「口裂け女」のネタバレあらすじ結末

口裂け女の紹介:コートを着て長い髪にマスクを着けた”口裂け女”の都市伝説をベースとした2007年公開のホラー映画。監督/脚本は「貞子vs伽椰子」「テケテケ」の白石晃士。共同脚本は「呪霊 THE MOVIE 黒呪霊」「日本のこわい夜(大生首)」の横田直幸。美術は「屋根裏の散歩者」の畠山和久、特殊メイク/造形は「予言」「丑刻ニ参ル」の中田彰輝。ヒロイン京子を「キューティーハニー」の佐藤江梨子、松崎を「アナザヘヴン」「回路」の加藤晴彦。口裂け女役を「家族狩り」「恋の罪」の水野美紀がほぼフルメイクで演じています。主題歌はI-luluの「ガラスの瞳」。

この映画を無料で観る

予告動画

口裂け女の主な出演者

山下京子(佐藤江梨子)、松崎(加藤晴彦)、美佳(桑名里瑛)、美佳の母(川合千春)、夏樹(桑江咲菜)、夏樹の父(松澤一之)、夏樹の母(坂上香織)、ハルとユキの母吉田和子(滝沢涼子)、京子の元夫(西興一朗)、久保刑事(柳ユーレイ)、松崎の母タエコ(水野美紀)、少年時代の松崎(伊藤大翔)など。

口裂け女のネタバレあらすじ

【起】- 口裂け女のあらすじ1

神奈川県の緑山市立静川小学校周辺では、口裂け女の噂で持ちきりでした。
東町近くの公園で小学生の男子が一人で遊んでいたら、背が高く髪が長く、白いマスクをして長いコートを着た怪しい女が現れ、「私きれい?」と聞かれ、マスクを外したら口が耳まで裂けていた、その女に捕まったら赤い屋根の秘密基地に連れて行かれハサミで口を切られると。
食堂を営む夏樹の家では、父親が高校生の頃日本中で流行った、発祥はこの町なんだと盛り上がり、近所の家でもユキが幼い妹ハルにその時の口裂け女が戻ってきたと話しています。夕方の5時少し前。静川東公園では東小の男子たちが口裂け女を待ち伏せし、団地の一室では夏樹の同級生の美佳が、母親から、口裂け女に口裂かれた方がいいんじゃない?!と罵られ叩かれていました。
5年2組の教室で口裂けの噂話をしていた3人を帰した担任の山下京子先生は、松崎先生から転任したてで大変でしょうと声を掛けられます。
その時、大きな地震が襲い、ある家の隠し扉の前に置かれた荷物が崩れ、中からボロボロのコートを着て大きなハサミを持った、長い黒髪にマスクの怪しい女が現れ、「ワ・タ・シ・キ・レ・イ…」と呟き、カッと目を開きます。
5時過ぎ、東公園にいた男子たちの1人フミアキが、背後から現れた口裂け女に捕まり連れ去られてしまいます。

フミアキの失踪は口裂け女に変装した犯人による誘拐事件としてニュースになり、静川小では校長から「口裂け女の話はしない、勝手に外に遊びに行かない」などの訓示がされ、午前中で集団下校となります。
大きなマスクをして登校した5年2組の佐々木美佳は、女子3人にからかわれ、親友の夏樹に助けられますが、口裂けが次に静川小の子供を狙っているという噂を聞き、それ私かもと呟きます。
集団下校の際、京子が引率した班の最後となった美佳は、迎えに来た母親と帰ろうとしなかったため、彼女は母親の許しを得て2人で話をすることに。
母親は自分を嫌っていると言い出す美佳に、京子はあなたが好きだからこそだと説得しますが、美佳は顔や体にできた虐待の痣を見せ「お母さんなんか嫌い」と言います。が、京子はつい「なんでそんなこと言うの?!」と声を荒げてしまったため美佳は逃げ出し団地の中を見げまわるうち、口裂け女に捕まり連れ去られてしまいます。噂通り耳まで裂けた口を見た途端、京子はへたり込み、何もできなかったのです。
現場には警察が駆けつけ、車で事情聴取を受けていた先生は、美佳を求めて泣き崩れる母親を見て、ショックを受けます。

その晩、疲れ切って自宅に戻った京子は離婚した元夫に電話をし、自分の幼い娘、愛と話しがしたいと言いますが、もう寝てしまった、まだ会いたくないと言っていると嘘をつき断ります。彼女もまた愛するがゆえに幼い娘を叩いた結果、娘から「お父さんの方が好き、お母さんは叩くから嫌い」と言われ、父親と共に去られた経験があったのです。
美佳の自宅には数人の刑事たちが張り込み、犯人からの電話を待っていましたが、母親は3年前に事故で夫を亡くしてから美佳とうまく行かなくなった、自分がしっかりしていれば美佳はまっすぐ帰っていたのにと悔い、眠れない状態が続いています。

