「ブラックフィルム」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

ブラック・フィルムの紹介:2015年1月公開の日本映画。新作映画のオーディションを舞台に、嫉妬や憎悪、執着心など人間の負の感情が引き起こす怪奇現象を描いたサイコホラー。ライバルたちのねたみや執念が入り乱れる。

予告動画

ブラックフィルムの主な出演者

中沢沙織(新垣里沙)、小川卓也(古川雄大)、大垣美穂(中村有沙)、田澤啓一(赤塚真人)、佐藤豊(渡辺裕之)、宮崎亮介(天宮良)

ブラックフィルムのネタバレあらすじ

【起】- ブラックフィルムのあらすじ1

『映画のフィルムには、まれにこの世の者ではない死霊、悪霊、怨念が映り込むことがある。
その部分は見えないように黒く塗りつぶしてしまうことから、「ブラック・フィルム」と呼ばれている。』
中沢沙織は女優をめざす若い女性です。沙織が小学生の頃に父は亡くなり、以後、沙織の母が働いて沙織と妹・唯を育ててくれました。
幼い頃からの母と沙織、唯の楽しみといえば、夏休みや冬休みなどの長期休暇に、一家3人で映画に行くくらいでした。その映画に触発されて、いつしか沙織は女優を目指し始めます。
いつか自分が主役を演じる映画を、一家3人で見るのが沙織の夢でした。
母が病気に倒れ、末期ガンで余命半年と宣告されます。長野県に住んでいる母方の親戚が長野に療養に来いと言ってくれますが、母はそれを拒否して病院に入院しています。
俳優ワークショップ(養成所)に所属する沙織は、母のためにも早く一流の女優になりたいと切望していました。
そんな折、海外の映画賞を受賞した、新進気鋭の監督・田澤啓一が新作映画を撮るという知らせが入ります。
新作映画のタイトルは『リアル・アクトレス』で、女優になるために情熱を燃やし、トップ女優になっていく女性を描くサクセス・ストーリーでした。
映画プロデューサーは宮崎亮介という中年男性で、脚本家は長沼幸樹という、いずれも名の知れた人たちで脇をかためています。
その映画の主役になれれば、一躍有名な女優になれます。
主役は女優で、ライバル役の女優と主役の恋人の3人を決めるオーディションが1週間後に開かれる予定でした。
沙織もその映画にエントリーします。他の所属事務所からも、ライバルが大勢集まっていました。
舞台稽古をしながら1週間を過ごし、その過程で配役を決めるということで、稽古にも熱が入ります。
稽古場には監督をはじめ脚本家らや、4人の助監督たちも詰めて、スタッフみんなで演技を観察しました。
稽古場の中でひときわ目立っていたのは沙織でした。母が生きているうちに主役を演じたいという熱意で、沙織は必死で努力します。
沙織が所属する事務所の社長・佐藤豊の後押しもあり、監督たちも沙織を評価していました。
現場では、「主役は沙織ではないか」という声がささやかれはじめます。 この映画を無料で観る

【承】- ブラックフィルムのあらすじ2

沙織には、長いあいだ付き合った恋人・坂崎修二がいました。家族公認の恋人です。
しかしある日、沙織は修二に別れを告げます。映画に専念したいというのが理由でした。
沙織は田澤監督に身体を要求されていましたが、それは断ります。
但し、演技ひとつとっても沙織の上をいく人物はいなかったので、ほぼ沙織で決まりそうな気配でした。
ところが…。
配役を決める前日に、思わぬトラブルが起こります。
映画の予算の半分以上を提供している大手スポンサー・ジャパンライフジルテックに、脱税で捜査が入ることになり、映画に出資している場合ではないということで予算が打ち切られました。
田澤監督は、予算の捻出に苦しみます。
その時、田澤監督に大手芸能事務所の社長が声をかけました。資金を提供する代わりに、所属事務所の若手女優を主役にしてくれというのです。
その女優は大垣美穂という売り出し中の女優で、美穂は田澤監督に色仕掛けで迫りました。
裏事情は当然、俳優たちも知りません。それだけではなく、助監督のチーフを務める若い男性・小川も知らないことでした。
沙織の母の容態が急変し、沙織は病院に駆け付けます。沙織はいまわの際の母に「映画の主役に決まったよ」と嘘をつきました。
母は沙織の女優デビューを喜びながら亡くなります。沙織と妹・唯は母の死を悲しみました。
妹・唯は長野の親戚宅へ身を寄せることにしましたが、沙織は女優になる夢を捨てず、東京で暮らし続ける道を選びます。
配役を決める最終テストがおこなわれました。その内容は「恋人に、母親が亡くなったことを報告する」というシーンです。
大垣美穂は涙を流して熱演しました。ほかの新人俳優たちは、熱演ぶりに圧倒されます。
しかし最後に演じた沙織の方がより印象的でした。本来なら泣く演技をするであろうシーンを、沙織は笑顔を浮かべ「いつまでも泣いていられない。泣かないって母と約束したから」と言います。
その演技は他を圧倒し、若手俳優たちは、みな沙織が主役に決まったと思いました。助監督の小川も同じふうに感じます。

