「喰らう家」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

喰らう家の紹介:2015年公開のアメリカ映画。サウス・バイ・サウスウエストで上映されたパニックホラー。一人息子を亡くした夫婦が移り住んだのは、生贄を必要とする悪霊の住む家だった…。ポルト・アレグレ国際ファンタスティック映画祭(ファンタスポア)ベスト特殊効果賞受賞。監督・脚本は、「トレジャーゾンビ 蘇るテンプル騎士団の亡霊」脚本のテッド・ゲイガン。出演は、「ZONBIO 死霊のしたたり」のバーバラ・クランプトン、「51 フィフティ・ワン」のアンドリュー・センセニグ、「スリーピー・ホロウ」のリサ・マリー、「肉」のラリー・フェセンデン。

予告動画

喰らう家の主な出演者

アニー・サケッティ(バーバラ・クランプトン)、ポール・サケッティ(アンドリュー・センセニグ)、メイ(リサ・マリー)、ジェイコブ(ラリー・フェッセンデン)、デイヴ・マキャベ(モンテ・マーカム)、マディ(スーザン・ギブニー)

喰らう家のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①10代後半の息子・ボビーを亡くした初老の夫婦・ポールとアニーは、新生活を始めようとニュー・イングランド州の田舎町に住み始めた。しかし家には人の気配が。 ②その家は呪われており、30年おきにいけにえを求めた。夫妻をいけにえにしようと町ぐるみで騙していたが、町の人たちが餌食となった。ポールとアニーは健在。

【起】- 喰らう家のあらすじ1

1979年、アメリカ。
夫ポール・サケッティと妻アニー・サケッティの間には、大事な一人息子・ボビーがいました。
かつて家族3人は仲良く暮らしていたのですが、2か月前にボビーの運転する車がトラックと衝突し、ボビーは帰らぬ人となりました。
ボビーが20歳前後で亡くなったことを悔やんだ初老の夫婦・ポールとアニーは、息子の死を機に周囲の環境を一新して、新たな生活を始めようと考えます。
特に妻・アニーの落胆ぶりが激しいので、夫・ポールはアメリカ合衆国の最北部ニュー・イングランド州に家を買い、そこへ引っ越しを決めました。
引っ越しの手配はすべて業者が済ませ、ポールとアニーは愛車で新居に向かうのみです。車中でも沈んだムードが漂いがちで、落ち込むアニーをポールが必死で盛り立てようとしました。
新居は古めかしい家でしたが、家具などの配置は業者が完璧にしてくれています。
アニーは戸棚に収納されていたボビーの写真立てを出すと、置きました。夜は夫婦でボビーの幼い頃のホームビデオを視聴して寝ます。
夜中にボビーの写真立てが倒れて割れました。
…それから何日か後。
夫・ポールの留守中に家の中から物音がしたので、アニーはポールが帰宅したのだと思います。しかしそうではありませんでした。
物音の正体を探るため家の中を探索したアニーは、地下室にも入ります。
一度は地下室から出たアニーですが、気になってもう一度入ると、壁の一部に穴があり、地下室にボビーの野球のグローブが落ちていました。階段を、野球のボールが転がり落ちてきます。
再び物音がしたので穴については追求せず、アニーは地下室を出ました。
アニーはポールに「この家に、ボビーがいるような気がする」と言います。新生活を始めようと引っ越したのにと考えたポールは否定しますが、アニーは「ボビーの気配がする」の一点張りでした。
その夜、地下室で焦げくさいにおいがし、地下室の温度が40度近くまで上がっているのに気づいたポールは、業者に電話をして修理の依頼をします。
ボビーの写真が割れているのに気づいたアニーは「ボビーはこの写真が好きじゃなかった。気に入らないから割ったのだ」と言いました。
アニーとポールが引っ越して2週間が経過した頃、初めての来客があります。それは、少し離れた場所に住むお隣さんの、デイヴ・マキャベとキャット・マキャベ夫妻でした。彼らも初老夫婦です。
デイヴは「この家がいわくつきだと知っているのか」とポールに聞きます。ポールは知っていましたが、さほど気に留めず価格の安さに惹かれて買ったと言いました。 この映画を無料で観る

