「リーピング」のネタバレあらすじ結末

リーピングの紹介:聖書の「出エジプト記」の「10の災い」を題材にした2007年公開のオカルト・ホラー映画。監督は「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」「プレデター2」のスティーヴン・ホプキンス。製作には「ダイハード」のジョエル・シルヴァー、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキスが参加。脚本は「死霊館」のケイリー・W・ヘイズとチャド・ヘイズ。

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予告動画

リーピングの主な出演者

キャサリン(ヒラリー・スワンク)、ダグ(デビッド・モリシー)、ローレン(アナソフィア・ロブ)、ベン(イドリス・エルバ)、コスティガン神父(スティーヴン・レイ)、保安官(ウィリアム・ラグズデール)他。

リーピングのネタバレあらすじ

【起】- リーピングのあらすじ1

深夜、寝室で目覚めたコスティガン神父は、写真立てに入れてあった写真の顔の部分だけが燃えているのに気づき慌てます。見ると、彼女の写真全てに同様の現象が起き、組み合わせるとサタンを現す逆さの鎌の印が現れ愕然とします。

チリのコンセプシオン市を訪れたキャサリンと助手のベンは、古い街並みと大規模な工業地帯の間に位置する教会で発見され、日々信者が押し寄せている40年前の神父の”腐らない遺体”という奇跡が、違法投棄された有害廃棄物によるものだと暴きます。
彼女はルイジアナ州立大学での講義を、調査した48件の”奇跡”には全て科学的根拠があった、それでも”ゆるぎなき信仰”を持つことこそが奇跡だと皮肉を込めて締めくくり、写真の一件を「神からのメッセージで、君への警告だ」と訴えるコスティガン神父の電話もまた、眉を顰め切ってしまいます。
そこへダグ・ブラックウェルと名乗る男性が彼女を訪ねてきます。彼は湿地帯の小さな町ヘイブンから来た教師で、3日前から起っている”血の川”現象の調査依頼をしに来たのです。
それは聖書の”出エジプト記”の”10の災い”の第1の災いで、12歳の少女の兄が死んだ時から川が赤くなったため少女が疑われている、人々は残り9つの災いが起こると怯えていると言われ、彼女は2つ返事で引き受けることに。

ヘイブンは信心深くのどかな田舎町で、人々は皆明るく善良そうで、迎えに来た妊婦イザベルも気さくに夫と息子を紹介し、憩いの場だった川が使用禁止だとこぼします。また、各家の玄関先に吊るされた閃光石の風鈴を紹介し、この町は落雷が多く閃電石の産地だと話します。教会ではダグと町長がにこやかに出迎えますが、彼らが無神論者と知り眉を顰めます。
川は確かに血の色で、魚の死骸が大量に浮かび異様な臭気に包まれていました。キャサリンたちは早速川の水や魚の死骸を採取しますが、試薬は黒くなり判定不能でラボの検査結果を待つことに。2人はダグの運転するボートで川を進み、沼から先は徒歩で森の奥へと入ります。
キャサリンは生物の写真を撮りながら先へと進むうち、木のほこらにいた少女に突然腕を掴まれ、転倒した瞬間、沼にいる少女の前に少年の死体が浮き、少女の足元から血のようなものが広がっていくビジョンを見ます。
彼女は、無言で走り去る少女を追ううち、ダグに止められ、彼女こそが疑われているローレン・マコーネルだと聞きます。亡くなったのは兄のブロディー、ローレンは未婚の母と巡回神父の子で、父親が消えたためつまはじきにされ森の中の家に住んでいると話します。また、2人はその奥で100年前ヘイブンだった廃墟へも行きますが、その時、川にいたベンは、突然何匹ものカエルが木から落ちて死ぬのを目撃します。それは”10の災い”のうちの第2の災いでした。 この映画を無料で観る

【承】- リーピングのあらすじ2

キャサリンはダグに、一定の条件下で毒物となる微生物フィエステリアが原因ではないかと話しながら宿となる彼の家に向かいます。
彼の家は先祖代々の立派な邸宅で、一人っ子の家系で1人暮らしだと言う彼とも親密になりますが、キャサリンは娘のサラの形見の腕輪が無くなっているのに気づきます。
その夜、テラスで魚のバーベキューを振る舞うダグに信仰を聞かれたベンは、牧師なのに信仰を捨てた彼女に比べれば自分は弱い、かつては悪行に走り、体中に銃弾を浴びながらも生き残ったのは奇跡だと話します。が、一瞬目を離した隙に、魚にはウジが湧きアブがたかっていました。
その時、保安官から連絡があり、向かった牧場では狂った牛に襲われ、保安官と牧場主のジムに助けられます。牛たちは今朝から様子が変で雄牛は狂い、牝牛は乳が止まりへたり込んだ、飼育は普段と変わりなく、水も家族同様、井戸水を飲んでいたと話します。それらは災いのうちの”アブの災い””家畜の死”を現していました。
”10の災い”を疑い始めたベンに、キャサリンは全て科学的に立証されていると論い憤然とします。ベンはため息をつき同情のまなざしで見つめます。また、彼女は牧場の幼い子供が描いた「少女が現れ”牛を眠らせた”絵」に気づき持ち帰ります。
駆けつけた保安官は、少女の兄ブロディーの死因は不明、町長はローレンと母親とよそ者連中の”邪悪な行い”のせいだと断罪し、ジムは、妻がマコーネル家で母親らが呪文を唱え動物を生きながら解体する”邪悪な儀式”を目撃したと証言します。ダグは全てを否定しますが、3人は明らかに怖れていました。
その頃、コスティガン神父はアブの幻覚を見、少女に天使が降臨する聖書の絵を目にします。

