「水霊縁起禄」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

水霊縁起禄の紹介:2006年に公開された本編「水霊 ミズチ」のサイドストーリーとして、ネットで先行配信された全6話のオムニバス・ホラー作品。本編の脇役だった6人が呪われた水「死に水」とどう関わったのか、また本編で描かれていなかった部分が掘り下げて描かれています。原作は田中啓文の同名小説。監督/脚本は本編の他「心霊写真奇譚」「END CALL」などで知られる山本清史、共同脚本は「幽霊より怖い話」の坂牧良太。

この映画を無料で観る

水霊縁起禄の主な出演者

「弘美」弘美(鈴木美生)、その彼氏(河合龍之介)、リーマン(水野友則)、「彩」彩(矢沢心)、その同僚(河合青葉)、「美里」美里(山崎真実)、その従姉志保(神農幸)、「有紗」有紗(小島由利絵)、その兄中野(金倉浩裕)、「由美」由美(星井七瀬)、女性教授(菅原チネ子)、「杜川」杜川(柳ユーレイ)など。

水霊縁起禄のネタバレあらすじ

【起】- 水霊縁起禄のあらすじ1

「オープニング」(共通)
水霊(ミズチ)
水ニ棲ム悪シキモノ。
其ノ水ヲ飲ンダ者ハ、呪ハレル。
又ノ名ヲ死ニ水ト云フ この映画を無料で観る

【承】- 水霊縁起禄のあらすじ2

「弘美」
(主人公由美の同級生で、授業中に突然発狂し、自らの眼をボールペンで突き、死亡)
事件前、突然、彼から別れを切り出された彼女は、サラリーマンとの縁交に出掛けますが、酒が飲みたいと荒れ、ホテルで泥酔し眠ってしまいます。リーマンは優しく接していますが、ほくそ笑みながらバスルームに向かい、彼女が気づいた時には消えていました。
弘美はそれを気に掛けることなくシャワーを浴び、髪を乾かそうとして、鏡にだけ映る女子高生の姿を見て怯えます。それはかつての友人で、後に弘美がリーダーとなっていじめるうち、手首を切って自殺した同級生でした。友人は弘美の耳元で、弘美がイジメの最中に言った「あんたが悪いんだ」という言葉を暗く叫びます。
そしてあの日、教室で絶叫する弘美の耳には、その友人の声が響いていました。

「彩」
(大西大学教授杜川の助手で、杜川に想いを抱き、由美に嫉妬する女性)
杜川の所在を聞きに研究室にやってきた由美に、親しかったのはあなただからと含みつつ、杜川の所在を聞き返す彩でしたが、由美に響子の名刺を渡し、会うことを薦めます。
その数日後、彼女は同僚に言われて、初めて自分がメガネを外していたことに気付きます。彼女は極度の近視でメガネ無しでは立ち行かなかったはずなのに。
その日を境に彼女はメガネを使わなくなりますが、彼女のメガネからはレンズが消失し、知らぬ間に利き手が変わっていることに愕然とします。また彼女にそれを指摘した同僚も振り向きざまに掻き消え、混乱するうち、暗闇で気づきます。男の苦しげな息遣いを聞き、背後にあった血走った眼に気づいた途端、完全な暗闇となり、「見えない!何にも見えないぃ!!」という彼女の絶叫が響きます。
同僚の声は、焦って救急車を呼び、怪我人の状況を聞かれ「目を…目を…!!」と声を詰まらせています。

「美里」
(由美のクラスメートで親友。弘美に続いて自宅で自らの眼を突いて自殺。父親は祐一の同僚で、一家は響子と同じマンションに住んでいる。箕浦志保は祐一の同僚で恋愛関係にあった)
美里にとって、従姉の箕浦志保は、優しいお姉さん的な存在で、彼女は特にその長い髪に憧れていました。
宿題の都の水源についてのレポートを手伝ってもらうため、1人暮らしの志保の部屋を訪ねた美里は、詳しい解説をしてもらい喜びますが、三鷹、調布、武蔵野、昭島、羽村の五市は地下水が水源というあたりで音を上げます。
美里は一緒に行った多摩川の川辺で、ぼんやりと黙り込んで石を放る志保に異変を感じますが、目を離した隙に水音がして、志保の長い髪が付いた帽子だけが残されていました。その後志保は奥多摩の河川沿いで遺体で見つかり、入水自殺と断定され、美里は髪が抜けるのが気になり始めます。
由美と入った喫茶店の洗面所で、水中を漂う志保と長い髪が絡んだ志保の帽子の幻を見、行きずりの女性が志保の自殺を不倫のお約束と嘲るのを聞き、席に戻った美里は、2人分の水をがぶ飲みして俯きます。
美里さぁ、そんなに水ばっかり飲んで大丈夫?…彼女を心配する由美の声が聞こえています。

