「マーターズ(2015年)」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

マーターズ(2015年)の紹介:2015年製作のアメリカ映画。あまりの残虐描写で話題となったパスカル・ロジェ監督のフレンチバイオレンスホラー『マーターズ』をハリウッドリメイク。幼いころにむごたらしい虐待を受けた女性による復讐(ふくしゅう)劇の行方を描く。

予告動画

マーターズ(2015年)の主な出演者

リュシー(トローヤン・ベリサリオ)、アンナ(ベイリー・ノーブル)、エレノア(ケイト・バートン)、サマンサ〔サム〕(ケイトリン・カーマイケル)、クリーチャー(メリッサ・トレイシー)、母(ロミー・ローズモント)、フェントン(トビー・ハス)、パターソン(ブレイク・ロビンズ)

マーターズ(2015年)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①少女・リュシーが監禁場所から脱出し保護された。警察はリュシーの証言場所を捜索するも手がかりなし。リュシーは心身ともに苦痛を受けていたが、それを解かしたのは同い年の養護施設の少女・アンナだった。アンナとリュシーは親友になり成長。 ②成長したリュシーは幼い頃に自分を痛めつけた相手を見つけ、襲撃し一家を惨殺する。呼ばれたアンナはおじけづきリュシーとの信頼が揺らぐが、リュシーの言っていたことは事実。アンナもリュシーも組織に捕らえられる。 ③リュシーを監禁していた組織の目的は「人は死の間際に何を見るか」研究だった。アンナはリュシーを助けようと立ち向かい幹部連を全滅させる。サムの通報で警察も突入するが、アンナもリュシーも死ぬ。

【起】- マーターズ(2015年)のあらすじ1

アメリカ、メリーランド州・アナポリス。
人里離れた倉庫で手錠をつけられて監禁された10歳の少女・リュシーは、手錠を外して脱出しました。白いワンピース姿のリュシーは、助けを呼びながら走ります。
リュシーは警察に保護され、警察は証言した場所の倉庫を捜索しますが、リュシーが見た白い布で覆われた部屋は存在せず、痕跡もありませんでした。
うやむやのうちに捜査は終わります。
…1か月後。リュシーはセント・メアリー養護施設で育てられていました。
心身ともに深い傷を負ったリュシーは、夜毎悪夢に悩まされ、人に心を許すことができません。
そんなリュシーに話しかけてきたのは、同い年の少女・アンナでした。最初リュシーはアンナの問いかけにも全く応じませんが、アンナはリュシーにチョコチップクッキーを置いて立ち去ります。
根気よくアンナが話しかけると、やがてリュシーはアンナに心を開き始めました。一緒にクッキーを齧りながら、一緒に喋るようになります。
リュシーは「モンスター」の夢を見て、モンスターに悩まされていました。刑事は、リュシーが「モンスターはまだ外にいる」と言っていると聞きます。
実際、リュシーにはモンスターの姿が見えていました。電気がチカチカし始めるとモンスターが現れるのです。それは鬼女の顔をしたような顔で、リュシーを襲って傷つけました。
リュシーを支え続けたのはアンナです。何が起こってもアンナはリュシーの傍に居続け、リュシーは心の平安を得ました。
…10年後。
20歳にあったリュシーはずっと「モンスター」を探し続けており、ある日ようやくモンスターの手がかりを得ました。モンスターの一味の男を発見したのです。
郊外の一軒家にモンスターは住んでいました。父・パターソンがモンスターなのですが、パターソンには妻と2人の子がいます。子は17歳になる息子・ブライアンとその妹・ニコールでした。
パターソンは家の庭にショベルカーで穴を掘っていました。
10年もの間モンスターの顔を忘れずにいたリュシーは、ある日フードをかぶってパターソン家を訪問します。
そして朝ご飯の最中だった一家4人をライフル銃で殺しました。リュシーは復讐を果たすと、アンナに電話をし、呼び寄せます。
同じく20歳に成長したアンナは、現在でもリュシーの無二の親友です。
ところが…ずっとリュシーの親友ではあるものの、実のところはリュシーが言う「モンスター」というのは虚像で、実在しないと思っていました。
リュシーが告げた場所にやってきますが、リュシーが一家4人を殺しているのを知ると、動揺し「もう助けてあげられない」とその場を立ち去ります。
リュシーは悲しみますが、アンナを追いません。復讐はあくまで自分だけの問題だからです。
一家4人を殺害したリュシーは、まだ家の中に誰か残っていないか見て回りました。その時、モンスターが現れてリュシーを襲い、リュシーは発砲します。
「ヤツらは死んだ、もう終わり」とリュシーは言いますが、リュシーの背後に立つ長い髪の女はリュシーのナイフを奪うと、何度もリュシーに切りかかりました。リュシーは腕でそれを防御します。

