「富江アナザフェイス」のネタバレあらすじ結末

富江 アナザフェイスの紹介:1999年放送の日本テレビドラマ。伊藤潤二による原作コミックを下敷きにした『富江』のテレビシリーズ。放送時は『富江 恐怖の美少女』というタイトルであったが、DVD化にあたり『富江 アナザフェイス』と改題。3話構成からなるオムニバス。

富江アナザフェイスの主な出演者

川上富江(永井流奈)、太田(白井晃)、美紀(田中千絵)、高志(金子統昭)、森(奥野敦士)、安田(吉田智則)

富江アナザフェイスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①富江は何度殺しても生き返って来る18歳の女性。切断すると切断した数だけ富江が再生される。富江の美しさに男たちは狂って行く。 ②男子高校生・高志は富江から別れを切り出されて殺すが、1週間後富江は生き返ってきた。もう1度殺すが更に富江は生き返る。 ③カメラマン・森の理想の女性に瓜二つの富江が現れ、森は富江にモデルを頼む。不気味な写真を見た森は富江を殺すが、生き返った富江は森を殺す。 ④富江の行政解剖を受けた太田の目の前で富江が生き返り、太田は死体を隠した容疑で職を追われる。復讐を誓った太田は富江を焼くが、灰になった富江は飛散して再生しようとしていた。

【起】- 富江アナザフェイスのあらすじ1

都会のごみ捨て場に、大量のごみが捨てられています。そのうちのひとつに女性の生首があり、目が開きました。
ごみをあさっていたホームレスがそれを見つけ、驚いて立ち去ります…。
〔第一話〕
高校生の川上富江が殺害され、その遺体がごみ捨て場で発見されるという事件が発生しました。
富江のクラスメイトの美紀は、前の晩に報道されたニュースを級友の女子2人と話題にします。富江が殺されてから1週間が経過しますが、犯人はまだ見つかっていません。
ショートカットの女子高校生・美紀は内心、富江の死を喜んでいました。というのも、美紀は富江に恋人を奪われていたからです。
スケートボードが上手な高志と美紀は付き合っていました。2か月前までは高志と美紀は仲の良い恋人同士だったのですが、転校してきた富江に高志が夢中になり、美紀はつまらなく思っていました。
富江の死がチャンスと思った美紀は、慰めながら近づきます。そして「今度またスケボーの練習、見に行ってもいい?」と約束しました。
ところが美紀の幸せは、長く続きませんでした。富江が登校してきたからです。
何事もなかったかのように富江は「どうしたの、幽霊を見るような目をして」と皆に言いました。
…結局、ごみ捨て場で見つかった死体は富江ではなく、たまたま富江に似ていた別人・A子さんだということに話が落ち付きました。高志は再び富江と一緒に行動するようになります。
放課後、連れだって歩く富江に、高志は「話があるんだ。1週間前…」と言いかけましたが、富江はそれを遮ると、プレゼントだと言ってバングルを差し出しました。
歩道橋の上で高志の腕にバングルをつけようとした富江は、車道に落とします。車道に降りて取りに行った高志は、車に轢かれそうになりましたが、なんとか無事でした。
公園のベンチに腰掛けて、富江は改めて高志の腕にバングルをつけます。
高志は1週間前に富江が言った「別れたい」という言葉の真偽を尋ねました。1週間前、富江は高志に他に好きな男ができたから別れたいと言ったのです。
ところが富江は「どうしてそんな嘘言うの?」と言ったので、話はうやむやのままになりました。高志としては富江と別れなくて済むので、嬉しいのです。
富江を繁みの蔭から、左目に眼帯をした男・太田が撮影していました…。 この映画を無料で観る

