「ロストバケーション」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

ロスト・バケーションの紹介:2016年公開のアメリカ映画。原題は『The Shallows(浅瀬)』という意。周囲に誰もいない秘境の島で突然、人喰いサメに襲撃されたヒロインの必死のサバイバル劇を描く、ブレイク・ライブリー主演のアクション。『フライト・ゲーム』などでリーアム・ニーソンをアクションスターに仕立てたジャウム・コレット=セラ監督が、過酷な状況に追い込まれたヒロインの姿を緊迫感あふれる映像で映しだす。

予告動画

ロストバケーションの主な出演者

ナンシー・アダムス(ブレイク・ライブリー)、カルロス(オスカル・ハエナダ)、ナンシーの父(ブレット・カレン)、ナンシーの母(ジャネール・ベイリー)、クロエ(セドナ・レッジェ)、少年・ミゲル(パブロ・カルヴァ)、サーファー(アンジェロ・ジョシュ・ロザーノ・コルツォ)

ロストバケーションのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①母の死にショックを受けたナンシーは、女友達と共にメキシコへ。母が妊娠中に来たビーチに行くのが目的。ひとりでサーフィンをしているとサメが出没。ナンシーは浅瀬の岩礁に取り残された。 ②執拗に狙うサメと戦ったナンシーは岩礁から海洋ブイへ移り、サメを倒した。

【起】- ロストバケーションのあらすじ1

メキシコのとあるビーチ。
海辺でサッカーをして遊んでいた少年・ミゲルが、流れ着いたヘルメットを見つけました。ヘルメットにはヘッドカメラがついています。
ミゲルの意識はカメラに集中していましたが、横にはサーフィンボードも流れ着いていました。
ミゲルがカメラを再生すると、サーフィンをしていた男が海に落ち、サメの巨大な口に噛まれる一部始終の映像が映っています…(ミゲルのこの話は、物語の終盤に繋がる)。

2016年4月25日。
アメリカ、テキサス州ガルベストンに住んでいる24歳の女性ナンシー・アダムスは、医学生です。
ところが母の闘病生活と死に際を見たナンシーは、医学の道を進むことに疑問を覚えました。
医学部中退も考えたナンシーは気分転換を兼ねて、女友達のアンナと共に、メキシコに旅をします。行き先は、ナンシーの母が妊娠した時にひとりで訪れたメキシコのビーチでした。
ところがアンナは前夜呑みすぎて、今日はホテルで二日酔いで寝ています。
ナンシーは地元の運転手・カルロスに写真を見せて、そのビーチまで車に乗せていってもらいました。拙いながらもスペイン語で会話しつつ、ビーチの名を問いますが、カルロスは答えずに案内してくれます。
到着したビーチは浅瀬の小さな湾になった海で、海の色が非常に美しいところでした。
遠くの沖でサーフィンをしている男性が2人います。
ナンシーはカルロスにチップを渡そうとしますが、カルロスは「自宅はすぐそこだから」と言って受け取りませんでした。カルロスと別れたナンシーは水着になり(服の下に着用していた)、サーフボードを用意してボディスーツを上半身のみ羽織ると、足首にロープを巻きました。そのロープをサーフボードにつけることで、サーフボードが流れていかないようにするのです。
サーフィンはナンシーや妹・クロエの趣味でした。テキサスでも自宅近くの海でよく波に乗っています。
海に入ったナンシーは、沖の2人の男性に話しかけました。1人は金髪の少し髪が長い男性で、1人は黒人男性です。黒人男性がヘッドカメラつきのヘルメットをかぶっていました。
彼らはナンシーに、「日に1度、潮が引くと出てくる岩礁がある」と告げて、気をつけるよう促します。
もし呑みに行くならヘッドカメラの映像を見せると黒人男性がナンパしますが、ナンシーはスペイン語が理解できない振りをして流します。
華麗に波乗りを始めると、男性たちもナンシーの腕前に感心しました。意気投合した3人はしばらく一緒に波乗りしました。
浜辺で妹・クロエからの電話を受けたナンシーは、母が1991年に訪れたビーチに来ていることを話します。クロエの電話を奪って父が話をし「ママのためにも医者になれ」と言います。
電話の後、アンナからメールが届きました。「ゆうべの彼とデート 今夜は先に寝てて」という内容です。アンナはホテルの部屋に帰って来ないという意味です(つまり、ナンシーが部屋に帰ってこなくても、気づかないという伏線でもある)が、ナンシーはそれを読まずに海辺に繰り出しました。
夕方になり、男性2人は帰ると言い出しましたが、ナンシーはあともう少しだけ泳ぐと言って残ります。ナンシーは岸辺に置いた自分の荷物を、男性2人が盗んで行かないか少し警戒しましたが、男性2人は全くそのそぶりを見せずに立ち去りました。

