「夜明けのゾンビ」のネタバレあらすじ結末

夜明けのゾンビの紹介:2011年制作のアメリカ映画。南北戦争期にゾンビが大量発生し、家族を失った男性の使命を全うする姿を描いている。ゾンビ映画界のテレンス・マリック、ジョン・ゲデスが監督・脚本を務めた作品。原題はEXIT HUMANITY。

予告動画

夜明けのゾンビの主な出演者

マルコム・ヤング(ブライアン・コックス)、エドワード・ヤング(マーク・ギブソン)、イブ(ディー・ウォーレス)、ウィリアムズ将軍(ビル・モーズリィ)、ジョンソン(スティーヴン・マクハティ)、エマ(ジョーダン・ヘイズ)、ウェイン(アリ・ミレン)

夜明けのゾンビのネタバレあらすじ

【起】- 夜明けのゾンビのあらすじ1

アメリカに死者が蘇る報告がされます。これは人類の未来を脅かす危険が迫っていることを示しています。
そんな中、ゾンビについて書かれた19世紀の日記が見つかります。人類を救う手がかりになるはずです。
マルコム・ヤングの家には、南北戦争時代に書かれた代々受け継がれた日記があります。それはゾンビについて書かれていて、世に出す事が務めと考えています。
序章、南北戦争。1856年のテネシー州、エドワード・ヤングは敵と遭遇して味方と共に銃で応戦します。
終戦から始まったのは、銃を撃っても死なない人間です。エドワードはゾンビの男に襲われて必死に抵抗します。
第一章、人間性の喪失。6年後、エドワードは2日間家族を残して狩りに出かけます。帰ってくると妻のジュリアはゾンビとなっていて、息子のアダムは行方不明です。
ジュリアを殺害して、森の中でアダムを捜索しますが、ゾンビがやってきて撃ち殺します。ジュリアの遺体を地面に埋めて、木で作った十字架をさしてお祈りを捧げます。
エドワードはもしも自分が奴らの手に落ちたらと考えて日記をつけ始めます。回転式拳銃があればゾンビとの接近戦は怖くありません。
また、奴らは足が遅いため、ライフルで遠くから狙い撃ちにするのも効果的です。隣人のチャールズと出会って捕まえることにします。
嗅覚や記憶などあるのか確かめますが、チャールズが求めるのは人間の肉のみです。唯一の解決方法は死を与えることだけです。
我慢の限界にきたエドワードは、アダムを探すため馬のシャイロに乗って、遠くに捜索に行くことを決めます。
日に日にゾンビは増えていくばかりで、奴らに食い尽くされた子供の遺体を発見します。幸いアダムではありませんでしたが、奴らは何を求めているのかと自問自答を繰り返します。
川べりへとやってきたエドワードが水を汲もうとすると、川底からゾンビが這い上がってきて水の中へ引きずり込みます。
ゾンビを沈めて追いやり、岸へとあがりますが、辺りはゾンビに囲まれています。その中には11年間育てた愛する息子、アダムの姿がありました。
アダム以外のゾンビを撃ち殺し、アダムを捕らえて泣き叫びながら、エドワードは息子の顔目掛けて銃弾を撃ち込みます。最愛の息子に火をつけて火葬し、エドワードはその音が自らの鼓動を消していっていると語ります。
目と口を塞がれたジュリアの夢を見たエドワードは、目を覚まして銃を向けて警戒をします。アダムの遺灰をコップに詰めて悲しみ続けます。
自宅へと帰ってきて、酒を飲み続けながら、銃に弾を込めてロシアンルーレットをします。自らの口に銃口を向けて、引き金を引きますが死ぬことは出来ませんでした。
なぜこのような仕打ちをするのかと叫び続けながら、外に出てやってきたゾンビを殴り殺します。家の中に入って、アダムが書いてくれた「エリスの滝」の絵を見つけます。
この絵は戦争中、エドワードが肌身離さず持ち続けていました。自宅に火を放ち、アダムの遺灰をエリスの滝で解放することが使命だとエドワードは考えます。

