「機械じかけの小児病棟」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

機械じかけの小児病棟の紹介:英国ワイト島の古い小児病院に臨時雇いで入った看護師が、そこに棲む”機械の少女”の恐怖に晒される、2005年公開のスペインのホラー・サスペンス映画。病と闘いながらも怯え、時には彼女を援護もする子供たちの姿は胸に迫り、サスペンスとしての結末も秀逸。原題は「fragile」(もろい、壊れやすい、虚弱な、儚い等の意)。監督・脚本は「REC/レック」「ダークネス」のジャウマ・パラゲロ。主演は「アリー my Love」のキャリスタ・フロックハートと「ヴァン・ヘルシング」のリチャード・ロクスバーグ。

予告動画

機械じかけの小児病棟の主な出演者

エイミー・ニコルズ(キャリスタ・フロックハート)、ロバート医師(リチャード・ロクスバーグ)、ヘレン(エレナ・アナヤ)、看護師長フォルダー(ジェマ・ジョーンズ)、マギー(ヤスミン・マーフィ)、ロイ(コリン・マクファーレン)、マーカス医師(マイケル・ペニントン)など。

機械じかけの小児病棟のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①英国ワイト島のマーシー・フォールズ小児病院は老朽化のため閉鎖予定だったが、移転作業中に列車事故が発生し、8人の小児患者が待機となる。病院は3階建てだが、0、1階のみ使用、2階は1959年に閉鎖され、患者は夜間の怪音や怪現象に怯えている。②少年患者が原因不明の複数骨折を起し、怪現象に怯えていた夜勤看護師スーザンが病休、代替のエイミーが着任し、孤児で不治の病の少女患者マギーと親しくなる。マギーは、2階に棲む”機械の少女=シャーロット”が骨折や怪現象を起こしていると怯え、エイミーも怪現象を目撃する。③マギーの言う”シャーロット”とは、看護師長フォルダーは空想、看護師やスタッフらは老朽化の音や軋みを差した単なる病院怪談だと言うが複数骨折との関係は謎。④複数骨折の患者の移送は怪現象阻まれながらも終了し、同じ頃スーザンが事故死する。怪現象は悪化し、エイミーは原因究明を求めるが、彼女自身医療事故の過去があり不安定で、ロバートは幻覚と決めつけ、フォルダーは口封じを図る。⑤エイミーはスーザンが死の直前に訪ねたスピリチュアリストの老女に会い「死期が近いと、愛する者の近くに棲む”死者の世界の者”が見える」と言われ、”シャーロット”を見ると死ぬ法則に気づく。⑥スタッフのロイが謎の死を遂げ、エイミーは2階へ侵入、ギプスを着けた少女と看護師の、裏に”シャーロットとマンディ”と書かれた古い写真とフィルムを発見。ロバートは少女は骨粗鬆症で苦痛を怒りに転嫁していると分析、エイミーは”シャーロット”はギプスを着けた少女の悪霊で、怪現象はその祟りだと結論し、患者らの移送を決断するが、今なぜ発動したかは謎。⑦移送準備を始めた途端、怪現象は激化し患者らが危機に晒される。エイミーはフォルダーが隠蔽していた事実が、少女の専任看護師が別離を苦に少女を殺害、自らギプスを着け自死した事件であり、2階が閉鎖された要因だと知り、同時にロバートは”シャーロット”は少女ではなく専任看護師の名だと知る。⑧発動の理由が小児患者たちとの別離だと確信したエイミーとロバートは移送を拒むが、マギーが2階に侵入したため、現象は納まり患者らは救出される。⑨エイミーは2階に侵入し”シャーロット”の悪霊を目撃するがマギーを奪還、マギーは死亡しエイミーも死の淵に立つ。が、マギーのキスでエイミーは生き延び、霊となったマギーは、今もエイミーの傍らに寄り添っている。