男性らが去った後、ナンシーの周囲に数頭のイルカが出てきました。ナンシーは嬉しくてイルカについていくと、沖合の一角にはクジラの死骸があり、ぎょっとします。
クジラは背中の一部が食われており、それを狙って鳥も集まってきています。

【承】- ロストバケーションのあらすじ2

引き返そうとしたナンシーは、海面を横切る黒い影に気づきました。背びれもあります。サメです。
サメと遭遇して動揺したナンシーは、ボードから海に落ちました。浅瀬なので背中を岩場で打ち、足首に結んだロープが切れてしまいます。
クロールでサーフボードに近づいて取りつきましたが、サメに左ふとももを噛まれて負傷しました。
ナンシーはやむをえずクジラの死骸の上に乗りました。すばやくベルトで止血します。
サメはその周囲でナンシーを待ちかまえていました。
男性2人がジープで立ち去ろうとするのを見たナンシーは手を振りますが、男性たちは気づかずに立ち去ります。
サメがクジラに体当たりを始めました。海洋ブイがありますが、少し遠い場所です。
またすぐ先には岩礁があります。男性たちが言っていた、例の1日に1回顔を覗かせる岩礁です。
クジラにサメが体当たりした瞬間を狙い、ナンシーはクロールで泳いで岩礁に泳ぎました。間に合います。急いで岩礁にのぼったので、足の裏の横部分にすり傷ができますが、小さな傷は気に留めませんでした。
その岩礁は1m×1.5mくらいの大きさです。もちろん、潮の満ち引きで大きさが変わります。
サメに襲われて翼をケガした海鳥もいました。ナンシーと同じ岩礁で羽をやすめます。
ナンシーは牙の形をしたペンダントネックレスを2つしていました。サメに噛まれたふとももの傷はL字型をしています(長い辺が13cm、短い辺も10cmくらい)。ナンシーはL字の皮膚がべろべろに剥がれないようにネックレスの1つで縫って仮留めし、L字の最も広い部分にもう1つのネックレスを当てて固定しました。さらにその上に、ボディスーツを巻いて、傷が塞がるまで待ちます。
海鳥は翼の付け根部分を負傷しています。出血自体はさほどではありませんが、飛ぶことができません。

夜、AM1:21、干潮まで5時間。
ダイバーズウォッチで確認したナンシーは、スーツを外して傷がふさがっているか確認します。もちろん傷口は痛々しいですが、出血は止まっており、スーツを外してもよさそうです。
寒いので、ナンシーは外したスーツを羽織りました。血流が悪くなっているので止血ベルトを外し、2分おきに左足にも血を流すようにします。

AM6:13、干潮。
干潮なので岩礁が広くなりました。とはいっても、さほどの面積はありません。
スーツを破ったナンシーは、腕部分をふとももに履きました。こうすることで傷みは伴いますが、多少動いても傷に影響はありません。
喉が渇いたナンシーは、岩礁にあがってきた小さなカニを潰して口に含みます。まずいので吐き出しました。
近くにサーフボードが流れ着いていました。ナンシーは周囲を見渡してサメがいないのを確認し、海におりてみます。
ボードの近くに行ったところで、サメの背びれを見つけました。サメはナンシーがボードを狙って近づくと気づき、潜伏していたのです。
ナンシーはすぐ気付いて後戻りしたので、無事に岩礁に戻りました。
岸からそう遠くない浅瀬にナンシーはおり、すぐそこにはナンシーの荷物もあるのです。なのに打つすべがないことに、ナンシーはあせりました。