【承】- 夜明けのゾンビのあらすじ2

怒りの化身となったエドワードはゾンビを次々と殺します。今夜、大勢のゾンビに襲われて、シャイロが足を噛まれてしまいます。
苦しそうなシャイロの様子に、エドワードは最期まで共にいようと誓います。しばらくしてシャイロの額に自分の額を合わせ、手に銃を持ちます。唯一の共と別れを告げます。
第二章、アイザック。食料と隠れ場所を求めて、エドワードは一軒家を訪れます。外にはゾンビの首が飾ってあり、警戒しながらも家に侵入していきます。
頭から血を流している男性が椅子に座っていて、エドワードは銃を向けながら少しずつ近づいていきます。すると背後からゾンビが襲ってきて、アイザックが杭で刺殺します。
エドワードとアイザックはお互いに銃を向けあっていると、外からゾンビのうめき声が聞こえてきます。二人は少しずつバリケードされた窓に近づいて様子を見ます。
ゾンビが去ったと語るエドワードの隙をついて、アイザックは彼を殴って気絶させます。目を覚ましたエドワードの近くで、アイザックは焚き火をして食事をしています。
エドワードの荷物はアイザックが預かり、アイザックはエドワードの銃を彼に向けながら話します。殴られた記憶を失っているエドワードに、アイザックは勝手に気絶したことを教えてやります。
アイザックは妹がウィリアムズ将軍と一味にさらわれたことから、助け出すことに協力して欲しいとエドワードに頼みます。ウィリアムズ将軍と一味は略奪と強姦、そして疫病をもたらしたとされ、解決方法も知っているのだと言います。
エドワードは行くべき場所があるため、関係ないことだと断ります。見捨てるのかとアイザックは問いかけ、エドワードは渡された地図の場所に本当に彼らがいるのか聞きます。
ウィリアムズ将軍は元南軍で悪魔のような男です。腹心の部下2人にはウェイン伍長とロイ伍長がいます。
ウェイン伍長は感情のない邪悪な目をしていて、ロイ伍長は臆病者で将軍のためなら仲間をも殺します。彼らにはジョンソンという医者もいて、疫病を利用して元の南部を取り戻すつもりなのだとアイザックは語ります。
アイザックは自分には妹しかもういないことを伝えると、エドワードは夜明けにでるぞと返答します。恩に着るとアイザックが言って笑顔になります。
第三章、南軍の残党。夜が更けて、エドワードとアイザックは焚き火にあたります。アイザックがトイレに行くといって席を外すと、エドワードは背後から銃を向けられます。
銃は取り上げられて、現れたのはウィリアムズ将軍と一味でした。独りかどうか聞かれたエドワードは、その問いかけには応じませんでした。
ウィリアムズ将軍は、この辺りに免疫をもっている者がいると聞いてやってきていました。実験になってもらうとエドワードを気絶させて連れていきます。
坑道に連れてこられて、エドワードは牢屋に押し込まれます。数名の男女がいて、何をしているのかと問いかけます。
一人の女性が、一人ずつ連れて行かれて、免疫があるかどうか確かめられると言います。ゾンビを収容している部屋に腕を無理矢理入れさせて噛ませるのです。免疫がなければゾンビと化してしまいます。
一味の一人が牢屋を開けて、エドワードに説明してくれた女性を連れて行こうとします。エドワードはそれでも男かと時間を稼いでいると、背後からアイザックが現れて倒します。
その女性はアイザックの妹のエマで、捕まっている人たち全員に一緒に逃げようと提案します。逃げている途中、牢屋の一室を見た女性が声をあげてしまいます。
ウィリアムズ将軍たちが脱走に気づいて追ってきます。エドワードは腹部を撃たれて、アイザックが担いで逃げます。エマは荷物を持ちながら、祈とう師のおばさんのイブの家に向かいます。

【転】- 夜明けのゾンビのあらすじ3

第四章、イブ。アイザックはイブのことを魔女と呼んでいて、行くことにひどく反対しますが、行くあてが無いため仕方なく向かいます。
イブの家に到着してエマがノックしますが誰もいない様子です。ドアから離れると扉が開き始めて、エマは中に入ることにします。
扉が閉じてしまって、アイザックがエマを助けようと必死です。イヴがエマの前に現れて、なぜ邪魔するのかと問いかけてきます。
友人が重傷を追って助けて欲しいのだと頼み、昔会ったことがあることを伝えます。イブは要求に応えてくれて、エドワードを中へと案内します。
傷み止めの薬を与えて、ナイフで弾を取り出します。出血しすぎていることから、このままでは感染症を起こして死に至ることを懸念します。
エドワードを休ませることにして、翌朝になってイヴは薬をエドワードの傷口に塗ります。アイザックはこの家が危険であることを話すと、イブはそうでもないと返します。
彼女は家の周りに落とし穴を作り、鈴が鳴ればゾンビが来たことが分かるように罠を張っていました。イブはもう若くないことから、アイザックが追加で落とし穴を掘ります。
しばらくイブの丘の上の家に居座ることになり、エドワードは回復してイブを良い人だと感謝します。アイザックは常に警戒を怠らず、エドワードと共に近づいてくる幾多のゾンビを殺していきます。
ウィリアムズ将軍が捕まえにくるのを恐れていましたが、彼らの蓄えにも限界がありました。ウィリアムズ将軍が敬礼する姿が映し出されます。
第五章、免疫。エマがゾンビに腕を噛まれてしまい、アイザックは銃を彼女に向けます。実は何週間も前に隣人の看病をしていた時にも噛まれたことがありました。
エマは噛まれても平気な免疫を持っていて、アイザックは喜びます。しかし何かを隠しているイブは、この問題はもっと根が深いものだと語ります。
悪夢を見ていたエドワードは、目を覚ましてイブの存在に気づきます。彼女はエドワードに、自分よりも大層若い妹の話しを始めます。
ある日、イブの妹は強姦に襲われて身籠ります。イブは知り合いの中絶医を紹介して救ってあげようとしますが、村の人が嗅ぎつけてきました。
罪を問われたイブの妹は死刑となって、イブは村人や牧師に罵声をとばします。猶予も与えられずに村を追われることになり、イブは森の中を空腹でさ迷い続けます。
一人の女声が助けてくれて、現在住んでいる家は彼女の家だと言います。イブは古の巻物をエドワードに見せて、これが死者を蘇らせる方法だと教えます。
イヴは妹の墓から遺体を運び出し、古の儀式を行います。体の自由はきかない様子だったけれども、イブの妹は蘇ります。それからイブの妹に噛まれたものは一度死んでも蘇っていきました。
つまりこのような世界になった原因はイブにあるのかとエドワードは問いかけます。
エドワードはイブから他の巻物を見してもらい、世界各地において様々な年代で同様のゾンビによる事件が起こっていたことが分かります。

