「呪怨(劇場版)」のネタバレあらすじ結末

呪怨(劇場版)の紹介:2003年公開の日本映画。清水崇監督が1999年にビデオ作品を発表し(DVDも発売)、あまりの恐さに話題を呼び映画化の運びとなった。ハリウッドでも映画化され、日本版の「呪怨」シリーズ続編も次々に制作されている。

予告動画

呪怨(劇場版)の主な出演者

仁科理佳(奥菜恵)、徳永仁美(伊東美咲)、遠山いづみ(上原美佐)、遠山いづみ〔小学生時代〕(小林朝美)、徳永勝也(津田寛治)、徳永和美(松田珠里)、遠山雄治(田中要次)、千春(市川由衣)、佐伯俊雄(尾関優哉)、佐伯伽椰子(藤貴子)、佐伯剛雄(松山タカシ)

呪怨(劇場版)のネタバレあらすじ

【起】- 呪怨(劇場版)のあらすじ1

【呪怨…強い怨念を抱いたまま死んだモノの呪い。
それは死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。
その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。】
…女子大生・仁科理佳は、光ヶ丘総合福祉センターで老人介護のボランティアをしている女性です。
ある日、担当の人に連絡が取れないということで、理佳は急遽ピンチヒッターとして介護の必要な老女・徳永幸枝の様子を見るために、徳永家を訪問しました。本来は担当の人と訪問しないとなりませんが、上司は「今度何かおごるから」と言って理佳をひとりで行かせます。
徳永家を訪問した理佳は、ドアチャイムを鳴らしてノックをします。応答はなく、玄関は施錠されていませんでした。理佳はドアを開いて中に「ごめんください」と呼びかけました。
部屋は玄関も廊下も散らかっていて、かすかにシャンデリアが揺れています。ふと奥のすりガラスに爪を立てる2本の手を見た理佳は、慌てて家にあがりました。
すりガラスの入った横開きの扉を開くと、老女・幸枝が奥の間で放置されたままでした。
理佳は奥の間の雨戸や窓を開け、幸枝がお漏らしして濡れた布団を干し、老女の沐浴をします。たたみの一部が黒く変色しているのを見た理佳は、絞った雑巾を上に置いてシミ抜きしながら、掃除機をかけ始めました。
家にいまいるのは幸枝だけと思われますが、掃除機が吸った丸められた写真を見ると、夫妻と男の子が写っています。妻の顔は切り取られていました。
2階へ掃除機を持ってあがった理佳は、奥の部屋から物音を聞きつけ、入ります。ベッドはカッターでずたずたに切り裂かれており、窓も目張りされて、襖がガムテープで封印されていました。
その襖からカリカリとひっかく音が聞こえたので、理佳はガムテープを剥がして襖を開けます。
中には黒い猫が一瞬見えました。…かと思ったら、小学生くらいの男の子・俊雄(普通の格好)が押し入れの中に閉じ込められていました。
男の子のことを聞こうと階下におりた理佳は幸枝に問いかけますが、幸枝は反応しません。
福祉センターに電話をかけ、男の子が押し入れに閉じ込められていたと報告した理佳は、電話を切りました。
すかさずその電話が鳴り、留守電のメッセージに、鈴木家の夫・徳永勝也の妹・仁美から「連絡くれ」という伝言が入ります。
2階の手すりから覗く少年に名を聞くと「トシオ」と答えますが、声が変です。

