「屍憶SHIOKU」のネタバレあらすじ結末

屍憶 -SHIOKU-の紹介:2015年製作の日本&台湾合作映画。『呪怨』 『リング』のプロデューサーが放つ、日台合作ホラー最新作! 恋人との結婚を控えていたTVプロデューサー・ハウは“冥婚”といわれる使者との婚儀の風習を取材していた。ある日、奇妙な赤い封筒を拾った彼はその後、悪夢にうなされるようになり…。

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予告動画

屍憶SHIOKUの主な出演者

リューチェン・ハオ(クリス・ウー)、花嫁(ニッキー・シエ)、リン・インイン(ヴェラ・イェン)、ワン・イーハン(田中千絵)、奈々(池端レイナ)、シュエンチェン先生(ジャン・チンシャー)、男友達(アンドリュー・チェン)

屍憶SHIOKUのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①若くして死んだ未婚の女性を弔うためにおこなう冥婚、赤い封筒を拾った男は花婿として選ばれる。結婚を間近に控えた男性・ハオはある日、公園で赤い封筒を拾う。その後、毎夜悪夢にうなされるようになったハオは霊媒師に占ってもらい、霊に取り憑かれていると言われた。 ②自分で解決しようとしたハオは前世からの因縁の屋敷に行く。霊感を持つ女子高校生・インインがかけつけて助けた。ハオは取り憑かれて婚約者のイーハンを殺していた。

【起】- 屍憶SHIOKUのあらすじ1

〝事実に基づく物語〟

台湾に住むハオは、テレビプロデューサーとして成功を収める若い男です。婚約者の女性・イーハンとの仲も順調で、もうすぐ結婚の予定でした。すでにイーハンとは一緒に暮らしており、今が幸福の絶頂期です。
ある夜、ハオは不気味な夢を見ました。
赤いライトの下、死んだ花嫁と結婚するものです。それは後に『冥婚(めいこん)』という儀式なのだとハオは知るのですが、この日は吃驚して飛び起きました。

ある朝、恒例のジョギングをした後に公園のベンチで休憩していたハオは、妙なものを目にして近づきます。
樹木の根元に、赤い封筒がひっかかっていました。ハオは不思議に思って拾い上げますが、ホームレスに飲み物を要求されている隙に、封筒が消えていました。
帰宅後、シャワーを浴びたハオは、自分の左胸にひっかき傷があることに気づきます。
出勤を見送るイーハンは、首が痛いと言っていました。

ハオがプロデューサーを務める番組は評判が上々で、シリーズ化もされそうです。
番組は主に死にまつわる内容のものでした。その日も霊媒師の女性・シュエンチェンに、日本からやってきた女性リポーターの奈々が、慣れない中国語で質問します。
その日の話題は『冥婚』というものでした。台湾では『娶神主(チュシェンジュ)』とも呼びます。意味は『位牌(いはい)を娶(めと)る』というものです。
昔は女性が未婚で死ぬと、先祖代々の墓に入れないために、魂がさまようことになります。
そこで親族が娘の死後49日以内に冥婚を挙げれば、魂は成仏できることになりました。生まれ変わることができるのです。
方法はまず、衣服や装飾品、日用品など、嫁入り道具一式をすべて整えます。
そして亡くなった女性の髪の房や、あるいは生前その人が大事にしていた物を赤い封筒に入れ、道端に置いておくというものです。拾った男性が死者を娶ることになります。
近くに故人の家族が隠れて見ているので、女性が拾おうとすると制止します。
これぞという男性が拾うと嫁入り成立として、遺族は嫁入り道具を新婦のためにすべて燃やします。
もしこれを行なわないと、強い怨念がその場所に留まり、何代にもわたって取り憑かれるとのことでした。

取材の後、ハオは霊媒師の初老の女性・シュエンチェン先生に「最近、変なことがなかったか」と聞かれます。その時のハオには、覚えがありませんでした。
「すべての出来事には理由があるから、気をつけて」と先生は言います。

ある雨の日。
ハオが帰宅すると、婚約者・イーハンは留守のようでした。電話をかけてみると、家の中の机の下に落ちています。
イーハンはシャワーを浴びていたと言って、出てきました。ハオは、ウェディングドレスをイーハンが取りに来なかったと業者が言っていたと告げ、ドレスを渡します。
結婚式には忘れずに来てくれよと、軽口をたたきました。 この映画を無料で観る

