「死霊のえじき」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

死霊のえじきの紹介:1985年のアメリカ映画で、監督・脚本はジョージ・A・ロメロ。原題はDay of the Deadで、同監督による『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(原題: Night of the Living Dead )』(1968年)、『ゾンビ(原題: Dawn of the Dead)』(1978年)に続く3部作の最終作である。当初はイタリアのホラー監督ダリオ・アルジェントとの共同で、完結編にふさわしい大作として制作される予定だったが、経済的理由によりアルジェントからの協力が得られなくなったことで内容を大幅に変更され低予算の作品として完成された。

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予告動画

死霊のえじきの主な出演者

サラ(ロリー・カーディル)、ローガン博士(リチャード・リバティー)、ジョン(テリー・アレクサンダー)、ビル(ジャーラス・コンロイ)、ローズ大尉(ジョセフ・ピラトー)、ミゲル(アントン・ディレオ)、バブ(ハワード・シャーマン)

死霊のえじきのネタバレあらすじ

【起】- 死霊のえじきのあらすじ1

真っ白く殺風景な部屋で、壁にもたれて眠っていた女性科学者のサラが目をさまします。壁にはカレンダーがかかっていて、日付にはすべて×印が書かれています。サラがカレンダーに近寄った瞬間、壁から無数の手が現れてサラを襲いました。
その瞬間、目覚めたサラは自分が飛行中のヘリの中にいることに気づきました。同乗しているのは操縦士のジョンと無線技師のビリー、そしてスペイン人で彼女の恋人ミゲルです。
一行はいつものように無線で呼びかけますが、まったく反応はありません。眼下にひろがる街にも、動くものはまるで見当たりませんでした。機内は憂鬱な空気に包まれていましたが、中でも特にミゲルは落ち込んでいてペンダントの十字架を固く握りしめています。サラは渋るビリーを説き伏せてヘリを着陸させると、拡声器で周囲に呼びかけました。通りには人影はなく、風に吹かれた新聞紙が舞うばかり。そこには「死者が歩く」と書かれています。
やがて彼らの声に応えて人影が現れます。しかしそれは生きているものではなく、ゾンビでした。街のあちこちから集まってくるゾンビに、サラはあきらめ、再びヘリで飛び立つのでした。
彼らが戻ったのは、地下にある軍事基地でした。周囲にたてられたフェンスの向こう側には多数のゾンビが群がってきています。しかしそれは基地の兵士たちにとって、いつもの光景でした。
ヘリから降りる時、サラは精神的に参っているミゲルを気遣いますが、ミゲルの方は参っているのは自分だけじゃない、君以外のみんなだと反発するのでした。
基地内に入ろうとしたサラは、軍人のリーダーであるクーパー少佐が死んだことを聞かされます。これで基地内にいる生き残りはサラを含む科学者と軍人を中心とした12人だけで、軍のリーダーはローズ大尉となったのです。クーパー少佐の埋葬によってゾンビたちが興奮していました。ジョンはこんな場所を捨て、どこか南の島へ行きたいと言いますが、サラはそんなことは夢物語だと思っていました。 この映画を無料で観る

【承】- 死霊のえじきのあらすじ2

サラたちが地下に入った時、数人の兵士たちがやってきます。彼らは実験材料につかうためゾンビの捕獲に向かうところで、ミゲルにも手伝うよう命令します。ジョンとビリーは最初から手伝う気がなく、サラはミゲルを庇って自分が志願します。しかしミゲルは彼女に反発し、自ら作業に参加しました。
一同は地下の洞窟内で、集まってきたゾンビを一体ずつ捕獲していきます。兵士たちは動きの鈍いゾンビたちをなめきっていましたが、披露していたミゲルがミスをして危うくゾンビに襲われかけてしまいました。サラの機転でどうにかその場は収まりましたが、一同のストレスはさらに高まりました。
私室にもどったサラとミゲルでしたが、ミゲルは鎮静剤を打とうとするサラに反発します。二人の間の緊張もピークに達していました。
その頃、会議室では研究者の一人がローズ大尉に研究環境の改善を求めていました。本来ここは軍事基地なので、十分な環境が用意できていないのです。しかしローズ大尉はその要求を拒否します。彼らにしてみれば、自分たちは命がけでゾンビを捕らえているのに、科学者たちが何の成果も上げられないのが不満なのです。
そこへサラがやって来て、今はお互いの協力が必要だと言いますが、やはりローズは聞く耳をもちません。その上ミゲルについて配慮して欲しいというサラの要望も無視します。ローズは今夜のミーティングに全員出席するよう命令しました。
サラたちが研究室に向かうと、そこにはローガン博士がこもりきりになっていました。彼は軍人たちに「フランケン」と揶揄されつつも、ゾンビを飼い慣らす研究をしていたのです。しかしその成果は一向に出ていません。サラはもっと実用的な研究をするよう忠告しますが、ローガンは自分の研究に固執するばかり。研究室には解剖されたゾンビの遺体がいくつもありますが、サラは彼があまりにもゾンビを使い捨てにしすぎると言いました。こんなことでは、いつまで軍人たちの協力が得られるかわかりません。
しかもローガンは死亡したばかりのクーパーの遺体まで研究材料にしていたのです。そのことが軍人たちに知られたらどうなるか、サラは危惧します。しかしサラは研究室にいる一体のゾンビが大人しくしていることに気づきます。それは飼い慣らすことに成功したゾンビでした。