【承】- 呪怨(劇場版)のあらすじ2

ふと幸枝が喋る声を聞いた理佳が奥の間に行くと、幸枝は宙に向けて意味のないことを喋っていました。
布団に横たわらせた幸枝が天井を見て悲鳴を上げ、理佳は幸枝の上にのしかかる黒い影の女性・伽椰子を見ます。黒い顔に白目だけが目立つ女が理佳を凝視し、理佳は恐怖のあまり失神しました…。
…数日後、理佳と連絡が取れなくなって心配した福祉センターの上司が徳永家を訪問し、奥の間で息絶えた幸枝と放心状態の理佳を発見します。上司は警察に通報しましたが、その上司は夜に職場の給湯室で遺体となり発見されます。
警察の現場検証で、中川刑事が徳永勝也の携帯電話にかけたところ、天井裏から着信音が聞こえます。天井裏を確認すると、徳永夫妻・勝也と和美が2人とも遺体で発見されました。
実はこの家は5年前に、ある殺人事件が起きた家でした。
当時住んでいた佐伯剛雄が妻・伽椰子の全身をカッターで切り刻んで殺害したのです。剛雄はその数日後に路上で変死し、当時6歳だった佐伯夫妻の息子・俊雄は行方不明のままです。
それ以来、この家に住んだ住人と、家に足を踏み入れた者は、ことごとく怪死したり失踪したりしていました。
今回の徳永夫妻もそうでした。徳永勝也は家を購入し、妻・和美と勝也の母・幸枝と暮らし始めます。認知症の気がある母・幸枝を心配し、勝也の妹の仁美も時々家を覗きに来ていました。
ある日、妻・和美は夫・勝也が出勤した後、居間で昼間にうたたねをしていました。新居に引っ越してから、いつも夜中に物音がして、和美は睡眠不足でした。
夜中に物音がして朝になると部屋が散らかっているのは、認知症の義母・幸枝のせいだと和美は思っていました。
物音でうたたねから目が覚めた和美は、別の部屋で物音がして義母・幸枝に呼びかけますが、幸枝とは別の方向から物音がします。和美は気づきませんが、音がした部屋の扉には、子どもの手の痕が残っていました。
和美は階段をのぼる黒猫を見て、階段をのぼりかけます。階段をあがった先にいる猫を、横から誰か白い手が伸びてさらいました。和美は思わず声をあげます。
2階へあがった和美は、白い子どもの足を見て気絶しました…。
夜に帰宅した勝也は、2階の寝室で妻・和美が目を開いたまま放心状態でベッドに倒れているのを発見し、携帯電話で救急車を呼ぼうとします。その時後ろで小さな白い少年が通る気配がし、振り返ると全身が白くてブリーフ姿の少年が、和美をのぞきこんでいるのを見ました。
押し入れがバンという音を立てると、和美が「あ゛」という声を出して息絶え、勝也には佐伯剛雄の意識が乗り移りました。

【転】- 呪怨(劇場版)のあらすじ3

その日、留守電に連絡を入れて家を訪問した妹・仁美を追い返すと、勝也は2階へのぼっていきました。そして後日、天井裏で2人の遺体が発見されます。
…勝也の妹・仁美は会社から勝也宅に電話をした直後、後ろで妙な物音を聞き、トイレに逃げ込みます。トイレの隙間から白い足が見え、足は奥の個室へ消えました。
勝也からの着信を受けた仁美はトイレで電話を受けますが、出ると「あ゛あ゛あ゛あ゛」という声です。しかもトイレの奥から禍々しい黒髪の女性が姿を現します。
慌てていたのでぬいぐるみのクマのストラップを落としたまま、仁美はその場を立ち去りました。
警備員室で警備員に5階のトイレを見に行ってもらった仁美は、監視カメラ映像に映る警備員が、黒いもやのようなものに引き寄せられるのを見て逃げました。
自宅マンションに戻った仁美は、住人の女性を振り切ってエレベーターに1人で乗ります。途中、各階に白い俊雄が見えますが、仁美は気づきません。
部屋へ入った仁美に電話がありました。兄・勝也がマンションの前まで来ているそうで、何号室かと問います。702号室だと答えると、すぐドアチャイムが鳴りました。
覗き穴から兄・勝也を確認してドアを開けた仁美は、誰もいないので驚いて受話器を放り出してドアを閉めます。
怖くて布団にもぐりこんだ仁美は、気をまぎらすためテレビをつけましたが、テレビの女性キャスターの姿が映ったところで画面が乱れ、女性キャスターの顔が変な顔で止まり、「あ゛あ゛あ゛あ゛」という声になります。
テレビを消した仁美は、ふと自分の手にさっきトイレで落としたはずのクマのストラップがあるのに気づきました。
布団がもりあがり、中を見たら白い女性・伽椰子がいました。仁美は伽椰子にひきずられて布団の中へ消えました(行方不明)…。
…5年前に佐伯家の事件を扱った刑事・遠山は、関わりたくなくて刑事を辞め、別の仕事に就きます。しかし当時のことをほかに知る人がいないので、中川刑事の訪問を受けました。
警察署で徳永仁美の会社の警備員が不審死したということで、監視カメラを見ていた遠山は、警備員にまとわりつく影と、影がその後画面いっぱいに拡大し、白い目と目が合って恐れます。
それと同時に家が呪われていることを知り、元凶である佐伯家を焼き払おうと、灯油を持ちこみました。台所で灯油を撒いた遠山は、ふと台所の向こうが明るいのに気づきます。
開くとそこに女子高校生となった娘・いづみ(この当時はまだ小学生)と目が合いました。2階からおりてきたいづみは去ります。
2階から女子高校生の声がするのでのぼった遠山は、高校生が3人いる幻影を見て、さらに白い女性・伽椰子がよつんばいで這って近づくのを見て階段を半狂乱で降ります。

