「呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)」のネタバレあらすじ結末

呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)の紹介:1999年、日本のビデオオリジナル作品。この作品並びに続編『呪怨2(ビデオオリジナル版)』を発表すると話題を呼び、後に劇場版が作られシリーズ化される。恐怖の発端となる佐伯家の惨劇を描いた作品。

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呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)の主な出演者

小林俊介(柳ユーレイ)、田村瑞穂(栗山千明)、由紀(三輪ひとみ)、村上柑菜(三輪明日美)、佐伯俊雄(小山僚太)、佐伯伽椰子(藤貴子)、佐伯剛雄(松山タカシ)、村上強志(安藤一志)、村上典子(吉行由実)、小林真奈美(優恵)、北田良美(藤井かほり)、北田洋(翁華栄)

呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)のネタバレあらすじ

【起】- 呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)のあらすじ1

【呪怨…強い恨みを抱いて死んだモノの呪い。
それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。
その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる】
…小学校の教師をしている小林俊介は、妻・真奈美の出産を間近に控えて、幸福な生活を送っていました。真奈美とは大学時代からの付き合いです。
俊介の担当するクラスでは、長期にわたって欠席を続けている生徒・佐伯俊雄がいて、俊介は気がかりでした。
家庭訪問も佐伯家を残すのみとなった俊介は、佐伯家に電話をかけてみますが、誰も電話に出ません。
俊雄の家庭構成を書いた書類を見ていた俊介は、俊雄の母・伽椰子の旧姓が「川又」だと知りました。川又伽椰子という名に、俊介は覚えがあります。伽椰子は大学の同級生だった女性でした。
妻・真奈美に問いかけると、真奈美も覚えていて「なーんか、キモチ悪い子だったよね」と言います。
佐伯家に電話連絡が取れないので、ある日の放課後、俊介は佐伯家を訪ねることにしました。家のドアチャイムを鳴らしてノックし、施錠されていないドアを開いて呼びかけても、誰も応答しません。
庭の玉砂利を踏んで裏手に回ろうとした俊介は、風呂場の窓の柵の隙間から、小さな腕が伸びているのを見つけました。俊雄の腕です。
腕に気を取られて俊介は見逃しましたが、玉砂利の傍には腐敗して(俊介に踏まれて)潰れた死骸と、〝マーのはか〟と書かれた木の棒がありました。俊雄の飼い猫である黒猫・マーの遺骸です。
近寄った俊介に俊雄は「せーーんせーーー」と答え、俊介は「心配になって顔見に来たんだよ」と声をかけました。俊介は玄関から家に入り、風呂場にいた俊雄を居間に連れてきます。
俊雄の全身にはところどころ痣がありました。
散らかった部屋で俊雄が提出した絵『おかあさん』を返却しながら褒めた俊介は、母親・伽椰子の所在を聞きますが、俊雄は「いっしょ」と答えます。「お風呂場で何してたのかな?」という問いには、俊雄は答えませんでした。
猫の鳴き声に耳をすませる俊介は、それがすぐ傍で俊雄が鳴く声「にゃーお」だとは気づきません。
伽椰子の帰りを待つために俊介は「帰りが遅くなる」と携帯で自宅に電話をしました。妻・真奈美はドアフォンが鳴ったと言って電話を切ります(注:後述の剛雄が個の時訪問)。
ゴミ箱に捨てられた写真に気づき、ジグソーパズルのように組み立てますが、母親・伽椰子の顔部分だけありません。
電話の間に俊雄の姿が消えました。俊雄を探した俊介は猫の鳴き声に誘われるように風呂場へ行きますが、俊雄の姿はありません。 この映画を無料で観る

