「復讐したい」のネタバレあらすじ結末

復讐したいの紹介:2016年公開の日本映画。実写化が相次ぐ山田悠介のホラー小説を、名古屋を拠点にするタレント集団『BOYS AND MEN』の水野勝を主演に据えて映画化。一定条件下で被害者やその親族による犯人への制裁を認める法律が成立し、妻を失った男が復讐に乗り出す。監督・脚本は「デスマッチ」の室賀厚。水野が妻を失った中学校教師を、「キカイダー REBOOT」の高橋メアリージュンが妻と犯罪者の二役を演じる。

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予告動画

復讐したいの主な出演者

高橋泰之(水野勝)、高橋泉&星野範子(高橋メアリージュン 一人二役)、田所哲也(小林豊)、板垣潤也(田中俊介)、日野翔太(本田剛文)、佐倉裕二(田村侑久)、小寺諒(吉原雅斗)、前田達也(勇翔)、野崎誠(辻本達規)、佐久間洋一(土田拓海)、稲場信也(若菜太喜)、霞太郎(平松賢人)、角田恭子(上野優華)、風祭邦衛(海東健)、高橋肇(神保悟志)、猪狩明広(岡田義徳)

復讐したいのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①近未来の日本では復讐法が施行されていた。妻を殺された泰之は、殺人犯・小寺諒を殺すため復讐法の実施場所・蛇岩島へ降り立つ。そこにはテロ集団や他の復讐者もいた。さらに妻・泉にそっくりな受刑者・範子と、泰之は会う。 ②テロ集団は核爆弾を島に設置するが泰之が解除。泉と同じ顔を持つ範子が黒幕で泉を殺されていた。泰之は復讐を果たすが、東京に戻って来てから小寺の母に殺された。泰之の父は小寺の母へ復讐することを誓う。

【起】- 復讐したいのあらすじ1

〝復讐の知能、人間が今までに一番頭をはたらかしたのは、この部分である。 ――ニーチェ〟
…近未来の日本。
被害者や親族が加害者に直接的に制裁を加える、刑法第290条〝復讐法〟の継続が決まりました。
復讐法が成立して3年が経過し、一部の野党は「復讐法は人殺しを合法化している。犯罪者は国の法の下で裁かれるべきだ」と訴えますが、国民の世論調査では半数以上が「自分で制裁を加えたい」という意見を出しました。
復讐法では、さまざまな取り決めがあります。
場所は「蛇岩島(じゃがんとう)」という、現在は人が住まない場所で行なわれます。過去には人が住んでいたので、民家など隠れる場所があり、また山や川などもあります。
そこへ復讐者(被害者)と犯罪者(加害者)が同時に放たれ、18時間以内に決着をつけることになります。
犯罪者には発信機がつけられており、復讐者は左腕にはめたパネルで、犯罪者の300m以内に接近した時に反応します。犯罪者が入れない立ち入り禁止区域には、地雷が埋め込まれています。
犯罪者はオレンジ色のつなぎを着て何も持たずに逃げるのに対し、復讐者は武装してどんな武器を持って行ってもかまいません。武器は東京拘置所が用意しています。
復讐が執行されると、利用可能な臓器は臓器ネットワークを通じて、ただちに臓器移植に使われます。
制限時間内に犯罪者を殺せなかった場合、犯罪者は無罪放免となり、新しい身分が与えられて別の人間として生き直せます。
またこの蛇岩島内では「なんでもあり」の場所でした。ここに入る以上、復讐者も殺されても文句が言えないのです。
…マルナカストアーに爆弾が仕掛けられ、34名の罪のない人間が殺されました。
犯人は過激派集団アース・ウィングで、彼らはテロリストです。元々は環境保護を訴えていましたが、リーダーが風祭邦衛になってから破壊的になりました。
犯人の風祭ら4人はイスラマバードで逮捕されます。
34名の被害者の会のメンバーは、自分たちの手で復讐したいと思っており、板垣ら4名を派遣しました。
…高橋泰之はごく平凡な中学教師で、妻・泉と幸福な結婚生活を送っていました。結婚1周年のお祝いの日、妻・泉から妊娠を聞かされ、喜びます。
ところがその直後、宅配便を名乗る若い男・小寺諒に腹部を刺され、泉は殺されました。
泰之は学校の授業で、これまで幾度となく「復讐法はよくないことだ」と建前を述べていました。
ところがいざわが身に災厄が振りかかってみると、愛する妻・泉を殺された憎しみが湧きあがります。
ただ泉を殺されただけでなく、妻・泉が子どもを妊娠していたことも、復讐の怒りに油を注ぎました。何が何でも絶対に、この手で殺さねば憎しみがおさまらないと感じます。
泰之は復讐を決め、学校を去りました。そして復讐者側が有料で受講できる講習を受講し、1週間で射撃の腕前を上げました。
こうして、犯罪者7名、復讐者7名という最多記録を更新する人数が蛇岩島に集まりました。 この映画を無料で観る

