「富江REVENGE」のネタバレあらすじ結末

富江 REVENGEの紹介:2005年公開の日本映画。伊藤潤二による原作コミックを下敷きにした『富江』劇場版シリーズ第6弾。“細胞侵略”によって永遠に再生し続ける謎の美少女・富江の恐怖を描く。主演は「約三十の嘘」の伴杏里。

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富江REVENGEの主な出演者

須磨和江(しらたひさこ 現・白田久子)、冬木雪子(美波)、川上富江(伴杏里)、谷村卓也(中泉英雄)、谷村哲也(加藤仁志)、富樫所長(嶋田久作)、浜口(本田大輔)、土井(今田尚志)、調査官・戸山(鈴木一功)、調査官・山崎(渋谷正史)

富江REVENGEのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①診療所の女医・和江は、失踪した富樫所長の娘・麗を探しに山に入ってそっくりの女を見つけるが、女は逃げた。代わりに和江は、記憶喪失の雪子を保護する。 ②1年後、公安の係官2人が和江を訪問。富江という左の目の下にほくろがある女性は殺しても生き返り、増殖すると言った。雪子に会わせろという2人を和江は拒否。雪子は狙われて山へ連れ去られる。 ③山の洋館には富江がいたが、それらはいずれもクローン。本当の富江は雪子。

【起】- 富江REVENGEのあらすじ1

須磨和江は山の中にある診療所で勤務する、20代前半の若い女医です。
ある夜、和江が山の中を車で運転中、前方に何かが飛び出してきて、和江は轢いてしまいました。
和江はすぐ車外へ出て、轢いたものを確認します。人に見えたのです。よつんばいで車の下まで見ますが、何もありませんでした。
確かに何かを轢いた感覚はあるのに…と思っていた和江は、気配に振り向くとそこに、全裸の10代後半の少女を見つけます。夜中に長い髪の裸の女の子ということで、和江は驚きました。
近づいてきた少女に気おされる形で和江は退きますが、髪の毛をかきわけた少女の左の目の下には、黒いほくろがありました。そしてその顔に、和江はどこか見覚えがあります(後述)。
突然、少女が走りだしたので「ちょっと待って」と和江は追います。携帯は圏外でした。
少女を追っていると、山の奥に白い立派な洋館が現れます。ほかに隠れる場所はなく、ドアが開いていたので、和江は中へ入りました。
部屋の中は白い布があちこちにぶらさがっています。それをかき分けながら進み、「どこにいるの? あなたはひどいケガをしているの。私は医者よ。お願い、出てきて」と和江は訴えました。
その時、背後に気配を感じて振り返った和江は、そこに帽子をかぶった若い男・浜口が、狂ったように「富江」と呟いているのを見つけます。
洋館の中には、ほくろのある少女とは別の、でも瀕死状態の少女が倒れていました。和江は警察に通報しました…(詳細は後述)。
…1年後。
瀕死の少女は、運び込まれた時には危ない状態でしたが、今は回復しています。意識が戻った少女には記憶がなく、戸籍上にも存在しないので、「冬木雪子」と名付けられました。
雪子は、和江の勤務する診療所に収容されます。和江は雪子を自分の妹のように可愛がっており、雪子も和江を慕っていました。
もしこのまま雪子の身元が分からなければ、養子にしてもいい…そう和江は思っています。
1年前のあの夜、和江が林の中に行ったのには、理由がありました。和江が勤務する診療所の所長・富樫の愛娘・麗が2週間前に行方不明になっており、和江は麗を探しに行ったのでした。
雪子を見つける前に見かけた、左目の下にほくろのある少女は麗にそっくりでした。麗は左目の下にほくろがありました。
和江は富樫所長に、雪子を見つける前に見かけた麗そっくりの女の子のことを話しますが、富樫所長は「雪子を麗の生まれ変わりと思うことにする」と言います。 この映画を無料で観る

