「人形霊」のネタバレあらすじ結末

人形霊の紹介:愛された人形に魂が宿り、持ち主を恋慕うあまり人間に復讐するという、2004年公開の韓国のホラー映画。森の中の人形美術館に、球体関節人形のモデルとして招かれた5人の若者たち。彼らが招かれた本当の理由を知った時、人形たちの復讐が始まります。監督・脚本は「カップルズ 恋のから騒ぎ」「家門の危機」のチョン・ヨンギで、本作が長編デビュー作です。

予告動画

人形霊の主な出演者

ヘミ(キム・ユミ)、テスン(シム・ヒョンタク)、ミナ(イム・ウンギョン)、ジェウォン(キム・ボヨン)、館長ジヌァン(チョン・ホジン)、地下室の男(ナム・ミョンニョル)、ヨンハ(オク・ジヨン)、ジョンギ(イム・ヒョンジュン)、ソニョン(イ・ガヨン)

人形霊のネタバレあらすじ

【起】- 人形霊のあらすじ1

その昔、ある人形師が着物の女に恋をして結ばれ、女を模した等身大の人形を作りました。けれどある日、女は殺され、男は殺人犯としてリンチされ死亡、森に埋められます。彼が最期に見たのは魂が宿ったその人形でした。人形は主を信じ、森の中で男の墓を守り続けました。

そして現代。森の道を小型ジープで走る彫刻家のヘミは、途中、男に止められ乗せることに。2人の目的地は森の奥の人形美術館でした。
集まったのは5人。館内には無数の人形が飾られ、等身大の人形のオブジェは不気味でしたが、中央広間の壁一面に飾られた40㎝ほどの人形には感嘆の声が上がります。館長のジヌァンは中年の紳士で、球体関節人形のモデルとして2日間で写真を撮らせていただくと説明します。
招待されたのはヘミと、陽気なカメラマンジョンギ、能天気な高2のソニョン、暗く少年の球体関節人形を抱いた小説家ヨンハの4人、ヘミが乗せた男は自主参加でモデルのテスンと名乗ります。その様子を見ていた車椅子の女性が人形作家のジェウォンでテスンの滞在を許します。

泊まるのは2階の個室で、ヘミの部屋には鏡を抱えた人形のオブジェがありました。庭で赤い服の少女を見かけ手を振りますが隠れてしまいます。携帯は圏外で使えません。
友だちになろうと訪ねたヨンハの部屋には天井から下がった人形のライトのオブジェがあり、彼女の抱いている人形の事を聞くと、デミアンという名で一緒に暮らしていると言います。逆に大事にしている人形は無いのかと聞かれましたが思い出せません。

ヘミが中央広間の扉に気づき、入ると石壁の暗く不気味な地下室で、奥にいた館長にワイン蔵だと言われます。昼食には館長とジェウォンも同席しワインが振る舞われます。ジョンギとソニョンはヨンハの人形をからかい、人形や物に愛情を注ぐと魂が生まれ生霊になると話します。
けれどジェウォンは、人形作りは人形に魂を吹き込む仕事で、人間は大切な物を失えば心が痛むが物も同じで、無くした物が突然出てくるのは持ち主に会いに来るからだと語り、エレベーターで退座します。

【承】- 人形霊のあらすじ2

午後、中央広間で写真撮影の最中、ヨンハが突然怯えて取り乱し昏倒します。すぐに意識は戻りますが、叫び声をあげ暴れ続けます。そんな中、ジェウォンは冷静に首を吊った女性の絵を描いています。
テスンは1人、館長室に入りメンバーのデータを盗み見ます。館長が戻りクローゼットに隠れますが、中にあった等身大の人形が動き睨んだ瞬間、扉が開き見つかります。テスンは、電話を借りに来たが、前科があるので疑われると思い隠れたと言い訳しますが、人形が動いた話は受け流されます。

その後、館長は、ワイン蔵の奥の鉄の扉の部屋に入ります。そこは暗い工房のような部屋で、4人の写真が作業台に貼られ、中年の髭面の男が鎖で繋がれています。館長は黙ってテスンの写真を並べ出ていきます。間もなく赤い服の少女が現れ、ヘミの写真を愛おしそうに撫でます。男はミナと呼び、会えたかい?と優しく聞きます。ミナは嬉しそうに微笑みます。

