「ブギーマン」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

ブギーマンの紹介:2005年製作のアメリカ映画。『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ製作によるモンスター・ホラー。幼い頃のトラウマを克服し、クローゼットに潜む怪物ブギーマンに立ち向かおうとする青年の戦いを描く。

ブギーマンの主な出演者

ティム(バリー・ワトソン)、ケイト(エミリー・デシャネル)、フラニー(スカイ・マッコール・バートシアク)、メアリー〔ティムの母〕(ルーシー・ローレス)、ティムの父(チャールズ・マシュー)、ジェシカ(トーリー・マセット)、ティム〔少年時代〕(アーロン・マーフィー)、マイク(フィリップ・ゴードン)

ブギーマンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①8歳の時に父が目の前でクローゼットに吸い込まれたのを見たティムは、15年経過した現在でもクローゼットと暗闇が苦手。しかしカウンセリングで「ブギーマンはあなたが作りだした妄想」と言われており、トラウマを克服しようと思っていた。 ②母の葬儀で久しぶりに自宅へ戻ったティムを、数々の怪奇現象が襲う。ブギーマンは実在し、ティムの恋人や叔父を奪って行った。ティムは恐怖を克服してブギーマンと戦い、勝利した。

【起】- ブギーマンのあらすじ1

…雷鳴とどろく嵐の夜。
8歳の少年・ティムは夜が怖くて怯えていました。普段だって夜は暗くて怖いのですが、嵐の夜は格別です。
ベッドでじっと身をひそめているティムは、サイドテーブルに置かれた人形のフィギュアが怖くなり、引き出しに入れます。
仰向けになって目を凝らすと、天井から吊り下げられている鳥のモビールも揺れていて、怖いのです。雷に反応してか、おもちゃのプラズマボールも光って、ティムは怯えました。
じっと闇に眼を凝らしていると、人が立っているように感じられます。そばに行くとそれは椅子にかけた自分のコートでしたが、動いているように見えたティムは、コートもひったくって引き出しに入れます。
その時椅子をひっかけてライトを倒してしまい、ティムは悲鳴をあげました。父がかけつけます。
父は「ブギーマンというのは、ただの作り話だよ」と言い聞かせました。
(注意:ブギーマンは地域によって伝承がかなり異なるが、いちばんメジャーな話は「子どもが夜寝ないでいると、ブギーマンが食べに来る」というもの)
ティムは父と一緒にベッドの下も確認しました。子ども部屋のクローゼットも開いた父は、誰もいないよとティムに言います。
しかし次の瞬間、父はクローゼットに引きずり込まれました。ティムは驚きのあまり声も出ません。一旦は出てきた父ですが、再び何かにひきずられた父はティムの目の前でクローゼットに引きずり込まれ、扉が閉じました。
…15年後。
23歳になったティムは、中堅の雑誌社の副編集長になっていました。同僚のフランがデイリー・ニュースに転職することになり、会社で送別会を開きます。
ティムは同僚の若い女性の恋人・ジェシカと交際しており、明日からの感謝祭を利用して、ジェシカの両親に挨拶に行くことになっていました。
パーティーが終わって帰宅する時、会社のクローゼットを見たティムは、思わずたじろいでしまいます。
幼少期に父が何者かにクローゼットに引きずり込まれた一件は、ティムにトラウマを残していました。あれ以来ティムはクローゼットと暗闇が怖いのです。ジェシカも知っています。
ジェシカが車で送るというのを断り、ひとりで歩いて帰る最中も、公園の暗がりが気になって仕方がありません。
ティムが帰宅すると、留守電に叔父・マイクからメッセージが残っていました。ティムの母・メアリーの具合が悪いのと、家の書類のこともあるから、感謝祭の休みには顔を出してくれという内容です。
ティムと母・メアリーは、ティムが8歳の時に起きたあの事件以来、叔父の家で暮らしていました。ティムは父がクローゼットに引きずり込まれたことを訴えましたが、子どもの言うことだと信じてもらえず、一般的には父は「失踪扱い」になります。
クローゼットと暗闇を異常に怖がるティムは、診療クリニックでカウンセリングの治療を受けました。