【承】- 呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)のあらすじ2

何気なく風呂場の窓を閉めた俊介は、一瞬自分の手が血まみれに見えました(注意:黒猫・マーを殺した剛雄の手と重なった)。
話し声を頼りに2階へ行った俊介は、階段奥の部屋から俊雄が誰かと話す声を聞きますが、扉を開けると俊雄しかいません。俊雄は黒猫・マーの絵ばかり描いています。
「小林クン」という声が聞こえた気がした俊介は、部屋を出て階段から1階を見おろしました。階段のすぐそばの部屋の扉が開き、導かれるように俊介は部屋に入ります。
その部屋の机には、伽椰子の顔だけくりぬかれた写真がたくさんありました。1階ごみ箱のところで伽椰子の顔がなかったのは、ここに写真があるからです。
写真の下から伽椰子の日記(別名:伽椰子ノート)が見つかりました。日記を開くと、そこには俊介のプロフィール、家系図から始まり、伽椰子の俊介への一方的かつ偏執的な思いがえんえんと綴られており、俊介は内容の濃密さに恐怖を覚えます。
日記には俊介が仲間と共に写った写真も貼られていましたが、俊介の顔部分は釘でぎざぎざに傷つけられていました。
部屋を去ろうとした俊介は虫の羽音に立ち止まり、ふと開いた押し入れが気になります。押し入れの天井のはめ板が取れており、ライターで天井裏を覗いた俊介は、伽椰子の死体を見つけて驚愕しました。
慌てて俊雄を連れて逃げようとした俊介は、1階の玄関に辿りついたところで携帯の着信を受けます。それは伽椰子の夫・剛雄からで「伽椰子には会いましたか」「赤ちゃん、生まれました。これ、女の子ですね」という声でした。
伽椰子の日記を見た夫・剛雄は、俊介と伽椰子の仲を疑ったのでした。俊介の写真の顔が傷つけられたのは、剛雄の仕業です。
俊雄は俊介と伽椰子の間にできた子だと思いこんだ剛雄は、俊雄を風呂場で殺し(俊雄の遺体は行方不明)、伽椰子を殺して天井裏に隠しました。
さらに剛雄は俊介のアパートに行き、俊介の妻・真奈美を殺し、腹の子を取り出します。「これ、女の子ですね」は、公衆電話から通話しながら、腹から取り出した子を見ていたからです。
驚いた俊介は電話を落とし、俊介が代わりに携帯を取り上げて「お母さん?」と言います(剛雄の背後には既に伽椰子が忍び寄っていたという意味)。
「うん、うん、分かった」と言って電話を切った俊雄は口を開いたまま2階を見上げ、つられて見上げた俊介は、2階からビニール袋に包まれた伽椰子がよつんばいになって這って降りてくるのを見ました。
俊介の横で俊雄が「にゃーお」と鳴きます。
腰を抜かした俊介は這いながら玄関から去ろうとしますが、玄関を開くとそこにも伽椰子がおり、見下ろしました…。
剛雄は同じ頃、公衆電話を切ったあと放心状態で歩き出します。しかし、横にあるごみ収集所のごみ袋がにじり寄ってきて、中から手が伸びてきて剛雄に襲いかかってきました…。

【転】- 呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)のあらすじ3

(註・映画本編では語られないが、俊雄はまぎれもなく剛雄の子ども。俊介のことを好きなあまり、伽椰子は自分の子どもに俊介の「俊」の字と剛雄の「雄」を使って名前をつけたため、誤解が生まれた)
剛雄は後日、事件後に路上で死体となって発見されました。伽椰子と俊介の妻・真奈美の死体も、それぞれ自宅で発見されます。俊介は狂変死扱いされ、俊雄は行方不明のままです。
それ以来、惨劇の起こった佐伯家では、その家を買って引っ越してきた住人やその関係者にも、不幸が降りかかるようになります。「佐伯家に足を踏み入れたら」すでに呪いの対象です。
…事件後、この家に村上家が引っ越してきました。平凡で幸福なはずの村上家も、伽椰子と俊雄の呪いがかかります。
村上家の娘・柑菜の家庭教師をする若い女性・由紀は、猫嫌いでした。柑菜が集めている猫の置物の向きを逆にするほど、嫌いです。
柑菜の家庭教師のために訪れた由紀は、うさぎ飼育当番を思い出して中座した柑菜を待つ間、部屋に薄気味悪さを感じました。
CDプレイヤーを聞いて気をまぎらそうとしますが、プレイヤーも音飛びし、音がしなくなります。
コカカカという音がして由紀は廊下を覗きますが、何もありません。部屋に向き直った由紀は、黒猫がいるのを見て押入れに逃げました。
押し入れの天井裏を覗いた由紀は、伽椰子に襲われて、連れて行かれます…。
村上家の長男・強志は最近できた彼女・瑞穂に会いに学校に行き、行方不明になりました。自転車と荷物は学校に置きっぱなしです。
強志の彼女・瑞穂は家に遊びに来たことがありました。瑞穂は待ち合わせ場所の学校の入口で携帯を拾います。
学校を閉めるつもりだった女性教師に呼ばれて職員室に行った瑞穂は、女性教師に強志を呼び出す校内放送をかけてもらいました。女性教師は学校の見回りに行き、瑞穂は職員室で待ちます。
強志の自宅に電話して、まだ帰宅していないことを確認した瑞穂は、職員室が暗いので明かりをつけようとしました。天井の電灯が点滅するのでデスクライトをつけると、デスクライトは一瞬で消えます。
コンセントが抜けているのを発見した瑞穂は、取り付けるためにしゃがみこみ、そこで白い足(俊雄の足)を見ました。
拾った携帯が鳴り始め、いつまでも消えないので取ろうと伸ばした瑞穂の手に足が触れ、瑞穂はびっくりします(俊雄は職員室の机に乗っており、瑞穂は机の下にしゃがんでいた)。
4という数字が12桁ならぶ発信元からの電話を取った瑞穂は「にゃー」という猫の声を聞き、左腕を白い少年(俊雄)に掴まれました。