【転】- 死霊のえじきのあらすじ3

夜になって基地の全員を集めたミーティングが行われましたが、案の定なんの進展もなく、ただひたすらローズがサラたち科学者グループを責めるばかりでした。ローズは銃でサラたちを脅し、早く結果を出すよう威圧しました。ローガン博士は世界中に増えたゾンビを相手にするには弾が足りないと指摘し、近いうちに必ず成果をあげると約束します。ローズは爆発寸前になりながらもどうにかそれを抑え、自分に逆らったら処刑すると皆を脅すのでした。
ジョンはサラにローズの危険性を指摘し、「人間だから怖い」と言います。
その夜、サラはミゲルがゾンビとなった悪夢に目覚めます。そばにいたミゲルは彼女が怯えていることを笑いました。限界となっていたサラは別れを決意し、彼を部屋から追い出したのでした。
再び眠りにつくことが出来ず、基地内を歩いてたサラは、ジョンとビリーの居住区に誘われます。軍人とも研究者たちとも孤立した彼らは、無駄にあがくのを止め、人生を楽しむことを第一に考えていました。サラは科学者として事態を解決することだけを考えていましたが、ジョンとビリーにとってそれは無駄な努力だったのです。サラはそんな彼らに言い返す言葉を見つけられませんでした。
研究室を訪れたサラに、ローガン博士はゾンビたちを飼い慣らす方法を発見したことを伝えます。それは「褒美を与えること」でした。そして博士は、バブと名付けた飼い慣らしたゾンビにさまざまなものを与え、大人しくなっている様子を見せます。
するとそこへローズ大尉がやってきました。バブは軍服姿のローズをみて敬礼をしてみせます。ローズは不愉快そうにしています。さらに博士はバブに弾の入ってない拳銃を渡しました。バブはローズに銃口を向けます。ローズは芸を教えるのかと言って馬鹿にしましたが、博士はこれは第一歩だと言い、さらに研究用のゾンビを捕獲するよう訴えました。

【結】- 死霊のえじきのあらすじ4

しかしゾンビの捕獲作業中、再び事故が起きました。捕獲用のベルトが切れて兵士の一人が噛み殺され、もう一人が銃の暴発で死亡したのです。ミゲルもゾンビに襲われ、腕を噛まれました。
サラはジョンの助けを借り、パニックになった彼を押さえると、ゾンビに噛まれた腕を切り落とします。
瀕死のミゲルのため、サラはビリーとともに薬品を探して研究室へと向かいますが、ローガン博士がバブに褒美を与える姿を目撃します。それはバケツの中に入った生肉でした。
するとそこにローズがやってきて、博士のしていることを問いつめます。ローズはそのバケツの中に入っているのが仲間の軍人たちの死体だと気づくと、弁解する言葉も聞かずに博士を射殺してしまいました。そしてローズはサラたちの持っていた銃を取り上げます。
ジョンがミゲルを残し、様子を見に来ると、ローズが部下とともにサラたちを連行してやって来るところでした。彼は部下だけでヘリで基地を捨て脱出しようとしていて、邪魔なサラとビリーをゾンビたちのいる洞窟内へと閉め出してしまいました。
サラとビリーはゾンビたちをかわしながら、出口を求めて洞窟内をさまよいます。
ジョンは隙を突いてローズたちのもとから逃げだし、サラとビリーと合流しました。
その頃、ミゲルは地上へさまよい出ていました。絶望した彼は、フェンスを開けると自らを餌にゾンビたちを基地内へと誘導します。ミゲルを喰い殺したゾンビたちが基地内へと入り込みました。
居合わせたローズと兵士たちはその様子に呆然としていましたが、ローズがひとりで逃げだしてしまいます。
研究室ではバブが檻から脱出し、博士が死んでいることに気づきました。バブは悲しみを露わにし、床に落ちていた銃を発見します。
基地内では入り込んできた無数のゾンビたちによって兵士がひとりまたひとりと殺されていきます。
部下たちを見捨て、ひとりで武器庫にたどりついたローズはライフルを手に廊下に出ました。するとそこにバブがやってきます。ローズが銃を構えるより先にバブが発砲しました。ローズは逃げ出しましたが、無数のゾンビに捕まり、体を引き裂かれてしまいました。その様子を見ながらバブは敬礼したのでした。
一方、ゾンビと戦いつつ長いシャフトの梯子を登って、地上へと出たサラたちは、無事にヘリの置かれた場所に到着します。しかしサラがヘリのドアを開けた途端、中から伸びたゾンビの手が彼女を掴みました。
悲鳴をあげたサラは、自分が青い空と海に囲まれた南の島にいることに気づきます。彼女は夢を見ていたのでした。近くにはジョンとビリーもいます。サラは手書きのカレンダーに、新たな×印をつけるのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

すべてはここから始まった、ゾンビ映画の金字塔ジョージ・A・ロメロの3部作、その完結編(といいつつ、ロメロはこの後もゾンビ映画を撮り続けるのですが、それはまた別の話)。古典的作品ですが、グロ描写はかなり徹底していて今観てもあまり遜色ありません。ストーリーは閉鎖された空間での人間同士のいざこざという基本に忠実なものなので、最近のもっと刺激的な作品に慣れた人にはいささか物足りないかも知れませんが……。とはいえ、グロと恐怖一辺倒というわけでもなく、滅びた世界への哀愁が描かれているところもロメロらしい要素。美しくもの悲しいメインテーマがとても印象的です。

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