「呪霊THEMOVIE黒呪霊」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

呪霊 THE MOVIE 黒呪霊の紹介:「呪怨」(劇場版/2003年/清水崇監督)ブームの2004年に公開されたホラー映画で、短編連作を逆順の時系列で並べ、わかりにくい前半を、後半のベテラン俳優陣がじりじり追い上げぞっとさせてくれる佳作です。監督は「ノロイ」「テケテケ」の白石晃士。脚本は「口裂け女」の横田直幸。製作は「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの張江肇と鈴木ワタル、撮影監督は同シリーズの監督で知られる坂本一雪。音楽・効果はD・R・A、主題歌は若槻千夏の「あなたのいない雨」。

予告動画

呪霊THEMOVIE黒呪霊の主な出演者

前田紀子(若槻千夏)、理絵(上野未来)、仁美(一戸恵梨子)、紀子の父一繁(小倉一郎)、母真由子(千野弘美)、弟純哉(塩顕冶)、祖母澄江(森康子)、美容室店長(沢樹くるみ)、塾講師笠原(柳ユーレイ)、乾道子(長塩香津美)、その娘ちとせ(鈴木理子)、路上ダンサー(大西梓、高野茉利恵、北原真奈、森千紘)など。

呪霊THEMOVIE黒呪霊のネタバレあらすじ

【起】- 呪霊THEMOVIE黒呪霊のあらすじ1

【第10話】
深夜、人気のないビルの陰でダンスの練習をする女子4人。妙な音を聞いたミホがメンバーに聞きますが聞こえたのは彼女だけでした。そのうち、1人がミホの後ろに黒い人がいると言い出し、メンバーが次々と消えていきます。ミホの前には黒い人がうずくまり、突然顔を上げ襲い掛かります。

【第9話】
郊外の戸建ての玄関に戻って間もなく、父親からの電話を受けた紀子は、途中で切れたのを不審に思いつつも、家族を呼びながら家に上がります。遅い時間にも拘らず、家族は留守のようですが、彼女をキッチン扉の向こうから黒い人影が見つめています。
自室には黒いシミが付いたハンカチが落ちていて、友人仁美からの着信を取ると唸り声が聞こえ咄嗟に切ってしまいます。が、折り返すと家のどこかから着信音が聞こえます。
彼女の携帯はキッチン奥のバスルームで鳴っていて、仁美が壁に向かって座り、恐怖に歪んだ顔で死んでいました。入口で腰を抜かした紀子はバスルームから伸びた白い手に引き込まれてしまいます。

【第8話】
ホテルに着いた前田一繁は、FAXを受け取り部屋に向かいますが、その腰には白いぼんやりとした手が貼りついています。
FAXは仕事の知らせでしたが、途中が黒いシミで潰れています。家に電話をかけても家族はおらず、壁からは何か物音がして、後でかけ直すと留守電を残して、フロントに戻りFAXを頼もうとするとまた黒いシミが増えています。部屋に戻る彼を廊下の端から2人の人影が見つめ、壁の音が増えたためクレームしますが、壁側は空室と言われます。
家に電話を掛け直すと、娘の紀子が出て、帰宅したばかりの彼女は、家は暗く車も無く誰もいない、友人の仁美は勝手に帰ったようだと言います。が、話の途中で壁の音が激しくなり、見るとベッドの端から2人の黒い人影が這い出てきて、怯える彼に襲いかかります。

【承】- 呪霊THEMOVIE黒呪霊のあらすじ2

【第7話】
9時少し前、理絵から遊びに来ないかと電話があり、紀子はメモを残して出掛けます。彼女が出た後、2階の電気がぼんやりと灯り、窓に黒い人影が浮かびます。
1人暮らしの理絵の部屋では、池袋の映画館のトイレで、昨年9月夫が殺害され行方不明となっていた母乾道子と8歳の娘ちとせが変死体で発見されたニュースが流れていました。
紀子が着いて2人は明るく話しますが、理絵だけが妙な音を聞き怯えています。理絵は心配する紀子に幽霊を信じるかと聞き、見えないというと追い帰されてしまいます。彼女は部屋にいる少女の霊に怯えていたのです。紀子が何度か呼んでも扉は閉まったままで、仕方なく自転車で帰ります。
部屋では小物が倒れ、あ”あ”あ”あ”あ”という奇妙な音が鳴っていました。理絵が毛布にくるまり怯えるうちに音が止み、顔を出した彼女の前には不気味な少女の顔が迫っていました。

【第6話】
美容院のバイトに呼ばれた理絵は、店長と片付けをしながら、その日は紀子と仁美と映画に行き、仁美が貧血で倒れ紀子の家で休んでいると話します。その間、ミホが来店しますが閉店のため断り、その直後に誰もいないのにドアが開閉します。理絵は切った髪を入れたゴミ袋に人の生首を見ますが、店長は笑い、彼女は帰ります。
けれど、一人残った店長が少しぼんやりした間に、ミラーには黒い何かが滴り、ゴミ袋の髪が床一面にばらまかれていました。彼女は怯え、髪をつま先でつつくうち、髪が足を這いあがり、少年の霊に足を掴まれ場面は暗転します。

