「学校の怪談2」のネタバレあらすじ結末

学校の怪談2の紹介:毎年4月4日4時44分に怪異が起こるという怪談を持つ田舎の小学校で巻き起こるオバケ騒動を描いた1996年公開のホラー・ファンタジー。常光徹の同名児童書、ポプラ社刊の同名シリーズなどを原作とした「学校の怪談」シリーズの第2作。前作に続き監督は「OUT」「ターン」の平山秀幸、脚本は「時をかける少女」(アニメ映画/2006年)の奥寺佐渡子。校長役を怪演した岸田今日子は本作と「八つ墓村」で1996年度第39回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した。

予告動画

学校の怪談2の主な出演者

寺荒らし浅野和成(野村宏伸)、東京の塾生たち/加賀直弥(ナオヤ/細山田隆人)、今井なな子(ナナコ/前田亜季)、稲葉杏子(キョウコ/竹中夏海)、三好憲(ケン/太田翔平)、南小学校の生徒たち/小田桐司(ツカサ/阿部大和)、ヨシオ(日吉孝明)、ハルエ(皆川香澄)、常盤校長(岸田今日子)、塾講師小田桐理香(西田尚美)、真行和尚(米倉斉加年)、おまわりさん(神戸浩)など。

学校の怪談2のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①4月4日4時44分、田舎の大時計がある南小学校で女性校長が首無し死体で発見される事件が発生「4月4日4時44分に怪異が起こる」という学校怪談が生まれる。②30年後の4月4日、南小学校近くの寺に合宿に来ていた東京の塾生たちの肝試しが行われる。和尚は前夜4時44分の怪談を語り、地元出身の塾講師理香の弟ツカサをはじめとする南小学校の生徒は、田舎をバカにする塾生に一泡吹かせようと画策する。方や寺荒らしの浅野は寺の宝物”妖怪絵のついたて”を盗み出す。③浅野の騒動で肝試しは中止されるが、ケンとナオヤ、ツカサとキョウコは知らずに南小学校に行き、大時計の歯車にケンの靴が挟まり、大時計は4時44分を差したまま停止する。④浅野は竹藪のトンネルを通り校長室に侵入し懐中時計を盗み、塾生を探しに行った理香は人面犬を見て卒倒、改めて和尚と共に向かうがトンネル内で迷う。⑤子供らは懐中時計を探すろくろ首の女校長やテケテケなどのオバケと遭遇するが、途中ハルエとヨシオと出会い助力を得る。校長にはケンが懐中時計を返し解決する。⑥やがてナナコが合流し「大時計が直れば怪異が収まる」という解呪法が判明、怪異の本体が大時計にあると知った子供たちは挟まった靴を外すが、大時計にはからくり人形の主がいて凄まじい怪異が発生、小学校は崩れ去り、彼らは異空間から脱出し現実の南小学校に戻る。ハルエとヨシオはツカサの死んだ祖父母だと判明、異空間に残る。⑦子供たちは仲良くなり再会を約束して分れるが、浅野は泥棒稼業に精を出し、テケテケは東京見物に現れる。

【起】- 学校の怪談2のあらすじ1

30年前の4月4日4時半過ぎ。南小学校にひとり残っていた常盤校長は、お気に入りの金の懐中時計を見て帰ろうとしますが、ピアノの音を聞き、2階の音楽室を見に行きます。
彼女は、子供の笑い声を聞き小さな影やおもちゃが動くのを見て生徒だと思い探しますが、知らぬ間にピアノの蓋が開き、天井から垂れた血でピアノが鳴っているのに気づいて見上げ、天井の血が”ブス”という字になるのを見て悲鳴を上げます。
後には懐中時計だけが残され、からくり人形がカタカタと出て来ます。時刻はちょうど4時44分でした。
そう話し終えた蓮正寺の和尚は、合宿にやってきた東京のあおば塾の小学生たちと講師の小田桐理香に「校長の遺体には首が無く、町中総出で探したが見つからなかった。それ以来4月4日4時44分には誰もあの学校に近寄らん」と締め、生徒と一緒にビビる理香に肝試しにはちょうどいいと蝋燭を吹き消します。その瞬間、塾生の稲葉杏子(キョウコ)が、地元の小学生で理香の弟、司(ツカサ)たちに作り物の人魂で脅かされ騒ぎとなりますが、ツカサは笑って逃げて行きます。
そこにおまわりさんが来て、寺荒らしが出てるから気を付けてと言い、犯人浅野和成の似顔絵の手配書を置いて行きます。