【承】- 屍憶SHIOKUのあらすじ2

別の日、ハオの親友が結婚式で流すDVDを持ってきます。家のパソコンでそれを視聴していると、イーハンが入ってきました。当日のサプライズなのでハオは隠します。
仕事で忙しくハオの帰宅が遅いので、イーハンが浮気を疑っていました。2人の将来のためだとハオは言います。
ベッドを共にした後、イーハンはハオを背後から抱きしめて「私たちは永遠に一緒になるのよ」と言いました。
その日もまたハオは悪夢を見ました。埃の積もった古い館を開け、ランタンを持って中に入ると、ベッドにはミイラ化した死体があり、驚いたハオが退くと、後ろに写真立てがあります。
写真立ての埃を払おうとした時に、ベッドのミイラが起き上がり、絶叫したハオは夢から目覚めました。女性が自分の左側にいましたが、寝返りを打ったハオは右側にイーハンの寝顔を見ます。では反対側の女性は…と考えているハオに、背後から手がまとわりつく…という夢でした(夢二段オチ)。

連日見る悪夢に悩まされたハオは、霊媒師のシュエンチェン先生に占ってもらうことにします。
シュエンチェン先生は自分が作った最初の小鬼で、最も強い力を持っているという呪術道具を取り出し、ハオの人差し指をナイフで切って、小鬼の口に垂らしました。
台湾風ウィジャボード(降霊術に使うコックリさんみたいなもの)に、答えが下から突起で示されます。
先生の占いによると、ハオはやはり取り憑かれていました。しかも1980年の秋…つまりハオが生まれた時から取り憑かれており、前世のハオはそのせいで死んだと目されました。
先生は、1930年にハオの出生地から東北の方角で奇妙な死亡事件がなかったか調べろと言います。
図書館で古い新聞記事を調べると、『男性が車にひかれて死亡 手のひらに切り傷、頭部の損傷が激しい』という交通事故の記事がありました。日づけは1930年6月12日です。
家に帰ってインターネットを調べてみると、夢で見た洋館の画像が検索結果に現れました。ハオは気になります。
シャワーを浴びるハオの横の浴槽に、黒い女性の遺体がありますが、ハオは気づきませんでした。
イーサンが起きて来たので、ハオは明日ロケで遅くなるから夕飯はいらないと告げます。

ハオはその洋館を訪ねてみる気になりました。仕事の後、ひとりで車に乗って洋館の場所に行きます。
同じ頃、シュエンチェン先生はハオのお祓いの儀式をしていましたが、霊の力のほうが強く、シュエンチェン先生は操られて、針で耳から頭部を貫き、死亡します。
ハオが館の鍵を壊して入ると、屋敷の中を見て回りました。
振り子時計が12時を知らせるとともに、ハオが夢で見たとおりの冥婚が再現されます。
いつのまにかハオも昔風の髪型に変わり、衣装も着せられていました。死んだ花嫁と並ばされます。

【転】- 屍憶SHIOKUのあらすじ3

花嫁は原因不明の病にかかり、顔が崩れたことを気に病んで、森で自殺したそうです。
「赤い封筒を拾ったから花婿になるのだ。そうでないと娘を弔えない」と、花嫁の父がハオに言い、ハオははがいじめにされて無理やり式に参加させられます。
ハオは指を切られ、血を酒に入れられました。花嫁の遺体の指も同じように切り、血が酒に注がれます。
互いの血が入った酒を飲み干すと、冥婚は成立です。
酒を飲むのを拒否したハオは森を走って逃げ、必死で走っているうちに斜面を転がり落ちました。そして車に撥ねられます。
…これは、ハオの前世の記憶です。

ハオはまだ館にいました。気絶から目を覚まし、館の中を見て回ります。
夢で見たベッドに近づくと、やはりミイラになった花嫁が横たわっていました。
奥から花嫁衣装の女が近づいて、ハオを背後から抱きしめて「私たちは永遠に一緒になるのよ」と言います…。

…少し時間軸を巻き戻して。
女子高校生のインインが、16歳の誕生日を迎えました。親友の少女から祝われます。
インインの家は母子家庭で、母は忙しくしていました。
放課後、一緒に食事に行こうと親友と話している時、インインは親友の足元に顔の右半分にケガを負ったジャックラッセルテリア犬を見ました。
その時、親友に電話がかかります。電話を切った親友は、愛犬が車に轢かれたので、食事をキャンセルして動物病院に行きたいと言いました。

その日の夜は雨になりました(起承転結、承の冒頭の「ある雨の日」と同じ日)。
マンションに戻ったインインは、自分の部屋のお向かいの部屋に不気味な気配を感じます。
インインの背後に黒い女性が立っているのですが、インインは気づきませんでした。
その日から、インインは奇妙な現象に悩まされます。
夜、部屋のぜんまいのおもちゃが動き出し、床に血が落ちています。鏡を見ると、クローゼットが開きました。
気にはなるものの、母が帰宅したので怪奇現象は終わります。

