「恐怖ノ白魔人」のネタバレあらすじ結末

恐怖ノ白魔人の紹介:2014年製作のフランス映画。『屋敷女』『リヴィッド』のジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ監督によるフレンチホラー。親友同士の3人が、女性拉致現場を目撃したことから巻き起こる戦慄の体験を描く。R18指定作品。

予告動画

恐怖ノ白魔人の主な出演者

ジュリア(アンヌ・マリヴァン)、ヴィクトル・カンベール(セオ・フェルナンデス)、イサック・フォシュール(フランシス・ルノー)、トマ・アゼル(ザカリー・シャセリオ)、ダニエル・シレー(ダミアン・フェルデル)、クラランス(ファビアン・ジェゴデス)、ナタン(ニコラス・ジラルド)、ジャンヌ・フォシュール(ベアトリス・ダル)、ミラ(クロエ・クロウド)、ミル・ドロケ(ドミニク・フロット)

恐怖ノ白魔人のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①化学兵器の副作用でイサックの息子・クラランスは発育異常になった(「恐怖ノ白魔人」はクラランスのこと)。イサックとクラランスの親子は家族を作って隠れて暮らすため、ブラックウッズ撮影所跡地に潜伏していた。 ②ヴィクトル&トマ&ダニエルの3人の男子中学生は、授業をさぼって遊びに出かけ、クラランスを見つける。存在発覚を恐れたイサック&クラランス親子は3人の家族を襲った。ヴィクトルの家族は無事。

【起】- 恐怖ノ白魔人のあらすじ1

…ハロウィンの季節。
白い館を訪れた子どもたちはお菓子をねだりますが、妊婦・ジャンヌに帰れと言われます。
その夫・イサックは、あるテレビニュースに見入っていました。
〝窒息剤や神経ガスなどの化学兵器は爆弾の投下か飛行機からの散布です。最初の被害者は自国の兵でした。
証言台に立ったその特殊部隊の元将軍が暴いた秘密は、『大半の兵は生物化学兵器の大部分には有害な副作用がある』ということでした。
毒ガスによる肺や目の炎症の致命的な危険は、兵士の検死報告書が立証済みです。
しかし重大なのは遺伝的影響でした。胚性突然変異は生殖細胞のDNAにより、両親が持たない形質を胚が発現させるものです。
遺伝的変異は子供の発育異常として現れます。性的な障害や精神障害、ガンの症例があります。
数世代にわたって続き、生存者には神経障害が見られます。〟
…というニュースを見ていた夫・イサックは、妊婦・ジャンヌに殴られて気絶しました。ジャンヌはそのまま2階にいる少年・クラランスを包丁で滅多刺しにしようとします。
追ってきた夫・イサックが制止すると、妻・ジャンヌは自分の腹を裂いて、首を切って自殺しました。
妻の死を嘆いたイサックは、妻の腹の子をとりあげ、少年・クラランスを連れて家を出ます。
「息子の存在が知れたら研究施設に幽閉されて慰み者だ。また家族を作ろう。家を見つけるんだ。知らない土地へ行き、身を隠そう」…そう、父・イサックは思いました。
(注:先に盛大にネタバレすると、化学兵器の副作用でイサックの子・クラランスは突然変異を起こした「恐怖ノ白魔人」。容貌や形質については後で触れる。
妻・ジャンヌはこれを嘆いてわが子を殺そうとしたが、夫・イサックはそれでも家族を作ろうと思っている。そして見知らぬ土地へ行くことにした)
…フランスの田舎の町。
14歳の少年ヴィクトル・カンベールは、夏休み直前の最後の授業の日に、マンガを読んでいたことを初老の女性教師に咎められて、居残りを命じられました。
さらに昼食時に親友のトマ、ダニエルとふざけていて、2人も居残りを言い渡されます。
居残りは嫌だと思った3人は、午後からの授業をさぼって早退しました。麦畑で寝転がり、隠れて煙草を吸います。
・ヴィクトル・カンベール…黒髪の天然パーマの少年。家族は後述。
・トマ・アゼル…金髪の天然パーマぎみの少年。結構男前。喘息持ち。父は立派な人物。
・ダニエル・シレー…黒ぶち眼鏡をかけた金髪の少年。3人の中では最も背が低い。両親は不仲で近々離婚予定。
麦畑の持ち主の農夫・エルマンを見かけた3人は、納屋を焼くいたずらを思い付きました。ダニエルの眼鏡でヴィクトルが納屋の藁を焼いていると、エルマンに見つかって斧を持って追いかけられます。

