「リング」のネタバレあらすじ結末

リングの紹介:1998年公開の日本映画。見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオ」にまつわる鈴木光司の同名小説を原作とする。監督は中田秀夫で大ヒットし、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった。

リングの主な出演者

浅川玲子(松嶋菜々子)、高山竜司(真田広之)、高野舞(中谷美紀)、山村敬(沼田曜一)、山村志津子(雅子)、大石智子(竹内結子)、雅美(佐藤仁美)、吉野(松重豊)、村松克己(浅川浩一)、大高力也(浅川陽一)、伴大介(伊熊平八郎)

リングのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①呪いのビデオの噂が都市伝説で急速に広まった。取材していた玲子は親戚の娘が呪いのビデオで死んだと知り、原因追究に乗り出す過程で呪いのビデオを見てしまう。 ②元夫・竜司の協力を得て、ビデオの呪いの主が貞子という女性と知った玲子と竜司は、貞子の白骨化死体を井戸から探し出した。玲子は1週間を経過しても死なず、呪いが解けたと思う。 ③しかし呪いは解けておらず、竜司が死ぬ。玲子は呪いを解く方法は「ダビングして他人に見せる」ことだと知り、息子・陽一の呪いを解くために父の元へ急いだ。

【起】- リングのあらすじ1

〔9月5日 日曜日〕
「お前は1週間後に死ぬ」
女子高校生の大石智子と雅美は、智子の家でおしゃべりしていました。智子は雅美に、岩田君たちと一緒に遊びに行った先で、変なビデオを見たと言います。ビデオを見た直後に、無言電話がかかってきたとも言いました。
雅美は「私を脅かそうとしてるんでしょ」と茶化しますが、智子の怯えようは本物で、電話が鳴るとびくっとします。ちょうどその時かかってきた電話は、智子の母からで「帰りが遅くなる」というものでした。
しかし雅美がトイレを借りている間に、智子は死んでしまいます。時刻は21時40分過ぎで、その死に顔は「すごく怖いものを見たような表情」でした。
…テレビ局のディレクター・浅川玲子は、今子どもたちの間で噂になっている「呪いのビデオテープ」という取材をしていました。
呪いのビデオとは、見ると1週間後に死ぬと女性に言われるという噂で、皆「友だちに聞いた」という伝聞形でしたが、「見ると1週間後に死ぬ」「伊豆の方」という情報は共通しています。
取材をした後、新聞記事を見た玲子は、アシスタントディレクターの若者・岡崎に、横浜市の「車中より変死体」「私立女子高生(17)、予備校生(19)」という記事の詳細を調べるよう頼みました。
その日の夜、玲子は親戚の娘・智子の通夜に行きます。岡崎から電話が入り、変死体の女子高校生は智子と同じ、横浜の聖啓女子学院高校に通っていたことが分かりました。
智子の同級生に聞いた玲子は、智子が1週間ほど前に友人3人と伊豆に泊まりで遊びに行き、その仲間全員が同じ日の同じ時間に亡くなったと知り、呪いのビデオの噂と関係があるのではないかと考えます。
亡くなった子たちは皆恐怖の表情を浮かべており、死因は突然の心臓停止で、薬物の摂取はないとのことでした。
智子の自室にあった写真を現像した玲子は、智子ら4人が「伊豆パシフィックランド」に宿泊したと知ります。現像した4人の顔部分は、なぜかすべて歪んで写っていました。
その日の夜、玲子の小学低学年の息子・陽一が「智ちゃん、呪いのビデオ見たんだよ」と言います。
〔9月13日 月曜日〕
玲子は伊豆パシフィックランドに行きました。現像された写真の通りB4のコテージに宿泊予約を取り、部屋を物色しますが、特におかしな点はありません。
フロントに問い合わせに行った時、玲子はフロントの貸しビデオの棚に、1つだけラベルのないテープを見つけ、借りて視聴しました。