【転】- 呪霊THEMOVIE黒呪霊のあらすじ3

【第5話】
小学生の純哉は塾で母の迎えを待つ間、トイレで黒い水が流れるのを見て、すすり泣くような声を聞き、同級生に教室で幽霊を見たと言われます。迎えは遅れていて、教室で講師の笠原に幽霊が出るのか聞くと、この教室では聞いたことが無いと前置きして、後輩の中学教師から聞いた話を始めます。
それは、ある日女生徒が机の下の黒い人影を見て叫んで泣き出した翌日欠席し、教師が電話しても出ないため、夜自宅を訪ねたところ、家は留守で、女生徒の部屋のカーペットに真黒な人型のシミが残っていた、女生徒を含め家族全員行方不明になったという話しでした。
話には続きがあったようですが、笠原は事務員に呼ばれ、純哉は1人で点滅する蛍光灯の暗い階段を降り始めます。すると、上の踊り場に立つ黒い人を見かけて「お母さん!」と言って戻り、手すりの陰に向かって「何してるの?お母さん」と言ったきり倒れて消え、踊り場の人影が2人に増えます。

【第4話】
見舞いを終えた紀子の母真由子が車に戻ると、奇妙な音がして、見ると後部座席の足元に、病室にいるはずの義母が寝ていて驚きます。が、背後から義母の姿をした何かに襲われます。

【第3話】
病院に義母の見舞いに来た真由子は、ボケ始めた義母が何かを呟き、病室の隅を指差しますが、聞き取れないまま純哉の迎えがあるからと帰ろうとします。義母は部屋の隅に立つ黒い人影に怯え、真由子の腕にすがりますが、人影が見えない由美子はボケの症状かと思い振りほどいて帰ってしまいます。1人残された義母が人影に不鮮明な声で何度も話しかけますが、人影は答えず襲いかかります。

【第2話】
紀子は、映画館で貧血で倒れてひざをすりむいた仁美を自宅に連れ帰ります。一緒に行った理絵も心配していましたが急なバイトのため映画館で別れます。
家では出張に行く父と塾に行く弟純哉を乗せて、車で出るところだった母が、ぐったりした仁美を見て一緒に乗っていく?と声を掛けますが彼女は遠慮して、紀子の部屋で休むことに。
仁美をベッドに寝かせ、キッチンでお茶の支度をする紀子を、おぼろげな幼い少女がじっと見つめていますが、紀子は気づきません。部屋に戻ると仁美は起きていて帰ると言いますが、紀子は彼女を再び寝かせ1階に薬を探しに行きます。
が、知らぬ間に仁美は玄関の上り框に座っていて、玄関の扉を開けて這い込んでくる不気味な人影怯え震えています。身動きできずにいる彼女に人影が襲いかかります。
玄関扉が乱暴に締まる音を聞き、紀子が見ますが玄関には誰もいませんでした。

【結】- 呪霊THEMOVIE黒呪霊のあらすじ4

【第1話】
池袋の映画館でホラー映画を見終わった女子高生紀子と仁美と理絵。
仁美はネットで読んだ怖い話を始めます。悪霊に取り憑かれ全身真っ黒の悪霊となった女子中学生の霊は”黒い少女”と呼ばれ、それに接触した者は呪われ、呪われた者からも呪いが感染すると言い、その中学生の担任は不審死し、その妻子も行方不明だと話します。
その時、理恵はバイト先から急な応援要請の電話があり、仁美は客席に忘れたマフラーを取りに戻ります。
戻った仁美は客席で、うつむいて座る幼い少女を見つけ声を掛けますが、少女は彼女の服を掴み「黒い人が来るから死ななきゃならないの」と呟きます。見ると座席の間を不気味な女が這い寄ってきていました。

【序】
夜中。幼いちとせは父母が話し合いをしている声で目を覚まします。
中学校教師の父は、様子がおかしい妻と幼いちとせを2人きりにすることに堪えられず、離婚を切り出したようです。襖の陰から見た母は、「黒い人が連れに来る」と言い、怒る父を重いガラスの灰皿で殴りつけます。が、ちとせは怒っていた父の後ろに、虚空を見つめ呆然と座り込む朧な女がいるのを見ていました。
部屋には不気味な音がして、「死・ぬ・よ」という恐ろしい声が響き、真っ暗になります。

みんなの感想

ライターの感想

清水崇監督の「呪怨」シリーズの第1作「呪怨(OV版)」の公開が2000年で、当時ホラーマニアの間ですごく怖い映画がある!と口づてで評判になり、本作の前年2003年公開の奥菜恵主演の「劇場版 呪怨」で広く世に知られるまで、非常にスローペースで評判が高まった作品でした。
その時期、白石監督は「ほんとにあった! 呪いのビデオ THE MOVIE」の1、2作などを手がけつつもヒットの無い状態でしたが、製作や撮影監督も全てかのシリーズの面々が顔をそろえており、非常に前向きにアイロニカルに「呪怨」をインスパイアしている作品だと思います。(「呪怨」旧作の伽椰子役藤貴子さんの”這い”も凄まじいですが、本作の乾道子役長塩香津美さんの”這い”もかなりイケてるのでお見逃しなく)
時系列は逆順ですが、冒頭10、9話がキツい分、実力派が固めたラストに至る経過が見ごたえ十分なので、時系列を直さず書かせていただきました。

映画の感想を投稿する

映画「呪霊THEMOVIE黒呪霊」の商品はこちら