「呪怨館」のネタバレあらすじ結末

呪怨館の紹介:2014年製作のアメリカ映画。『THE JUON/呪怨』のプロデューサー、スティーヴン・シュナイダーが製作を手掛けたホラー。人里離れた一軒家に引っ越して来たアッシャー家。エヴァンは隣家のサマンサと仲良くなるが、サマンサが家の屋根裏にある“電子音声現象ボックス”を動かし…。

予告動画

呪怨館の主な出演者

エヴァン・アッシャー(ハリソン・ギルバートソン)、サム(リアナ・リベラト)、ジャネット・モレロ(ジャッキー・ウィーヴァー)、エミリー・アッシャー(アイオン・スカイ)、アラン・アッシャー(ブライアン・ウィマー)、サラ・アッシャー(ダニエル・チャチュラン)、アニータ・アッシャー(エラ・ハリス)、フランクリン・モレロ(カール・ハドラ)、マシュー・モレロ(セバスチャン・マイケル・バー)

呪怨館のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ある家でモレロ家の5人家族の4人が死んだ。生き残った母・ジャネットは家を売りに出し、アッシャー家が購入。長男・エヴァンは家で虐待されている近所の少女・サムと知り合い親しくなる。 ②サムが見つけた死者との交信機で声が聞こえ、エヴァンとサムは過去の惨劇の謎を解こうとする。小部屋にジャネットに殺されたサムの母の遺体があり、霊に乗り移られたサムはエヴァンを殺して逮捕される。

【起】- 呪怨館のあらすじ1

アメリカ。
山奥にある一軒家に住む男・フランクリンが、酒を飲んで泣きながら交信機(詳細は後述)の蓋を開けます。
手帳で手順を見ながらぜんまいを回し、起動させて「誰かいないか」と声をかけました。さらに子どもたちの名を呼び、話しかけます。
するとマシューという少年の声が聞こえました。ところがマシューは「彼女がこっちに来る」と言うと、ぷつっと音声が途切れます。
フランクリンはその瞬間、見えない何かにひっぱられ、後ろに倒れました。血管が黒ずんで倒れて苦しんだフランクリンは、よろよろと廊下を歩き、階段から落ちて死にました…。

「幽霊話というものは大抵、1軒の家で行なわれ、その家に住み着いた家族が悲劇に遭うというものだ」と、ジャネット・モレロが語ります。
ジャネットはかつて、新たな生活を求めて、夫や子どもたちと共に新居に移り住みました。
ジャネットは小児科医をする女性で、夫のフランクリンは歯科医です。
ジャネットとフランクリンの夫婦は、自宅で開業しました。小児科と歯科を同時に立ちあげたのです。
夫婦には長女・ケイティ、長男・マシュー、次女・ヒラリーという3人の子どもがいました。
ところがある時から、モレロ家の子どもたちが謎の死を遂げていきます。
長男・マシューが死に、まだ幼い次女のヒラリーが死に、長女のケイティが死んだ後、フランクリンも死にました(これが冒頭のシーン)。
5人家族の実に4人までが死んだ時、新聞記事には『モレロの呪い』と書かれ、騒ぎたてられます。
唯一残った妻のジャネットは、家を売ることにしました…。

ジャネットの家はとんがり屋根の茶色い屋敷です。2階建てと、天井裏がある家でした。
やがて買い手がつきます。不動産屋の案内で、アッシャー家の者が見に来て、買うことを決めました。
アッシャー家はモレロの惨劇を知っていましたが、値段の安さが決め手となります。
アッシャー家も5人家族でした。
夫・アランは医師をしており、妻・エミリー、20歳近い長女・サラ、18歳の長男・エヴァン、10代前半の次女・アニータの5人で暮らします。
(注:どうやら片田舎に引っ越したのは長男・エヴァンのためらしい。周辺は山ばかりで、人里離れた場所。隣家はいちおう存在する。但しエヴァンの「なにのために」引っ越ししたのかは明らかにされないまま。病弱設定でもなさそうだし、素行が悪いわけでもなさそう。エヴァンは性格がいい18歳の少年)
アッシャー家が引っ越した日、売り主のジャネット・モレロが「忘れ物をした」と言って、家にやってきました。長男・マシューの絵を忘れたのです。
そこはエヴァンの部屋にする予定でした。ジャネットは絵を回収すると「息子が亡くなったのも18歳で、この部屋でだった」と言って立ち去ります。