【承】- 復讐したいのあらすじ2

〔犯罪者(受刑者)側〕
・風祭邦衛…過激派テロ集団アースウィングのリーダー。3人の部下を引き連れている。
・星野範子…角田恭子の両親を殺した殺人犯。看護師。
・稲葉信也…佐久間洋一の妹を殺した殺人犯。
・小寺諒…高橋泉(泰之の妻)を殺した殺人犯。20歳のフリーター。
〔復讐者側〕
・高橋泰之…小寺諒を狙う。
・角田恭子…星野範子を狙う。
・佐久間洋一…稲葉信也を狙う。
・板垣潤也…マルナカストアー爆弾テロの被害者メンバーでリーダー。地方公務員。
・前田達也…マルナカストアー爆弾テロの被害者メンバー。特別国家公務員(自衛隊員)。
・日野翔太…マルナカストアー爆弾テロの被害者メンバー。姉を亡くした。
・佐倉裕二…マルナカストアー爆弾テロの被害者メンバー。フリーター。
〔東京拘置所 蛇岩島 特別出張所〕
・猪狩明広…法務省役人。島の責任者。
・田所哲也…猪狩の部下。
・野崎誠…法務省役員。オペレーター。
犯罪者側はオレンジのつなぎを着用、復讐者側はグレー系統の迷彩色の武装姿、役人たちは背広姿です。
こうして泰之は、復讐を開始します。21時ちょうどからスタートし、翌日の15時に終了する予定でした。
蛇岩島の責任者・猪狩から、犯罪者側は武器を持っていないので奪われる可能性も聞かされます。
特別出張所の職員3名は、いつも本部の人たちと一緒に賭けをしていました。猪狩は泰之という「大穴」に賭けています。
泰之は今一度、復讐の決意を固めてから出ていきました。密閉された車で射出され、事前にランダムに選ばれた出口から出て行きます。犯罪者側は一足先に、別の出口から既に島に放たれていました。
出て早々、野良犬が人間の足を食べているのを見て驚いた泰之ですが、気を取り直して受信機が作動するよう、移動を開始します。
その頃別の場所では、妹に乱暴して殺した相手・稲葉信也を捕まえて、佐久間洋一が復讐しようとしていました。
稲葉は佐久間に銃の安全装置が外れていないと指摘し、隙をついて反撃しようとします。揉み合って殴り合いになった2人ですが、佐久間は稲葉を殺して復讐に成功しました。
佐久間はそのまま最寄りのゲートに立ち去りますが、稲葉の遺体に残されたナイフを手に入れた者たちがいました。アースウィングのテロ集団です。
マルナカストアーの被害者メンバーと、過激派テロ集団アースウィングのメンバーは、それぞれ4人ずつ集団になって移動していました。被害者メンバーの頼みの綱は、自衛隊員の前田です。
しかし最初の襲撃は、突然現れた泰之のミスで取り逃してしまいました。怒った前田は泰之に「邪魔になるくらいなら殺した方がいい」と詰め寄って、リーダーの板垣に制止されます。
その直後、泰之もセンサーの反応に気づいてその方向に走り、憎き相手・小寺を見つけました。急いで銃を構えますが、小寺が一目散に逃げ始めたため、右肩を撃っただけに留まります。
しかも小寺に殴られて、泰之は崖から転落して川に流されました。