翌日の4月4日、寺では塾生たちの自炊が始まり、理香に駆り出され野菜を運んでいたツカサたち地元の子は、調理場で待っていたキョウコたちに文句を言われ、野菜のぶつけ合いになります。
母親がスチュワーデスで勉強も運動もできる加賀直弥(ナオヤ)は女子に大人気でしたが、合宿にも女子にも無関心で、そばで楽しそうにしていた今井なな子(ナナコ)はちょっとさびし気です。
一方、飯盒炊飯係にされたツカサは、キョウコを肝試しで泣かすと意気込み、年下の塾生三好憲(ケン)に、寺の裏手の南小学校の家庭科室で飯を炊いて来いと飯盒を押しつけます。ケンは成績優秀ですが笛で意思表示をするため抗えず、1人で飯盒を下げ南小学校に向かいます。
ツカサたち地元の子が通う南小学校は、大きな時計塔のある2階建ての木造校舎で、正面には運動場、裏手には渡り廊下のある体育館と二宮金次郎の石像と円形の花壇があります。
けれど学校は春休みで誰もおらず、ケンは、飯盒の米を家庭科室の大きな炊飯器に移し焚き始めますが、風に怯え配膳台の下に隠れます。

その頃、本堂には僧衣の浅野が忍び込み、寺の宝物”妖怪(テケテケ)絵のついたて”を包んで担いだところで、和尚に見つかり逃げ出します。
肝試しは、寺がスタート地点で墓地と竹藪を通り小学校の理科室がゴールでしたが、途中には分かれ道や回り道があるようです。
ケンが戻らず叱られたツカサたちは、肝試しのコースに落とし穴を掘りますが、順路札を貼りに来たナオヤに見られ怪談で脅しますが、彼は軽く受け流し小学校に向います。そこにナナコが来て明日は一緒に帰ろう!と騒いで置いてきぼりにされます。2人は家族同士の付き合いでナオヤの母親がフライトの時は、ナナコの家族がナオヤの面倒を見ているようです。
やがて肝試しのペア決めがあり、ツカサがキョウコと強引にペアになり出発します。
一方、墓地でオバケ役の子供たちを見ていた理香は、現れた浅野が寺荒らしだと気づいて騒ぎ、肝試しを中止し生徒たちを寺に戻します。けれどツカサとキョウコは気づかず、落とし穴も先に浅野が落ちていて徒労に終わります。
浅野は竹藪で洞穴を見つけ隠れますが、中は長いトンネルになっていて分れ道では左に進んで行きます。

夕方4時40分、ケンは家庭科室で目が覚めますがご飯は炊けておらず、彼は笛を吹きながら2階へと上がり、鎖が掛かった階段を発見し昇って行きます。そこは大時計の機械室で、天井までぎっしり組まれた大きな歯車と巨大な振り子が規則正しく揺れていました。
ケンが機械を覗き込むうち、笛の紐が引っ掛かり何とか外したものの、次に運動靴の紐が引っ掛かり慌てて脱ぎますが、靴は歯車に挟まり、時計は4時44分を差したまま完全に止まってしまいます。
校庭にいた赤い服の少女がケラケラ笑った途端、その影が校舎全体を覆い辺りがうす暗くなります。歯車のやぐらの上ではあのからくり人形がじっとケンを見降ろしていました。
ケンは慌てて逃げ出し階段下でナオヤと会い、笛で3階の出来事を伝えようとしますが理解されるはずも無く、そのまま彼と一緒に戻る事に。