【転】- ブラックフィルムのあらすじ3

しかし、映画への大口出資と色仕掛けにより、田澤監督は配役を独断で決めます。
配役の発表の日、主役は美穂で、主役のライバル役として沙織が選ばれました。それでも与えられた役を頑張ろうと、沙織は思います。
美穂の所属する大手芸能事務所は、脚本家・長沼にも売り出し中の女優・飯田のり子をあてがいました。自分の芸能事務所からより多くの俳優を出そうと考えたのです。
映画の稽古が始まりました。必死でライバル役を演じる沙織に「食われる(負ける、相手の方が目立つ)」と感じた美穂は、撮影前に沙織を階段から突き落とします。
沙織は右足を骨折して、病院へ運ばれました。沙織の降板が決まり、大手芸能事務所の女優・平松若菜がライバル役に抜擢されます。
人生に絶望した沙織は、自殺しました…。
…撮影が開始されました。主役に選ばれた美穂は図々しくなり、田澤監督に自分の台詞を増やせとか、小川助監督が気に入らないとか言いだします。
しかし、その頃からおかしなことが起こります。撮影したフィルムに、あやしい影がうつるのです。アシスタントプロデューサー・三浦の指摘で、小川助監督はそれに気づきました。
三浦は、20年前にも同じようなことがあったと言います。
主役をとられた女優・酒井綾乃がノイローゼ状態になり、控室で首を吊って自殺した後、その映画のフィルムに幽霊のようなものが映り込むということがあったのです。
それは「ブラック・フィルム」と呼ばれ、見えないように画像処理編集されましたが、撮影中に関係者が十数名、不審死や事故死を遂げました。結局その映画はお蔵入りとなりました。
気になった小川助監督は、沙織の自殺について調べます。沙織と親しかった恵子に聞き、自殺の本当の理由を知りました。
沙織の死は一般的には「ガンで亡くなった母の後追い自殺」とされていましたが、小川助監督は、大手芸能事務所から資金提供を受けたことや田澤監督に色仕掛けで美穂が役を取ったこと、沙織の怪我も美穂が階段から突き落としたこと、沙織の事務所の社長・佐藤は金で口止めされたこと…それらが原因で沙織が自殺したというのを知ったのです。 この映画を無料で観る

【結】- ブラックフィルムのあらすじ4

沙織は死ぬ前日に「最後に復讐したい」と言っていたと恵子は言いました。
撮影現場に沙織の恋人・修二が包丁を持って乗り込みます。しかし修二は結局やめました。包丁を持つ手を誰かに止められたような気がしたからです。
修二の件は事件沙汰にしないと、田澤監督は決めました。うしろめたいからです。
小川助監督は美穂に沙織の墓参りに行けと言いますが、美穂はしらを切ります。田澤監督にも注意しましたが、「成功すると欲が出るんだ」と相手にされませんでした。
撮影現場に怪奇現象が続発します。机の上の物が何度も落ちたり、窓の外に貼りつく女性の姿があったり…。やがて深刻な事態を迎えます。
脚本家・長沼が事務所のビルから投身自殺しました。田澤監督は「遺作になる」と大喜びです。
ライバル役として抜擢された若菜が、撮影の最中に発狂しました。スタジオの隅で人の気配を感じたり、沙織の霊を見たりしたという人が相次ぎます。
プロデューサー・宮崎が行方不明になり、自宅マンションは血の海で、宮崎の右腕だけが残されていました。
沙織の事務所社長・佐藤が自宅に帰ると、妻・陽子と娘・杏奈が沙織に見えました。佐藤は妻子を包丁で刺して逮捕されますが、精神錯乱で事情聴取も受けられない状態です。
美穂は自宅で沙織の幽霊を見た後に火災に遭い、顔の8割をやけどして女優復帰は絶望的になりました。さらに病室に沙織の幽霊が現れ、美穂は襲われます。
田澤監督はロケ現場のハウススタジオで沙織の幽霊を見て、首吊り自殺します。映画の撮影は延期になりました。
20年前に起きた事件の女優・酒井綾乃も今回自殺した沙織も、自室に自分の生き血で書いた魔方陣とウィジャボード(洋製こっくりさん)があったそうです。悪魔と取引して復讐を遂げたのでした。
映画の撮影が再開しましたが、小川助監督は「まだ犠牲者が出る」と思います。悪魔と契約したら、13人の生贄が必要だからです。沙織の呪いはまだ終わっていません。
主役にきまった女優は…沙織に瓜二つの女性でした。小川助監督の脳裏に、沙織の言葉「絶対に私、女優になるから」という声が蘇ります…。

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みんなの感想

ライターの感想

演技がどうのとかいう以前に「キャストが多すぎ」。ワンカットしか映してもらえてない人が多いんじゃないかな。
悲しいかな、目立つようなオーラを持つ人が主人公以外はいません。
途中から小川助監督の目線で話が描かれるわけですが、小川も途中まで印象うすすぎるし。
業界の裏側の黒い事情を描きたいのか、幽霊を出したいのか、悪魔の仕業にしたいのか…
途中からあっちこっちに話が飛ぶので散漫な感じになっちゃいます。
(ほぼあらすじと関係ないので書かなかったけど「売り出し中の『片想いのマーメイド』を歌う男性歌手」
「不審死を遂げたプロデューサーの事件を追う雑誌記者」…もう、わけ判らん!
実は助監督も4人いるんですが、他の3人の助監督は飲みに行くシーンくらいでしか登場しません)
見せてほしいシーンもぜんぶ科白で説明…いかんだろ。

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