「フリーキッチン」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

フリーキッチンの紹介:2015年公開の日本映画。幼い頃から母親が料理した人肉を食べ続けてきた内気な高校生の日常と恋愛模様を描いたブラックコメディ。人気漫画家・福満しげゆきのデビュー作となった短編『娘味』を映画化。

予告動画

フリーキッチンの主な出演者

アサノミツオ(森田桐矢)、カナ(大貫真代)、母親・キョウコ(延増静美)

フリーキッチンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ミツオの母・キョウコは料理が下手だった。それを指摘した父が愛人を家に連れ込み、キョウコは父と愛人を殺して料理を作った。それをきっかけに、ミツオ宅では人肉料理ばかり食べるようになる。 ②母・キョウコは以来ずっと人を狩っては料理を作っていた。ミツオは高校生になり、ペットショップ店員のカナに恋をする。キョウコに恋が露見し、キョウコはカナを食材にしようとしたが、返り討ちに遭った。 ③カナの家庭も人肉を食していた。カナは母・キョウコを料理してミツオに振る舞った。

【起】- フリーキッチンのあらすじ1

アサノミツオはもうすぐ17歳になる、現在16歳の男子高校生です。歯科医をする母・キョウコと2人暮らしです。
キョウコは毎日ミツオのために、せっせと手作りの肉料理を出していました。ミツオは母・キョウコの献身ぶりが分かるだけに、黙ってそれを食しますが、少しうんざりもしています。
その日のミートローフを口に運んだミツオは「30代後半の男の肉、20代の女性もいる。1人は結構肥満か」と想像しました。今ではすっかり肉だけで年齢や性別を当てることができます。
デザートを出すのを忘れたと言って、入浴中のミツオの浴室に、キョウコがイチゴを持ってきます。
ミツオは絵を描くのが好きでした。キョウコは「最近、沢山絵を描くのね」とミツオに言い、喜びます。
翌日、学校へ登校しようとしたミツオは、いじめっ子の男子高校生・コジマら3人組を見て学校に行くのをやめ、近所の商店街をぶらつきました。
ペットショップの軒先に日本イシリクガメ5730円を見たミツオは、帰宅してから日本イシリクガメの写生を描きます。ミツオの絵は緻密で繊細なスケッチでした。
ミツオは爬虫類などのエキゾチックアニマルを複数飼育しています。
その日の夕食はタジン鍋(モロッコ料理)です。
肉を勧められたミツオは「日本人じゃない。あれ、まさかモロッコ人? モロッコ人だからモロッコ料理?」と思います。
母・キョウコは「やっぱり合うわねえ。タジン鍋にして正解」と言いました。
…アサノ家の過去には、ある事件がありました。
最初の肉は、ミツオの父とその愛人で、ミツオがまだ小学生の頃でした。
その頃、母・キョウコは料理が下手で苦手でした。父はいつも母の料理に文句をつけており、いさかいが絶えませんでした。
ある時、父が愛人のフジカワエミという若い同僚の女性を家に連れてきました。
父は母に「この人に料理を教えてもらえ」と命令しました。母・キョウコはそれでも何か月かは屈辱に耐えましたが、ある夜、とうとう怒りが臨界点を突破しました。
ある夜、ミツオが風呂上がりにリビングでイチゴを食べていると、台所にいる母・キョウコは包丁を握っていて、エプロンは血まみれでした。
父が右腹を刺されて、臓物を出して倒れています。女性・フジカワエミの方はまだ息があり、這っていました。
その件があってからしばらくミツオの家では肉料理が続きます。それがただの肉ではないと知ったのは、大分経ってからでした。
そしてそれ以降、母・キョウコはミツオの知らないところで人肉を調達しては、肉料理をミツオに食べさせていました…。