中央広間でヨンハに付き添うヘミとソニョン。腕の傷痕のわけを聞かれたヘミは幼い頃の事故らしいが憶えてないと答え、デミアンを拾いますが痛みを感じて落してしまいます。不思議に思いながらも再び拾い上げ眠るヨンハの傍らに置きます。
その後、ヘミは庭にいたミナと話し、ミナは嬉しそうにはにかみます。が、テスンを呼んだ時には消えていました。その時、館長がヘミに3階の作業室でジェウォンが呼んでると呼びに来ます。

ヘミが作業室に行くと、ジェウォンは話したかったと歓迎します。ヘミはミナの人形を見つけ、さっき会ったばかりだと言います。久しぶりの再会ねと微笑むジェウォン。ヘミが初対面だと言うと、ミナは昔から知ってると言ってたが勘違いかもとはぐらかし、また夕食後に話しましょうと帰します。代わりに部屋にきたのは悲しそうな顔をしたミナでした。

2階に降りたヘミは、突然ヨンハに髪を掴まれ彼女の部屋に引きずり込まれます。皆が駆けつけ引き離しますが、ヨンハは、デミアンを殺した!と激怒しています。彼女のベッドには目に針を突き刺されバラバラになったデミアンが。ヘミは必死で無実を訴えますが、床には彼女の本が落ちていて自室は何者かに荒らされていました。
一方、ジェウォンと館長は地下室に向かい男を脅します。男は彼女をジェウォンと呼び、彼女は怒り、館長は断れば死ぬと言います。

ジェウォンとヨンハは夕食に来ませんでした。ヘミが、ミナがなぜ来ないのかと聞きますが、館長は悪戯をしたようだからと答えます。
ジョンギは、人形の目をつぶすのは生霊が宿った人形を殺す方法で、その人形は持ち主に復讐する、自分の出身地であるふもとの村もそのせいで滅びたと言います。その話で招待された全員同じ村の出身であることが判明します。

【転】- 人形霊のあらすじ3

皆が夕食を終えた頃、ヨンハは何かの気配で目覚めます。黒髪の人形が現れますが気づかず、足元に転がってきたデミアンの首を持って泣きながらベッドに戻った時、電気が消え、天井から下がった人形が襲い掛かります。
食堂では、ヘミがヨンハにデザートを届けると言いますが館長に止められ、代わりにソニョンがヨンハの部屋に向かいます。
ヘミは、庭にいたミナに気付いて駆け寄りますが、ミナはどうして私を忘れたの?!と泣いていました。ミナの手は血塗れで、泣きながら森に逃げてしまいます。ヘミはミナを追って森に入り足を踏み外して転がり落ち、気を失ってしまいます。
一方、ソニョンは返事がないためドアを開け、人形の天井ライトで首を吊って死んでいるヨンハを発見、絶叫します。

館長室に館長とジェウォンと残った3人が集まり、館長が電話で警察に連絡し、ソニョンは泣き喚いています。館長は他に手伝いの夫婦がいて娘のミナと夕方には帰ったはずだと言います。
その時、便意を訴えるソニョンにジョンギが付き添いトイレに。トイレは個室にも人形があって、彼女は怯えながら座りますが、ジョンギが扉の下の隙間からふざけて写真を撮ります。が、突然ソニョンの声が止み、大量の血が流れ出します。個室の中では動きだした人形がソニョンの首を折り、ジョンギが開けた時には、ソニョンは無惨に曲げられ便器に詰められていました。
狂乱したジョンギは車で森に走り出し、気づいたテスンはヘミの車で彼を追います。ジョンギの車には黒髪の人形が現れ、土盛りに激突、人形がジョンギの首をへし折ります。追いついたテスンが彼の遺体を発見します。

森の中で、幼い頃の夢で目覚めたヘミは全てを思い出します。彼女は館に駆け戻り、館長室から母親に電話をして幼いころ遊んでいた人形の写真を探させますが、やはりミナの姿の人形でした。そこへミナが現れ、やっと気づいてくれたと哀しそうに微笑み、友だちのミナよと言いながら近づきますが、彼女は怯え逃げ出します。