【承】- 恐怖ノ白魔人のあらすじ2

山の奥の川に小舟が留まっていたので、3人はそれに乗って逃げました。
しばらく川から様子を見ていると、赤い車を牽引しながら、ブラックウッズの方角へ行く車があります。乗っているのは農夫のエルマンではなく、見かけたことのない男だったので、3人は行くことにしました。
ブラックウッズとは、今は廃墟と化した撮影所です。建物や船のセットが組まれています。
撮影所の中で先ほどの車を見つけた3人は、赤い車のトランクに若い女性が拘束されているのを見つけました。物音がしたので慌てて隠れますが、タバコの吸殻で気づかれます。3人が廃車に隠れてやりすごすと、その男は女を担いで去っていきました。
男は夏なのに長袖にパーカーのフードをかぶり、全身を隠しています。
女性を助けに行こうと地下の穴に入ると、地下には撮影スタジオがあります。明かりもついていました。
地下には2人の男がいました。片方は毒ガス用マスクをつけており、片方は白い包帯で顔をぐるぐる巻きにしています。
彼らはそこで生活しているようでした。ホルマリン漬けになった赤ちゃんの瓶もあります(おそらくジャンヌから取り出した赤ん坊)。
毒ガス用マスクをつけた父・イサックが、血を吐きながら「捕まえろ」と言い、見つかった3人は急いで逃げます。
パトカーが来て3人は助けを求めました。このパトカーはエルマンの納屋を焼いた放火の件で到着したのですが、3人は女性が拉致された話をし、警官2人は念のためブラックウッズを見に行きます。
しかしちらっと見ただけで警官たちは去り、3人の少年の偽証だと決めつけました。
地下にはヴィクトルが落とした、妹・ルイーズが作った迷い猫:サレムのビラをイサックが拾います。
そのうち警官たちも信じて再び捜索の手が及ぶ危険性を考えたイサックは、クラランスに3人の少年を探して殺せと命じました。
地下にいたのは父・イサックと息子・クラランスでした。彼らは家族を作るために、母にするつもりの若い女性を拉致してきたのです。
イサックは世間に存在を知られるのを恐れ、隠れたがりました。そこでクラランスを派遣します。
…その夜。ダニエルの両親はダニエルを子守のミラに預けてオペラに行きました。ダニエルはミラにブラックウッズの話をしますが、信じてもらえないまま、寝ろと言われます。
ダニエルの部屋まで行った時、家の電話が鳴ったので、2人は1階に降りました。
電話を取ると通話は切れました。
ミラの携帯がなくなったので、家の電話からかけて探します。音は2階から聞こえたので、ミラは取りに行きました。その後ダニエルも追いかけて2階へ行くと、怪しい影が見えます。
ベッドの下に隠れたダニエルは、そこにミラの死体を見つけて驚きました。ダニエルも殺されます。
トマは放火の件で叱られ、父親に殴られて鼻血を出しました。父の銃を持ち出して銃口を向けますが、あっけなく逆襲されます。

【転】- 恐怖ノ白魔人のあらすじ3

トマの父は物音がした場所へ移動し、包丁で刺されました。トマは車の上にいる、スキンヘッドの全裸の白い男を見ますが、殺されます。
…ヴィクトルは雑貨店を経営する義父・ナタンと母・ジュリア、妹・ルイーズとまだ赤ん坊のクラリスの5人暮らしです。
ジュリアはヴィクトルとルイーズを連れて再婚し、ナタンとの間にクラリスをもうけました。ナタンは義父ですがヴィクトルに優しく接し、親子関係は良好です。
ナタンは骨折して、右腕にギプスを巻いていました。
明け方に侵入者があります。最初に気づいたのは小学校低学年くらいの妹・ルイーズでしたが、ルイーズはいなくなった猫・サレムが戻ってきたのかと思ってベッドの下を覗きました。
母・ジュリアを起こして「ベッドの下に生き物がいる。生き物は、私より大きい」と言います。ジュリアはベッドの下を見ますが何もいないので、ルイーズを寝かせつけました。
部屋に戻ってベッドでタオルケットをかぶっているナタンに話しかけますが、夫は隣室からドアを開けて入ってきます。それを見てタオルケットの中身が夫ではないと気づいたジュリアは慌てて部屋から出ました。
夫・ナタンは「警察へ通報をして、ホッケースティックを取れ」と言い、ジュリアは警察に通報しながらホッケースティックを夫に渡し、ヴィクトルとルイーズの部屋を見回ります。
ヴィクトルは騒動で目が覚めますが「(部屋から)出ないで」と言われました。その場に待機します。
ナタンとジュリアはウォークインクローゼットを開けましたが、部屋に不審者はいませんでした。不審者はいなかったのだと思い、これからは窓を開けずに防犯のためにエアコンを買おうと言います。
その時、赤ん坊・クラリスの部屋を映したiPodに、スキンヘッドの裸体の男の姿がありました。急いで夫婦はクラリスの部屋へ行きます。
その男は異様に背が高くすらりとしており、体毛がなくつるんとした白い肌でした。顔は白いマスクで隠され、股間は陰嚢が異様に大きく、陰茎は包皮に包まれたうえ陰嚢に埋没して殆ど出ていません(後に説明する)。陰毛もありません。
義父・ナタンはホッケースティックで殴りますがダメージは与えられず、白い男・クラランスはナタンのギプスを降りました。ナタンはクラランスのマスクを外しますが、顔もつるんとしています(目鼻口耳などは整っている)。
ナタンはナイフでクラランスを刺しますが、クラランスはナタンをあおむけにして、足の指をナタンの口に入れました。それだけでナタンは息絶えます(超絶パワーあり)。
赤ん坊・クラリスはドラム型洗濯機に入れられていました。母・ジュリアとヴィクトルが見つけて助けようとしますが、左側からクラランスが現れて2人を突き飛ばします。