その夜、キャサリンの部屋は停電して異様な空気が漂い、ダグに呼ばれて彼の部屋を訪ねますが、彼は庭にある妻の墓に語りかけながら酒を飲んでいました。
彼は妻は7年前にガンで亡くなったと語り、キャサリンは、神父になりたての5年前、スーダンのコスティガン神父の難民キャンプで活動中、干ばつに怯えた人々に夫と幼い娘サラが生け贄として殺され、信仰を捨てたと告白し、2人は結ばれます。
朝、卵は血で濁り、キャサリンは庭でローレンを見て後を追い、森で転倒した瞬間、難民キャンプに飛ばされ、彼女は夫の遺体と祭壇のサラの遺体を見つけ泣きながら抱きしめます。が、娘はローレンに変わり、呪い師に刺されたところでベンに起こされます。
それらの出来事は、夢か現実かわかりませんでしたが、彼女は自分の足に着いた砂と傷を見て愕然とします。

翌朝、ベンはダグに、死んだ生物はみな生物学的には健康体だったと話しますが、キャサリンが単身マコーネル家に向かったと聞いたダグはひどく動揺します。
一方、キャサリンは返事の無いマコーネル家に入り、荒れた食糧庫の奥の隠し扉に逆さの鎌の印を見つけます。その時、娘の腕輪を着けたローレンが現れますが、その足が経血で汚れているのを見てなだめ、拭こうとしますが、触れた瞬間血が溢れ、ローレンがブロディーに追われて森の中を逃げ、彼女の服と沼が赤く染まりブロディーが倒れるビジョンを見て、ローレンは消えます。
ほどなくして憔悴した母親が現れ、娘を殺しに来たの?息子は自業自得で死んだ、止められなかったと話しますが、突然現れたローレンが母親に襲いかかったため逃げ帰ります。
一方、町ではシラミ(ブヨ)が大発生し、教会に集められた幼い子供たちは髪を刈られ丸坊主にされていました。ダグとベンは人々から問い詰められて非難され、町長はローレンを悪魔信仰者と断罪し人々を煽っていました。
2人は遺体安置所でブロディーの遺体を見てキャサリンを呼びます。遺体は3日前に死亡したとは思えないほどミイラ化し、背骨には逆さの鎌のみみずばれが浮き出ていました。
キャサリンはカルト教団の仕業と言いますが、川の水の調査結果を見て言葉を失います。川の水は人間の血液でした。3㎞の河川を染めるには20~30万人分の血液が必要で、人々はマコーネル家襲撃に動き始めますが、町長を含め教会内にいた人々は皆、体中に腫れモノができ倒れてしまいます。

【転】- リーピングのあらすじ3

彼女はようやくコスティガン神父に電話して事態を相談し、逆さの鎌はキリスト以前からのサタン崇拝のシンボルで、初子はその印を受けて生かされ、それ以外は思春期にサタンの生贄にされる、が、思春期を無事に過ぎ越した第2子(ローレン)は、初子(兄)を屠り完全な子供=サタンの化身となり、ヘイブンの町を皮切りにサタンの世が始まると聞きます。
また神父は、キャサリンこそがその危機を救う”天使”=聖職者であると言い、ローレン殺害が君の使命だと説得します。が、その時、教会内のコスティガン神父の部屋だけが燃え上がり、閉じ込められた彼は「サタンを滅ぼすんだ!キャサリン!」と叫び焼死します。

人々はマコーネル家に襲撃に向かい、ダグは必死で止めますが無駄でした。
先に着いたキャサリンは、隠し扉の奥の地下室で儀式の祭壇や生贄の檻を見て愕然としますが、そこにはローレンの母親がいて「守れなかった」と泣き、拳銃自殺を遂げます。間もなくローレンが来ますが全く動揺せず、隠れていた彼女も気づかれますが、人々が押し掛けたため立ち去ります。
表に出た彼女は、家がイナゴの大群に覆われ、その中に平然と立つローレンに、保安官や町の人々が怯えて銃を向ける異様な光景に息を呑みますが、ライフルの撃鉄を合図にイナゴは一斉に飛び立ち人々に襲いかかります。キャサリンは祭壇で手にした儀式用のナイフを手に家に飛び込み、タグは血の川に、ベンは廃墟の墓所に隠れて難を逃れます。
ローレンはその阿鼻叫喚の中で平然と立ち尽くし、イナゴは襲撃を終えると空へと飛び去っていきました。