【転】- 復讐したいのあらすじ3

泰之が目覚めると朝になっていました。泰之を介抱してくれたのは、なんと妻・泉に瓜ふたつの女性・星野範子でした。オレンジのつなぎを着用しているので、犯罪者側です。
範子は顔だけでなく声も似ていました。友人の両親を殺したことで犯罪者となった範子は、逃げも隠れもしないつもりだそうです。
泰之は助けてもらった礼を言い、残り時間8時間を有意義に過ごそうと考えました。範子が「3時間くらい前に、肩から血を流した男の受刑者が川の向こう側を通った」と聞き、小寺のことだと思って追跡します。
小寺の血の痕と思しきものを追った泰之は、見失いました。そこで女性の復讐者・角田恭子に会います。
恭子は自分の両親が友人に殺されたことを告げ、泰之に女を見ていないかと聞きました。泰之は範子のことだと気づきながら、知らない振りをします。
マルナカストアー被害者組は、テロ集団がねぐらとした建物を見つけ、接近&襲撃しますが、中には誰もいませんでした。
テロ集団は稲葉の遺体を探り、耳の後ろに発信機がつけられていることに気づいたのです。そこでテロ集団の4人は自分の耳をそいで建物に入れておき、彼ら自身は外で待ち伏せしていました。
被害者組がアジトを襲った直後、彼らも被害者組を襲います。過激派テロをしているだけあって、戦闘となるとテロ集団の方が圧倒的に有利でした。佐倉はナイフで刺され、リーダー・板垣が首を絞められ、手榴弾の爆発で前田は吹き飛びます。
テロ集団は被害者組の荷物を漁って武器を確保し、パネルを確認して監視カメラを撃って破壊しました。
役人の猪狩はすぐに衛星電波で追跡するよう指示しますが、電波が拾えるまで時差が発生します。
その頃、泰之は小寺を追いつめていました。制限禁止区域に近づきながら、小寺は泉を殺した理由を問われるままに答えます。
小寺の母・満一子が病に倒れ、心臓移植が必要になりました。しかし順番が回って来るまで時間がかかります。
そんな時、小寺は「母の移植の優先順位を上げてやる」と言われて、泰之の妻・泉の殺人を引き受けました。
小寺は殺害する相手・高橋泉を殺し、母・満一子は約束通りに心臓移植の手術を受けられました。泉の殺害を示唆した看護師は、角田恭子でした。
その角田恭子をこの蛇岩島で見た、と言った後、「角田恭子には気をつけろ」と言って、小寺は制限区域に片足を突っ込み、地雷で死にます。
混乱した泰之ですが、小寺の言う内容に嘘はないと思いました。本部に問い合わせると、守秘義務ではあるものの、角田恭子という復讐者がいることを認めます。
泰之は復讐完了であるものの、残り時間の間は居残って、恭子を捜すと本部に申告します。
恭子は範子と対峙していました。そこへ泰之が近づいてきたので、範子は恭子の銃口を肩に押し付けて、撃たせます。
泰之は恭子に理由を聞きました。困って沈黙する恭子と対照的に、範子は「本当のことを言いなよ」「恭子にとって殺しはゲーム、理由はない」と言います。怒った泰之は恭子を射殺しました。