【承】- 富江REVENGEのあらすじ2

和江は、最近雪子を見ていると不安になるのだと富樫所長に相談しましたが、「それはあの子への愛情が深くなって、母性を感じているのだろう」と言われました。しかし和江は本当にそうだろうかと自問します。
その日、山で足を怪我した男性が診療所に運び込まれ、富樫所長が治療に当たりました。
富樫所長の部屋に飾られた、所長と麗の写真を眺めながら、和江は「もし雪子にほくろがあれば、間違いないのに」と思います。それほど雪子と麗は瓜二つでした。
山では1年前、男子大学生のグループが遭難して、そのまま行方不明になる事件がありました。足を怪我して収容された男性・谷村哲也の兄・卓也がその一員で、谷村は兄・卓也を探すために山に来ています。
哲也は、診療所にいる雪子のことを意識していました。診療所には他にも若い女性看護師がいますが、哲也が気になるのは雪子のことです。
…その頃、診療所を2人の男性が訪れました。男性らは「公安調査庁 公安調査局 公安調査事務所静岡支部」から派遣された人物です。
係長・戸山と係官・山崎は、雪子への面会を希望しました。戸山と山崎には、和江が応対します。
1年前の洋館の現場では、1年前に遭難した男子大学生の私物があり、その中に女性の写真が多数あったと言います。
そして雪子と富樫所長のDNAは一致しなかった(親子ではない)ことを挙げた上で、「富江関連事件」について係官たちは話し始めました。
それはいずれも「富江」という女性が絡んだ殺人事件で、もっぱら痴情がらみのものです。共同体の中で男たちが富江を奪い合って、やがて富江を殺すという内容でした。
ところがこの事件の異色な点は、明治時代から実に100件以上も連綿と事件が続いていることと、富江の遺体はいつの間にかなくなること、富江なる人物はどうやら同一人物で、左目の下にほくろがあるということです。
富江は殺されても再生してくる、切断されると分裂して増える…それが公安調査庁の出した結論でした。
どうやら富江は自分の細胞を他者に乗り移らせてコピーを作ることも可能なようで、コピーの富江はオリジナルに対して憎悪の感情を抱くとも言います。
戸山と山崎は、富樫所長の娘・麗が富江にのっとられたのではないかと考えたうえで、手がかりの端緒となる雪子に会って話を聞きたいと思っていました。
和江は、今また事件のことを話すと雪子の状態が悪くなる、PTSD(トラウマ)になると撥ねつけます。

【転】- 富江REVENGEのあらすじ3

そして「もし富江だったら、殺す気なんですか」と聞きました。
戸山と山崎は肯定します。集団の共同体を乱す富江の存在はそれだけで脅威なので、始末すると言いました。
和江は最後まで戸山と山崎を拒否して雪子に会わせませんでした。その会話を、ドアの外で富樫所長が聞いていました。
富樫所長は警視庁の富江事件の極秘ファイルを持っており、部屋に戻るとそれを手にしながら、思いを馳せています。
その夜、寮の自室に戻った和江は、部屋の机にしまってあるビデオテープを取り出しました。ずっと隠しておいたものです。
あの日、帽子をかぶった若い男・浜口が狂ったように「富江」と言っている現場に、テープ入りのビデオカメラが落ちていました。
しばらくすると浜口が和江を襲おうとしますが、その時瀕死の雪子が起き上がり、ビデオカメラで浜口を殴ったのです。浜口は倒れました。
そしてその時たまたま電波がつかめ、和江の携帯に着信があったので、和江は助けを呼びました。
和江は深い意味はなくビデオカメラの存在を隠していたのですが、係官らから富江の話を聞き、再生してみる気になります。
テープを再生すると、それはどうやら1年前に遭難して行方不明のままの、男子大学生のグループが撮影したもののようでした。大学生は、浜口、土井、山木、谷村卓也の4人です。
4人の大学生は洋館に入り、コートを着てフードをかぶって眠っている、包帯を額に巻いている少女・富江を見つけました。
洋館の中でろうそくと暖炉のあかりのみで過ごす4人と富江ですが、やがて男4人が富江をめぐって争い始めます。
ビデオカメラを撮っているのは富江でした。一瞬しか映らないので確認しづらいですが、和江はテープを巻き戻して、左の目の下にほくろがあるのを確認します。
そこまで見たところで、部屋のドアが激しくノックされました。和江は視聴を一時やめ、ドアを開けます。
和江を訪問したのは雪子でした。怖い夢を見たからいっしょに寝てもいいかと言います。和江は雪子に、どんな夢を見たのかと聞きました。
雪子は「部屋が真っ赤に染まる夢」と言い、和江は記憶が戻りかけているのではないかと考えます。
しかし…雪子は記憶を取り戻したくないと言いました。もし記憶を取り戻すと、和江と別れることになるからです。雪子は診療所に残って勉強して看護師になり、和江を手伝いたいと言いました。