【結】- 呪怨(ビデオオリジナル版)(1999年)のあらすじ4

うさぎ飼育当番から帰ってきた娘・柑菜を出迎えた母・典子は、柑菜の異変に気づき、階段を追いかけます。階段の途中で振り返った柑菜は、顎のない状態でした。母・典子は絶叫します。
柑菜の顎は後日、うさぎ小屋で同級生・吉田ヒサヨの遺体とともに発見されました。同級生の遺体は、自然の力で持ち上げられてねじられたような状態で見つかります。
村上家の父は(精神)病院に入院しました。
…佐伯家の物件を扱う鈴木不動産社長・鈴木達也の妹・響子は、達也に頼まれて一緒に家を見に行きました。響子は幼い頃から霊感があり、この世の者ならぬ存在を察知する能力に長けていました。
足を踏み入れるなり、家全体を覆う禍々しい空気に触れた響子には、白い服の女性・伽椰子が見えます。
2階の階段すぐそばの部屋が最も危ないと気づいた響子は、兄・達也に清酒を持ってきてくれと頼みました。
達也が持ってきた清酒『舞』をらっぱ飲み状態でひと口含んだ響子は、それを窓から吐きだすと、「家を買いたいと言う人には、このお酒を飲んでもらって」と言います。そして、酒をまずそうにしたり吐きそうにしたりした人には、絶対に家を売らないよう言い含めました。
酒は魔よけの効き目があるので、その酒の味がおかしいと感じる人間にとっては、この家は危険なのです。
響子は兄・達也に清酒を押しつけると、逃げるように立ち去りました。
後日、家が売れたことを聞いた響子は、気になって新たな住人を見に行きます。
すでに家に住み始めていた住人・北田家は、一見すると平凡な夫婦のように見えますが、妻・良美はすでに何かにとり憑かれていました。
それに気づいた響子は驚きますが、どうしようもありません。
呪怨はどんどん連鎖し、拡大します…(次作品につづく)。

みんなの感想

ライターの感想

日本ホラーではすっかり重鎮と化した伽椰子&俊雄コンビの初登場の回です。確かにこの当時はインパクト大だった。
ビジュアルからして怖い。白塗りに黒い目張りをするとこんなに怖くなるなんて、知らなかった! おまけに口の中まで黒い、イカスミパスタ食べたばりに黒いんだぜ。
今作品以後、まあとにかく活躍しまくってくれるこのお2人かた、海を渡ってアメリカまで行きますからね。
風呂場からにゅっと突き出した腕、登場シーンから飛ばしてくれます、不気味さマックス。あ、この腕はいちおう「生きた俊雄くんっぽい腕」ですけん。
俊介が家庭訪問時には俊雄はまだ生きており、会話します。
俊介の問いかけに対して「いっしょ」と答えるのは…「自分(俊雄)と一緒にいる」「父・剛雄と一緒にいる(復讐に向かっている)」どっちとも取れそう。
伽椰子のノートも不気味。ストーカー風味てんこもり。…ふつう、妻がこんなノートつけてたら、俊介との仲を疑う前に、まず伽椰子自身の精神構造を疑うべきだと思うがなあ。
個人的にツボだったのが「お酒に弱い俊介を送ってあげたっぽい伽椰子。俊介の身体にいくつホクロがあるかかぞえてみた」的な記述。いい味出してます。
とばっちりをくらってるのは、完璧に「俊介の妻・真奈美」「黒猫のマー」だよな…。
黒猫のマー、今作品では詳細までは描かれず。以降つづく続編の中では「剛雄が乱暴に投げつけて壁にぶつかって死ぬマー」バージョンと、「電子レンジに入れられて回され、破裂するマー」バージョンがあります。あなたはどちらが好きですか? 私は…どっちも厭です、はい。
家に呪いが蓄積されて新たな呪いが生まれるっていう設定自体が、当時斬新だった。
2016年公開の『貞子VS伽椰子』どうなるか、いまから楽しみです。

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