【承】- リングのあらすじ2

そこには何とも言えない不気味な映像が映っていました。
・井戸の中から見える、空の映像(人影らしきものあり)
・髪の長い女性が櫛を使う鏡を見る映像、女性が振り返る、右側に一瞬、長い髪の少女が映る
・文字が踊る新聞記事(噴火の記事内容)
・這って進む男たち
・白い布を被った男性が、右手で画面左の方を指さす
・左目のアップ、目の中に「貞」という文字が反転
・井戸を映した映像
…さほど長くない映像を見終わった瞬間、玲子のコテージの部屋の電話が鳴りました。取ると無言です。
咄嗟に玲子が時計を見ると、時刻は19時7分でした。これが呪いのビデオだと確信した玲子は急いでビデオを持ち、帰ります。あと1週間、と思いながら。
〔9月14日 火曜日〕
離婚した玲子の元夫・高山竜司は、超能力を持っていました。人間や物体から記憶を読みとる能力です。現在は大学講師をしている竜司を家に呼び、玲子は相談します。
話を信じようとしない竜司にポラロイドカメラを渡すと、玲子は自分を撮れと言いました。竜司が玲子を撮ると、玲子の顔部分は歪んで写っています。
玲子が持ち帰ったビデオを見た竜司は、呪いは本物だと感じました。玲子にビデオのダビングを指示します。
〔9月15日 水曜日〕
玲子は勤務後に、竜司宅に行きます。竜司はビデオの解析をしていましたが、専門の機材が必要だと言い、明日以降テレビ局の機材で細かい分析をすることにします。
玲子は宿泊客のリストを調べましたが、テープを持ちこんだ人物はいませんでした。
櫛を使う女性の映像で「この角度から撮ればカメラマンが鏡に映るはず」と指摘します。
竜司の家に、教え子兼助手兼恋人の高野舞が来て、玲子と竜司の仲に嫉妬しました。
玲子と竜司は男が指をさすシーンで「しょうもんばかりすると、もうこんがくるぞ」という言葉を聞き取ります。
〔9月16日 木曜日〕
この日、玲子が取材した内容がテレビで放送されます。
玲子に竜司から電話があり、「しょうもん」=「水遊び」「もうこん」=「化け物」という方言だと言いました。「水遊びばかりしていると、化け物が来るぞ」という意味です。伊豆大島の方言で、噴火は三原山だと判明しました。
図書館で新聞記事を探した2人は、該当する記事を見つけます。その下に小さく「差木地の女性 噴火を予知」という記事がありました。
竜司は玲子に、伊豆大島の局員を紹介してくれと頼むと、残りあと4日は陽一の傍で過ごせと言います。

【転】- リングのあらすじ3

〔9月17日 金曜日〕
息子・陽一を連れて、玲子は父親のところへ行きます。孫の陽一と父は川で魚捕りに興じ、陽一は夜、ぐっすり眠りました。
夜になって玲子は竜司と連絡を取ります。三原山の噴火を予知した女性の名は「山村志津子」と言い、40年前に三原山に身を投げて自殺していると竜司は言い「明日、大島へ行ってみる」と言いました。
深夜、「おばさん」という智子の声が聞こえたような気がして目を覚ました玲子は、息子・陽一が呪いのビデオを見ているのを発見して愕然としました。最後の井戸の映像では、玲子が最初に見た時には井戸だけでしたが、今回は井戸から髪の長い女性が這い出ています。
「智ちゃんが、見ろって」と陽一は言いました。
〔9月18日 土曜日〕
息子・陽一を父に預け、玲子は竜司と共に大島にフェリーで渡ります。その時に竜司に問い合わせて知ったのですが、実は竜司も14日に玲子宅を訪問した時に、智子の霊が見えていました。そして竜司の血を引く陽一も、智子の霊が見えていたのです。
志津子のいとこに当たる人物が旅館を経営しているとのことで、そこを訪ねる予定でした。
その後の竜司の調査で、山村志津子は当時「千里眼がある」として超能力の研究者・伊熊平八郎に見出されてマスコミに注目されますが、実験中に騒動が起きて1人死者を出し、それがきっかけで自殺します。
死んだ志津子には娘・貞子がおり、伊熊平八郎との子だろうと目されました。
志津子のいとこが経営する山村荘に宿泊した2人は、旅館の一室がビデオの櫛を使う女性の部屋と同じだと気づきます。
志津子のいとこ・山村敬に話を聞こうとしますが、拒否されました。
〔9月19日 日曜日〕
朝、海辺にいる山村敬に対し、自分の持つ能力(千里眼があること)を告白して竜司が話を聞きます。山村敬は半信半疑でしたが、竜司が敬の手を取って読み取りました。玲子も同調して同じ映像を脳内で見ます。
山村志津子の能力は本物でしたが、超能力実験をしている最中、的中率の高さに「イカサマだ」と発した記者の1人が、その場で苦しんで死にます。志津子は動揺しました。
というのも、人を殺すほどの強い能力を持つのは、娘・貞子の方だったからです。貞子が記者を殺したのでした。
志津子はそれを憂えて自殺し、貞子はマスコミはじめ世間を強く憎んでいました。生きていたとしても貞子は現在40代です。そして死んでいて、呪いの現象を引き起こしているのだろうと、竜司と玲子はビデオの内容から想像しました。
幻影を見た直後に、玲子の左手首に指でつかまれたような痣ができます。
伊豆パシフィックランドの下に貞子の死体があるだろうと推測した2人は、一刻も早く本島に戻ろうと考えますが、台風が近づいていて無理です。
船を出そうと言ってくれたのは、山村敬でした。敬の漁船に乗り、2人は東京を目指します。
しかしふと玲子は「息子・陽一と竜司の時には、ビデオを見終わった後に電話が鳴らなかった」と気づきました。