一方、戻ったテスンはソニョンの遺体とジョンギが撮ったソニョンの最期の写真を発見し愕然とします。またヘミは廊下で転倒、恐ろしい人形が現れ手間取っているうちに、テスンに掴まり、なぜ殺した!と責められます。写真にはソニョンの首を絞めるヘミが写っていたのです。彼は混乱して怯えるヘミを手錠で手すりに繋ぎ、俺は刑事だ!白状しろ!と迫ります。
そこへジェウォンが現れ「そろそろ終わりね」と呟き、彼がここに来た理由を聞きます。彼は2週間前、館の手伝い夫婦が殺され、その潜入捜査にきたと答えますが、彼女は笑いながら、彼に写真を見るよう促します。ソニョンを襲っているのはミナに変わっていました。

【結】- 人形霊のあらすじ4

60年前、女殺しの罪を着せられ男が殺されたと語るジェウォン。男が作った人形は、男を殺した4人と真犯人に復讐を決意し男の墓を守るうち、人形作家の夫婦(地下室に幽閉されている男と彼女)に出会い、4人の男の子孫、ヘミ、ジョンギ、ソニョン、ヨンハを探し出したと。また、2週間前、人形は手伝い夫婦の命を奪って最後の呪いをかけ、テスンはそれにおびき出された、お前の祖父が女殺しの真犯人だ!と鬼気迫る形相で叫びます。彼女はテスンに、祖父を恨んで死ね!と言い捨てエレベーターで去ります。

テスンは拳銃をヘミに渡し、手錠の鍵を取りに戻ります。怯えるヘミの前にミナが現れ、助けてあげると言いますが、怯えた彼女は拳銃を発砲、ミナの額を打ち抜きますが傷は見る間に塞がり、彼女は悲しそうな顔ですぐに戻るからと言い残し去ります。

テスンの首にワイヤーが巻きつき、中央広間の天井に釣り下げられます。駆け付けたヘミは、ワイヤーを必死で引っ張るミナの姿に戸惑いますが、ジョンギの話を思い出し、3階へと駆け上がり、ミナの人形の首を落とそうとします。気づいたミナはワイヤーを離し3階に出現、自分の人形を救い、ヘミに「そんなにきらい?」と泣きながら聞きます。彼女はジェウォンと、復讐に加担すればヘミは殺さないという約束をしていたのです。怯えたヘミは「嫌い!怖い!」と叫び逃げ出します。ミナは悪鬼となり眼は赤く変わります。

一方、地下室で館長は斧を手にして男と対峙していました。館長は、魂の宿った人形ミナの作者である彼に復讐鬼と化したジェウォン=女の人形の対となる殺された男の人形を作れと迫っていたのです。男はジェウォンの夫、館長は兄でした。男はもうジェウォンは戻らないと呟き、館長が斧で襲いかかった瞬間、男は鎖を抜け、斧を持ち去ります。

ヘミはテスンを抱えて逃げようとしますが、ミナが手刀でテスンの胸を貫き殺害、逃げるヘミの前にミナが現れ彼女の胸を手刀で突きますが、その腕の傷跡を見て手を止めます。
それは幼いヘミが事故に遭い、人形のミナをかばって負ったものでした。ミナは戻り、どうして私を捨てるの?と泣きます。
そこにジェウォンが現れ、ミナはヘミを庇いますが、彼女は錐でミナの人形の目を突き首をもぎ、ミナは泣き顔のまま消滅します。

ジェウォンは立ち上がりヘミの首を絞め錐を刺そうとしますが、その時、背後から男に拳銃で撃たれ倒れます。そこに館長が現れもみあいとなり1階に落下、乱闘になります。
倒れたヘミに這い寄るジェウォン。ヘミは彼女に錐を突き刺します。
その時、階段から館長が現れますが背中には斧が突き刺さり、ジェウォンが「兄さん」と呼んだ瞬間、倒れて息絶えます。男は彼女に跪き「あの人形を持ってくるんじゃなかった…」と言い、彼女は「やっと自由になれた…あなた…ありがとう…」と呟き息絶えます。

庭で全ての人形を燃やすヘミと男。誰の過ち?とヘミ。無責任な人間のせい?それともそれを勝手に愛した人形のせい?と呟き、ミナの人形の頭部を炎に投げ込みます。
彼女は、あの日、ミナの人形を窓から捨てた幼い自分を思い出していました。

みんなの感想

映画の感想を投稿する

映画「人形霊」の商品はこちら