【承】- 喰らう家のあらすじ2

いわくつきとは…この家は1859年に建てられましたが、家の最初の住人・ダグマーは葬儀屋をしていたのです。
最初は順調に経営していた葬儀屋ですが、そのうちに噂が立ちます。いわく、ダグマーがこっそり死体を売っている、州内の大学に死体を横流ししている、ボストンの東洋人にスープ用の具材として卸している…などでした。
ダグマーの一家は噂のせいで町を追われ、隣の州に引っ越しましたが、ダグマーは家族からも疎んじられて酒浸りになり、1年後に死んだそうです。
ともあれ、30年振りに家に住人が来てよかったとデイヴは喜びました。しかし横でキャットが小さく「嘘よ」と呟き、去り際にポールに小さな紙切れを握らせます。
「家は家族を求めている。逃げて」とキャットが書いた走り書きを読んだポールは、意味が分からずきょとんとしました。
深夜、ふと目覚めたアニーは夫にしがみついて再び眠りに就きますが、家族3人の写真に入れ替えた写真立てに黒い人影が映ります。
修理工がやってきました。修理工は「なにかあれば呼ぶ、立ち会いは必要なし」と言いました。ポールは修理工に任せて居間に戻ります。
「ここには何かいる」と訴えるアニーは、友人のジェイコブとメイのカップルを呼びたいと言い出しました。メイはプロの霊媒師です。
「もう招待したんだろう」とポールは苦笑しました。その通り、もうアニーはジェイコブとメイを新居に招待しました。それだけではなく、ボビーの生前の親友のハリーも呼びました。彼らはすぐ来るそうです。
修理工が地下室で修理している最中に、地下で停電が起きました。すぐに電気は回復しますが、穴のところのレンガが落ち、また停電になります。壁から黒こげの女性が出てきて、修理工を襲いました。
修理工の悲鳴を聞きつけたポールは急いで地下に降ります。彼は大やけどを負っており、ポールはすぐに救急車を呼びました。
壁の写真は落ち、家全体に焦げくさいにおいが漂っていました。
…次の休みの日、ジェイコブとメイのカップルがやって来ます。アニーはメイとの再会を喜び、4人でレストランにでも繰り出そうと言いますが、田舎なので町にレストランは1軒しかありません。
そこに繰り出すと、店の馴染み客は無愛想で、4人をじろじろ見ます。
デビーの親友・ハリーも彼女・ダナを連れて家に車で来ました。玄関にはハリーが遅れて来た時用に、「ハリーへ 町に食事に行ってます。お腹すいてたら店に来て。家の中で飲んで待ってて」というメモを残していました。
ハリーとダナはゆっくりしたいので、家の中で待つことにします。

【転】- 喰らう家のあらすじ3

飲みながら待っていたハリーとダナは、物音がしたので4人が帰宅したのかと思います。奥の部屋から物音がして、2人は見に行き地下室に入りました。
異様に暑い地下室から出ようとしたハリーは、黒こげの男性に首を絞められ、焼けます。それを見て動転したダナは車で逃げようとしますが、後部座席に潜んだ黒こげの男性に襲われて死にました。
ポール、アニー、ジェイコブ、メイの4人は夜になって帰宅しますが、張り紙がそのままで車もないのでハリーたちが来たのを知りません。
家の中に入ったメイは頭痛がすると言います。交霊会を否定したメイは「死者はすでにいるから呼ぶ必要はない」と言いました。
その夜、ポールは黒こげの3人の人物を見ました。夢かと思いましたがリアリティがあり、ぞっとします。
翌朝、メイが「霊を見た。周囲は死人だらけ」と言いました。帰りたがるメイを連れてアニーが日用品を買いに町へ出て、ポールとジェイコブの男2人は家に残ります。
アニーとメイが家を出ると、ジェイコブはいそいそとろうそくを用意し、交霊会の準備を始めました。消極的なメイの留守中に交霊会を行なおうと思ったのです。
町に出たアニーとメイは、隣人・デイヴに会います。愛想のよいデイヴに、メイは「本当にダグマーは追い出されたのか」「家の中でダグマーの家族の霊を見た」と詰問しますが、デイヴは誤魔化します。
デイヴと別れた後、メイはアニーに「デイヴは変だ、隠しごとをしている」と警告しました。
…同じ頃、ポールとジェイコブはろうそく4本を前に、息子・ボビーを呼び出そうとしていました。
ろうそくの火が消え、ジェイコブが後ろへ引っ張られると、何かに取り憑かれます。
取り憑かれたジェイコブは「お前の息子は死んだ。今は地下室だ。地下室で身を焼かれ続けている。俺の家族と共に焼け続けろ」と言いました。
ポールは暴れるジェイコブを拘束し、舌を噛まないように口の中に靴下を押し込みます。
その最中、アニーとメイが戻ってきました。口の中に靴下を入れられたジェイコブを見て、2人は驚きます。
靴下を飲み込んだジェイコブは「この家は俺のものだ」と言いました。取り憑いているのはダグマーの霊のようです。
家の電話が鳴り、アニーが取ると「警告したはずよ。ダグマーよりもっと恐ろしいものが来ているのよ」と隣人の妻・キャットが言いました。キャットは夫・デイヴに脇腹を刺されて、瀕死状態でした。
実はデイヴの語って聞かせた話は、一部異なっていました。
この家は1859年に町の人たちによって建てられましたが、その際に眠っていた魔物を掘り起こしてしまいました。 この映画を無料で観る

