妻とフェリン夫妻は立ち去り、黒人男性も去ろうとします。男を引き止めたメアリーは礼を述べました。「お元気で」と言いながら、男性は去りました。
(エンドロール)ニュース番組。史上最高のパージ数を記録したことと、インタビュー映像。各地に散らばる死体。ダラスの参加者が最高で、より安全な国家を作るために一層のパージを推進するという報道。

みんなの感想

ライターの感想

DVDのパッケージにもあると思うんだが、外部から接触を図って来る一味のかぶっているマスクが、なんとも気味悪い!
リーダー格の男はこのマスクに加え、スーツ姿の正装なのだが、正装していることで不気味な感覚が増している。
1年に1回、やりたい放題の日を設けることにより犯罪を抑止する…ある程度の犯罪の抑止には繋がるとは思うが、国を挙げてすることだろうか。
むしろ、政治的な意味合いでの、不純分子をパージ(浄化)するという色合いが濃かったように感じた。うがちすぎだろうか。
この作品、アメリカでは2013年に製作されていたのだが、日本公開は2015年。
次作(第2弾)『パージ:アナーキー』も8月1日に公開され、第3弾の制作も既に決まっている。
サスペンスというよりもホラー色の色彩が高い。
主人公のジェームズは、パージにより儲けながらも自身は積極的に加わりたくないという穏健派。
最後に命を落としてしまうが、もし実際にパージ法が施行されたら、穏健派は多いのではないか。
まさか主人公が死ぬとは思わなかったので、ちょっと吃驚。
  • 紫苑さんの感想

    結構怖かった。
    でも、ストーリーとか、設定がすごくリアルで、観てて惹き込まれた。

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