【承】- ブギーマンのあらすじ2

社会人として生活していけても、まだ完璧に克服できていないティムは、独り暮らしの部屋も鍵をつけまくり、明るめの照明を設置して障害となる壁も省いています。
さて翌日、ジェシカの家に挨拶に行ったティムは、家庭の事情を根掘り葉掘り聞かれました。ジェシカの親族はフランクなようで、悪気はないのです。
夜、個室を割り当てられたティムは、ジェシカから「あとで部屋に行く」と言われて、うたたねをしながら待っていました。部屋に誰かが入ってきた気配に目を覚ましたティムは「ジェシカ」と呼びかけますが、それは病で痩せこけた母・メアリーでした。
驚いて飛び起きたティムは、夢だとは思いつつも母に何かあったと思います。携帯に着信があり、出ると叔父・マイクから母の訃報を聞かされました。
ティムは故郷へ帰ると告げ、ジェシカ宅を出ました。
母の葬儀に出る前に〝モロー小児診療クリニック〟を訪問したティムは、初老の女医・マシスン先生に会います。
マシスン先生は大人になったティムに、もう大丈夫と声をかけました。「ブギーマンはいないし、あなたも大人になったのだから、暗闇を怖がる必要はない」と言います。
入院患者は少年少女でいっぱいでした。
帰り際に、ティムは1人の少女が上を見てパニックに陥っているのを目撃します。少女の視線の先を追ったティムは、天板が少し開いているのを見ました。
母の葬儀を済ませたティムは、放置された自宅を見に行く決意をします。父の失踪後、叔父・マイクがずっと家の管理をしてくれていましたが、叔父も私物に手を出せずにいたので、ちょうどいいと鍵をティムに渡しました。
しかし家に行く途中から、不吉なことは起きます。カラスが衝突して車のフロントガラスが割れて前方が見えなくなり、トラックとぶつかりそうになりました。
停車してカラスをどけようにも、くちばしが刺さっていて容易に抜けません。気味が悪いと思ったティムは、ワイパーでカラスを動かしますが、気味が悪いと思います。
自宅の周囲には家がなく、緑の屋根の2階建てのティムの館が、ぽつんと1軒あるのみです。庭のブランコが印象的でした。
久しぶりの実家は無人の期間が長く(15年間誰も住んでいない)、荒れ果てています。叔父のはからいで現在売却手つづきを取っているため、家のあちこちにビニールシートが張られていました。
部屋をひとつひとつ見て回ったティムは、やはり家に異質な存在をかぎとります。当時の記憶もよみがえってきて、切ない思いもよぎりました。
2階のいちばん奥の部屋がティムの子ども部屋でした。その扉を開けようとしたティムは馬のいななきを聞き、窓の外を見ます。
幼馴染みの女性ケイト・ホートンがおぼつかない様子で馬に乗っており、ティムが見ていると落馬しました。ケイトは頭を打っており、駆け付けたティムは家に寄って頭を冷やすかと聞きます。

【転】- ブギーマンのあらすじ3

ケイトは母・メアリーの葬儀に来てくれていました。ティムが礼を言うと、ケイトはティムの都会暮らしについて質問します。ティムは聞かれるまま、彼女がいることも告げました。ケイトは父親と2人で暮らしています。
先ほどの家探索で見つけた、子どもの頃のケイトとのツーショット写真を渡すと、ケイトは「あとで食べ物を持ってくるわ」と言いました。ケイトは立ち去ります。
トンカチを持って1階奥のクローゼットを見たティムは、灯りが点滅しているのが気になりました。電球に触れると灯りは安定したのでほっとしましたが、唐突に扉が閉まると何かが襲ってくる感じがします。
慌てて外へ倒れ出たティムは、ハンガーが袖にひっかかっているのを見て癪に障りますが、あまりにも自分が情けないのでおかしくて笑いだしました。
夜、ごみ捨てをした後、気になって納屋に行ったティムは、少女が隠れているのに気づきます。フラニーと名乗ったその少女は葬儀会場にもおり、ティムに「パパの友だちだった」と言いました。
「ブギーマンの話は本当か」と問われたティムは、半ば自分に言い聞かせるように、マシスン先生に言われたとおり「あれは作り話だ」と答えます。送ると言うとフラニーは家は公園の近くでひとりで帰れると言いました。
「怖くなったら目を閉じて5つ数えればいいよ」と告げたティムに「もし6まで数えたらどうなるの?」とフラニーは聞きます。考えたこともなかった問い(ティムはいつも5まで数えてから目を開けていた)に、ティムは答えられませんでした。
フラニーが去った後、「開けるな」と書かれた赤いナップサックが残されます。中には大量の「行方不明者」の少年少女のポスターが入っていました。
後ろに気配を感じたティムは、そこに行方不明の少年と全く同じ少年を見ます。そして気づくと行方不明の少年少女らに囲まれていました。いずれもこの世の者とは思えない、幽霊のような姿です。
驚いたティムが玄関ドアを開けると、ジェシカがいました。ジェシカはティムの叔父・マイクから母の訃報を聞き、車で2時間半かけて駆け付けてきたのです。
ティムはジェシカを連れ、ジェシカの車で逃げるように家を立ち去ります。どこかに泊まって休もうとジェシカが言うので、ティムとジェシカはモーテルに行きました。
3号室にチェックインすると、ジェシカは「今夜だけは怖いのを忘れて、派手に楽しもう」と言いました。ジェシカは風呂に入り、ティムはお酒の氷を取るためにモーテルの外にある製氷機に行きます。
戻ったティムはジェシカの姿がないことに気づきました。ホテルの部屋のクローゼットが気になったティムが開けると、なんと自分の家のクローゼットと通じており、ケイトと会います。
ケイトは宣言通り夕食を作ってティム宅を訪れたのですが、留守でドアが開いていたので中に入り、ティムを探していたのです。