【承】- 富江アナザフェイスのあらすじ2

別れ話はうやむやになったものの、後日高志は街で富江が別の男と親しげに歩いている姿を見て、尾行します。
富江を尾行する高志を見た美紀は、富江を屋上に呼び出して「高志と別れて」と切り出しました。「他の男とべたべたしているところを見た」とも言います。
富江は悪びれることなく「美紀って本当にバカでくだらない女ね。彼をとられたのが悔しいだけでしょ。勝手に群がってくるだけだもん」と開き直りました。
美紀は高志をこっそり屋上に呼び出しており、「これが富江の正体よ」と告げます。
見られておきながら「私には高志君しかいないの」と言う富江を、高志は屋上から突き落として殺しました。そして美紀に「また殺しちゃったよ」と高志は言います。
…1週間前、別れを切り出された高志は、かっとなって富江を殺していました。「触らないでよ、気持ち悪いわね」「嫌いになったからよ」「別の男なら、あんたと付き合ってる最中にもいたわよ」と散々なことを言われて、です。
富江の首を絞めて殺した高志は、その死体をごみ捨て場に隠したそうです。
「生き返ったんだ」と言う高志の言葉を美紀は信じず、突き落として殺した動揺からわけが分からないことを言っているのだと思いました。富江の手から高志の眼鏡を奪い返すと、死体を2人で隠そうと美紀は言います。
夜を待って、高志と美紀は富江の遺体を山の中へ持って行き、穴を掘って埋めようとしました。美紀が止めるのもお構いなしに、高志は深い穴を掘ろうと必死でした。
富江の遺体とバングルを穴に捨てると、高志と美紀は土をかけて埋めました。
街へ戻った頃には明け方でした。家に帰って寝たいと言う高志に、美紀は「疑われるかもしれないから、学校に行こう」と無理に連れていきます。
美紀は高志と2人だけの秘密を持てたのが嬉しく、富江の死体を遺棄した直後ですが気持ちは弾んでいました。
手を繋いで学校に行く途中、同級生の友人2人に話しかけられます。「珍しいね、3人一緒なんて」と。
「3人?」と思った美紀の後ろには、蘇った富江が立っていました。富江は「高志君、忘れ物」と言うと、バングルを投げて微笑みました…。

【転】- 富江アナザフェイスのあらすじ3

〔第二話〕
30歳のプロカメラマンの森は、ずっと女性ばかり撮り続けています。十数年、数えきれないほどの女性を撮ってきましたが、まだ理想の女性に辿り着いていないと感じています。
森には理想の女性がいました。それは高校1年生の森が出会った、小高い丘にいた女性です。高校時代いつも帰り道にその女性は丘にいて、森はずっとその女性に憧れていました。
以来ずっと森は彼女の面影を探しています。
ある日、仕事をキャンセルした森は故郷である横浜に戻ってみる気になりました。そこへ行けば手がかりが掴めるかもしれないと考えたからです。
地元のバーにふらりと立ち寄った森は、バーテンダーに紹介された女性に魅せられました。その女性は、十数年前の女性と瓜二つでした。
女に名刺を渡した森は「モデルになってくれ」と頼みます。女性は富江と名乗ると、「明日だったら」と引き受けました。翌日の正午にバーの店の前で待ち合わせます。
帰りながら森は「もしかしたら彼女の娘かもしれない」と考えていました。
その日の夜、バーで撮影した富江の写真を現像しますが、顔部分にことごとく白い光が写り込んでいて、満足のゆく写真が撮れていませんでした。
翌日、富江と落ちあった森は、いろんな場所で撮影を開始しました。富江が欲しがるチャイナ服を買い与えると、富江はそれを着てモデルになります。
横浜港で撮影する森と富江を、物陰から左目に眼帯をつけた男・太田がふところにナイフを忍ばせて見ていることは、2人とも知りません。
富江には左の目の下に泣きぼくろがありました。当時の女性にも同じ場所にほくろがあったことを思い出した森は、富江に母のことを尋ねますが、富江は答えません。
フィルムが尽きた森は更にもう1日モデルをすることを頼み、富江とベッドを共にしました。
富江の寝顔を見ながら、横の部屋で現像を開始した森は、おかしなことに気づきます。現像した富江の顔には、横部分に女の顔が生えているのです。
確認すると、全部の写真に女が写り込んでいました。森はカメラの異常を疑いますが、それ以上に富江の存在を不気味に思います。
起きて来た富江に幽霊かと問うた森は「幽霊じゃない。殺せば分かる」と言われて、衝動的に富江の首を絞めて殺しました。
富江の死体を車に積みながら「こんな所に帰るんじゃなかった」と森は悔います。
丘に立ち、十数年前の女性を回想していた森の目の前に、富江が現れました。さらに背後から死んだはずの富江が森に手を伸ばすと「そっちの富江も撮ってあげて」と言います。
富江に抱きつかれた森は丘から転落し、頭を強く打って死亡しました…。 この映画を無料で観る