【起】- 機械じかけの小児病棟のあらすじ1

午前3時、英国ワイト島のマーシー・フォールズ小児病院。小型テレビには脱線事故のニュースが流れていましたが、閉鎖間近の院内は静かで、廊下にはダンボールが積まれています。
夜勤看護師スーザンは、「彼女が来る」と怯えて起きてきた入院患者の少女マギーに「その話はやめて。明日は引っ越しだから寝なさい」と促します。ベッドではサイドテーブルのコップが揺れ、隣のベッドの少年サイモンが呻き声を上げて飛び起きます。
サイモンのレントゲンを撮った夜勤医のロバートが原因を聞いても、スーザンは「妙な事が起きてる」と怯え、本人もわからないと言うばかりです。
彼は少年を横向きに寝かせ2枚目を撮ろうとしますが、突然何かに仰向けにされて別の箇所が折れ、呻き声を上げます。

その2日後。夜勤看護師のエイミー・ニコルズは、病院スタッフのロイの車でマーシー・フォールズ小児病院に向かいます。
彼は「病院は2日前に閉鎖予定だったが、大半の患者を島の中央の病院に移した今になって、列車事故で移転先が埋まり、一部の患者が待つことになった」と話します。病院は島の奥にあり、古く巨大な建物でした。
看護師長のフォルダーは、2日前から夜勤看護師が病休したため急雇いですまないと詫び、残りの患者は1階に移した、解体工事は始まっていて職員も設備も最小限、外線は止めたので携帯を使うようきびきびと説明します。
また建物は3階以上ありますが、エレベーターのボタンは0、1のみで、2の数字が無く、フォルダーは「2階は1959年に閉鎖され閉め切られてる」と言い、1階で日勤看護師のヘレンに紹介し去って行きます。

ヘレンは、残りの患者は8人だと言い、遊戯室の子供たちに紹介しますが、スーザンは戻らない口ぶりでした。
エイミーは、暗い顔でアルファベットの積み木をしていたマギーに話し掛けますが、「積木は遊びではなく”話す”ため」と言われ、意味を聞こうとしますが、ヘレンが「積み木がいつも散らかってるから片付けて」と注意をして遮ります。
病室にいたのは、点滴の子がデヴィッド、人工呼吸器の子がリチャードでチェックは時々で大丈夫と言われます。
そこへマーカス医師がサイモンを運んできて、エイミーに軽く挨拶し、彼は明日ロンドンへ搬送するから準備するよう指示して去り、ヘレンには「夜、足を骨折したんだけど、原因はわからない」と言われます。
エイミーは、空き病室を個室として与えられ、カバンから薬の小瓶を出し白衣を見てため息をつきます。

夜は雷雨になり、ヘレンが子供たちに歯磨きをさせますがマギーは反抗的です。彼女はエイミーに、0階に夜勤の男性看護師マットがいて、夜勤医師のロバートもじきに来ると言って帰ります。
間もなく消灯となり、見回りに行ったエイミーは、眠れずにいるマギーの毛布を見て「私も毛布を”おネムさん”て呼んでたの」と微笑み打ち解けます。
マギーは「積み木で”シャーロット”と話すの」と言い「彼女は特別で、多分女の子だけど機械だから話せない、上(閉鎖された2階)にいるけど今はほとんど話さない」と打ち明けます。エイミーは今度”彼女”が来たら一緒に話しましょうと約束します。

ナースステーションの小型テレビではキートンの映画がかかっていましたが、エイミーは洗面所で2階の大きな音を聞き、テレビ画面が乱れます。また、遊戯室を人影が過ぎり、足元に散らかっていた積み木が「MINE(私のもの)」になっているのに気づきます。
その時、マギーの枕元のグラスが揺れて弾け、2階から音と叫び声が響き、子供たちが飛び起きます。
エイミーは病室で子供たちを落ち着かせようとしますが、マギーは「”彼女(シャーロット)”よ、話したでしょ?怒ってるのよ」と言います。
その時マットはイヤフォンでヘビメタを聞いていて、2階の音はおろか呼び出しにも気付かず、エイミーが怒っても「古い建物だし、2階には通風管もある、慣れろよ」と受け流されます。
ステーションに戻った彼女は小瓶の薬を出し、飲むのをためらいます。