【承】- マーターズ(2015年)のあらすじ2

発砲音を聞きつけてアンナが戻ってきたので、モンスターは立ち去りました。リュシーは家族4人の死体を始末すると言います。ヤツらを完全に処分しないと解放されないそうです。
着替えをするリュシーの背中には、横線のナイフの傷痕がありました(自分では絶対につけられない場所)。アンナは行きがかり上、協力します。
2人で父と兄を庭にある穴まで運ぶと、夜になっていました。仮眠を取るリュシーの目を盗み、アンナは警察に電話しますが、何も言わずに切ります。
パターソン家の母がまだ生きていました。アンナは「静かにして。助ける」と言うと、肩を貸して母を支えると外へ出ようとします。しかし起き出したリュシーが気づき、包丁で母の背中をめった刺しすると「私より彼らの命の方が大事か」とアンナに詰め寄りました。
アンナが自分を信じてくれていなかったと知ったリュシーは落胆します。リュシーが2階を探索すると、奥に幼少期に見た白い布で覆われた部屋がありました。
一家4人の家族写真を見ていたリュシーは、背後から髪の毛を掴まれ、家族写真の額に頭を撃ちつけられ、さらに割れたガラス片で太ももを繰り返し刺されます。
物音を聞いたアンナは駆け付けますが、アンナが見たのは自分で自分の太ももを刺すリュシーの姿でした。
(…と、こう書くとモンスターはいないと思われがちですが、そうではないのです。モンスターは「リュシーには存在している」「アンナには見えないだけ」というもので、両方とも正解なのです。あとでまた説明します)
「私は自由になれない」と言い、リュシーは2階の階段から身を投げました。2階なので死んでいません。アンナはリュシーの傷の手当てをすると寝かせ、残りの死体はアンナひとりで運びました。
さて信じていなかったアンナですが、家に残った血を拭いている最中に物置を物色していて、戸棚の奥に秘密の入り口を発見しました。鍵を開けると地下室へ通じる跳ね扉があり、地下には向き室で近代的で金属的な部屋が広がっていました。
複数ある部屋の1つは開きました。部屋の中央に椅子があり、鎖で繋がれた白いワンピース姿の少女がいました。両手と首を拘束されています。少女はサマンサ、通称・サムという子でした。
アンナは待っていろと言い、入り口の鍵束を持ち帰ってサムを解放し、連れ出します。
玄関の外に車の気配がしました。リュシーのところへ行って「地下にいた。リュシーは正しかった」とアンナは言います。
3人で外へ逃げ、とうもろこし畑に隠れますが、捕まりました。サムは元の地下室に閉じ込められ、リュシーは倒れたまま、アンナは後ろ手に縛られます。
翌朝、新たに車が家に集まります。そこには初老の貴婦人・エレノアがいました。
エレノアはアンナに「ここで何を? パターソン博士は?」と聞きますが、アンナは「警察に通報した」と言います。
それを聞き、リュシーの姿を見たエレノアは納得しました。アンナは殴られて気絶します。
アンナが気づくとリュシーもサムも自分も、地下の個室に監禁されていました。リュシーには拷問が加えられ、悲鳴を上げます。
アンナはこめかみに円形の金属が当たるさるぐつわをつけられ、電気ショックを何度もされました。