【転】- ロストバケーションのあらすじ3

岸をふと見ると、うつぶせで浜辺に寝ている酔っ払いの中年男性がいます。
ナンシーは必死で男性に声を張り上げ、手を振りました。
ところが酔っ払いの男性は、ナンシーが遊んでいて手を振っているのかと思い、笑って手を振り返すのみです。
ナンシーはバックパックのある方向を指さして告げました。男はそちらへ移動して中身を開け、スマホと財布をポケットに入れると、バックパックをかついで立ち去ろうとします。
そこで男性は、岸の近くの浅瀬にサーフボードが流れ着いているのを見つけました。
これも金になると思った男性はボードに近づきます。そこでサメに襲われました。
男性は岸へ辿り着きましたが、その身体は上半身のみでした…。

PM12:01、満潮まで6時間。
ナンシーが疲れて眠っていると、昨日の男性2人が車で波乗りにやってきました。
サーフボードを持ちこんで、浅瀬で泳ぎ始めます。
ナンシーは2人に「サメがいる。海から出て」と注意を喚起しますが、男性たちは「大丈夫、ここにサメはいない」と笑って言いました。
水中からジャンプしたサメに、まず金髪男性が襲われます。黒人男性は泳いでナンシーの方へ来ましたが、途中でサメにひきずりこまれ、沈みました。あとには、真っ二つに割れたボードのみが、岩礁に向かって打ちつけられてきます。
反対側から黒人男性が岩礁に取りつき、ナンシーもひきずりあげようとしますが、男性は水にひきずりこまれました…。

PM3:04、満潮まで3時間。
ナンシーは脱水症状を起こし、くちびるはかさかさで、顔色も悪いです。
ひざしはきつく、容赦なくナンシーを照りつけます。ナンシーはボードの切れはしで日影を作り(顔しか隠せない)ます。

PM5:56、満潮まで25分。
ナンシーは少し離れた場所にある、海洋ブイを確認していました。すぐ横を、背びれがゆっくり通っていきます。
海洋ブイを見つつ、ナンシーはサメの様子も冷静に観察していました。
満潮になるとこの岩礁は完全に沈むので、それまでになんとかせねばなりません。
ナンシーは海鳥を捕まえると、ケガの状態を見ました。翼の関節の脱臼と診断し、脱臼を治しましたが、痛かったらしく海鳥に噛まれます。噛まれたとはいっても、傷が残るほどではありません。
先ほどから観察していると、サメはこの岩礁とクジラの死骸との間を往復しており、3回言連続でクジラからこの岩礁まで32秒かかっていました。ストップウォッチで確認します。
流れ着いたカメラを見つけたナンシーは、回収しました。サメに襲われそうになりましたが、岩礁が障壁となってサメは襲えませんでした。
カメラを再生したナンシーは、黒人男性が襲われた瞬間の映像を見て、サメの口の左側にフックが刺さっているのを確認します。
目視で確認すると、海洋ブイまで約30~40mで、ナンシーが泳いで1分ほどかかります。
武器に使えるかと思ったナンシーは、ヘルメットの中敷きのプラスチックを、胸へしまいます。

PM6:11、満潮まであと10分。
ナンシーはビデオに録画をしました。現在の日づけ、自分のケガの状態、置かれた状況を説明すると、もし何かあればテキサス州の家族の元にこのビデオを送ってほしいと録画し、父と妹・クロエへのメッセージを吹き込みます。
その後、カメラをヘルメットに戻すと岸の方へ流しました。
海鳥はサーフボードの切れはしに乗せて流します。