翌日の午後3時、エイミーは悪夢で目覚めますが、子供たちは院庭に着陸した移送用のヘリコプターに大はしゃぎでした。
エイミーは廊下でロイと会い、映画会に誘われますが、昨夜の件を打ち明けると、彼は「”シャーロット”だろ?」と笑い「長くここにいるがいつも誰かしらが見てる伝説みたいなもんだ、気にすんな」と言われ、ホッとします。
また、子供たちがヘレンに「怖いから早くここを出たい」と言うのを見たエイミーは、「昨夜通風管が鳴ったから怖がってるだけで、マギーとも仲良くなった」とごまかしますが、「マギーは手に負えないから気をつけて」と忠告されます。

そこにロバートがサイモンを迎えに来て、エイミーに挨拶をし、「僕は夜勤医だがサイモンにお別れをしに来た、夜は薄気味悪いが退屈だ、次はマットではなく僕を呼んでくれ」と言われます。
サイモンは車椅子に座りロイとも明るく挨拶をして、エイミーと一緒にエレベーターに乗りますが、箱はなぜか2階に上がり、階の途中で止まってしまいます。サイモンは怯え、ロイは作業員たちとシャフトの扉をこじ開けますが箱は上で止まっていて手が出せません。
彼女が箱の扉をこじ開けると、朽ち果てた2階の廊下が見え、子供の笑い声が聞こえます。
サイモンは「マギーが言ってた”機械の少女”が僕を苛める気だ」と怯え、箱は軋んで落下しますが、安全装置が働き、2人は無事救出されます。
サイモンは無事ヘリで移送されますが、窓辺で見ていたマギーがプロペラの爆音に耳を覆った途端、窓ガラスにひびが入ります。
ナースステーションでは、ヘレンはエイミーに同情し、以前母と6時間も閉じ込められたと言い、フォルダーにも夜勤を替わると言われますが、エイミーは断わって小瓶の薬を飲みます。
その頃スーザンは険しい顔で、町中のある家を訪ね、老女に某かを相談した後、車で病院に向かっていました。

またある晩、エイミーは内線電話で「全部知ってるよ」という子供の声を聞き、その瞬間、ロバートに声をかけられ驚きます。
彼は、「マギーとは特にうまく行ってる」と取り繕う彼女に、「マギーは親が無く、重症の嚢胞性線維症で苦痛を和らげることしかできない、スーザンには珍しく懐いてたがいなくなったし」と話します。
また、自室にはマギーがいて「2階で”彼女”を見たでしょ?会ったんでしょ?」と言い、空想だとなだめるエイミーに、「作り話じゃない、”彼女”はサイモンをケガさせた、あのケガは誰も説明できないでしょ?スーザンに聞けばわかる」と言われます。
エイミーは、サイモンのレントゲン写真を見て異常に気付き、ロバートに「1ヶ所だった大腿骨骨折が、3分後に2ヶ所に増えているのはなぜか」と問い詰めます。彼は「それを調べるためにロンドンの病院に送られた」と言いますが、「スーザンはそれが怖くて逃げたのでは?」と返され、しぶしぶ異常を認めます。

彼女は車でスーザンの家に行きますが、トム神父に「彼女は昨日、自動車事故で亡くなった」と言われます。
また、エイミーが「私も看護師で、スーザンとは面識が無いが聞きたい事があった」と言うと、「あなたも何かを恐れているのか?」と聞かれ「彼女は幼い頃から何でも私に相談していたが、最近、何かを怖れて別の助けを求めたようだ」と言われます。
スーザンは、町で老婆に会い、車で病院に向かう途中、事故で亡くなったのです。

