「悪夢の椅子」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

悪夢の椅子の紹介:2015年製作の日本映画。〝眠り〟にまつわる恐怖を描いた心霊オムニバスホラー。『整形美人』『眠り病』『結婚前夜』の3編が描かれる。整形して美人になりその美貌で男たちから金を貢がせた女が辿る末路とは?心霊スポットに行くアイドルが出会った幽霊とは?結婚が決まった女性が亡き父に報告すると…。

予告動画

悪夢の椅子の主な出演者

草凪ありあ(内野未来)、案内人(三輪ひとみ)、五十嵐明(福谷孝宏)、みどりの父(夏目大一朗)、みどり(緒方有里沙)、バーテンダー(吉岡圭介)

悪夢の椅子のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①整形で美人になり大勢の男を騙した秀美。貢いだ男が借金まみれになろうがお構いなしで捨てる。「整形代を出した男」と「1000万の指輪を買った男」がそれぞれ整形して別人になり、秀美に復讐する。 ②アイドルのありあは今回が最後の仕事。地縛霊の身の上を聞いてわが身と重ねたありあは、地縛霊・ちひろと一緒にちひろの仇討ちに行った後、自殺をはかる。 ③自分が起こした事故で父を亡くしたみどり。結婚の報告を父にしたところ父が幽霊になって現れた。相手の男に会わせろという父の要求通り婚約者を会わせた。

【起】- 悪夢の椅子のあらすじ1

廃墟の一室で、案内人の女性が話をします。
眠る前に短いお話を…と言う彼女は、3つの話をしました…。
〔整形美人〕
金木秀美(かねき ひでみ)は整形で美人になった若い女性です。あの手この手を使って男性に露骨にアタックしては、貢がせ続けていました。
整形代金の1300万円のうち、実に1250万円は男に払わせていました。さんざん貢がせたあとに男を捨てることに、秀美は何の躊躇もありません。
また、自分の顔が整形で美人になっていることを、隠すつもりもありませんでした。近寄って来るザコには、はっきりと整形だと言います。
秀美はいつもお気に入りのバーのカウンターに座り、バーテンダーをするマスター相手におしゃべりをしながら、ナンパの声がかかるのを待っていました。
ある日、秀美はバーのカウンターでうたたねをして「目覚めると見知らぬ場所に監禁されており、男性3人に襲われる」夢をみます。
飲み過ぎと言われつつも酒のお代わりを頼んだ秀美に、後ろから声をかけてきた男がいました。有馬と名乗った男は隣の椅子に座ると秀美にアタックします。
有馬は大手の会社・豊玉商事に就職する若者でしたが、新入社員ということで、秀美は「年収1000万になって、私に見合うくらいになってから声をかけて」と拒絶しました。
有馬を罵って立ち去らせた秀美の左手中指には、ダイヤの指輪が光っています。マスターが聞くと、その指輪を贈ってくれた男も捨てたと秀美は言いました。
トイレに立った秀美は、トイレの中に頭部が血まみれの男の幽霊を見て驚きます。マスターに確認してもらい、トイレの外で待ってもらって用を足しました。
飲み過ぎだと何度もマスターに言われますが、秀美は飲むのをやめません。いい男をひっかけてから、店を立ち去りたいようです。
秀美の指輪は1000万もするもので、言い寄ってきた男に買わせた後、すぐ秀美は連絡を取らなくなったそうです。相手の男から何カ月かして「借金を返せなくなったので、指輪を返してほしい」と言われたのですが、秀美はすぐ携帯の電話番号を変えて知らんぷりを決め込みました。
秀美がマンションを買わせた男から、携帯に着信がありますが、これもマスターに電話を代わってもらい知らんぷりします。
「あの、どこかで会ったことありませんか」と話しかけてくる男がいました。好みの男だったので秀美は隣に座らせると、ひと昔前の声のかけ方だと指摘します。 この映画を無料で観る

