「ルームメイト」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

ルームメイトの紹介:晴海は、交通事故で入院した先で出会った看護婦の麗子と意気投合し、ルームシェアを始める。“ずっと一緒にいたい”と言っていた春海だが、麗子の不審な言動とともに次々と起こる事件に恐怖と猜疑心を募らせていく。麗子の中にはマリという別人格がいることが判明して…

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予告動画

ルームメイトの主な出演者

萩尾春海(北川景子)、西村麗子(深田恭子)、工藤謙介(高良健吾)、長谷川伸一(尾上寛之)、安藤リカ(大塚千弘)、春海の母(筒井真理子)、本城・精神科医(戸田昌宏)、萩尾春海〔少女時代〕(吉田里琴)、小川絵里(萩原みのり)、看護師・リカ(浜田万葉)、松井刑事(螢雪次朗)、市長候補の山崎徹(田口トモロヲ)

ルームメイトのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①交通事故で入院した春海は看護師・麗子と親しくなりルームシェアを始める。親切な麗子だったが、春海は徐々に麗子が異様に見えてくる。麗子にはもう1人の人格・マリがいた。 ②しかし本当は「春海=麗子=マリ」の三重人格だった。義理の父からの性的虐待から逃避するため麗子という人格を、その後母との確執から逃げるためマリという人格を作っていた。 ③ノートにあった4つめの筆跡は、春海が見つけた性的虐待を受けていた少女・絵里のものだった。絵里も二重人格になっていたが、春海が犯行を止めた。

【起】- ルームメイトのあらすじ1

神奈川県大和市黒須町4丁目(注:架空の住所)、呉田ビル内で3名の人物が血を流して倒れているのが発見されました。倒れていた人物らは若葉医科大学病院に搬送されます。
周囲には多量の出血があり、重要事件に発展する可能性があるとして、神奈川県警の松井と佐々部は現場検証をしました。
現場には凶器とみられる小さな折り畳み式ナイフが落ちていました。さらに松井は大学ノートも見つけます。
生存者は2名で、萩尾春海(23歳)と工藤謙介(27歳)でした。春海は工藤の会社でアルバイトをしていました。
春海が一緒に住んでいたルームメイトの女・西村麗子とトラブルがあったという情報も入ってきます…。
…3カ月前。
萩尾春海は交通事故に遭って、病院に担ぎ込まれました。派遣会社で働く春海は入院ですぐお金に困るようになります。
見舞客のいない春海の病室に看護師・リカが手作りのぬいぐるみを置きますが、それを遠くから別の看護師・西村麗子が見て、何かを呟いていました。
後日、自動車を運転していて春海をはねた加害者・工藤が、高校時代からの友人でもあり、いざなみ保険会社の社員である長谷川を連れて見舞いにきます。
長谷川は事故の当事者同士が話をするとこじれる可能性について触れ、保険金の話は自分が進めると言いました。
工藤と長谷川が帰った後、麗子が「保険会社は専門用語をまくしたてて、丸めこもうとするから気をつけてね」とアドバイスし、春海が事故でなくした手帳を渡してくれます。事故時に麗子もその場にいて、拾ったと言いました。
手帳を見て母・喜恵に連絡を取ったものの、金の無心をするのなら帰って来いと言われた春海は、電話を切ります。
退院が決まった春海ですが、所持金も少なく松葉づえが取れるまではリハビリが必要で、当面は収入のめどがつきません。
困る春海に麗子が「ルームシェアしない」と声をかけました。その頃には春海と麗子は仲良くなっていました。
麗子は看護師の職を辞め、春海の部屋に越してきます。それまでは春海の母がこの部屋の家賃も負担していました。
ごみの日や近くのコンビニ情報を知りたがる麗子のために春海はオレンジのノートを用意し、それを2人の連絡日誌にしようと麗子は言います。麗子は春海の交通事故の保険の代理人も買って出ました。
こうして2人の同居生活が始まります。
…2カ月前。
保険の手続きは進んでいませんでした。保険金が支払われれば多少生活にゆとりができると嘆く春海ですが、麗子は加害者側の保険担当者・長谷川が約束をすっぽかしてばかりだと言います。
春海は保険金が入れば遠くの町で生活をリセットしたいと考えており、麗子にも一緒に来るかと誘いました。
公園を散歩した際に、犬のチワワを可愛がる少女たちを見て、春海はペットを飼うのが夢だと言いますが、麗子は『世話かかるし、先に死ぬし、責任取れるの?』と冷たい口調で言います。
春海は麗子の豹変ぶりに戸惑いますが、その時はさほど深く考えませんでした。
フランス料理店に食事に行った春海と麗子は、看護師のリカと会います。化粧室で合コンに誘われた麗子はまたもや別人のようにリカに冷たく振る舞い、春海を連れて立ち去りました。