【結】- 富江アナザフェイスのあらすじ4

〔第三話〕
サラリーマンの男性・安田は、富江と出会ってまだ1か月も経っていませんが、プロポーズしようとルビーの指輪を買います。
デートの待ち合わせに行った安田は、富江に指輪を見せると、指につけようとしました。そこへ、左目に眼帯をつけた男・太田がナイフを振りおろしてきます。
安田と富江は太田から逃げますが、「ただ逃げてごまかすつもりなの」と安田は富江に言われました。
「今すぐ戻ってあいつを殺してきて。安田さんの気持ちを証明して」と言われた安田は、「私からのプレゼント」とナイフを渡されて、その気になります。
太田との関係を富江に聞きますが「何もない」と聞いた安田は、戻って太田と戦うことにしました。
太田は持っていたスタンガンで安田を気絶させると、工場跡地に連れて行き、手足を拘束します。
気絶から目を覚ました安田に、太田は「話を聞いてくれ。聞いてくれたらすぐに解放する」と言って話を始めました。
…太田は2年前まで検死解剖の仕事をしていた男でした。
ある日太田の元へ、全身を数か所刺されたことによる失血死の川上富江の遺体が運びこまれます。
太田の相棒が席を外している間に、富江は太田の目の前で生き返りました。太田は富江にメスで目を刺され、富江はそのまま逃亡します。
職場に話をしても信じてもらえず、太田は「死体を盗んだ男(富江の死体がなくなったから)」として濡れ衣を着せられました。
職場を追われ、妻にも離婚された太田は富江について調べ、驚愕の事実を突き留めます。
太田の知るかぎりにおいて、日本各地で7件の富江が殺されており、いずれも死体はいつのまにか消えていました。
太田は「富江は何度殺されても生き返り、ばらばらにしても増殖するのだ」と安田に言います。太田は自分なりの殺し方で富江を殺そうと考えていました。
そこまで話した太田は、連絡先を書いたメモを安田に渡し、再びスタンガンで気絶させると安田を公園のベンチに放置します。
安田は富江に「警察に届けよう」と言いますが、富江は「太田を殺して」の一点張りでした。
安田に殺す気がないと分かると「とっとと消えろ。あんたと結婚するくらいなら野良猫とするわ」と言い、かっとした安田は富江の首を絞めて殺します。
安田は太田に連絡し、死体を引き渡しました。太田は焼却炉で燃やすつもりです。
しかしこれは安田と富江の罠でした。富江は死んでおらず、太田をおびきよせるのが目的だったのです。
ところが太田は安田のナイフを取り上げると富江の腹を刺し、焼却炉に入れて灯油をかけて燃やし始めました。焼却炉から富江の手が伸びますが、やがて力尽きます。
やがて富江は灰になりました。それを見た太田は、富江を殺せたと満足します。
しかし、肺が1か所に集まると、富江の顔になります。「灰の1粒1粒が新しい私に生まれ変わっていくのよ」と富江は言い、灰は飛散しました。
あぜんとする太田をよそに、隣にいた安田は「富江は生きている」と喜んでいました。

みんなの感想

ライターの感想

3話構成のオムニバスドラマ。それぞれ短く上手にまとめられている。
富江の演技は…実のところあまり上手ではない…というか、下手…なんだが、そこはかとない不気味さはよく出せていると思う。
各々のケース、どれをとっても面白い。最後にきちんと眼帯の男・太田が付け狙っていた話も出てきて、疑問も解消するし。
演技はおいておいて、作品自体はコンパクトかつ割に上手にできている。

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