【承】- 学校の怪談2のあらすじ2

その頃、ツカサとキョウコは小学校に着き、キョウコはポラロイドカメラを取り出し心霊写真を投稿すれば3万円もらえる!と駆け出します。けれど彼女は二宮金次郎の石像(ニノキン)を撮るうちに消え、ツカサも校庭に引きずり込まれてしまいます。石像の本はキシキシとめくれていました。
ケンは2階の踊り場のモナリザの目が動くのを見て驚き、ナオヤとテケテケテケと音がした視聴覚室に向かいます。
そこではパソコンが一台だけ点いていましたが、すぐに全てのパソコンの画面いっぱいに”4:44”と打たれて血が滴り、唸りながら近づいて来るナニモノかの目線になり、慌てる自分たちが映ったところで振り向きますが何も無く、パソコンは砂嵐になり色も元に戻ります。
一方、竹藪のトンネルを通り校長室に現れた浅野は普段着になっていて、早速金庫を開けようとします。その間についたての妖怪(テケテケ)は薄くなって消え、常盤校長の写真がじっと見下ろしています。
ツカサは図書館で気づき、本を返しに来たニノキンを見てビビりますが、気を失っていたキョウコが気づき、写真を撮ろうとした時には消えていました。
2人はその後、見知らぬ少年と出会いますが、彼はガキ大将のツカサもゲームも知らず、オバケなんて信じるのは女だけだと突っかかりますが、結局校歌で意気投合します。

また、ナオヤと廊下を歩いていたケンは、ニノキンが見事な宙返りで台座に戻るのを見て必死で訴えますが振り払われ、袖を引いてトイレに行きたいと頼みます。
トイレは木造のボットン便所で便槽は真っ暗、間もなく「赤い紙と青い紙とどっちがいい?」という女の子の声がして、便槽から長い不気味な手が出てケンの顔を掴みます。ナオヤも女の子の声を聞きますが、個室の扉がガタガタ揺れ、顔に真っ赤な手形を付けたケンが飛び出してきたため、訳が分からず追いかけます。
全力で逃げていたケンは、廊下の突き当りで見知らぬ高学年の女子にぶつかり止まります。彼女は、古臭いカーディガンを着た大人びた子で、肝試しの事も知っていて「よっちゃんと1階ではぐれたから探さなきゃ」と言い歩き出します。

夜になり、バットを持った理香がツカサや戻らぬ生徒たちを探しに校門にやってきます。けれど門にはカギが掛かっていて彼女はやむなく門を乗り越え入ろうとしますが、人面犬に吠えられ「見てんじゃねぇよ」と言われ卒倒します。

少年はよっちゃんことヨシオで少女はハルエと言い、6人はようやく1階の入口で合流します。ヨシオは早々に肝試しを嫌がり帰ろうとしますが、ハルエにからかわれ思いとどまります。
その廊下ある大きな柱時計や皆の腕時計は4時44分で止まっていて、ヨシオはツカサの腕時計を羨ましがり、見せてと揉み合いになります。その様子をキョウコが記念写真だと言って撮りますが、ヨシオはポラロイドカメラも知らないようでした。
間もなく彼らは校長室の気配に気づき浅野を見つけ、彼は4月から来る新任教師だと嘘をつきごまかします。
信じたみんなは口々に学校がおかしいと訴えますが、彼はケンの笛言葉を完全に理解し、校長の祟りだ怨念だと騒ぐ彼らに「校長先生が校長室におんねん」と寒いギャグをかまします。
その途端、彼が弄っていた校長室の柱時計の窓からテケテケが出現、キョウコは思わず写真を撮り、皆一斉に逃げ出します。浅野にはテケテケが見えてないようでした。
ツカサとハルエとヨシオは校庭に逃げ、渡り廊下の向こうが人魂がウヨウヨ飛び交う墓場になっているのを見て校舎に戻り、図工の準備室に逃げ込みます。ヨシオは肝試しに誘ったハルエのせいだと文句を言いツカサに八つ当たりするうち、壁中にツカサの顔が浮き出し逃げ出します。

一方、金庫の開錠に成功した浅野は、常盤校長の金の懐中時計を発見、時計は正確に時を刻み、その裏には「光、時の果てより来るべし」という言葉が彫ってありました。彼はそれをポケットに入れます。
また、寺で目を覚ました理香は、和尚に人面犬に見てんじゃねぇよって言われた!と騒ぎますが、和尚はテレてたんでしょうと笑います。生徒が戻ってないと知った彼女は、和尚と一緒に小学校に向かい、それを立ち聞きしたナナコも内緒で2人について行きます。
2人は、戦時中、小学校が軍の司令部になったため掘られたと言う、浅野が入ったトンネルに入って行き、ナナコもそれに続きます。