【結】- 夜明けのゾンビのあらすじ4

第六章、選ばれし者。エドワードは使命を果たすため、旅に出ることを告げて皆に見送られます。その頃、ウィリアムズ将軍の元に、逃げた男二人と一緒にいるという免疫者の情報が入ります。
魔女の家へとやってきたウィリアムズ将軍と一味のいやしくも憎たらしい笑顔が映し出されます。
エリスの滝でアダムの遺灰を撒いた後、エドワードは皆の待つ家へと帰ってきます。血を流して倒れているイブから、アイザックとエマが連れ去られたことを聞きます。
どう治療すればよいか聞くエドワードですが、イブは自分はもういいのと息を引き取ります。
第七章、報復。攻撃性に火がついたエドワードは、顔に泥を塗って焚き火を見ながら怒りの感情を高めています。松明を持ち、大声で叫んでゾンビ共をおびき寄せます。
ウィリアムズ将軍は、やつは必ず現れると部下に伝えます。エドワードは大勢のゾンビを引き連れながら、ウィリアムズ将軍の隠れる坑道にやってきます。
坑道へと侵入したゾンビによってロイ伍長は食い殺されます。ウィリアムズ将軍はゾンビと遭遇して銃で殺していきます。
その間にエドワードは内部へと侵入していき、エマを助け出して、アイザックが入れられている牢屋へと向かいます。捕らえられていた人々を逃がし、三人が脱出しているとウェインが発砲してきます。
撃たれたアイザックは最期の力を振り絞って、エドワードに必ず終わらせろと頼みます。エマは嫌だと震えながら声をかけ続けますが、アイザックは死亡します。
ウィリアムズ将軍はウェインと共に、逃げたエドワードとエマを追います。エドワードはエマに終わらせることを告げて、イブの家で落ち合うことにします。
ウェインはエドワードを見つけて発砲しますが、エドワードの泥を塗った顔はゾンビと似ていて狙いが定まりません。
周りにいるゾンビと区別がつきにくいため、ついに弾はつきて銃を投げてしまいます。走って逃げるエドワードがジャンプして回避しますが、ウェインは落とし穴に落ちてゾンビに食われます。
ウィリアムズ将軍は、川沿いを走るエドワードを見つけて銃撃します。お互いに木の陰に隠れて、将軍はエマの免疫を使って国を支配しようと交渉します。
応じる気のないエドワードに、ウィリアムズ将軍は紳士的に決着をつけようと銃を懐にしまいます。エドワードも銃をしまい、川をまたいで二人はにらみ合います。
西部劇のガンマンのように、銃を取り出した瞬間に決着が決まります。エドワードの早撃ちに勝利が舞い込みます。イブの家に向かうと、エマがヨロヨロとしながら出てきて、エドワードと抱き合います。
ゾンビにあふれかえった世界でも、希望があれば生きていけるのです。免疫をもつエマの遺伝子が引き継がれていき、いずれ終わりがやってきます。
これは暗黒の時代の記録であるとエドワードは日記に記しています。ジュリアの悪夢を見続けていたエドワードでしたが、ジュリアとアダムの自然に振り返る姿を見て救われた顔をします。

みんなの感想

ライターの感想

この映画はホラー要素にプラス、スペクタル感を加えています。壮大で盛り上げる音楽と優雅な景色、そしてナレーションが付加価値となっています。
西部劇のようなハードボイルドな場面が幾度と登場し、今作のアクセントとなっています。エドワードとアイザックの睨み合う場面、エドワードとウィリアムズ将軍の撃ち合う場面は真骨頂と言えます。
肝心のゾンビもホラー要素として登場し、川の中から襲ってくるシーンではヒヤリとさせられます。ゾンビを殺す残酷な描写はカメラを映さないように配慮されていて、グロテスクさよりも壮大さやドラマ性を重視していると見受けられます。
時折アニメーションによる演出も施されていて、巧みなアイディアと取り入れ方には感心します。新しいホラー映画としてゾンビの可能性を高めた今作をお勧めします。

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