【承】- 機械じかけの小児病棟のあらすじ2

病院では子供たちが、アニメ映画「眠りの森の美女」に見入っていましたが、エイミーから事情を聴いたヘレンは泣き、フォルダーはスーザンの死を悼みつつも、「スーザンが何に怯えていたのか知りたかった」というエイミーに「まさか幽霊の話?マギーは特別な子だし、その想像の話を真に受けるとは!」と激怒、それでも”シャーロット”の事を聞く彼女に「あなたは経歴を調べた上で雇ったのよ、後悔させないで!」と恫喝します。
映画が王子のキスで王女が目覚めハッピーエンドとなった後も、マギーは1人会場に残り余韻に浸っていました。

消灯後、マギーはエイミーに「王子様はお姫様を愛していたから助けたの、だから”愛のキス”で目覚めるの、”愛のキス”は唇にするキスよ」と話します。
その時、空になったサイモンのベッドから寝息がして、マギーは確かめようとするエイミーを「絶対”彼女”に触らないで!」と引き留めます。シーツは人型に盛り上がり、エイミーが触れた瞬間、何かが身悶え低い呻き声を上げますが、中には誰もおらず、騒ぎになります。
エイミーは取り乱し、駆けつけたロバートに、シーツの中に誰かがいた!と訴えますが、「子供が君の声に怯えただけだ、冷静になれ」と往なされます。
また彼は、怯えて薬を飲む彼女に「薬は助けにならない」と言って怒鳴られ、それでも「事情はフォルダーから聞いた、あれはミスだった」と言いますが、彼女は「ミスじゃない!”怠慢”だったのよ!」と叫んで自分を責めます。エイミーは以前、医療ミスを侵し、子供の患者を亡くした過去があり、ずっと気に病んでいるのです。
ロバートは「医療は難しい仕事だ、僕もミスを侵してきた、けれど一生引きずってはいけない」「復帰後初の仕事だから、ミスを怖れて不安に駆られてる、助けたいんだ」と言い肩を抱こうとしますが、拒まれます。

ほどなくしてエイミーはトム神父の紹介で、町に住むスピリチュアリストの2人の老女を訪ねます。
老女たちは数週間前スーザンも来たと言い、傍らでは自閉症の少年アダムが絵を描いていました。
彼女たちは「生きるとは”生者の世界”と”死者の世界”の間を旅すること」だと言い、「二つの世界は切り離されていて、こちらから向こうは見えないが、死期が近づくと見えるようになる者がいる」「スーザンは死期が近かったため”死者の世界の者”を見た」、「病院には”別の世界の者”がいる、自分の死を受け入れられないのか、理解できないのか…」
エイミーは「”シャーロット”…」と呟きますが、老女は続けて「理由はシンプルだ、”彼女”は愛する者の近くにいたいから”あそこ”にいるのだ」と語ります。
話の途中からそわそわしていたアダムは、エイミーに蝶の絵を渡し、老女からは「(”別の世界の者”が見える=死期が近い)マギーには、あなたの愛が必要だ」と言われます。

病院ではマギーが発作を起こしていましたが、2人は窓越しに微笑み合います。が、フォルダーは発作が頻繁になったと言い、エイミーは、ロイの証言と古いカルテから”シャーロットを見た”と言っていた子供が皆、直後に亡くなっている事を知り、改めてマギーに「シャーロットを見たの?」と聞きます。人工呼吸器をつけ、2階を気にしながらも、マギーははっきりと頷きます。
同じ頃、遊戯室を片付けていたロイが、積み木に触れた瞬間、積み木が勝手に動いて「触るな」「お前の物じゃない」という言葉になります。彼は多量の鼻血を流し、手足がもろもろと折れ、機械のギプスを付けた足が歩み寄り、窓を突き破り外に投げ出されます。