【承】- ルームメイトのあらすじ2

その後、春海は麗子が深夜にひとりで会話しているのを聞き、声をかけます。麗子はマリという人物と会話しているようでした。
『春海はいいよね。嫌いな人と離れて暮らせばいいんだから。おやすみ』…そう告げた麗子はやはり別人のように見えます。
リハビリは順調に進み、松葉杖だった春海は、補助用の細い杖に変わりました。その頃、先日見かけたチワワを連れた少女たちが、犬を探しているのを春海は見かけます。
帰宅した春海は、台所の流しにまな板と包丁と犬の赤い首輪を、鍋で何かが煮込まれているのを見つけました。おそるおそる鍋を開けると、チワワの尖った鼻が鍋から出ており、春海は思わず悲鳴を上げます。
家にいたという麗子は全く知らないと言い「誰かが入ってきたのだ」と訴えました。
警察を呼ぼうかと春海が言いますが、麗子は「春海が私を疑っている状況で、警察なんか呼んでもらいたくない」と激しく拒否します。
しかし春海は、全く別のことを疑っていました。麗子が時折見せるあの冷ややかな態度を見て、麗子が二重人格なのではないかと思ったのです。夜中に話していた「マリ」なる人物が、もう1人の麗子の人格だと春海は考えました。
「誰かが入ってきてやった」という麗子の言い分を受け入れて、警察には届け出ず、自宅の鍵を交換することで、春海はその件を終わらせます。『あの女の子たちも目を離しちゃだめだったんだよ。ずっと一緒にいたいんだったら』チワワの遺体を捨てる時、また麗子が冷淡に言い放ちました。
…1カ月前。
リハビリもそろそろ終わりに近づいており、春海は就職雑誌に目を通し始めます。
春海は病院で看護師のリカに会いました。
事故の加害者である工藤は、春海のことが気がかりでリハビリを見にきます。長谷川経由でまだ保険金が支払われていないのを知る工藤は、就職雑誌を持つ春海に「僕の会社で働くのはどうだろう」と言いました。
工藤は輸入雑貨の仕事を1人でしており、事務所に手伝いが欲しいと思っていたところでした。
長谷川が保険金の支払いを進めたいのに同意書のサインをするはずの麗子と連絡が取れないと言います。
病院の近くで行なわれたチャリティコンサートとシンポジウムに工藤と行った春海は、児童養護施設の館長で次期市長選候補の山崎徹が、コーラスで歌えていない少女・小川絵里の肩に手を回すのを見ます。
帰宅した春海は、麗子に社会復帰宣言をしました。麗子に甘えてばかりだと悪いと言った春海は、麗子から「それで工藤君と会ってたんだ」と言われて、なぜ知っているのかと驚きます。
『隠し事なんて寂しいなあ。病院でリカとも話してたんでしょ、あんなのと』
そう言った麗子、いえマリは、春海の知り合いを書きとめた小さな手帳を流しで燃やし『春海が困ってる時に助けてくれる人、いた? 春海には麗子しかいないんでしょ』と言いました。
春海は自分に執着してくる、麗子(とマリ)を恐ろしく感じ始めます。
その夜、看護師のリカが顔に劇薬をかけられ、長い石段を落ちて死にました。
翌朝のニュースでそれを見た麗子(マリ)は『ひどい死に方。自分のこと可愛いと思ってたのに』と言って部屋を去り、次には麗子になって現れて、リカの死を知ってショックを受けます。

