「劇場版稲川怪談かたりべ」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

劇場版 稲川怪談 かたりべの紹介:怪談語りの第一人者稲川淳二主演の”お蔵入り”映像を「へんげ」「大拳銃」の新鋭大畑創監督が発掘、再構成して仕上げたと言う2014年に公開されたホラー映画。稲川淳二とアイドルグループ”妄想キャレブレーション”のメンバーらが、実話怪談ドラマの撮影に訪れた廃校で起こった、恐ろしく不可思議な出来事とは。「呪怨」「7500」の清水崇がプロデューサーとして参加しています。

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予告動画

劇場版稲川怪談かたりべの主な出演者

稲川淳二、”妄想キャリブレーション”メンバー/胡桃沢まひる、神堂未祐奈、桜野羽咲、双葉苗、星野にぁ、小池修(関口崇則)、坂本太一(森本のぶ)、小山内徹(尾本貴史)など。

劇場版稲川怪談かたりべのネタバレあらすじ

【起】- 劇場版稲川怪談かたりべのあらすじ1

怪談師稲川淳二のライブ映像などが紹介され、彼が怪談の語り部としての”業”に取り組む様を記録した物であると字幕が入ります。

2013年6月。稲川氏のライブの楽屋でのインタビュー。彼は和装ですが、左額にガーゼを貼り、生半可な気持ちで怪談話をすると手ひどいしっぺ返しが来るというたとえに、心霊スポットと言われる滝壺でレポート中の女性タレントが壊れ、関係者も悲惨な末路を辿った話を紹介し、「怪談は生身のモノではないが、意志は生きている、ある意味生き物ですから」と閉めます。
が、いよいよ本作の説明に入ったところで鼻血が垂れ、大きく咳き込み画面が乱れ、題字が大写しになります。

その2か月前の2013年4月。撮影現場となる埼玉県某所の廃校となった木造の小学校に、スタッフが機材を運び込んでいます。パチンコ機に使われる稲川氏の実話怪談のドラマ化と言う企画で、その現場で数本まとめて撮影された中に、1本だけ”お蔵入り”となった映像があり、本作はその映像素材とメイキング映像を元に構成していると字幕が入ります。

AM11:00 現場に主演のアイドルグループ”妄想キャリブレーション”の5人が到着。彼女たちは明るくスタッフに挨拶しますが、台本は無く内容も知らされていないとか。
やがて5人は校庭でスタッフに紹介され、坂本監督の説明を聞きます。まずメイキングで小池が密着、ドラマの内容は、ある学校で女性教師が首吊り自殺をし、その後、肝試しに行った生徒が同じく首を吊り死亡したが、事故扱いになったという話で、女性教師役の桜野羽咲(うさ)は稲川氏の推薦だったとか。彼女は複雑な面もちです。
控室となった教室で、メンバーが盛り上がる中に、女性教師の衣装で羽咲が現れます。稲川氏推薦と冷かすメンバーに彼女は暗い顔で、一人話の輪を離れますが、未祐奈(みゆな)が励ましています。後日、苗とにぁは彼女はその時から様子がおかしかったと語ります。

PM2:00 稲川氏とマネージャーが到着し、スタッフと衣装を着た5人は、教師役の羽咲以外は女子高生スタイルになっており、元気で明るいフォーマットの挨拶で迎えます。羽咲が推薦のお礼を言うとがんばってねと微笑み、咳き込みながら校舎に入ります。
その後、控室で稲川氏とおしゃべりする5人。好きな食べ物はという質問に「肉も魚も好きだけど、最近は人を食ってるねぇ」と答えスベります。彼は、持ちネタは500を越え、一番長い話は2時間近くかかる上”生きて”いるので自分が亡くなる時友人にだけ話す、今は言えないと話し、再び咳き込みます。