どしゃ降りの雨の中、ロイの亡骸を見送ったエイミーは、「不可解な状況で人が死んだのよ!子供を避難させないと!」とフォルダーを責めますが、「頭を冷やしなさい!雇うんじゃなかった!」と怒鳴られて決裂、なだめに入ったロバートも言い返され言葉に詰まります。
エイミーは「今度こそ助けるわ!二度と失敗しない」と言い、ステーションで癇癪を起していたヘレンに「あなたも知ってたのね。もう何も無いふりはやめて手伝って」と頼みます。

エイミーは、廊下で待っていたマギーに物置部屋にある跳ね上げ式の2階への上がり口に案内してもらってマギーを帰し、梯子で上がって行きます。2階は1階と同じ構造で、医療器具が散乱しカビと埃に覆われ朽ち果てていました。
エイミーは注意深く歩きながら、蝶の絵が貼ってある個室を見つけ入って行きます。
中には古い医療用の吊り具や車椅子、玩具や積み木などが転がっていて、戸棚がひとりでに開き、患者らしき少女と看護師が写った写真とカンに入ったフィルムを見つけ、持ち出します。
少女は車椅子で機械のギプスを装着し、裏には”シャーロットとマンディ 1959年”と書いてありました。
エレベーターの前には、全身に機械のキプスを着け、ロボットのようになった黒い影がいて立ちすくみますが、突然現れたマギーに手を引かれ逃げ出します。彼女たちが去った後には、マギーの毛布”おネムさん”が落ちていました。

2人は1階に逃げ帰り、マギーは毛布を落としたと言いますが、エイミーはヘレンにマギーを任せ、ロバートに写真を見せに行き、車椅子の少女が”機械の少女=シャーロット”だと言います。
2人は1959年の”シャーロット”のカルテを探しますが見つからず、ロイの映写機でフィルムを見ることに。
それは音声の無い少女の治療の映像で、ロバートはその様子を見て「骨形成不全症=骨粗鬆症だ。骨がもろく骨折しやすい。当時の治療も原始的で、苦痛が激情に変わりよく癇癪を起す」と解説します。
エイミーは、「彼女はまだここにいる。スーザンは死期が近いから彼女を見て出て行った、そしてマギーも…(死期が近いから彼女を見てる)」と言い、「彼女の怒りが破壊を生む。自分の苦痛を人にも与えたがってる」と言い、それでも「40年前の事が、なぜ今起きてるんだ?」と言うロバートに「自分も見た。目の前にいたの」と打ち明けます。それはエイミーにも死期が迫っているという事でした。

その瞬間、天井に亀裂が走り建物が軋み始めたため、ロバートはついに転院を決意し、中央の病院やフォルダーに連絡を取ろうとしますが、嵐のため携帯が繋がりません。
彼はヘレンとマットに転院の準備をするように命じますが、彼らが子供たちに支度をさせている間も亀裂は拡がり建物は軋み、マギーは「怒ってるのよ」と言います。
一方エイミーは、フォルダーの自宅に車で向かい、ガウン姿で怒るフォルダーに中央の病院への連絡と移送の手配を頼み、納得させます。
病院では、人工呼吸器のリチャードが過呼吸になり、マットが地下にポータブル呼吸器を取りに向かい、ヘレンはデヴィッドの点滴を抜こうとして針が折れ、残った針を抜こうとします。そうする間にも天井は崩れ落ちそうで、2階からは咆哮が響きます。ヘレンが針を抜いた瞬間ライトが落ちますが、子供たちは無事でした。

【転】- 機械じかけの小児病棟のあらすじ3

病院に向かう車中で、エイミーから事情を聞いたフォルダーは「”ガラスの少女”ね」とため息をつき、「耳を塞ぐべきじゃなかった」と怒るエイミーに「無茶言わないで、あんな馬鹿げた醜聞…」とこぼし事実を話し始めます。
フォルダーが着任したての頃、少女には専任の看護師が雇われたが、ようやく症状が回復し転院させようとした途端、突然症状がぶり返した、調査によりその専任看護師が、少女と別れたくないがために骨折させてたと判明したのだと。
専任看護師は解雇されたが、病院に戻って少女を殺害、自身は矯正器具を着けてエレベーターシャフトに身投げした、騒動になり閉院も検討されたが、2階の封印だけで忘れ去ったのだと言うのです。