その頃、教室に隠れていたケンは、探し物をしていた常盤校長に見つかり一緒に探すことに。
けれど浅野と再会した時には校長は消え、追い出されそうになりますが、通りかかったツカサとハルエとヨシオに止められます。
4人は浅野に助けてくれとすがり、浅野はケンと機械室に、ツカサといるとムカつくと言うヨシオは皆と分れハルエが後を追います。ツカサは遅れて浅野とケンを追います。
トンネルの途中で和尚は、今日は小学校の大時計の鐘が聞こえない、あの大時計が止まると何かが起こる、30年前には常盤校長の事件、20年前には私の盲腸、10年前にはイナゴの大発生が起こり、みな時計が動き出したら収まったと話しますが、理香は転んだ拍子にガイコツを見つけ卒倒します。彼女はすぐ気がつきますが、ここは墓の下だから古い骨が出て来ると笑う和尚を見て悲鳴を上げ、分れ道の右に逃げて行き、和尚も追って行きます。

ナナコは2人の話を聞きますが、分かれ道に残され怯え、楽しそうな音楽が聞こえた左に進み、体育館の跳び箱から顔を出します。
体育館では、上品な老夫婦が楽しげにダンスを踊っていて暫し見とれますが、間もなくキラキラした光となり掻き消えます。怖くなった彼女は渡り廊下に逃げますが人魂に襲われ、校舎の扉も開かず扉を叩いてナオヤ助けて!と叫びます。
教室でナオヤと2人きりになったキョウコは写真を確認しますが、テケテケは映っておらず、みんなの心配ばかりしているナオヤに、夜一緒に遊ぶと昼間より仲良くなれる、楽しくない?と聞きます。けれどナオヤは興味なさげに写真を見て、浅野が寺荒らしだと気づき、キョウコの携帯で警察に電話をしますが、なぜかナナコの叫び声が聞こえます。
彼はキョウコを置き去りにしてナナコを救出しますが、彼女が一人で彼を心配し探しに来たと知ると「俺、いつも一人で何でもやってるじゃん!」と怒りだします。
彼は大雨になった小学校の入学式の日、母親はフライトで欠席、皆が母親の傘で一緒に帰る中、傘も借りずに1人で帰って以来、何でも一人でやってると言い、ついて来るなって言ったろ!とナナコを責めます。

そこにハルエとヨシオが来て、あなたを助けに来たナナコを苛めるなんて!と怒りますが、ナナコは大時計が止まると変な事が起こる、直せばイナゴの盲腸がなおると和尚さんが言ってたと言い、ナオヤに直してよ!とせがみます。
ナオヤはぶっきらぼうに勝手にしろと言い捨て、2階に上がって行きますが、ナナコはハルエが一緒に行こうと言っても動かず、彼女の後ろにあった洗面台の鏡が紫色に光り始めます。2階で心配するハルエに、ナオヤは絶対ついて来ると断言しますが、ナナコは消えていました。
一方、教室でナオヤを待っていたキョウコは不気味な気配を感じ、廊下にカメラを出してシャッターを切ります。が、写真には何も映らず、天井から落ちてきたデカい芋虫にゾッとして見上げます。そこには、顔中が蠢く芋虫に覆われた兵隊が逆さまになって行進していて、その顔からボタボタと芋虫が落ちてきます。彼女は絶叫し這いずって逃げ出します。

【転】- 学校の怪談2のあらすじ3

その頃、大時計の機械室の上げ蓋のカギを開けようとしていた浅野は、下で騒ぐツカサとケンをウザがり、話のはずみで懐中時計を取り出した途端、ツカサに校長先生のと同じ時計だ!と見破られ、作業を止め帰ろうとします。
ツカサとケンは必死で止め揉み合いとなりますが、その時、階下に常盤校長が現れ、彼らを見つけてにやりと微笑みます。
初めに気づいたケンは浅野に全力で抱きつきますが、校長の目線はそのまま踊り場の柵まで伸びあがり、ケンとツカサは言葉を失います。
ようやく2人の異変に気づいた浅野はゆっくりと振り向きますが、目の前にいた校長にキスされ「返して。私の時計」と言われます。
校長はうねうねと首だけを伸ばし、彼にキスしたのです。彼は悲鳴を上げて階段を滑り落ち、驚いた校長の首はシュルッと元に戻ります。
彼女は浅野を見て艶然と微笑み、首を延ばして彼を追いかけ、耳元で「返して。私の時計」と囁きます。浅野は廊下を逃げ回りナオヤたちとすれ違いますが、校長は見向きもせずに浅野を追いかけ、行き止まり寸前で教室に逃げ込まれ、窓に激突します。