【承】- 悪夢の椅子のあらすじ2

男と楽しく会話していると、さっき電話してきた「マンションを買わせた男」が店に来ました。マンションを買わせた男に冷たい言葉をかけた秀美は、新たにアタックを開始した男になれなれしく接します。
今夜会ったばかりの男は、秀美にキスをすると、マンションを買った男を外に連れ出しました。外から悲鳴が聞こえたので秀美が見に行くと、今日会ったばかりの男が倒れていました。秀美も気を失います…。
…気がついた秀美は、見知らぬコンクリートの壁の場所に手足を縛られ、監禁されていることに気づきました。奇しくも夢と同じパターンです。
近づいてくる足音に、秀美は逃げようとしますが、拘束が解けません。やってきたのは、顔じゅうに包帯を巻いた、今晩初めて出会った男です。
男は血がついた包丁が並ぶアタッシェケースを開きました。
男の正体は、秀美が整形するために1250万円貸した人物でした。金を貸した後借金に困った男は死も考えましたが「自分も別人になって生きよう」と整形をしたのです。
腕の悪い整形外科医に当たると、首の付け根に傷が残るそうです。
料理が好きな彼は、魚を捌いていてある時気づいたそうです。表面の皮を剥ぐと、一枚下は皆同じだと。
秀美を殺そうとした男は、3人の血塗れの男の幽霊に襲われました。彼らも秀美のために、今まで死んだ幽霊の男たちです。
秀美は逃げますが、幽霊の男に首を絞められそうになりました。
外へ逃げ出した秀美はマスターに助けを求めます。しかしマスターは秀美を殴ると、包丁で何度も刺しました。
マスターの首の付け根にも手術の痕があります。マスターは指輪を贈って借金地獄に陥った男でした。秀美を殺した後、マスターは指輪を取り戻しました。
〔眠り病〕
草凪ありあはアイドルを夢見て上京し、タレント活動している若い女性です。
『アイドル進行中』という番組のワンコーナー〝そんなのアリア〟というコーナーで、ある時ありあは地縛霊が出るというホテルに泊まり、突撃レポの取材をしました。泊まった人は必ず見るというホテルで、ありあ自身がひと晩過ごす内容です。
フローリングの床に布団を敷き、定点カメラを2台設置したありあは、そこがウィークリーマンションの704号室だと説明して、前の住人が睡眠薬を過剰摂取して亡くなったとレポしました。ありあは気づいていませんが、この時すでに一瞬、赤い和服の女性が映っています。

【転】- 悪夢の椅子のあらすじ3

実際に眠りについたありあは、夜中にうなされて起きました。見ると、赤い和服の女性の地縛霊・ちひろがいます。
吃驚したありあですが、ちひろは「何もしません」と言います。謙虚な地縛霊・ちひろに対してありあも「見た目で判断って、よくないですよね」と言って謝りました。
ちひろはあまり怖くないので、ありあは自己紹介と、ここへやってきたいきさつを説明します。アイドルと聞いてミーハーのちひろは興奮し、自分もテレビに映るのかと喜びました。
ありあはちひろに自殺した理由を質問します。
ちひろも、かつてアイドルを目指して北海道から上京した女性でした。男に騙されて女手ひとつで娘を育てることになったちひろの母は、ちひろがアイドルになることに大反対でしたが、それをおして函館駅から新宿に降り立ちます。
新宿で菊池という男に会ったちひろは食事をおごってもらい、バーでアイドル希望だと打ち明けると「応援したくなる」「俺が管理しているマンションが1部屋あいてるし、バイトも紹介する」と言われ、話に乗りました。
ちひろとしては頼れる父と兄が同時にできた気分だったのですが、そうではありませんでした。バイト先はソープ(風俗店)で「そういうところから人気が出てアイドルになる子もいる」と菊池は言います。
それでも必死でちひろは頑張りますが、段々限界だと思い始めました。
ある時、ちひろは母に電話をかけます。もし母に電話口で「帰って来い」と言われたら、迷わず北海道に帰ろうと思っていました。
久しぶりの母の声に言葉を詰まらせたちひろが黙っていると、電話は男に代わり、しかも後ろからは幼い子どもの声がしました。母は新たな家庭を築いていたのです。
帰る場所がないと思い知らされたちひろは、落胆しました。そんな頃、指名が減ったちひろを菊池がAVに売ろうとしているのを知り、自殺したのです。
…話を聞いたありあは、菊池に対して怒りまくりました。「夢っていうものは誰かに食い物にされるものじゃないんだ」と言ったありあは、このロケが最後の仕事で、これが終わったら仕事がないのだと言います。
「でもさ、最終回って一番の見せ場だよね」と言ったありあは包丁をちひろに渡し、ありあは金属棒を持ちます。 この映画を無料で観る