その頃、病院でフィルムの続きを見ていたロバートは、映像から209というカルテ番号を知り、倉庫でカルテを発見、それは紛れも無く少女のカルテでしたが、名前はマンディ・フィリップスとなっていて、2階にあった物と同じ2人の写真を見つけ、専任看護師の険しい顔に眉を顰めます。
一方、マットは地下の倉庫でポータブル呼吸器が見つからず焦っていました。やがてライトが瞬き、直そうとしますが、黒い影が叫びながら近づき襲われます。それは少女の顔とは似ても似つかない、恐ろしい形相の女でした。

病院に着いたエイミーとフォルダーは、ヘレンにマットとロバートの居場所を聞くと、マットは地下に呼吸器を探しに行った、ロバートは判らないと言われ、エイミーは、フォルダーとヘレンに子供たちを外へ避難させるよう指示して探しに行きます。
そこにロバートが来て「彼女じゃない」と言って209番カルテを見せ、「少女の名前はマンディ、”シャーロット”は看護師の名前だ」と話します。
エイミーは「その看護師は、少女を転院させまいとして骨折させてた、”死者は愛する者のそばにいる”、だから子供たちが転院する”今”だったのよ!」と言い駆け出します。

その時、子供たちはヘレンやフォルダーと廊下を移動している最中で、次々と謎の骨折に襲われていました。
ヘレンは動揺し、止めに入ったエイミーたちと揉めますが、そこへ中央病院の救急隊が駆けつけ、必死で止めるエイミーとロバートを無視して子供たちを次々と抱え上げ連れ出します。が、なぜかそれまでの激しい揺れは収まり、骨折も起きません。エイミーは理由が分らず戸惑いますが、ロバートは救急隊に呼ばれ出て行きます。
間もなくフォルダーがマギーがいないと言い出し、愕然とするヘレンを問い質すと「2階に毛布(おネムさん)を取りに行った」と言われます。エイミーは「マギーが2階にいるから何も起きないんだわ!」と言い、救出に向かいます。

マギーは少女の部屋にいて怯えていましたが、背後には”シャーロット”が迫っていました。
それは全裸に釘やボルトで全身にギプスを打ち付け、憤怒の表情のまま固定された恐ろしい機械の姿で、逃げようとすると床が崩れ落ち、マギーは逃げられないわと泣き出します。
エイミーはマギーを”シャーロット”の恐ろしい姿が見えないように固く抱きしめ、「心配ないわ、あなたはここにいるの。彼女が面倒を見てくれるわ。彼女は優しいのよ。幸せになれるわ」と話して”シャーロット”を欺き、「”おネムさん”をしっかり抱いて!」と言う合図で逃げ出します。
マギーを抱いたまま崩落した床を飛び越え、脱出したエイミーは、足にパイプを刺してしまい、血が吹き出します。
周囲の壁や天井は崩れ落ち、憤怒の顔の”シャーロット”が迫っていましたが、エイミーは足を引きずり、マギーを抱えたままなんとか上がり口に辿り着きますが、その瞬間天井が崩れ落ち、1階に転落してしまいます。

【結】- 機械じかけの小児病棟のあらすじ4

病院にはパトカーも駆けつけ、マットも複数骨折の重傷ではあるものの、生きて救出されます。
エイミーは血だらけでマギーを抱え廊下に出ますが、マギーの意識は無くその手から”おネムさん”が滑り落ちます。彼女が号泣しているところにロバートと救急隊が駆け付け、マギーは救急隊に抱かれて行きます。
ロバートは両手でエイミーの止血をしますが血は止まらず、倒れたエイミーは「マギーは死んだのよ、子供たちが去って、もう執着するものは無い…”彼女(シャーロット)”は消えたのよ…”彼女(シャーロット)”を見たの…私、死ぬのね」と呟き震えます。ロバートは、「何を見ようとここから君を連れ出すからな!」と言い、彼女を抱え救急車に走ります。