PM4:00 稲川氏は、校庭でのインタビューで、この怪談は記録しておかねばならないと言う気になった話だと語ります。
そこに羽咲が未祐奈と共に、役が決まってから悪夢を見るようになったと相談しに来ます。コンクリート建てで海が見える校舎で、教師をしている彼女が、見えない何かに連れていかれる夢で、祟られているのでは?と。稲川氏は怖いという思い込みだと言い、推薦の理由は大人っぽかったからと笑います。
その後、メンバーは廊下ではしゃぎ、羽咲も幽霊メイクで気分もアガり、等身大の首吊り幽霊パネルの前で稲川氏と記念撮影をします。

PM7:00 撮影開始。4人が階段を上るシーンでは、仕掛けの無い場所でなぜか一斉に叫び声をあげ怯えます。何かがいたと言うのです。監督が幽霊パネル担当を怒りますが、彼は1階の教室から現れます。監督の横で稲川氏が難しい顔をしています。
体育館の撮影では、2階に現れた教師役羽咲の後ろから赤い光が入り、画面が乱れ、メイキングの小池が見切れたためカットがかかります。稲川氏は再び難しい顔をし、撮影後、校舎裏で監督とスタッフが揉め、小池は赤い光を稲川氏に見せますが、この校舎はそういう因縁が無い場所だから(大丈夫)、皆には言わない方がいいと言われます。

PM10:00 2階教室で教師の首吊り遺体を目撃するシーンでは、羽咲の首が赤くなっていました。

【承】- 劇場版稲川怪談かたりべのあらすじ2

PM11:00 2階教室から飛び出した4人が教師の幽霊に追い詰められるシーン。監督は羽咲に台車の説明をし皆に演技を付けた後、稲川氏とスタッフは1階のモニターを見ていました。
4人が逃げ出し、台車に乗った教師役羽咲が現れますが、その背後から赤い光が迫り、羽咲が突然首に掛かけた縄に締められているように苦しみ始め、廊下に現れた異空間に引きずり込まれていきます。

必死で羽咲を止めようとするメンバーに稲川氏と監督も駆けつけますが、小池のカメラ映像は赤く激しく乱れています。が、気づくとメンバーは2階踊り場に移動していて、階段をもう1人の羽咲が降りていき、それを羽咲本人が叫びながら追い、メンバーと稲川氏と小池が続きます。
1階に着くとなぜかコンクリートの校舎になっていて、映像が激しく乱れ、目前で小学生の女の子が2人カメラを睨んでいますが、稲川氏が話しかけると消えてしまいます。彼は、あれは首を吊って死んだ子だと呟きます。

7人は廊下を走りますがなかなか端にたどり着きません。ようやく階段ホールに行きついた時もなぜか順番が前後していました。
メンバーがここはどこなんですか?!と稲川氏に聞くと、彼はここは怪談の空間で、元の空間と不安定に入り混じってる!と感心しています。が、何としてでも元の世界に戻らねばなりません。

稲川氏は2-4の教室のプレートを取り「ここが何か確かめる」と言い持ち帰ります。
直後、教室に入ると、そこは木造校舎の2階で、校庭には監督やスタッフたちが見えましたが呼んでも反応がありません。怯えたメンバーは稲川氏に詰め寄りますが、彼はなぜか元になった怪談を語り始めます。すると羽咲が再び引きずられメンバーが引き戻すうち、いつの間にかコンクリート校舎に変わっています。
稲川氏は私の怪談に反応しているのかもしれないと言います。

と、突然画面が乱れ、入口に教師の幽霊、窓に2人の小学生が首を吊ってぶら下がり、パニックになった彼らは教室を飛び出し、階段室に駆け出します。羽咲は自分が夢で見たのはここだ!なんで止めてくれなかったの?!と稲川を責め、彼は自分の怪談が現実化したと謝ります。
わけわかんない!とにぁが叫び、階段を駆け下りる彼らに教師の幽霊が迫り、羽咲は狂ったように暴れます。彼らは1階の角に追いつめられ叫ぶうち、画面が乱れ、校庭へと転がり出ます。
そこはいなくなった彼らを心配する監督やスタッフがいる木造校舎の校庭で、時間はAM3:00でした。