【結】- 喰らう家のあらすじ4

魔物が憑いたこの家は呪われており、30年おきに「いけにえ」を必要とするのです。
ダグマーが葬儀屋をしていたのは事実です。しかし商売に失敗して町を出たというのは、まったくのでたらめで、本当はダグマー一家は家のいけにえにされたのでした。
30年おきに家はいけにえを求め、いけにえがなかった場合には町の他の住人たちに災厄が降りかかります。
ですから町の人たちは、一番大事なことは伏せて、30年おきに住人を募集していたのでした。
隣人のデイヴが見張り役で、仕切っていたり様子を偵察したりしていたのは、町で1つしかないレストランの店主・マディです。
デイヴは町でメイに詰問されたことをマディに報告し、マディは町の人たちを家に向かわせました。ポールとアニーらをいけにえにすれば、災厄は免れるからです。
ダグマーに取り憑かれたジェイコブは、火かき棒で自分の右目を刺して死にました。逃げようと玄関の扉を開けたメイは、やってきたデイヴにライフルで頭部を粉砕されます。
黒こげの怪物が2人現れました。
寝室に逃げ込んだアニーとポールは、「母さん、早く逃げて」という息子・ボビーの声を聞きます。
外に集まって来ていた町の人たちは、黒こげの怪物たちに襲われました。腹を刺されたり、足を引っ張られたりして、最後には家に飲み込まれます。
家に入りこんだ町の人は、階段が鉄のように熱くなり、階段ごと焼けます。ほかにも襲われて黒こげになりました。
デイヴが「2週間経っても奴ら(アニーとポール)が無事だったのはどうしてだ」と黒こげの人物に言います。早くケリをつけろとも言い添えました(いけにえの夫婦ポールとアニーが息子をなくしたばかりというのに同情した家が、殺すのをやめたものと思われる)。
店主・マディがアニーを襲いますが、アニーがナイフで逆襲します。1階におりたアニーはデイヴに「家に残れ」と言われますが、デイヴは後ろから黒こげの人物に襲われて、頭部を破壊されました。
黒こげの人物が3人立っていました。「怖がらないで、一緒だよ」アニーにそう呼びかけます。
(エンドロール)新聞記事の羅列。〝1859年 死体置場の跡地に建設工事始まる〟〝家畜が謎の大量死〟〝キリスト教徒に警告 農作物に悪魔の呪い? 町は神の怒りに触れたのか〟〝葬儀屋で謎の火事 醜聞のダグマー 一家は行方不明〟〝1919年 謎の干ばつ なぜ30年おきに?〟〝謎の病気が広がる 有害物質の影響?〟〝川が真っ黒に変色 相次ぐ死亡に検疫を実施〟〝一家が行方不明に〟
(エンド後)何事もなかったかのような居間。黒こげだがボビーの霊が地下室に住みついたのを知ったポールとアニーは、住み続けることを決断したかと思われます。

みんなの感想

ライターの感想

ホラーなのに「ジェイコブが靴下まるまる1足ぶん食べちゃった」ところが個人的にいちばん怖かった(笑)。
これ、ほんとに食べてるんじゃないの!?
…こほん。改めて。
純然たるホラー映画で、黒こげの人物が襲ってくるのは、強烈なインパクトあり。
前半はチラチラとしか見せないのだが、後半この黒こげが活躍(?)する。
これ、幽霊のつもりなんかな。幽霊にしては存在感がありすぎる。なので「化け物」「怪物」って感じ。
家全体が!? 喰らう家、なんか納得。
しかもアニーとポールは生かしておいてくれるという、なんか妙に人情味ある家…ホラーなんだが、最後はほのぼの。

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