キャサリンとベンは無線で連絡を取り合いますが、ベンは、墓所の奥でサタンの印を見つけ、その部屋に吊るされた子供の死体と無数の小さな骸骨を発見し、逃げようとしますが、外にローレンがいて出られません。やむなく戻りかけた直後に、彼の短いうめき声と共に無線が途切れます。キャサリンは、家の外で、襲撃に加わった人々が亡くなっているのを見て、廃墟へと向かいます。
彼女は墓所の奥で亡くなっていたベンを発見し涙しますが、そこに血だらけのシャツを着たダグが現れ、川で溺れた、外にあの子がいると話します。彼女は「私が終わらせる」と言いダグにここにいるよう言い、剣を持って表へと歩き出します。

【結】- リーピングのあらすじ4

廃墟には少女が立っていて、彼女は剣をベルトに隠し近づいて行きますが、森からは無数の鳥が叫び声をあげて飛び立ち、晴れ渡っていた空は突然夜へと変わり、いくつもの雷が落ち、廃墟を焼いていきます。
その中でローレンは平然と立ったまま、キャサリンをじっと睨みつけていました。彼女はローレンに「あなたは私の娘に似てる、一緒に行きましょう」と優しく語りかけながら近づいて押し倒し剣を向けますが、その瞬間ローレンは絶叫し、キャサリンはローレンが贄とされる儀式のビジョンを見ます。ローレンは泣きながら「ママは幸せよ あなたを授かったから」という、キャサリンがサラに最後に言った言葉を口にします。
動揺するキャサリンの頬にローレンが手を触れた瞬間、祭壇でローレンを切り裂こうとしていたのは彼女の母親と兄で、参列者の中にダグがいるビジョンが流れ込みます。
ローレンは必死で森を逃げますが、追ってきた兄に沼に追いつめられ剣で胸を刺されます。が、その傷は見る間に塞がり、兄はミイラと化して死亡、彼女の足元から血が流れ出し、川を赤く染め上げていくのを、イザベルが目撃していました。
彼女の目の前で泣いているローレンの胸には兄から受けた剣の傷が生々しく残っていました。

「サタン全盛の時、神は天使を遣わしそれを滅ぼす」…サタンの僕となっているのは町そのもので、ローレンこそが滅ぼしの天使だと気づいたキャサリンは後ずさります。
が、その時、ダグが現れ「騙されるな」「初子の僕は次の災いで殺される」と説得しにかかります。確かに彼は一人っ子の家系だと言い、イザベルは妊娠中の次子の性別には興味が無い、ローレンの母親は彼女を殺すのかと泣いていました。それは神父の「初子は生かされ、それ以外は生贄」と言う言葉と符合します。

キャサリンはローレンを抱きしめ、自分が一度失敗したため、私に殺させようとしたのね!と問い詰め、彼がベンをも殺害したことに気づきます。けれどその時すでに2人は町の人々に取り囲まれていました。
ダグは人々が信仰深かった昔、洪水で町が流された事で神を捨て、自分の祖先がサタンへの信仰に導いたと話します。サタンは祈りを裏切らない、だからあえて神父を辞め神を捨てた君を選んだ、神の僕=神父だけが天使を殺せる、スーダンでは君も神に裏切られたはずだと迫ります。
「神は非情だ」と。

彼女は「神は殺してない」「小心で恐れと怒りに負けた人間が(娘を)殺したのよ!」と言い、「最後の”災い”が来て”初子が死ぬ”、みんな死ぬわ!」と言った瞬間、無数の雷が人々の上に降り注ぎます。
ダグはキャサリンをナイフで脅して抱え止めさせろ!と叫びますが、彼女は怯えるローレンに「怖がらないで!これは神の御心よ!」と叫びます。ローレンが大きな瞳で瞬きもせず見つめるうち、2人は雷の炎に包まれ、ダグは燃え尽きますが、全てが終わり気づいたローレンの前には無傷のキャサリンが横たわっていました。2人は固く抱き合い、周囲を見渡します。
廃墟は崩れ去り、人々は雷に焼かれ消え去っていました。

走る車の中で、キャサリンはローレンに、2人だけが残った、これからは家族だと言いますが、ローレンは彼女の胎に「男の子がいる」と言い出します。この子も家族よと。
「犠牲が払われ完全な子が生まれる」…キャサリンは新たな災いの予感に顔色を失います。

みんなの感想

ライターの感想

主人公キャサリンに骨太のアカデミー女優ヒラリー・スワンク、謎めいた少女に「チャーリーとチョコレート工場」のアナソフィア・ロブと言う異色のオカルト・スリラーなんですが、数々の大ヒット作を生み出してきた製作、監督陣の手腕か、噛めば噛むほど味が出るエンターティメント作品に仕上がっています。助手のベン役イドリス・エルバもいいやつだし、なぜかやたら登場する保安官は「フライトナイト」の主人公チャーリー役ウィリアム・ラグズデールだったりします。

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