【結】- 呪怨(劇場版)のあらすじ4

遠山は玄関にやってきた中原刑事と五十嵐刑事に抱きつき、2人の刑事も階段を這って降りてくる伽椰子を目撃しました。遠山は逃げ出した後発狂し、何年か後に自宅で自殺します。
2人の刑事の末路は不明です。
…4年後、高校生になった元刑事・遠山の娘・いづみは、修学旅行の帰りに友人の高宮沙織、中野千晶、武藤綾乃と共に空き家の幽霊屋敷と呼ばれる家に行きました。いづみはすぐに逃げ帰りますが、残った同級生3人はその後、行方不明になります。
修学旅行の写真に1枚もいづみが写っていないことを気にした友人・千春と美雪が、担任教師に掛け合って、写真を再度現像してもらうよう頼みました。
いづみはその後、不登校になります。現像された写真を持って千春と美雪が訪ねると、いづみは部屋にひきこもり、窓に新聞紙で目張りをしていました。
行方不明になった3人と幽霊屋敷に行ったことを千春と美雪に話したいづみは、半狂乱になります。千春と美雪は帰りますが、修学旅行の写真を見ると、写ったいづみの目の部分が黒く塗りつぶされたようになっていました。
夜、いづみは部屋を出て父の仏壇に手を合わせ「私、あの時お父さん見たんだよ」と話しかけます。
部屋に行方不明の3人・沙織、千晶、綾乃が現れ、仏壇から伽椰子が出てきて、いづみは仏壇にひきずりこまれました…。
関係者の中で、唯一生き残っている理佳は、小学生の教師となった同級生・真理子と会います。真理子は担当となった子のひとりと連絡が取れないと話しました。
真理子と会ったカフェで猫のしっぽが足に触れ、思わずテーブルクロスの中を覗いた理佳は、テーブルの下に白い少年・俊雄を見て悲鳴をあげます。
その夜、真理子は担当する子の家を家庭訪問したのだが、親が帰ってこないという電話を理佳にしました。電話の向こうで猫の鳴き声がして、不吉な予感がした理佳は、その生徒の名が俊雄というのを知り、慌ててあの家に行きます。
扉を開けた理佳は、真理子の靴が玄関にあるのを見つけ、部屋にあがりました。2階の押し入れから音がして理佳が行くと、真理子は天井裏へ消えていくところでした。
代わりに天井裏から、白い姿の伽椰子が這って降りてきます。1階までおりた理佳が鏡に向かってふと「いないいないばあ」をしてみると、自分の顔が伽椰子になりました。
驚く理佳の服の隙間から、伽椰子が出てくる幻覚を見ます。
2階から剛雄が降りてきて、理佳は惨殺されました。後日、天井裏から理佳の死体が発見されました。

みんなの感想

ライターの感想

これでもか、とばかりに出てきます、伽椰子&俊雄コンビ。
今作品のいちばんのハイライトは、大ヒットした「布団の中から伽椰子」ですね。
ほかにも理佳の服の隙間から顔を出したりなんかもします。これもかなりインパクト大です。
生き残っていた(でもラストで殺される)理佳ですが、理佳の周辺では「いないいないばあ」をする福祉センターの老人がいます。伏線です。
地味にエレベーターの各階にいる俊雄(仁美には気づかれない…虚しい)とか、
理佳が髪の毛を洗っていると突然髪の中から出現する伽椰子の手…いやいや、洗髪を手伝ってくれるなんて、伽椰子意外にいい奴?
(このシーンは怖いのと、おかしくてたまらないのとが紙一重です。髪の毛洗うの手伝ってくれるバージョンは、後の作品にも出てきます)
とにかく家に入りこんだ者は悲惨な末路が待っている…という恐怖。
劇場版からメジャーになりましたが、この前段階にあたる「ビデオオリジナル版」では、伽椰子と俊雄の惨劇がより詳細に描かれています。
というより、今作品では佐伯家の事件についてはあまり触れられていません。
興味のある方は、そちらもご覧になってはいかがでしょう。

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