【結】- 恐怖ノ白魔人のあらすじ4

ジュリアは包丁でクラランスのひざ裏を切りましたが、返り討ちに遭って腹を刺されます。ヴィクトルはその間に赤ん坊・クラリスを助け、フライパンでクラランスを殴りましたが、ダメージは与えられません。
外に出てクラリスと一緒に車に隠れろと、ジュリアはヴィクトルに言いました。ジュリアはルイーズを連れて車に行くと付け加えます。
ルイーズの部屋へ行くと、ルイーズはいませんでした。猫用のドアからクラランスが出ていくのをヴィクトルは目撃します。
警察が駆け付けましたが、白い裸体の男に驚きました。逃げたクラランスを追ってヴィクトルは自転車で移動し、警官も1人は現場に残り、1人はパトカーで追跡します。
昼間の出来事があるので、ヴィクトルは最初から脇道を通って近道をし、ブラックウッズの地下室を目指しました。
ヴィクトルは地下室で妹・ルイーズと、昼間に見た女性が拘束されていました。母・ジュリアも追いつきます。
クラランスの父・イサックが神経ガスを撒き、警官はガスを吸って朦朧としたところを、イサックに殴られます(死んでない)。イサックは羊のツノのようなマスクをかぶっています。
警官が発砲した弾がガラスに当たり、かけらがヴィクトルの目に入りました。イサックに母・ジュリアが切りつけられ(傷は浅い)、立ち向かったヴィクトルは墓石に頭を打ちつけられます。
母・ジュリアがクラランスに捕まりました。イサックがナイフで刺そうとしますが、すんでのところでジュリアが避けたため、クラランスの腹に刺さります。
警官の銃を向けたジュリアに、イサックが「頼む、この子はまだ6歳なんだ」と訴えました。
…冒頭の化学兵器の副作用を持つイサックの遺伝的影響が、クラランスに現れました。クラランスは発育異常で、6歳にして背が高く怪力の男に成長していました。体毛がないのも、性器が未熟なのも、遺伝子異常とまだ6歳であることを裏付けています(昼間に出かけた時に長袖&フード着用だったことから、光線過敏症である可能性も濃厚)。
ジュリアは驚いて発砲をためらいますが、ヴィクトルが銃を奪ってクラランスのこめかみに発砲しました。クラランスは死に、イサックは衝撃を受けながら逃げました。
母・ジュリア、ヴィクトル、妹・ルイーズと赤ん坊・クラリスは無事です。
…後日、トマとダニエルが死んだことを知ったヴィクトルは、墓参りをします。ヴィクトルは目のケガで眼鏡をかけるようになっていました。
母・ジュリアは夫・ナタンが好きだった花火を、ナタンの墓の前で打ち上げました。冗談で夫が「もし死んだら花火を打ち上げてくれ」と言っていました。
…逃げのびたイサックは、都会の雑踏の中で「また家族を作ろう。知らない土地に行き、世間から身を隠すのだ」と、標的(新たに妻とすべき女性)を探していました。

みんなの感想

ライターの感想

白魔人は、DVDのパッケージにぼんやり映ってますが、インパクト大。
しかも6歳って聞いてさらに衝撃度高し!
これは父・イサックがクラランスをかばってついたウソではないと思う。なにせ扱っているのは、化学兵器による副作用の遺伝子異常の話だから。
クラランスの性器がうつったとき、つい一時停止して確認しちゃった(笑)。…なので、性器についての記述が長い。申し訳ない。
本当はもっとクラランスのことについて描いてほしかったのだが、ほとんどのことが不明なまま幕を閉じてしまう。
説明不足の映画。不気味なムードはあるんだけど、読み取りが浅いと理解しにくい内容。

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