【結】- 悪夢の椅子のあらすじ4

外に出た2人は歩いて菊池のところへ行き、女と揉めている菊池に2人で襲いかかって殺しました。菊池は死にます。
部屋に戻ったありあは、ちひろと別れを惜しみます。「じゃ、一緒に行きますか?」と聞かれたありあは頷き、ありあも睡眠薬を大量に服用して眠りにつきました(自殺して、ちひろと同じ世界に行ったという意味)…。
〔結婚前夜〕
みどりは3年前に交通事故を起こして、父を亡くした過去を持つ女性です。このたび結婚が決まり、結婚式を明日に控えた身でした。
事故以来、みどりはハンドルを握るのが怖くて運転ができません。だから家にある車はもっぱら母が乗っています。
結婚式の前の日、思い切って父の事故現場に行こうと車のハンドルを握ったみどりは、後ろから父の幽霊に話しかけられて吃驚仰天しました。
父は死んだ時の姿で、顔の半分が傷を負っていますしガラス片も刺さっています。事故の時、父はみどりのいる運転席の真後ろの後部座席に乗っており、右横から来たトラックにぶつかられて死んだのでした。
父の幽霊はずっと車にいたのですが、霊感のない母は気づいてくれないそうです。みどりは霊感があったので話せたのでした。
みどりは父に結婚の報告をします。すると父の幽霊は「結婚相手に会わせろ」と言い出しました。
無茶な…と言うみどりに、父はみどりの中に入りこむと、結婚相手・五十嵐明の職場に行きます。
明はみどりの方の事情(中に父の幽霊が入っていること)を知らないので、卑猥なことをどんどん言い、父は目くじらを立てます。
明の部屋に入りこんだ父は、部屋を物色してSMグッズを見つけ「こんな娘に育てた覚えはない!」と怒りまくりました。
そこへ明が帰宅します。事情を話して、見えないながらも明に「ちゃんと父に挨拶して」とみどりは言いますが、信じられない明はへらへらした対応をし、父をより一層怒らせます。
父が怒るとガラスコップが立て続けに割れて、それで初めて明は本当のことかと思いました。
しかしその頃みどりと父は喧嘩していました。「仕事が忙しくて家にいなかったお父さんに結婚を反対されるいわれはない。お父さんなんて大嫌い!」と言い放ったみどりは、やけくそ気味で運転をし(運転を克服した)、父の事故現場に赴きます。
事故現場まで着いたみどりは、花を供えると改めて結婚の報告をしました。明も幽霊を信じて事故現場に現れ、今度は真面目に父に挨拶しました。

みんなの感想

ライターの感想

ホラー、サスペンス、…カテゴリが難しい。特に最後の1作品は若干コメディタッチでもある。
1つめの話〔整形美人〕は、ぞわっとする。整形した女性に、復讐のために整形して近寄る…ありうる!
しかし整形したにしちゃ…すみません、失礼なんだけど…男も女も、レベルが低い…というか、2つめ3つめの女の子のほうが可愛いよ。
あと指輪、1000万に見えないし。
2つめの〔眠り病〕、ラストのオチは気に入った! そうきたか! 意表を突かれた。
しかし「ちひろが死んだのって比較的最近」なのに、なぜか幽霊になった時には和服という…どうして? この点がずっと気になった。
3つめの〔結婚前夜〕これは、ホラー要素があるのは父の顔だけですから!
父の顔んとこに、ガラスの破片がずっとくっついてて、んで、顔が血塗れ。これが怖いだけ。
内容的にはコメディ風味。まあ、でも、見終わったあと、ほんわかした気持ちになれる。

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