【結】- リングのあらすじ4

〔9月20日 月曜日〕
呪いのビデオを玲子が見た日から、ちょうど1週間です。この日の19時7分が、玲子のタイムリミットでした。
早朝に東京に着いた玲子と竜司はレンタカーを借り、バケツとシャベルを購入すると伊豆パシフィックランドへ急ぎます。
コテージの下の木枠を破壊して入ると、部屋の真下に井戸がありました。井戸はコンクリートの蓋で覆われています。
井戸の蓋を触った途端、幻影が見えました。伊熊平八郎が貞子を殴り、井戸に落とす映像です。
蓋を外してロープを伝って竜司が井戸の底に降りますが、井戸の壁に爪が刺さっているのを見ました。貞子は井戸に落とされた時には生きていて、壁をのぼろうとしていたのだと知った竜司は戦慄します。
井戸の底にたまった水を竜司がバケツですくい、玲子がそれを引き上げて捨てる作業をしていましたが、時間がかかります。
疲れて絶望した玲子はくじけそうになりますが、竜司と交代して井戸の底に降り、水をくみ出す役目をしました。
そしてタイムリミットぎりぎりに貞子の遺体を見つけます。骸骨と化した遺体を抱きしめた玲子に、竜司はもう19時10分を過ぎていることを告げました。玲子は助かったのです。
玲子と竜司は、貞子の死体を見つけたから呪いが解けたのだと思いました。貞子の父親は伊熊ではなく、何かこの世の者ではないのかもしれない…竜司はそう言いました。
〔9月21日 火曜日〕
すべては終わったと思っていたのですが、玲子はふと嫌な予感がします。それは竜司も同じでした。
竜司が自宅でひとりでいる時、振り返ると不意にテレビがつきます。テレビには井戸の映像が映し出されており、そこから髪の長い女性が這って出てきました。
驚く竜司をよそに、映像の女性はテレビ画面に近づいてくると、画面を出て実体化します。白目を剥いた貞子に睨まれて、竜司は死にました。
その頃、嫌な予感がした玲子は竜司宅に急ぎますが、そこには警察と、放心した竜司の恋人・高野舞がいました。舞は竜司の死体第一発見者です。
竜司の死を知った玲子は、呪いが解けていないと気づきました。車を運転しながら「どうして私は助かったのか」「私がして、竜司がしなかったこと」を考えます。
自宅に戻ると、玲子のバッグを指さす竜司の幻影が見えました。玲子は気づきます。「ダビングして、他人に見せる」…これが、救いの道だと。玲子は竜司に見せたから、助かったのです。
ビデオデッキとビデオテープを持った玲子は、父の元へ車を走らせました。道中「陽一のためだから、お願い」と電話をかけながら。
〔9月22日 水曜日〕
…「呪いのビデオテープ」の噂話に、追加情報が寄せられています。
呪いを解くためには「ダビングして、他人に見せればいいんだって」と。

みんなの感想

ライターの感想

私が見た日本のホラー映画の中でいちばん好きな映画がリングです。この映画は本当によくできたストーリーだと思います。あらかじめ本を読んでいたので、内容はわかっていたのですが、貞子がテレビ画面から出てくるシーンは実写化されて、とてもいい感じに表現されていたことが、とても印象に残りました。
初めて見る方には怖い印象をしっかり与えられたシーンだったのではないかと思います。あのカクカクした動きはなかなか出来ないし、その不自然な動きがとても不気味で印象深いものでした。他に怖いシーンもありましたが、やはりテレビ画面からのっそりでてくるシーンは最高です。

ライターの感想

邦画の中で私一番面白いホラーだと思ったのが、このリング。呪いのビデオの謎を解いていくという、ありがちなテーマだと思ったのですが、この映画の出来は本当に素晴らしいと思います。
特に貞子が井戸から出てきて、さらにテレビの中から這い出してくるシーンはかなり印象的でした。あのカクカクとした不気味な動きが、本当に人間離れしている感じで恐ろしく感じました。ああいった動きを表現できるのはすごい発想だと思います。このシーンは誰が見ても印象に残るシーンだと思います。

ライターの感想

ジャパニーズホラーブームの火つけ役となった今作品。確かに当時、かなりの衝撃が走ったように記憶している。
テレビ画面から出てくる、という演出は、実は原作にはない。この映画の演出だったのだが、しかし当時あまりに衝撃的すぎて「貞子といえばテレビ画面から出てくる」という先入観すらできてしまった。
以後「リング2」「リング0 バースデイ」別枠で「らせん」「ループ」と続き、さらにはハリウッド化もされ…。
しかも2016年、とうとうあの伽椰子(『呪怨』)と戦うことになろうとは…。楽しみ。
  • とろろさんの感想

    超能力者で予言者なら、自分の親父の行動を予測し対抗措置を取れよ。

  • 有岡りのんさんの感想

    面白い!リング大好きだけど恐いな´∀`あははぁ~

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