一方、一人になったツカサは怖えぇんだよぉ!と怒鳴りながら教室に入り足を掛けられ転倒します。
そこにいたのは落ち込んで泣いていたキョウコで、ツカサは不器用に慰めるうち、友達に野球に誘われ、ボケた祖母を公園に置き去りにし、風邪をひかせた過去を笑って打ち明けます。するとツカサの隣に笑顔の老婆が現れ、紫色の怖ろしい顔に変わって2人に襲い掛かります。
2人は2階に逃げ、ナオヤとハルエとヨシオに再会しますが、ツカサはいきなりナオヤに、こうなったのはお前のせいだ!男のくせにシャンプー臭せぇんだよ!と掴みかかりハルエに叱られます。ツカサは素直に従ってしまう自分に首を傾げますが、ハルエはそんな彼を見て微笑みます。彼らは「時計が直れば怪異が収まる」というナナコの言葉を思い出し、機械室に走ります。

また、浅野は校長室に戻りついたてを奪おうとしますが、抜け穴は消え、隠れていたケンと再会します。
ケンは、常盤校長の写真が抜けているのを見てろくろ首の正体だ見抜きますが、校長はすでにソファに座っていました。
彼女はゆっくり立ち上がり「私の時計、返して」と言いますが、断固拒否して逃げようとする浅野のポケットからケンが懐中時計を出して返します。校長は「ありがと」と嬉しそうに笑って写真に戻りますが、その手には金色に光る懐中時計を下げていました。

その頃、ツカサたちは機械室の上げ戸をこじ開け中に入り、歯車に挟まっていたケンの靴を取ろうとしますが、固く食い込みなかなか外れません。その時、ハルエが天井の風呂敷に気づいて引っ張ると、中から巨大なからくり人形が現れて崩れ、しわくちゃの憤怒の顔に変わり彼らに襲い掛かります。
焦った彼らはなんとか靴を奪い逃げようとしますが、逃げ遅れたハルエをヨシオが助けに行き人形に捕まります。彼らは全員でヨシオを救出すると、学校中の時計と彼らの腕時計が光り、学校全体が激しく揺れ始めます。
間もなく全員が出入口で合流しますが、ナオヤだけはナナコを探しに校舎に残り、校庭に出たみんなは人魂に襲われ裏庭の丸い花壇に逃げ込みます。けれどキョウコがナオヤを探しに行かないと正体をバラす!と浅野を脅し、彼はやむなく校舎に戻ります。

ナオヤは怯えながらもナナコを探し、薄紫に光る教室にたどり着きます。
そこはミラーハウスのようになった理科室で、中央には巨大なカブトムシがいて、標本のように大きな虫ピンで止められ気を失っているナナコを見ていました。ナナコはやがて目を覚まし、ムラサキ鏡に捕まったと言いますが、虫ピンを抜くのに手間取る間にカブトムシも動き始めます。
一方、浅野は2人を探している間に校舎はどんどん崩れ始め、廊下で妖怪絵のついたてを見つけ持ち帰ろうとします。が、その時人面犬が現れ「兄ちゃん兄ちゃん…ご苦労さん」と言われます。
ナオヤはようやくナナコを救出、「一緒に帰ってお母さんにお帰りって言ってもらおうね!」と叫ぶナナコと共に廊下を駆け抜け階段を降りたところで浅野に救われ、直後に大きな歯車がいくつも転がり落ちてきて階段が崩れます。
皆は崩壊する校内や人魂が飛び交う校庭で逃げまどいますが、間もなく人魂は廊下の奥の歪んだ空間の中や妖怪絵のついたての中に戻り、大時計が光り、その光が丸い花壇を照らすと、花壇は満開の花時計に変わり、校舎から浅野とナオヤとナナコも出て来ます。