輸血は即座に始まっていましたが、彼女のバイタルは0のまま、救急隊員が止めに入るほど絶望的な状況でしたが、ロバートは懸命に蘇生術を続けて「生きるんだ!」と励まし、やがてヘレンも加わり彼女を蘇生させようとします。
エイミーは、薄れゆく意識の中で、マギーの声を聞き、その手が頬に触れるのを感じます。
「私…思うの…お姫様を助けるにはキスが必要よ…愛のキスが」…
マギーがエイミーの唇にキスをし離れた瞬間、彼女は薄く目を開け、次の心ショックで心音が戻ります。

エイミーは病室で目覚め、傍にはロバートがいて優しく彼女の名を呼んでいました。
彼は彼女に2人の老女を引き合わせます。2人は「幸運だったわね。まだここにいるわ」と言いますが、「(私がここにいるなら)なぜ(シャーロットの)姿が見えたの?」と聞く彼女に、「聞かない方がいい事もあるのよ」と言って微笑み、去って行きます。
彼女はロバートに「他に誰か来なかった?」と聞き涙ぐみますが、彼は「自分を責めてはいけないよ。あの子には君が必要だった。君は最後までいてやった、マギーも知ってる」と話します。彼女はロバートの背中に「あまり遠くには行かないで」と言い、掛布の中からマギーの”おネムさん”を出し匂いを嗅ぎます。
-死んだ所とは限らないし、住んでいた所でもない、もっとシンプルなのよ…彼らは愛する者の近くにいるの…そこに棲むの…そこだけに…-
その時、廊下を呼吸器をつけた老人がストレッチャーに乗せられ通りがかりますが、彼の眼にはエイミーの傍らで優しく微笑むマギーの姿が見えていました。

みんなの感想

ライターの感想

医療事故の過去を持つ傷ついた看護師と、難病に侵された人見知りの少女の心の交流を根幹として描き込まれていく怪奇現象は、”機械の少女”と呼ばれる病院内での伝説的存在をじりじりと浮かび上がらせていきます。
”機械の少女”とは、”シャーロット”と言う名前で、昔から病院にいて、機械だから話さない、会話には積み木を使う、癇癪を起こせば大きな音を立て叫び声を上げ誰かの骨を折る(何ヶ所でも)、愛する者の傍に棲む死者で、多分女の子である…。揚句に”シャーロットとマンディ”と言う写真のダメ押しは心地よいほどのミスリードを呼び、けれど、病院スタッフが知り得た事実と、看護師長が”隠蔽していた事実”とが全く別物だと明らかになった瞬間全てが裏返り「なぜ今なんだ?」という最後の1ピースが出現しパズルが完成するという、サスペンスとしても珠玉の名品です。
善人のロイは残念でしたが、スーザンの事故は祟りではなく運命だったというのも気が利いていて、無駄な血が流れない良品に仕上がっています。
「アリー my Love」のキャリスタ・フロックハートと言うイメージを払拭するためかパケ写はひどい事になっていますが、エイミーはアヒル口と笑顔が可愛い生真面目な看護師さんで、頑固で口が固い看護師長さん役ジェマ・ジョーンズは、ハリポタシリーズのマダム・ポンフリー役で知られています。崩壊間近の病院スタッフのリアルと言う点では落合監督の「感染」、ミュンヒハウゼン症候群と言う名は出てきませんが狂った看護師と言う点では「着信アリ」を思い出したりして。何度見ても満腹な作品です。
  • 匿名さんの感想

    ホラーは苦手なので、あらすじだけ知りたく読んでみましたが、
    文章の主語が「彼女」ではじまると誰の事かわからなかったり、
    一文が連なりすぎて何が起こってるのか分かりづらかったり、
    セリフが「」でくくられていなかったり、
    文章自体の読みづらさが邪魔してよくわかリませんでした。

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