まひるは泣いているにぁと苗の背中をさすっていましたが、未祐奈は羽咲がいない!と校舎に駆け戻ります。が、彼女は見つからず翌朝7時に警察に通報、行方不明とされ、映像はお蔵入りとなってしまいます。
その撤収の最中、1人考え込んでいた稲川氏は小池に、1週間後、実際に怪談の舞台となった小学校に付いてきてもらえないかと言い、彼は快諾します。後日彼は、その時の稲川氏は少年のような目で、楽しんでいたようだったと証言します。

【転】- 劇場版稲川怪談かたりべのあらすじ3

1週間後の待ち合わせに、まひると未祐奈も現れ、稲川氏は止めますが、羽咲を取り戻したいと説得し参加することに。
車中、ノートに今回の事件を新たな怪談としてまとめていると言う稲川氏を、未祐奈は責めますが、彼は2-4のプレートを見せ、羽咲は”意志を持った怪談”に引き込まれたんだと思うと言い、激しく咳き込みます。

着いたのは某県F小学校。コンクリート3階建ての広い校舎で実動しており、この怪談を提供した真面目そうな男性教師小山内徹が、許可は取ってありますからとにこやかに出迎えます。
1階角の階段室は確かに、幽霊に追い詰められ木造校舎に戻る直前のあの場所でした。小山内に案内され、一同は羽咲を呼びながら階段を上りますが、小池は自分のカメラと別に、まひるに小型のハンディカメラを渡し、撮影を頼みます。

屋上からは、羽咲が言っていた通り海が見えます。小山内は稲川氏に彼と2人の小学生の少女が笑って写っている写真を見せます。撮影はその場所で、2人はまさしくあの少女たちです。そして、1週間ほど前から校内に女性の幽霊が現れるようになり、目撃した生徒が体調不良で欠席していると打ち明けます。
2-4のプレートは存在していましたが、稲川氏の持ち帰ったプレートと傷や傷み具合まで全く同じものでした。それは実在する2ヶ所を移動したのではなく、別の空間、つまり現実化した怪談の空間が存在する証拠だと、後日小池が語っています。

夜、小山内は校内に明かりをつけて迎えましたが、稲川氏に全て消して欲しいと頼まれ消しに行きます。稲川氏はさらに具合が悪そうで、何度も咳き込んでいます。
まひるが危険を承知でなぜ来るんですか?と尋ねると、私は”かたりべ”だから来ざるを得なくなってるんだと答えます。

と、その時明かりが消えますが、暗視カメラに2人の小学生が映っています。一同が逃げだす中、突然まひると未祐奈が理科室に飛ばされ机の下に隠れます。ハンディが未祐奈の後ろに立つ2人の子供の足を捉え、逃げ出した廊下では女教師の幽霊に行く手を塞がれます。
ようやく階段室で再会した4人の元に、ふいに小山内が現れます。

5人が、少女たちが亡くなった2-4の教室に入ると、教師姿の羽咲が幽霊のように現れ、駆け寄ると消えてしまいます。すると突然小山内が、ばかな!あり得ない!と叫びパニックに。彼は、稲川氏が近づくと逃げ出し中央廊下で怯えていました。稲川氏は、1人で近づき何やら話しかけています。

まひるのハンディには、話し合う2人の後ろに2人の小学生が映り、右に振ると赤い画面になり、小山内が理科室に生徒を招き入れる姿が映ったため、それを追います。
理科室では、小山内が生徒たちの首を絞め、殺害していました。小池は叫びながら止めに入ります。

中央廊下に集まった一同に、稲川氏が真相を語り始めます。小山内は実際に2人の小学生を殺害し、それを女性教師の首吊りという作り話を噂を流して誤魔化し、事故死と誤認させた、また、羽咲は彼の作り話の女性教師を演じたことで”怪談の怒り”に触れ取り込まれたと。
彼女を取り戻すためには、今回の事件をきちんとまとめて新たな怪談として語り、映像に残すことだと言い出します。