【承】- 口裂け女のあらすじ2

ユキとハルは口裂け女のニュースを見て、マスクを付け始めた母親が口裂け女かもと心配しますが、母親は風邪ひいただけと笑って出かけて行きます。
泣きながらニュースを見ていた夏樹は、美佳を苛めていた3人が反省して一緒に美佳探しのビラ配りをしたいと言い出し元気が出ます。

一方、謹慎処分となった京子は、松崎から彼女が見た口裂け女と似た写真を見せられ事情を聞きますが、彼はそれは30年前の写真で、事件の時、女の呻き声がして今も聞こえたと言い車で去ろうとしますが、京子も無理やり乗り込み、声の方向を探しに行きます。
それは口裂け女の噂を熱心に集めていたマサトシの家で、応対に出たマサトシは、2人の見ている前で家の奥から現れた口裂け女に捕まってしまいます。女は、松崎が叫ぶとマサトシを放り出し「ワタシキレイ?」と言いながら彼に襲いかかります。
松崎と口裂けが揉み合ううち、京子はキッチンにあった果物ナイフで女を何度も刺して殺害します。が、女はいつの間にか、ユキとハルの母親吉田和子に変わっていました。2人は彼女を知らず持っていた免許証から名前と自宅を知ります。

2人は警察署の近くでマサトシを降ろし、警察に知らせるように言って別れます。マサトシは京子に口裂け女の情報ノートを渡し、吉田家に美佳はいませんでしたが、幼いハルを見た京子は、自分がその子の母親を殺してしまったと打ちひしがれ、松崎に娘の愛が自ら望んで離婚した夫と共に去った事を吐露します。
松崎もまた、口裂け女が自分の母親松崎タエコだと打ち明けます。彼と姉兄の3人兄弟は少年時代、病身の母タエコから激しい暴力を受けてましたが、ある日兄姉がいなくなり、やがて母親も消えたその時から口裂け女の噂が広がり、施設に引き取られた彼はそれが母親だと思い怯える毎日を過ごしていた、さっき見た口裂け女は間違いなくその母だったと。
彼は口裂け女となった自分の母親が吉田和子に取り憑いていたのでは?と話しますが、その時再び彼は呻き声を聞き、2人は車で声の方向に向かいます。

東町公園ではチラシ配りをしていた夏樹と母親が歩いていましたが、母親が急に激しく咳き込みうずくまってしまいます。が、次の瞬間、母親は口裂け女に変わり、夏樹は悲鳴を挙げます。京子と松崎が駆けつけた時には親子の姿は無く、彼らは微かに聞こえる声を頼りに車で探しに出ます。

【転】- 口裂け女のあらすじ3

一方、どこかの古屋の地下室で、美佳と東小のフミアキが口にボロ布を詰め込まれ柱に縛り付けられ捕まっていました。そこには2体の子供の骸骨も転がっています。そこに夏樹を抱えた口裂け女が戻りますが、夏樹が騒いだため、その口をハサミで切り裂き、暴れたフミアキを殺して連れ去ります。その様子を怯えて見ていた美佳は、部屋にあった茶碗の欠片でロープを切ろうとします。

間もなくフミアキの惨殺遺体が駐車場で発見され、夏樹は無惨に口を切り裂かれ血塗れの状態で公園をさまよっているところを、父親と協力した少女たちに発見され、保護されます。
警察署に行ったマサトシは母親や久保刑事らに問い詰められしぶしぶ事情聴取に応じますが、口裂け女の話など信じるはずがありません。それでも彼は懸命にさらわれた子たちは赤い屋根の家に連れて行かれたから、その情報を集めてと訴えます。
事件の進展を聞いた美佳の母親は、部屋で待機している刑事たちの目を盗んで車で出掛け、情報を集めて回るうち、幼い少女から赤い屋根の家が子迎山にあると聞きます。
一方、京子と松崎は検問の警官から事件の進展を聞き、マサトシのノートにあった「子供を赤い屋根の秘密基地に隠している」と言う情報に目を止めます。松崎はかつて暮らしていた家も赤い屋根だった事を思い出し、家があった子迎(こむかえ)山に向かいます。