「有紗」
(東京中央新聞社データベース課勤務の中野は、響子に様々な資料を提供する協力者)
中野の妹有紗は、高校の写真部部員で、ある日飛び降り自殺に遭遇しますが、動じることなく現場写真を撮ります。自殺したのは女子高生で両目を包帯で塞いで飛び降りたのです。
が、有紗が1人部室内の暗室で作業をしていた時、いるはずの無い猫の声を聞き、部員たちが噂する呪われそうで怖いという言葉も気になり始めます。
自宅に戻ると洗濯機が軋みながら回っていて、猫の声が聞こえます。そこに兄の中野が現れ明るく声を掛けますが、サラリーマンが昼日中の公園で、愛妻弁当の箸で目を突き死亡した事件のニュースを、現場を見ちゃったんだと言いながら消します。
彼は、響子の話をし、「死に水」に侵されると心の奥底にある罪悪感が見えてしまう、というのであれば、眼を潰す気持ちは解るとこぼします。
有紗は、自室で自殺現場の写真を見て、この人も見えたんだ、と呟き、道に横たわる自殺者の横にいた覚えのない猫がいるのに気づきます。が、その瞬間自室のドアを猫が爪で掻く音を聞き、居間に戻りますが、兄はおらず床が洗濯機の排水ホースから流れ出た水で濡れているのに気づきます。
ホースからは動物の毛とひき肉のようなものが溢れ、猫の声を聞き、恐る恐る洗濯機の蓋を開けた彼女が絶叫します。
帰宅した中野は、洗濯機の排水ホースから陶然と水を飲む有紗を目撃し、猫の声を聞きます。

【転】- 水霊縁起禄のあらすじ3

「由美」
(霊感があることで杜川と懇意になり、恋心を抱く女子高生。自分の両眼をまち針で潰し、首を吊ろうとしたところを響子に救出されるが両目は失明、後に自分で自分の首を折り自殺。母親は行方不明となっている)
新聞社の響子を訪ね杜川の死を聞いた由美は、感知できなかったことを悔やんで落ち込みます。が、その帰り、気づくと彼女は宮崎に向かう直前の杜川の研究室にいて、杜川と彩の思いが通じ合う瞬間を見て拒絶します。すると彼女は自宅に飛び、自室に向かう杜川を追ううち、さらに見覚えの無い巨大施設の地下室らしき場所に飛ばされます。そこは杜川が向かった宮崎県衛生研究所で、高齢の女性教授と話す杜川がいましたが、由美の姿は見えてないようです。

女性教授は、戦後間もなく突然湧いた泉の水を飲んだ者は全員発狂して自殺、彼女自身は祖母から生水には”ミズチ”という蛇が宿るから飲むなと固く禁じられていて飲まなかったため、難を逃れたと話しています。杜川は古事記の一節から動くと世界が滅ぶと言われている千曳の岩が動いて、黄泉の扉が開き、蛇の化身であるイザナミの呪いが宿る地下水へと思いを馳せ、自論の確証を得た様子で席を立ちます。
それを聞いた由美は、あの日、響子に発見される瞬間へと飛んでいました。

【結】- 水霊縁起禄のあらすじ4

「杜川」
(大西大学教授。「死に水」の研究に没頭し、宮崎に向かった後失踪し、ホームレスとなるが、自分の眼を突き死亡。響子に「しにみすをのむな」というメッセージを残す)
杜川は、公園の廃材で作った大ぶりの掘立小屋の中で、ロウソクを灯し資料に埋もれ、一心不乱に論文を書き進めていました。彼は傍にある公園の水道水をボトルに汲んでがぶがぶと飲み、休むたび由美の写真を見つめ撫でています。
が、それを覗く誰かに気づき外に出ると、由美の姿をした何者かを見て激痛に襲われ、手には眼球を握っていました。次には、がぶがぶと水を飲んでいる最中に気づきますが、彼は無精髭を生やし、動くのもままならないまま、一枚のメモを吐き出します。
「しにみすをのむな」…その言葉は論文を書いていたはずの大学ノートにもびっしりと書き込まれていましたが、彼には全く覚えがありませんでした。見ると、小屋の中の資料も全て、書き殴ったその言葉に変わっています。彼は狂ったように笑い、女性教授との会話を思い出し、「ミズチだったんだ…」「止められなかった…」と呟きます。
彼は居住まいを正し、数枚「しにみすをのむな」と書いて、よし!と言い、公園の水を飲みしっかりした足取りで歩き出します。

みんなの感想

ライターの感想

本編「水霊 ミズチ」のネタバレあらすじ結末はこちらをクリック
初公開はネット配信、本編「水霊 ミズチ」セル版DVDには同包(2枚組)されていて、単独DVDはレンタル版のみだそうです。

映画の感想を投稿する

映画「水霊縁起禄」の商品はこちら