インインの学校で水泳合宿が始まりました。
親友の少女と会ったインインは、愛犬が助からずペット霊園に埋葬したという話を聞きます。
合宿の途中で、女子生徒のひとり・フイがみんなを怖がらせようと、過去に男子生徒が彼女をプールで溺死させたという話をしました。男子生徒はその後自殺したのですが、女子生徒の遺体は見つからないままだそうです。
泳いでいたフイが見えない何かに引っ張られ、溺れました。助けようとしたインインは、フイが制服を着た女子生徒の幽霊に引っ張られるのを見ますが、他の人には見えないようです。

【結】- 屍憶SHIOKUのあらすじ4

フイは病院に運ばれ、意識も回復しました。
ひとりでシャワーを浴びたインインは、シャワーの個室の上にいる女子生徒の霊に取り憑かれます。
インインの姿が見えないので手分けして探した同級生は、半狂乱で土を掘っているインインを見つけました。そこには、白骨化した遺体がありました。
インインは取り憑かれた霊によって、霊の遺体に導かれたのです。
驚いて気絶したインインは病室に運ばれ、母が迎えに来ました。母はインインに、母方の家系は霊感が強いのだという話をします。母は霊感がないのですが、祖母が霊感に強く、隔世遺伝だろうと言いました。
母はインインに、魂が成仏できていない人がきちんと供養してもらいたくて、それで出てくるのだろうと話します。

退院して自分の家に戻ったインインは、やはり部屋に幽霊が出てくるのを見ました。
怖くて覗けないので、ベッドの下をスマホで撮影すると、女性の霊が写ります。
黒い霊はぐわーっと叫びながら追っ手くるので、インインは逃げて隠れますが、それでも霊は、はいずりながら追ってきます。
しかし霊の動きはそう速くなく、やがて泣きじゃくり始めました。
母の言葉を思い出したインインは、怖いのを我慢して幽霊に近づき、手を頭に乗せます。
すると、幽霊の思いが伝わりました。インインは向かいの部屋に行き、浴槽に遺体を見つけます。

実は、ハオとインインは同じマンションの住人でした。そしてハオの婚約者のイーハンは殺されていました。
ハオが赤い封筒を拾った日、取り憑かれたハオがイーハンの首を絞めて殺害し、遺体は浴槽にずっと置いていたのです。
浮かばれないイーハンは霊感のあるインインに、自分を見つけてもらおうと近づいたのでした。
ハオがずっと婚約者のイーハンだと思い込んでいた女性は、実は前世のハオが冥婚で結婚させられそうになった女性だったのです。顔が崩れて自殺したその女性は、美しい姿のままイーハンの振りをしてハオの世話を焼いており、ハオは自覚していませんでした。

部屋のドアを開けると、ハオと連絡がつかなくなった男仲間がやってきました。
インインは男性を案内し、館へ行きます。
館では、ミイラになった女性と一緒に、ハオがベッドで横たわっていました。
インインは男と一緒に、女性のミイラを埋葬します。これで助かるのかと男が聞きますが、「ほかに方法が思いつかない」とインインは答えました。
ハオは病院に入院しています。ハオには、やさしく微笑みかけるイーハン(本来のイーハン)の霊が見えました。

雨の日、ハオは携帯に電話しながら、婚約者のイーハンの首を絞めました。シャワーを浴びた時にハオの左胸にひっかき傷があったのは、その時にできたものです。
その後、ハオが見ていたのはすべて前世から取り憑いていた花嫁でした。
ハオはその事実を知り、入院先のベッドで呆然とします。

〝冥婚は実在する。
日本、中国、韓国、フランスの一部で、同様の風習がある。
台湾では死者と正式に婚姻が認められた礼もある。〟

(エンドロール)赤い封筒や花嫁に用意する衣装、嫁入り道具など。

みんなの感想

ライターの感想

まず。質としてはいい感じ。日本と台湾合作映画だけど、日本的なじめじめ~っとした怖さがある。すごーく正統なホラー映画。
気持ち悪さとか怖さがちゃんと楽しめる。
ただ、見終わった後、けっこう疑問が残る。特に「前世から取り憑かれていた」って言われたもんだから、よけいに混乱しちゃった。
別に「赤い封筒を拾ったから取り憑かれた」でいいんじゃない?
取り憑かれたから、婚約者のイーハンは殺されたんだよね。だとしたら、イーハンこそ冥婚対象になるよなあ。
ハオの話とインインの話が実は並行して描かれている。判りやすさ重視で別々に書いたんだけど、同じマンションっていうのは、私はなかなか気づかなかった。
気づいたときに「うわ、してやられた!」と思いました…アッパレ。
似たような髪型の女性がいっぱい出てくるので、まぎらわしかった~。

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