【結】- ロストバケーションのあらすじ4

意を決してナンシーは海に飛び込み、海洋ブイめがけて泳ぎ始めました。サメもそれを読んでいたようで、すぐナンシーに近づきます。
ひとつの僥倖がありました。普段ならば僥倖になりえない「大量のクラゲ」です。
ナンシーにとってもクラゲの触手の毒は脅威ですが、サメにとっても同じでした。結果、クラゲの大群にサメは近寄れず、ナンシーは右腕を1箇所クラゲに巻きつかれたものの、あとは避けて泳ぎ、クラゲをバリアーにして海洋ブイへ辿りつきます。
海洋ブイに登りましたが、はしご段の金属が腐食して取れて、バランスを崩したナンシーは落ちそうになりました。追ってきたサメの背にその金属を連続的に刺して、なんとかブイの中央に立ちます。
遠くに漁船が見えました。ブイから知らせようと中央にある箱を開けようとしますが、やはり錆びていて開きにくくなっています。
ヘルメットの中敷きを使って開けますが、救命信号弾が水中に落ちてしまいました。
手元に1発、弾が残っていましたが、上手に飛ばずにすぐ先の海に落ちます。
海中に落ちた3発の弾を取り、急いで真上に打ちあげました。今度は成功しますが、漁船は気づかずに通過します。
ナンシーはがっくりと肩を落としました。

その頃、少年・ミゲルが流れ着いたヘルメットを見つけていました。冒頭のシーンです。
カメラを再生して、4月26日つまり今日のついさっきの話だと気づいたミゲルは、カメラを持って父親であるカルロスに急いで知らせに行きます。このことは、ナンシーは知りません。
ナンシーの乗っている海洋ブイを固定している鎖に、サメが何度も体当たりを始めました。土台が不安定になり、ナンシーは救命信号弾の1発をサメに打ち込みます。その後、ナンシーはブイの上の方に移動しました。
サメも必死でブイに体当たりし、ナンシーを落とそうとします。とうとうブイは倒れ、ナンシーは水中に落ちて頬骨を切りますが、横倒しになって浮かんでいるブイの部分に取りつきました。金属の隙間に身をひそめます。
サメがやってきますが、金属が邪魔でナンシーを襲えません。ブイを固定している鎖はもう1本あり、その鎖によってブイはその場に留まっていました。
サメが何度も体当たりしているうちに、口の横についていたフックがブイの金属にひっかかり、サメが身動きできなくなります。
それを見たナンシーは、鎖を外しました。鎖を解かれたブイとナンシーは海中に沈み、つられてサメも海中に沈みます。
腐食して折れた金属部分のパイプにサメをかぶりつかせ、ナンシーは助かりました。

ミゲルが父・カルロスを呼んできました。酔っ払いの遺体を見つけたカルロスは、続いて岸に流れ着いたナンシーを見つけます。
ナンシーに心臓マッサージを施すと、ナンシーは水を吐いて蘇生しました。
海鳥も無事で、岸に辿り着いたナンシーを見守っています。それを見返したナンシーは安堵し、母の笑顔の面影を見たような気がしました。

…1年後。アメリカ、テキサス州ガルベストン。
ナンシーのふとももには大きな傷が残ってしまいましたが、ナンシーはすっかり元気です。その後、医学校も無事に卒業し、医者の卵になりました。
父、妹・クロエと一緒に海に来たナンシーは、サーフボードを持って、クロエと共に慣れ親しんだ海に入りました。海はトラウマにならなかったようで、海に入るナンシーはクロエに満面の笑みを浮かべていました。

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みんなの感想

ライターの感想

これ、無茶苦茶面白い!!! オススメ!!
基本的には、ほぼナンシーのひとり芝居(ときどきサメ、ときどき海鳥)。だけどまったく飽きさせない!
「少し泳げば岸なのに」という設定も上手い! 岸がすぐそこに見えてる。なのに辿り着けない、という絶望。
サメもずる賢いし、油断ならない。そのなかで最後まであきらめずに立ち向かうナンシーに、ついつい肩入れしちゃう。
パニックもの、そしてサメの脅威、ホラーチックなスリラーものではあるんだけど、手に汗にぎる。
見ようと悩んでいる方にはぜひ視聴を!

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