【承】- フリーキッチンのあらすじ2

キョウコはその日も訪問販売に来た若い女性を部屋に通すと、注射器を女性の鎖骨部分に刺します。注射の成分は筋弛緩剤か何かで、女性は意識があるものの、動けなくなりました。
母・キョウコは女性を浴室までひきずっていくと、慣れた手つきで専用グッズを持って入ります。専用グッズはたらいやのこぎりやに区切り包丁で、キョウコは鼻歌を口ずさみながら捌いていきました。
ミツオは同級生のコジマたちに捕まり、金の無心をされます。3日前に渡したばかりですが、もう金はなくなったと言われました。
その際、コジマが母・キョウコのことを話題にします。キョウコがまだ若くて綺麗なことや、夜中に時々大きな荷物を抱えてどこかへ車で出かけていくことなどを告げたコジマは、キョウコが魅力的であると言います。
金を持っていなかったミツオは、3人にサイダーを頭にかけられて解放されました。その足でペットショップでカメを見ていると、店員の若い女性・カナが出てきて、濡れたミツオにハンカチを貸し、優しく話しかけてきます。
カナもカメなどの爬虫類が好きだと言いました。店内も見ていってくれとカナが言いますが、ミツオは店の軒先だけで立ち去ります。
マンションのエレベーターで、ミツオは小学時代から仲の良かったハヤシと会いますが、会話は交わしませんでした(かといって、不仲なわけではない)。
キョウコは勤務先で、今度のミツオの17歳の誕生日のケーキを注文しようと、カタログを見ながら考えていました。
帰りに立ち寄ったスーパーで、キョウコは財布を拾います。その財布がチェック柄で、すぐ目の前にいたカーリーヘアの中年女性のトートバッグと同じ柄だったことから、財布の有無を聞いて渡しました。
カーリーヘアの中年女性(注:後に出てくるので覚えておいてほしい)に、お礼としてファミレスに誘われたキョウコですが、断って帰ります。
家で出る肉がふつうの肉ではないと知った小学高学年のミツオは、ある夜、指や内臓などのいろんな肉が入っている冷蔵庫を開けて見た夢を見ました。
起きた高校生のミツオは飲み物を取りに台所へ行き、ふと思い立って冷蔵庫を開けてみますが、変哲もない中身です。
リビングのソファでうたたねをしていたキョウコに、毛布をかけてあげました。
翌日、キョウコの歯科医院では、歯科助手の女性が早退しました。キョウコは治療をしていた中年女性(というかオカマ)に、注射器を持って忍び寄ります。
再びペットショップに行ったミツオは、先日借りたハンカチをカナに返すと、コオロギが欲しいと言いました。フトアゴイグアナを飼っていると言うと、カナはうらやましがります。

【転】- フリーキッチンのあらすじ3

カナは家で魚を飼育していると言いました。50匹のコオロギは、カナがただでミツオに渡します。
マンションの6階で降りたミツオは、フレンチブルドッグを抱いた若い女性と擦れ違いました。
夕食、ミツオはあまり食欲がわきません。食べろとキョウコに言われて無理やり口に運びますが「え、なんだこれ、男? 女? やっぱ男?」と悩みます(正解はオカマ)。
ごみ出しの日を間違えたことを管理人に指摘されたとミツオは言いました。母・キョウコは管理人のことを親切な人と思っていましたが、ミツオは挨拶しても虫されるそうです。
余ったお肉でシチューを作ったからと、風呂に入っているミツオに母・キョウコが味見をさせようと入ってきましたが、ミツオのそぶりが変だということに気づきます。
それは、本当はミツオがカナに恋をしたからなのですが、キョウコは誰かにいじめられているのだと思いました。いじめっこの名をミツオに問い、同じマンションのハヤシかと詰め寄ります。
「大丈夫だから、もう出てってよ」と言うミツオの頭を撫でて、母・キョウコは風呂場を出て行きますが、内心ではハヤシがミツオをいじめているのだと思いました。
別の日、またミツオはカナのいるペットショップに足を運びます。お昼休憩に入るカナに誘われたミツオは、近所の公園で一緒にお昼を食べました。
カナのお弁当のおかずのミートボールをつまんだミツオは「よかった。ただの牛肉。あ、でも、豚、鶏…添加物いっぱい入ってる」と思います。
カナは別れ際に爬虫類のイラストを渡しました。劇画風のイラストはカナからのプレゼントです。
ミツオはカナと次の週にデートの約束をしました。カナは携帯を持っており番号をミツオに教えますが、ミツオは携帯を持っていないので、ペットショップの前で待ち合わせすることにします。
ミツオはカナを好きになっている自分を意識し、カナのことを「どんな味がするんだろう」と考えてしまいます。
家に帰ったミツオは「あんなこと思うなんて」と悔いました。
「犬を探しています」というチラシは、先日ミツオが見たフレンチブルドッグです。
夕食の席でミツオは「たまには魚料理とか、卵料理とか」とキョウコに言いました。肉を食べてくれと頼むキョウコに対し、ひと口だけ食べたミツオは、トイレに吐きにいきます(肉は飼い主の20代女性にまじって、フレンチブルドックも入っている可能性あり?)。
翌週の水曜の午後、ミツオはカナとデートしました。爬虫類カフェに行ってカメやエキゾチックアニマルを触った後、2人はお茶します。カナはミツオを描き、ミツオもカナを描いて渡しました。