【結】- 富江REVENGEのあらすじ4

和江は「左の目の下にほくろがある女の人のこと、見たことない?」と質問しますが、雪子は首を振ります。
その時、女性看護師がやってくると「富樫所長がいない」「侵入者がいる」と言いました。今までどんな時でも富樫所長が診療所を離れたことがなかったので、侵入者に対応できない看護師は動揺していました。
その侵入者は帽子の男・浜口で、浜口は足を怪我した男・谷村哲也のところへ行くと「兄が待っている」と言って連れ出します。
和江は看護師と共に部屋を出ていき、残った雪子がビデオテープを再生します。
そこには富江の指示で殺し合いを始める男たちの映像が収められていました。山木が殺され、土井と浜口と谷村卓也が生き残っています。
その時その浜口と谷村卓也の弟・哲也が部屋を訪れ、「富江さんが雪子を殺すと言っていたが、助けることにした。山をおりて迎えにきた」と浜口が言い、雪子を拉致しました。2人は雪子を運んで山の中に行きます。
浜口に連れられた谷村・弟と雪子は森の中の洋館へ行きました。中には、編み物をする富江がいます。
谷村の兄・卓也は洋館の椅子に座っていましたが、極度に痩せこけていて、生きたまま別の富江に食べられていました。
富江は雪子を見ると「最悪の殺し方で殺したい」と言います。そこへ富樫所長が散弾銃を持って入り込み、富江の胸を撃つと「愛してるんだ~」と絶叫します。
富江は「うざいんだよ」「男が世界中からいなくなれば、戦争もテロもなくなる。そのために男を全て殺さねばならない」と言いました。そばで浜口が拍手しています。
富樫所長は富江に「殺せ」と言われて散弾銃を連射し、倒れた富江に駆け寄りました。血を吐いた富江は娘・麗に戻り「お父さん、ごめんね」と言って死にます。富樫所長は号泣しました。
警察が洋館に乱入し、公安の2人の男性もやって来ます。雪子らは保護されました。
…和江は、雪子を連れて引っ越しを考えました。新たな街へ行き、新たな生活を始めようと考えます。
すすきの原っぱに立って「この山ともお別れね」と言っていると、雪子の後ろから富江が出てきて、雪子の首に噛みついて去りました。雪子は死にます。
雪子の葬儀が営まれますが、和江は棺の中の雪子の目が動くのを見ました。和江は思わず棺を覗きこみます。
覗きこんだ和江の首を絞めながら、「思い出した? 私の名前は富江よ」と言う雪子の左目の下に、ほくろが浮かびあがりました。

みんなの感想

ライターの感想

実のとこ、シリーズの中で最も意味不明だったのが今作品。
富樫所長の娘・麗は…富樫所長が警視庁ファイルを持っていたことからすると、たぶんなにかしらの事情があって富江と関係しているのだろう。しかしそれを明らかにしないまま、富樫所長が富江を撃っておしまい。
たぶん娘・麗に富江を寄生させてたんじゃないかな…と思うが、正直ちょっと自信がない(ので、あらすじにも記載しなかった)。
だいたい、富江というのは美人なのに性格が悪くって「女子からは嫌われる」「男子はとりこになるのだが、そのうちに富江を殺したくなる」存在だったはず。
なのにこの作品の富江は、ラストに「男たちをすべて殺す」「男がいるから戦争やテロがある」という演説をぶちかます。…あれれ、設定、おかしくないか?
全体的に作りも安っぽくて、うーんな出来。残念。

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