子迎山には松崎一家が暮らしていた赤い屋根の家が、当時のまま廃屋となり残っていました。
家の中には口裂け女が現れた扉もありましたが、松崎は落ちていた錆びついた出刃包丁を見て、母親が口裂け女になった理由を思い出します。
彼の母親は咳の発作が起きると狂ったように暴力を振るいますが、治まると彼に泣いて謝っていました。が、兄姉が消え、発作が治まったある時、母親はいつものように彼を抱きしめて泣いて謝り、出刃包丁を彼に持たせ、再び発作が起きればまた暴力を振るい、やがて兄姉たちと同じく彼をも殺してしまう、そうなる前に「あたしの首を切れ!」と迫ったのです。
悪鬼と優しい母を交互に現しながら迫る姿に怯えて手元が狂い、襲いかかった母の口元を横に切り裂き、大量に流れでた血に怯えてその腹を刺し、殺害してしまったのは彼でした。
彼は無惨な遺体を見るに忍びなく、マスクで裂かれた口元を隠してコートを掛け、その扉の奥に遺体を隠したのです。 この映画を無料で観る

【結】- 口裂け女のあらすじ4

「首を切り落とさないと、また生き返ってお前を殺すよ!」…そう、母親は叫んでいました。口裂け女の首を切り落とすため、2人は扉の奥の地下室へと向かいます。
そこには力尽きた美佳が縛り付けられており、松崎は朽ち果てた兄姉の遺体に愕然としますが、2人は美佳を救出し1階へと戻ります。が、その時、家の中から「私を切れ」と言う声がして、松崎は口裂け女にハサミで刺され、両足首を切られ、京子と美佳にも襲い掛かり2人は気を失ってしまいます。

その頃、廃屋に辿り着いた美佳の母親は、廊下に倒れていた京子を見つけ、彼女が止めるのも聞かず地下へと向かいます。そこでは口裂け女が瀕死の美佳と松崎に暴行していました。それを止めに入った美佳の母親は娘をかばってハサミで刺されてしまいます。
が、その時、京子が出刃包丁を持って現れ「タエコさん!止めてください!」と叫びます。松崎も必死で「止めてよ!お母さん!」と叫びますが、口裂け女は彼にハサミを振り上げ襲いかかろうとします。京子は出刃包丁で女の首を刺し、口裂け女は倒れて息絶えます。
松崎は必死で這いずり、口裂け女の首を切ろうとしますが、それは夏樹の母親に戻っており、次には美佳の母親が咳き込み始め、口裂け女へと変わります。

松崎は必死でその足に取りすがり、京子と美佳に早く行け!と叫びます。2人は階段の上へと逃げますが、彼は口裂け女を引き倒し哀しそうな顔で彼を見つめる女の首を刺します。
その時、家が激しく揺れ地下室が崩れ始めますが、京子は落ちてきた木材の隙間から、彼が口裂け女の首を切り落とし、その首を膝に抱き息絶えるのを目撃します。
2人が庭に出る頃、夜は明け、美佳は京子の胸で「お母さん…」と呟きます。地下では聖母の微笑を浮かべた美佳の母親の首が転がり、松崎が息絶えていました。その姿を朽ち果てた姿の口裂け女がじっと見つめ、暗闇へと消えていきました。

後日、元夫と愛を公園に呼び出した京子は、もう2度と頼まないと言う約束で愛と2人きりになり、娘を抱きしめ、「本当にごめんね」と謝り、愛もお母さんと言って彼女に抱きつきます。
が、その時、京子もまた咳き込んで口裂け女に変わり、愛に大きなハサミを振りかざしたのでした。

みんなの感想

ライターの感想

この作品、ぶっちゃけ色々破綻しているのです。転任したての小学校教師京子は担任する女子生徒を目前で誘拐されたにも関わらずたいした捜査協力も反省もしないまま、(口裂けに見えたとはいえ)一般主婦を殺害してやはり特に反省することも無く同僚男性教師松崎と逃亡、結果周囲では児童2名、保護者3名死亡(内2名は彼女が殺害)、児童1名顔面損傷の重傷、児童1名拉致監禁被害、同僚男性死亡の大惨事でありながら、なぜか彼女は何一つ罪に問われることなくあっさり釈放され、直後に自分の娘を殺害(予)と言うかなりヤバい展開なのですが。
なにはさておき美人女優水野美紀のほぼ全編フルメイクの口裂け女が実に見事なのです。再見するたび、あああもったいない~!とおろおろしてしまうのですが、調べたらインドの謎映画「水野美紀 サム・ヘイゼルダインin甲冑師団 コマンダー731」とかにも出演されてるそうで。いろんな意味で楽しみな女優さんです。ちなみに韓国でも2007年に「名古屋殺人事件」と言うタイトルで公開されたとか。後年韓国で制作された白石監督作品「ある優しき殺人者の記録」などもこの作品がきっかけだったのかもしれませんね。
同監督の口裂け女と言えばこちらもおすすめ「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦」。本作が”学校怪談”的だとするなら、こちらはかなり大人向け。けれど最後の最後に映る”口裂け女”のビジュアルは本作同様トラウマ級の怖さです。

映画の感想を投稿する

映画「口裂け女」の商品はこちら