【結】- 復讐したいのあらすじ4

恭子は元々、両親と血が繋がっておらず、恭子が成人してからは両親が金の無心を死に来るので、恭子は両親を邪魔に思っていました。
そこで恭子は範子の両親を脅しの材料に使い、自分の両親の殺害を依頼します。最後は復讐法で共に生き残り、無罪放免になろうと決めていたと、泰之に説明します。
それを聞いていた島の責任者・猪狩はおかしいと思います。範子のデータには、両親は9歳の時に死亡していました。但し役人は復讐者側に余計な情報を流してはならないので、黙って事の成り行きを見守ります。
テロ4人組は蛇岩島のメインコンピューターを電波ジャックすると、4週間前にパキスタンから運ばれて、6日前に仲間が持ち込んだ核爆弾を起動させました。1時間25分からのカウントダウンが始まります。
爆発すると島は一瞬で吹き飛び、72時間後には首都圏を含む関東地方にまで放射能が到達します。猪狩はすぐに本部に連絡を取り、復讐法の一時停止と緊急レベル配備を指示しました。
それと共に泰之にパネルで避難指示が出ます。そこへ、吹き飛ばされたものの生き残っていた前田が現れました。日野も生き残っており、3人は爆弾を不発にする方法を模索します。
事態を知った範子は早く逃げたがりました。他者のことを先に考える妻・泉と、自分勝手な範子は、顔は一緒だけれどやはり別人だと泰之は思います。
離陸する軍隊のヘリを、テロ集団がロケットランチャーで吹き飛ばしました。前田&泰之はテロ集団と銃撃戦になります。
前田は泰之をかばって被弾して倒れました。風祭は「もう手遅れだ」と言って自殺しました。タイマーは残り時間2分を切っています。
プルトニウムは均等に拡販していないと爆発しないから、カバーの1つでも外れたら核爆発はしないと日野が言いました。泰之は爆弾のカバーを剥がします。
爆弾は爆発しますが、放射能漏れはありませんでした。
泰之は逃げる範子を撃ち、本当のことを話せと詰め寄ります。角野恭子ではなく範子が黒幕だと、泰之は看破しました。
…範子の顔は整形して手に入れたものでした。大金を払って整形した範子は満足します。
ところが料理教室に通い始めた範子は、その料理教室の先生・高橋泉の顔が自分と瓜ふたつと知ります。
苦労して手に入れた顔と全く同じもの…しかも泉は天然ものである…憎く思った範子は、恭子に話を持ちかけました。
恭子が血の繋がらない両親に金をせびられて、困っているのは事実でした。範子は、自分が恭子の両親を殺す代わりに、恭子に泉の殺害を依頼します。
殺害が露見しても、復讐法で互いに生き残ればいいと口にし、恭子は心を動かされました。恭子は自分で手を下すのが嫌で、小寺に取引を持ちかけました…。
…真実を知った泰之は、同じ顔だからという理由で妻・泉を殺されたことに怒り、範子の眉間に銃弾を当てて殺すと顔の皮をはぎました。
生き残ったのは日野と泰之だけでした。
…東京に戻った泰之は、軽傷で入院します。その病室を、泰之が復讐した小寺諒の母・満一子が包丁を持って訪れ、泰之を刺殺しました。息子の復讐です。
息子・泰之を殺された父・高橋肇は、記者会見で「小寺満一子に復讐します」と宣言しました。復讐の連鎖は続いていきます…。

みんなの感想

ライターの感想

原作とかなり異なる。原作ではテロリスト集団は宗教色の強いものだが、映画では過激派組織(元環境保護団体)。
さらに制限時間も原作では100時間だが、映画では18時間に短縮されている。
話も少し込み入っているのだが、それをシンプルにし、なおかつ「復讐の連鎖が止まらない」終わり方もベスト。
銃撃戦や爆破シーンは、正直なところ「ちゃちい」。が、ストーリーの運び方は上手だなと感心した。
うまくすれば、復讐者と受刑者のシチュエーションを変えて、シリーズ化できそう。

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