【結】- ブギーマンのあらすじ4

ティムはケイトを連れ「確かめたいことがある」と頼むと、フロントガラスが割れた車に乗せてさっきのモーテルに行きました。ケイトは事情を聞かされていないので意味不明なのですが、ティムがルームキーを持っているので驚きます。
部屋にはティムが作りかけたカクテルが置かれており、バスルームにはバスタブに、てのひらの形をした血の痕がついていました。先ほどまではなかったものです。ティムは「自分の妄想ではない」と確信しましたが、はたで見ているケイトにとっては意味が分かりません。
ケイトを家まで送ったティムは、ケイトの2階に怪しい影を見て警告しますが、ケイトは「父が起きて待っているだけ」と言うと「あなたは病気なのよ」と告げました。
深夜の公園のブランコに乗るフラニーを見つけたティムは、フラニーに助けを求めます。ふと横を見ると、公園のそばにかすかに記憶が残る家がありました。
そこは「娘を取られた」と訴える父親が住む家でした。中に入ったティムは、フラニーが1985年9月6日にグレンビルでいなくなった娘だと知ります。フラニーの父はブギーマンと戦って負けたのだと、ティムは知りました。「救えるのは自分だけなの」とフラニーは言います。
その頃、自宅を叔父・マイクが車で訪問していました。別れ際に異常だと感じたケイトが、マイクに事情を話してティムの様子を見に行ってくれと頼んだのです。マイクは家を訪問し、姿を消します。
ブギーマンとの対決を決意したティムは、全部の部屋の扉を板で塞ぐと、最後にフラニーの父がしていたように椅子を床に釘づけにしました。その作業の直後、風が吹き始めて部屋の扉の板が外れていきます。
クローゼットと対峙したティムは、奥に進むとモーテルの部屋に着きました。浴槽から湯が出ますがすぐに泥水に変わり、中からジェシカが出てきます。
しかし泥水がジェシカを襲い、連れ去っていきました。さらに後ろに立つ男は叔父・マイクで、ネイルガン(自動釘打ち機)で襲ってきます。叔父もブギーマンと戦っており、緑の男を攻撃していました。トレンチコートみたいなのを着て身体が緑に見える男がブギーマンです。
叔父はビニールでぐるぐる巻きになり、ブギーマンに連れ去られました。ティムは今度はケイトの部屋に飛ばされます。どこから出没したか不思議がるケイトはベッドの下に引きずり込まれ、ティムもケイトの手を握ってついていきます。
そこはティムの部屋です。「始まりに戻るのよ」のフラニーの声に、ティムは5つ数えた後「6」と言って木製バットで叩きました。黒いものが飛び散りますが羽根です。
子ども時代の部屋にいるティムは、プラズマボールと引き出しに入れた人形のフィギュアを壊しました(怖い象徴)。風が吹き物体がクローゼットに吸い込まれますが、ティムは床に固定した椅子に掴まって難を逃れます。
再び開いた時、クローゼットは元に戻っていました。「終わったの?」と聞くケイトに「終わった、もう現れない」とティムは答えると、のぼりだした朝日を窓から眺めました。
(エンド後)「ママ、クローゼットを閉めて」という少女の声。クローゼットの中からの目線。

みんなの感想

ライターの感想

ブギーマン、いたのか!? 確かに、どっちでも転べそうな内容展開ではある。
いないオチ(ティムの妄想オチ)で進んだほうが、本当はもっと面白かったんだろうな。サイコサスペンスな仕上がりで。
局所局所では見どころがあるんだけど、なんだろうなあ、日本人でブギーマンに馴染みがないからか、いまひとつ「怖い」という感情が湧きおこらない。
たぶん幼少期にブギーマンの話を聞かされながら育った人にとっては、怖いんだろうな。
それにしても、ティムはケイトに事情を説明しなさすぎ。こんな状態だと、信じてくれというほうが無理だよ。

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