【転】- マーターズ(2015年)のあらすじ3

「アンナ、生きたいか? 生きたきゃ目を開けろ」と言われ、鼻血も出ますが、アンナは目を開けたくありません。目を開けると隣室のリュシーの拷問が見えるからです。痛くて目を開けられない事情もあります。
リュシーは拷問を受けながら「モンスターは本当にいる」と呟きました。拷問は連日続きます。
アンナはエレノアに連れ出され、部屋の一室に連れて行かれました。そこには十数人のマントをかぶった人たちがいて、儀式を執り行うようです。
エレノアはアンナに詳しい説明をしてくれます。まずアンナがかけた警察への通報ですが、パターソン家の電話はどこへかけても同じ場所…つまりエレノアたちの組織に繋がるようになっていました。
アンナが通報をしたおかげで、エレノアたちはパターソン家の異常に早く気づいたと、アンナに礼を言います。
リュシーは幼少期にエレノアたちの団体に捕まっていました。実験に耐えて逃げ、時間を経たにもかかわらずパターソンに辿り着いたリュシーは「能力」があるとエレノアは言います。
モンスターについても、エレノアは説明しました。モンスターは「リュシーには見えるが、アンナには絶対に見えない」のです。
それは拷問を受ける過程で発生する段階〝亀裂〟と呼ばれるもので、リュシーが見ているのは、過去に死んだ犠牲者たちなのです。
普通の人…たとえばアンア…などは拷問を受けてもそこに到達する前に、苦痛に耐えられず死を受け入れて死んでしまいます。ところがリュシーはどんな苦痛にでも耐えて生きぬく、類いまれな才能を持つ人物でした。
エレノアはリュシーのように拷問を超越する人間を「殉教者たち(マーターズ)」と呼びます。
(というわけで、リュシーにとっては本当にモンスターがいますが、アンナはその境地に到達できないので見えないそうです)
過去にその域に到達した人物として
☆1912年・中国・龍勝(ロンシェン)県の女性…食料を盗み、罰せられた。
☆1945年・フランス・リュサックの女性…ドイツ人と寝たフランス女性。両国は敵対していたため罰せられた。
☆1960年・イギリス・バーミンガムの女性…末期がんでモルヒネも効果がなく、何度も死を宣告されたのだが、死ぬことを拒んだ。
全員が痛みにのたうちまわりながらも目には生気が灯っていました。そして死を迎える最期の瞬間に何かを見ているそうです。
エレノアたちの組織は「人間が死ぬ最期の瞬間に何を見ているのか」を追究していました。今まで過去何十人と監禁して拷問を加えた中で、リュシーが一番素質のある娘でした。
(圧倒的に女性ばかりが拷問を受けているのは、女性の方が痛みに強いからではないかと思われます)
「他にも数人、候補者はいる」とエレノアは言い、その候補の1人を火あぶりの刑にします。炎に巻かれて目の前で死んでいく女性を見せられて、アンナはやめてと絶叫しました。
エレノアは「境界線を越えなければならない。死後の世界に我々を待っているものは何かが、目の奥に見えるのだ」と言い、これがただの拷問ではなく、崇高な目的があってしていることで、リュシーら殉教者たち(マーターズ)の能力を引き出して、知識を広げているのだと言います。
アンナは「殺人をショーにしている」と言いますが、エレノアは、集まった人たちは研究の結果(死の際に何が見えるか)を求めているのだと答えました。