【転】- ルームメイトのあらすじ3

春海は麗子の部屋を家探しし、麗子の趣味とは異なる服を見つけました。
…3週間前。
春海は工藤のところで働き始めます。
工藤が忙しくて人手不足というのは本当でした。父の建築事務所で倉庫にしていた場所を、父の死後に仕事場にした工藤は開業したばかりで、そこはオフィス兼自宅兼倉庫も兼ねた場所で、雑然としています。
帰宅すると、珍しく麗子が家にいませんでした。
翌日も出勤した春海は、帰り道に別人のような格好の麗子を見かけ、ついていきます。
場末の繁華街に出た春海は、尾行に気づいた麗子(マリ)に『誰か探してる? 何、その顔』と言われ、クラブ〝アリアドネ〟に連れて行かれました。
煙草を吸う麗子(マリ)は『ほんとは知ってるくせに。前にも会ったでしょ。麗子のルームメイトのマリ、よろしくね』と春海に言いました。ルームメイト…麗子の身体を借りてシェアしているという意味です。
麗子のことを心配する春海に、マリは『麗子なんて忘れて、私と仲良くしよう』『目の前にいる私なんてどうだっていいんだ。まあ、そういう人なんだろうけど』『そんなに麗子が大事? だったらちゃんと離さないようにしなくちゃ』と言います。
特に最後の一言は、チワワの死体を処分した時の言葉だったので、春海は怖くなり、逃げるように去りました。
再び麗子の部屋に入った春海は、壁に赤い文字で「わたしはマリ」と書かれた文字に驚き、机の上の瓶を足の甲にこぼして悲鳴を上げます。瓶の液体は劇薬でした。
マリが怖い春海は荷造りし、工藤宅に避難します。
春海はマリのことは怖いのですが、麗子を助けたいとも思っていました。部屋の一室をあてがわれた春海に電話がかかり、取ると麗子が「マリが消えてくれない。私のこと見捨てないで」と言い、駆け付けようとします。
出ていこうとした春海を見咎めた工藤は、迷惑をかけたくないと言う春海にキスをして「関係あるから」と言いました。春海は、工藤に麗子の二重人格を相談します。
工藤は解離性同一性障害について知っており、親の暴力から逃げられない子どもが、別の人格を作り出すということを春海に説明しました。
翌朝、長谷川が工藤を訪ねてきて、春海がいるのを見て驚きます(働いていると聞かされていなかったから)。春海は麗子に会いに行き、マリに拉致されました。
長谷川は工藤に、代理人の麗子は一度も会いに来ないと言います。工藤は春海と麗子の住む部屋に行き、麗子の部屋で物音を聞きつけて反射的にその女性の手首(※)を握りました。女性は振り切って逃げます。
春海はクラブ〝アリアドネ〟に連れて行かれ、長谷川を呼ぶよう指示されました。長谷川は工藤に連絡して、これから麗子に会いにいくと言い、住所を教えます。それは事故現場の近く、大和市黒須町4丁目呉田ビルでした。工藤も向かいます。
長谷川がクラブに入ると、アキレス腱を刃物で切り付けられました。長谷川は隠れますが携帯の着信音で居場所がばれ、ナイフで何度も刺されて絶命します。
長谷川の着信の相手は工藤でした。春海は携帯を取って助けを呼びますが、麗子(マリ)に反対されます。
『昔っからこうだったじゃない』と言うマリは、衝撃的な事実を春海にぶつけました。 この映画を無料で観る