【結】- フリーキッチンのあらすじ4

その日はミツオの17歳の誕生日でした。それを知ったカナはミツオを家に誘いますが、ミツオは母・キョウコが待っているからと断ります。
その頃母・キョウコは誕生日のごちそうのために、同じマンションのミツオの友人・ハヤシを襲っていました。気絶させると、浴槽に入れます。
足早に帰ったミツオがソファで頭を抱えていると(自分の家の秘密を打ち明けたい)、管理人がやってきて602号室の女性が先日から行方不明だと告げました。
最近この近辺では、バラバラにされた人の肉や人骨が、雑木林や下水口から発見されるそうです。
管理人からそれを聞いたミツオは「その人、うちの風呂でバラバラにされました。それで食べました。母さんが喜ぶんです、僕が沢山食べると」と打ち明けましたが、管理人は信じてくれませんでした。苦笑しながら去ります。
ミツオは母・キョウコに縛られて、浴室まで運ばれました。浴室にはハヤシとカナが拉致されています。
キョウコは今回は特別に2人(ハヤシ&カナ)を捌くところを見せると言いました。そろそろ料理を教えると言ったキョウコは、「好きな人と自分が一体になれるのだから、嬉しいじゃない」と告げます。
怒って反論するミツオに「好きだから食べたいんじゃない」とキョウコは答えました。
死後硬直が始まると味が落ちるので、生きているうちに解体するほうがおいしいのだそうです。
気絶から目を覚ましたカナが背後からキョウコを襲いました(キョウコは死んでない、突き飛ばされて頭を打っただけ)。ミツオの縄を解いて2人で逃げようとしますが、キョウコが追ってきて「こんな女のどこがいいの」と言います。
「この子には手を出さないで。大事な友だちなんだ」とミツオが言うと「みんなそうやって、母さんのこと裏切るのよね」と母・キョウコの怒りの矛先は、カナからミツオに移ります。
カナが背後から、ミツオが前からキョウコを包丁で刺しました。キョウコは死にます。
「うちの母も、いつもあっちに行ってなさいって言うんだけど、実はこっそり見てたんだ、あたし」と言ったカナは、キョウコを料理してから揚げにして出します。
バースデーケーキをカナとミツオの2人で囲み、ジュースで乾杯しました。その後、2人で仲良く唐揚げを食べます。「それはまさに、僕のおふくろの味でした」
帰宅したカナを待っていた母は、カーリーヘアの中年女性でした(キョウコに財布を拾ってもらった人物)。夕食を食べて来たと言ったカナに「今日は脂の乗った男の生姜焼きだったのに」と母は言います…。
(ミツオ宅だけでなく、カナ宅も人肉を食する家庭だった。ミツオとカナはいい雰囲気なので、このまま付き合うことになる可能性大か)

みんなの感想

ライターの感想

カニバリズムを描いた内容ですが、うーん、いうほどグロなシーンはありません。
むしろ、淡々と描かれている感じ。
直接の描写がないために「じつはミツオがそう思いこんでいただけで、実際は人間の肉じゃありませんでした」というオチに、できなくもない。
が、たぶん人肉だったのだろう。映画を見るかぎりにおいては。
オチがまさかの「カナ宅もそうでした」には驚きだった。確かに途中でカーリーヘアの中年女性が、やたらしつこく誘ってきてたので違和感があったのだが、ラストを見て納得。
なにかというと風呂場に入って来る母っていうのも、気持ち悪かった。
  • JJさんの感想

    ハヤシはいじめている3人の1人でしたよ?…というかサイダーぶっかけてメインでいじめてるのはハヤシでした。

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