【結】- マーターズ(2015年)のあらすじ4

エレノアがアンナに詳細を明らかにしたのは「リュシーを返してくれたお礼として」であって、エレノアはアンナを生きて帰すつもりはありません。アンナは気絶させられました。
目覚めたアンナは、自分がパターソン家の庭の穴に他の遺体とともに捨てられており、生き埋めにされそうなのを知ります。ショベルカーで土をかけられる直前、土中にある土管を見つけたアンナはそこへ逃げ込みました。
そのまま土管を這って脱出したアンナは、邸内に戻って張り込みをし、煙草を吸いに出た警備員の1人をシャベルで殴って殺してナイフを手に入れると、次に出てきた警備員にナイフで脇腹を刺します。
邸内に侵入したアンナは、1階リビングのソファの下に落ちていた、リュシーが持ってきたライフル(落ちているのは事前に知っていた)で殺し、地下室に行きました。リュシーを探します。
地下室に閉じ込められている別の女性(成人)には「後で助けを呼ぶから」と言ってリュシーを探します。
警備の男が奥にいたのでライフルで射殺しますが、背後からアンナは別の警備員にはがいじめにされました。その警備員を、部屋にいた監禁女性が手の鎖で首を絞めて、助けてくれます。
サムは外に逃がして再び戻り、アンナはリュシーを探し続けました。出会った男に発砲して倒しますが、アンナもメスを脇腹に刺されます。
リュシーは前の夜、金属板にうつぶせに拘束され、血を抜かれていました。さらに白いワンピースをハサミで切られ、背中の皮膚を剥がされました。
瀕死状態になったリュシーは、ストレッチャーで運ばれ、儀式会場ではりつけにされていました。あとはリュシーの死を待つのみで、会場にいるマント姿の組織の人たちは、固唾を呑んで待っています。
リュシーは死の境界線を越えたようで、白目がちで何かを見ています。
その会場へアンナが乗り込みました。アンナはライフル銃で脅し、リュシーをはりつけの十字架からおろせと命令します。
エレノアが現れ「リュシーが答えを出せば、この実験は終わる」と説得しますが、アンナはおろさせました。そして、リュシーの口元に耳を寄せると、何かを聞きます。そのまま、リュシーは死にました。
「何と言ったの?」とエレノアは聞きますがアンナは答えず、そばにいた神父が「私は聞きました」と言った直後にピストルを咥えて拳銃自殺しました。
教えてくれとせがむエレノアに、アンナは「見れば分かる」と言って銃でエレノアを射殺します。
走って逃げたサムはトラクターに乗る男に助けを求め、警察が出動しました。信者たちは逮捕されますが、息絶えたリュシーの横にアンナも崩れ落ちます。脇腹からの出血がひどく、アンナも虫の息でした。
アンナは「ごめんね」と言ってリュシーに寄り添いながら、リュシーと同じ方向を見ます。アンナの目も白目がちになりました。
アンナは死の間際、幼い頃にリュシーと回転遊具に寝転がって見た青い空を見ています。「どこへ行くの?」という幼いリュシーの問いに「一緒ならどこでも」と幼いアンナは答えていました。
リュシーに寄り添ったまま、アンナも死にました。
(エレノアが率いる組織の正体は明らかにされないまま。リュシーが最後に言った言葉も謎のまま)

みんなの感想

ライターの感想

元々はフランス映画だったものをハリウッド版でリメイク。…ということを知らず、視聴しちゃいました。フランス版と勘違いしちゃったんです。
なので私は元々のフランス映画の『マーターズ』を未視聴のまま今作品を見ましたが…や、やっぱりエグいよ。
終盤にある「アンナ、怒涛の快進撃」は見ていてスカッとするものの…もしこんなパワーがあったんなら、もっと前に発揮しろよとも思った。
女性によるリベンジものが流行している影響かな。このストーリーの流れは。
元祖のフランスの『マーターズ』とはどうやらかなり異なるらしいですね。
今度、ちゃんとフランス版の方見てみます。

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