彼が話し終えた途端、2人の小学生が小山内を見下ろし、彼は苦悶して絶命します。
同時に一同も首の激痛が襲われますが、稲川氏がこれは怨みを現実化しているものだから、できるだけ遠くに離れろ!と叫び、小池のカメラを奪い、教室に1人戻ります。一緒に行くと叫ぶまひるを「今度こそ、だめだ!」と制して外へと追い立て、教室に1人残り、ノートをむしり取って黒板に貼り、チョークで補足し始めます。

校庭に出た時には3人の首の痛みは消えていました。小池はまひるのハンディを持って2-4の教室が見える丘に駆け上がり、外から稲川氏の様子を映し始めます。教室の窓辺には2人の小学生ぼんやりと浮かび、稲川氏を見ています。
怪談を完成した彼は、机に置いたカメラに向かって怪談を語り始めます。外のカメラが彼の背後に教師の幽霊が立つのを捉えた瞬間、稲川氏が倒れます。小池は、まずい!と叫んで校庭で2人と合流、教室に駆け込みます。 この映画を無料で観る

【結】- 劇場版稲川怪談かたりべのあらすじ4

そこには、机の影に稲川氏が、そして羽咲も倒れていました。黒板を埋め尽くした文字とノートの切れ端を小池が撮っていくうち、”恐怖”と言う中央の文字を映した途端、画面が赤く染まり、この校舎に飛ばされたあの時に戻ってしまいます。けれど、終わらない廊下でパニックになるメンバーを見つめる稲川氏は、にんまりと笑っています。
彼らはあの時と同様、1階角で幽霊に追い詰められ、木造校舎の校庭へと転がり出ますが、未祐奈が事態に気づき、代わりに稲川氏が羽咲がいない!と言い出します。

未祐奈は、怒って異変を訴えますが、小池もまひるも気づいていません。稲川氏は狂った目でカメラに向かい怪談が現実化したことを語り始めますが、カメラは激しく乱れその後方から赤い光が広がり、アップになった稲川氏の顔の後ろでひび割れます。
彼はカメラに何度も頭突きをし倒れますが、マネージャーに助け起こされると同時に「お前たちだって見たいんだろう?!」とカメラに向かって怒鳴ります。
その頭を未祐奈が石で殴り倒しますが、倒れながらも彼は、「私を再起不能にしてくれ!撮れーー!!」とカメラに叫びます。
全ては怪談を現実化しようとした稲川氏の企みだったのです。

未祐奈が何度も何度も殴るうち、気づくとあのコンクリート建ての小学校の2-4の教室で、稲川氏は血まみれで動かず、羽咲も教師の衣装のまま気を失っていました。時間も場所も、そして行方不明だった羽咲も、戻っていたのです。
まひるに必死で止められ、未祐奈はようやく我に返り、羽咲も気が付きます。小池が救急車!と叫び、まひるが知らせに走りますが、教室のプレートが無くなっていることに気づきます。

事件が一段落した頃、小池は稲川氏が怪談に取り憑かれたのか、執念がそうさせたのかわからないと言い、苗とにぁは思い出したくない、まひるはそれでも稲川氏のパチンコ台は出るそうですと苦々しく語り、未祐奈は稲川氏を許さない!羽咲はあの時から変だ、と怒っていました。羽咲は、いなくなった時の事を、熱くて赤いモノが犇めき合って蠢いてる、あれは地獄…と言いかけて激しく否定します。
そして稲川氏は、数週間の入院の後、復帰しました。

画面は冒頭に戻り、和装で額にガーゼを貼った稲川氏が続けます。
実は自分もずいぶん前からどこかに連れて行かれる悪夢を見ていた、撮影を止めなかったのは、やはり怪談に取り憑かれていたと言うことなんでしょうかねぇと詫びます。また、怪談を語るライブは今年で止めようと思うんだと寂しそうに言い、部屋を去ります。

「怪談と言うものは”意志”が生きてる、ある意味生き物なんですよねぇ」と語る稲川氏の映像にかぶり、なぜ2-4のプレートが無くなっていたのか、それは”かたりべ”である稲川氏にしかわからない、と字幕が出て映画は終わります。

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