【結】- 学校の怪談2のあらすじ4

ハルエは「帰れるよ」と微笑み、浅野は懐中時計に刻まれていた「光、時の果てより来るべし」という言葉を思い出します。
その時、校舎が倒れそうになり皆は花時計の中に入りますが、ハルエは一緒に行こうとしたヨシオを引き留め、ツカサに向かって「何もしてあげられなくてごめんね。こんな時しか会えないけどさ、会っても何もしてあげられなかったね」と微笑み、戸惑うヨシオに「あたしたちはあたしたちの家に帰るんだ」と言います。
その時強い風が吹き始め、花壇の中にいたみんなの身体は宙に浮かび上がります。
ツカサは、「あんまり悪さするんじゃないよ」と叫ぶハルエに「婆ちゃんだろ?俺の婆ちゃんハルエだもん!」と叫び、風邪ひかないで元気でね!と言われ「あん時、風邪ひいたの婆ちゃんだろ?!ほんとにごめんな!」と謝ります。
皆が空に飛び去った後、ヨシオはまだ訳が分からず、ツカサの方が一回多く蹴っただの、あいつらとまだ遊びてぇだのと騒ぎますが、ハルエは「あれがあんたの孫だよ」と笑い、2人はやがて光になって消えていきます。
間もなく大時計の怪物は崩壊、小学校が崩れ落ちていくのを赤い服の少女が遠くからじっと見届け、消えていきます。

翌朝、和尚と理香はようやくトンネルから抜け出しますが、生徒を心配して駆けだした理香が墓場で声をかけたのは、ブルドックを連れた墓参りの男性で、振り向いた彼の顔を見た彼女は再び気絶します。男性は人面犬そっくりだったのです。
ナオヤとナナコ、ツカサとキョウコとケンは、学校の花壇で目覚めますが、小学校は変わっておらず夢かなと呟きます。
けれどナナコの肩には花時計の花びらが残っていて、柱時計の前で撮ったキョウコの写真の時計が動き、ツカサと共に写っていたハルエとヨシオは体育館でダンスをしていた老夫婦へと変わります。キョウコは、せっかくの心霊写真だからと遠慮するツカサに「家族写真じゃん」と言い、渡します。
彼らはようやく浅野がいないのに気づき追いかけますが、彼は校門に向かって走っていて、ケンが初めて大声で「先生ぇー!」と呼ぶと振り向かずに手だけ振り、走り去っていきます。

分かれの日。二度と来んな!と憎まれ口を叩くツカサに、キョウコは今度はあんたが東京に来なさいよ!と返し、来ないと靴下脱いじゃうぞ!餃子焼いちゃうぞ!とナナコが続けます。
電車のドアが閉まる寸前、ツカサはキョウコに鼻くそをつけ、走って追いかけ見送ります。その後ろではハルエとヨシオも笑って見送っていました。
小学校の大時計が12時の鐘を鳴らし、皆が向き合わせの席で盛り上がる中、電車の脇を法衣を着て仏像を背負った浅野がスクーターで走り抜け、その後ろをおまわりさんがパトカーで追いかけていました。
ほどなくして、東京の電車で新聞を読んでいた浅野の前に、ヒップホップ風のテケテケが現れクルクル回り乗客は怯えて叫びますが、彼だけはやはり見えていないようでした。

みんなの感想

ライターの感想

第1作に比べ、セリフも自由度が高く独創的で、細かい事は気にせず大いに楽しんでる感じの作品です。
本作の偉業は何と言ってもかの岸田今日子をろくろ首に仕立てた事で、ケンに「そう。ピーなの」と優しく微笑み、寺荒らしの浅野こと野村宏伸のほっぺにチューをし「私の時計、返して」と囁き、かけっこの格好で首を伸ばし嬉々として追いかけっこすると言う、もう本当にそのシーンだけ何十回リプレイした事か。彼女が2006年鬼籍に入られた際、半泣きで語るそばで、若いもんに「あー!あの学校の怪談のろくろ首のヒトね」と言われぎゃふんとなったものです。
可憐な美少女子役前田亜季は当時小学5年。和尚さん役米倉斉加年もえらく若いです。
体育館で踊る老夫婦のシーンで流れるあがた森魚の「小さな喫茶店-IN EINER KLEINEN KONDITOREI-」も素敵な曲です。
無頼派でやんちゃだったヨシオは、後にしっかり者のハルエと結婚し、理香とツカサの両親のどちらかを得ますが、ヨシオは若くして戦争で亡くなり、天寿を全うしたハルエは後年ボケて孫のツカサに置いてけぼりにされたりもする…2人は長年分れ分れだったけれど、今も思い出の南小学校の体育館でタンゴを踊ってるんですねぇ。
子供たちのオバケ騒動も楽しいですが、そんなところにも着目していただきたい1本です。

※「劇場版 学校の怪談 DVD-BOX」

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