【承】- 呪怨館のあらすじ2

引っ越した夜、エヴァンは家の近くで泣いている、同じ年の頃の少女を見つけました。
気になったエヴァンは自分がこの家に引っ越してきたと話し、「なぜ泣いているの?」と質問しますが、少女は「関係ないでしょ」と突っぱねます。
それでもエヴァンは「大丈夫?」と声をかけました。エヴァンが優しいことを知った少女は、サムと名乗ると、昔エヴァンの家がモレロ家だった頃に何度か家に来たことがあると話します。

翌日、昼間にエヴァンが家のリビングで映画を見ていると、何かの気配がしました。エヴァンが地下に降りると、停電が起きます。
ブレーカーを戻しても電力は不安定でした。エヴァンは、泣いている赤ん坊と女性の幻を見ます。
リビングに戻ると、妹のアニータが帰宅していました。エヴァンが話しかけますが、アニータは無視して去ります。
エヴァンが荷物を整理して寝ると、夜中にベッドへ忍び込む者がありました。寝返りを打ったエヴァンは、そこにサムがいると気付きます。
サムは泣いており、エヴァンはそのまま部屋に泊まらせました。一緒に眠ります(あやしい関係ではない)。
その夜、エヴァンはまた奇妙な夢を見ました。ジャネットが赤ん坊を診察し、歯が生えたら夫のフランクリンに診せればよいというものです。

翌朝。
アニータがエヴァンを起こしにきて、サムがいるのを見つけます。
エヴァンは家族にサムを紹介しました。夜に散歩していてサムと知り合ったと話します。
母・エミリーは、サムの手首にできたあざを見逃がしませんでした。
サムが近所の住人だと知り、「サムが親に虐待されている」と気づきます。エヴァンもそれをうすうす感じていたので、サムがベッドにもぐりこんでいても、追い出さなかったのです。
エヴァンの母・エミリーはサムの家庭環境を心配し、場合によれば干渉しようと思いました。
その夜もまたサムがエヴァンのところへやってきます。エヴァンはプールのそばで、こっそりハッパを吸っていました。
プールを眺めながら、サムは「真っ暗な水って気味が悪い。中に何かいるような気がする」と言います。

エヴァンの部屋に案内されたサムは、エヴァンの部屋にある隠し扉を開くと、箱を持ってきました。
サムはそれを「死者との交信機」だと説明します(オープニングの箱)。
それは薬箱に似ていて、箱の上には取っ手がついています。箱を開くと中には電球やダイヤルがあり、横に回すぜんまいがついていました。
箱と共にモレロ家の写真があったので、サムとエヴァンは死者との交信を開始します。

【転】- 呪怨館のあらすじ3

すると変声器にかけたような男の声が聞こえました。男は「ここは俺の部屋だ。出て行け」と言います。
エヴァンは最初、サムのいたずらかと思いました。しかし本物と知ってショックを受けます。
「声の主は本物の幽霊で、交信機は本物」「幽霊の声を聞きたいと望むあまり、サムとエヴァンが一緒に幻聴を聞いた」
エヴァンは後者だろうかと考えます。そんなエヴァンを連れて、サムはモレロ家の墓を見せました。外の納屋には、大量のモレロ家の写真があります。

エヴァンはサムに惹かれており、サムの抱える問題を一緒に解決したいと言いました。
サムは家庭の事情を話します。
サムの母は、サムがまだ赤ん坊の時に家出しました。サムは父に育てられています。
父はアル中で、サムの手首のアザは父に振るわれたものでした。
エヴァンはサムとその夜、関係を持ちます。

翌朝。
サムはシャワーを借りて浴びます。
その間にエヴァンは交信機のことを、姉・サラに話しました。姉・サラは半信半疑で、呪いの家だと話題になったこの家へ、引っ越してこなかったほうがよかったのかと言い出します。
黒い水と黒い女性の幻を見たサムが悲鳴をあげ、エヴァンとサラが駆け付けました。
エヴァンは家族にも包み隠さず話します。父・アランと母・エミリーは、そんな遊びは気味が悪いので、もうするなと注意しました。
末娘のアニータだけが「幽霊と友だちになってしまえばいいのだ」と言います。
その日、家族は姉・サラの大学を見学しに、家を留守にしました。家にはエヴァンだけが残ります。