【結】- ルームメイトのあらすじ4

春海は「麗子=マリ」と思っていましたが「春海=麗子=マリ」でした。工藤が春海をはねた交通事故で、麗子たちのことを忘れていたのです。
春海は母親の男に幼い頃に性的虐待を受け、別人格の麗子(春海を守る人格)を生みだしました。さらに男との関係を知った母から暴力を受けるようになり、3つめの人格・マリ(母から春海を守り悪事をおこなう人格)を生み出して、母を殺害していました。
自分(春海)だけ忘れるなんて都合がいいと、春海は麗子とマリに責められます。
店に来た工藤は春海がナイフを手に襲いかかるのを見て驚きました。正気に戻った春海は本当に自分が3つの人格を持っていたと知り、自分の腹を刺します。
長谷川と工藤と春海が倒れているのが発見され(オープニング)、救急搬送されました。長谷川は死亡が確認されます。
後日、春海の母の遺体が実家床下から発見されました。春海は母からの送金で生活しているつもりでしたが、実際は母が残した金で食いつないでいました。
ハルモニア総合クリニック精神科・本城に会いに行った松井刑事は、春海の三重人格について説明を受けます。メインはあくまで春海で、麗子とマリはメインを守るために出現していたと知りました。
捜査の合間に読んでいた大学ノート(春海と麗子が交換日記がわりに使っていたもの)に4人分の筆跡があることを指摘すると、本城は「もし可能性があるとしたら、子供時代の人格ではないか」と言いました。
次期市長候補の山崎徹のシンポジウム『福祉と教育の可能性』が開かれます。
工藤は襲われた時に握った春海の手首と、その前に春海宅から出てきた女性(※)の手首の感触が違うことに気づき、ある可能性に気づきました。
見つけたmicroSDカードに山崎が少女・絵里にわいせつな行為をする動画が入っているのを発見した工藤は、松井刑事に連絡しますが信じてもらえません。
工藤はシンポジウムに走ります。
同じ頃、若葉医科大学病院で目覚めた春海は、自分の第3の人格・マリが絵里をそそのかしたと知り、病院を抜け出してシンポジウムに行きました。
会場では絵里が刃物を持って山崎に切りかかろうとしていました。それを止めた春海は「ごめんね、こんなひどいことをさせてしまって」と言います。
春海(マリ)は絵里を一時期部屋に匿い、自分の犯罪を正当化して仲間を作るために、性的暴力を受けた絵里に第2の人格を作り出し、自分と同じ名前・マリと名付けていました。
山崎は児童性的虐待の罪で逮捕され、起訴されます。
工藤は閉鎖病棟に収容された春海に面会に行くと、山崎の逮捕と絵里がまだ自分の名を否定することを話しました。
春海は「ひどいことする相手に何度も耳元で呼びかけられて嫌だから、自分に別の名をつけた」と言います。
「治療は順調、大丈夫、私ももう、1人じゃないってこと分かったから」と、春海は麗子の幻影を見ながら話をしました。
工藤はずっと事故時から思っていたこと…「事故の時、春海だけでなく他の2人も見えたような気がした」と初めて告白します。
それを聞きながら目をつぶった春海は、再び目を開いて工藤が目の前にいるのを確認し「よかった、幻じゃなくて。また来てね」と言いました。「もちろん」と工藤は答えます。
閉鎖病棟へ戻る春海の背中を、工藤は見送りました。

みんなの感想

ライターの感想

私め、むかーし(1997年)にフジテレビドラマ系列で放送されていたドラマ『フェイス』を見ていた。
なのでかなり早期の段階から「実はこれ、三重人格なのではないか」と気づいてしまった。なんか損した気分。
それはさておき。北川景子と深田恭子、ふたりの別嬪さんを同じスクリーンで拝見できるなんて、なんと嬉しい。
本来ならばがくーりと落ち込みそうなこの手の映画に救いがあるのは、高良健吾の存在。
ラストシーンにあるが、麗子は春海が作りだした幻の存在だけれど、高良は実在する存在。
この高良の存在があって初めて春海は救われて、再びの惨劇(絵里が山崎を殺す)を防げたのだと思う。
多重人格を扱った内容の映画はけっこう突っ込みどころ満載になることが多いが、今作品は破綻することもなく綺麗にまとまっている。

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