サムはエヴァンと2人になると、また交信機を起動させたいと言いました。幽霊が何を求めているのか知りたい、死後の世界があると分かれば、天国も存在すると信じられるとエヴァンに告げます。
エヴァンは「死後のことばかり考えず、生きている世界に興味を持て」と言いますが、サムの説得に負けて再びすることになりました。

交信機を起動させた2人は、モレロ家に何があったのか知ろうとします。
モレロ家の人物の名を順番に呼ぶと、フランクリンの時に反応がありました。家が揺れます。
フランクリンは「あの女が来る。来たぞ。絶対に動くなよ」と言いました。2人はその場から逃げますが、エヴァンはミイラのような女性の幻を見ます。
身体が動かなくなったエヴァンは、幽霊に乗り移られました。苦しんだ後、窓から飛び降りようとするエヴァンを、戻ってきたサムが必死で制止します。

【結】- 呪怨館のあらすじ4

するとエヴァンはサムに馬乗りになり、首を絞めようとしました。サムが思い切り振りはらうと、エヴァンは気絶します。
起きたエヴァンは、前の夜の記憶がありませんでした。サムの家に行き、呼び出します。

エヴァンは幽霊がやり残したことをすればいいと言いますが、サムは深入りを嫌いました。
唯一生き残っている人に聞けば真相が分かると思い、サムとエヴァンはジャネットのところを訪問します。
ところがジャネットは小部屋を探索したことを知ると怒り、「箱を燃やせ! 帰れ!」と怒鳴りました。
そもそも気になり始めたのは、交信機がきっかけだと思ったエヴァンは、ジャネットに言われたとおり、家に戻ると交信機と写真を燃やします。
そして小部屋に木を打ちつけて封印しました。
家の留守電に父・アランが「交通事故で通行止めになっていて、帰宅が遅れる」と吹き込みます。

その夜、エヴァンとサムは同じ夢を見ました。そして真相を知ります。
唯一の生き残りであるジャネットが、ある女性・メレディスを拘束していました。メレディスは赤ん坊をジャネットに診せにきていた女性です。(途中、赤ん坊を診せにくるシーンが前述)
メレディスの赤ん坊の父親は、ジャネットの夫・フランクリンでした。
ジャネットはメレディスの首を裂いて殺し、エヴァンのいる小部屋に死体を隠していました。
その当時の赤ん坊が、サムでした。
それを知ったサムは母の霊に乗り移られ、エヴァンをハンマーで殴って殺します。
その時に、アッシャー家が戻ってきました。惨劇を目撃します。

…エヴァンは撲殺されました。サムはエヴァンを殺した容疑で逮捕されます。
小部屋からは、ミイラ化したサムの母・メレディスの遺体が発見されました。
こうしてアッシャー家にとって、サムは疫病神という設定になりました。
「その家に次に出る幽霊はエヴァンになるのか」とジャネットが語ります…。

(注:つじつまの合わない話。劇中にピントが合わないながらも、サム父は出てきているのだが、終盤でサム父はフランクリンと判明。
また映画の中ではちらほらと幽霊らしきものが出て来ているのだが、そのへんの説明も一切なし。
小部屋からは、サムの母・メレディスの遺体が発見されている。
このことから、良心的に解釈して「ジャネットが夫の浮気に怒ってメレディスを殺害、メレディスが化けて出て、ジャネットの3人の子どもと夫・フランクリンを呪い殺した」としても、…腑に落ちない。
なによりも、一番恨まれるべき相手はジャネットであるべきなのに、そのジャネットがこの映画のナレーションをしてしまっている)

みんなの感想

ライターの感想

まず。『呪怨館』というタイトルがつけられているものの、映画『呪怨』シリーズとはまったく関係がない。
次。ストーリーが破綻しちゃってる。ちらほらと幽霊らしきものが出てくるのだが、もう全然関係がないという。
あらすじラストにも書いたが、もしこのとおりだとすると、呪われるべき相手はジャネットであるはずなのに、ジャネットが健在。しかも映画のナレーションで「怪談話というものは…」とえらそうに言っている!
アッシャー家の人たちは、エヴァンが親しくなったサムちゃん(悪い娘じゃないんですけどね)を、あっという間に受け入れてしまう。
えー、びっくり。なにその理解のよさ。
怖そうなムードは出せているんだが、ストーリーはハチャメチャ。

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