「独房の生贄悪霊が棲む213号室」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

独房の生贄~悪霊が棲む213号室~の紹介:2011年製作のアメリカ映画。敏腕弁護士が、ある少女暴行殺人犯と刑務所で接見していた。突然、殺人犯が突然、弁護士のペンで自殺し、弁護士が殺人の容疑者として投獄される。収監されたのは殺人犯と同じ牢獄、そこには殺された少女の怨念が宿る、恐怖の部屋だった…。『ブギーマン』『追撃者』の鬼才スティーヴン・ケイ監督が描くホラー。

予告動画

独房の生贄悪霊が棲む213号室の主な出演者

マイケル・グレイ(エリック・バルフォー)、オードリー・デイヴィス(デボラ・ヴァレンテ)、レイ・クレメント(マイケル・ルーカー)、ウォーデン(ブルース・グリーンウッド)、フランク(コンラッド・コーテス)、クレア(マリー・ジョゼ・カルバーン)、判事(ダルレーン・クーキ)

独房の生贄悪霊が棲む213号室のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①勝つためには何でもするやり手の弁護士・マイケルはある日、仮出所間近の囚人・チャーリーに呼ばれた。チャーリーは面会室で「次は君の番だ」と言うとマイケルのペンで自分の首を刺して死ぬ。マイケルはチャーリー殺しの罪で投獄された。 ②チャーリーと同じ独房213号室に入ったマイケルは、左目が潰れた男と少女の霊に悩まされる。それはマイケルのせいで死んだ家族たちだった。マイケルは刑務所を捜査する刑務課の女性・オードリーをかばって死ぬ。

【起】- 独房の生贄悪霊が棲む213号室のあらすじ1

〝サタンの座はあなたの中にいる。私への信仰を最後まで誓った、忠実な証人・アンティパス。彼はあなたの住み処で殉教した。〟
マイケル・グレイは有能な若い男性弁護士です。有能なマイケルは今まで何人ものレイプ犯や強盗犯を、巧みな弁護で無罪にしてきました。
自分の弁護人が無罪になるためには、多少の無茶をしてもいいと思っています。それがあだとなりました。
マイケルはその日も裏で手を回して、自分の弁護人・チャーニンが無罪になるように、検察側の証人が来ないよう手配します。作戦は成功し、証人が明日来なければチャーニン側は勝訴となります。
証人が来ないように手配してくれた男性に駐車場で会ったマイケルが謝礼を渡すと、男は去りました。マイケルは知りませんでしたが、男は証人を来させないために、証人の一家を殺していました。
マイケルはある日、サウス・リバー州刑務所にいる少女暴行殺人犯・チャーリーに接見を求められ、会いにいきます。
チャーリーはあと72時間で仮釈放が決まっていました。ところが彼はマイケルに「殺した女の家に寄って謝罪しておいてほしい」と言い、突然自供を始めます。
少女を森の中に連れ込んで「おとなしくしていれば帰してやる」と言ってレイプしたこと、レイプ後も少女は黙っておくと約束したが、支配欲が高じて首を絞め殺したこと、死体は川へ流したこと…。
自供し終わったチャーリーは「次は君の番だから」と言うと、マイケルの持っていたペンを握り、自分の首に突き立てました。突然のことに、マイケルは何もできませんでした。
慌てて人を呼んだマイケルですが、個室に2人切りだったことや、ペンを持っていたのはマイケルだということ、第一発見者がマイケルを快く思わない看守・クレメントだったために、マイケルはあっという間に有罪になります。
理不尽だと感じながらもどうすることもできず、マイケルはサウス・リバー州刑務所に収監されました。
刑務所のサンズ所長はマイケルのことを考慮し、独房213号室に入れることを決めます。弁護士をしていたマイケルですから、敵も多いだろうと考えたのです。
213号室はチャーリーが死の直前まで入っていた房でした。独房に入ったマイケルは、壁が削られて文字が現れるのを目撃します。今まさしく誰かが書いたように、削られた時に埃が舞いました。
同じ頃、州刑務課の更生課にいる女性オードリー・デイヴィスは、サウス・リバー州刑務所の視察に訪れます。
サンズ所長に会ったオードリーは、受刑者に対する暴力を調査する定期検査の一環だと言い、全施設への入室許可と囚人記録の提出を要求しました。
翌日から施設の見学を開始することになり、近くのモーテルに宿を取ったオードリーは、早速囚人の記録に目を通します。

【承】- 独房の生贄悪霊が棲む213号室のあらすじ2

刑務所での最初の夜、眠れないマイケルは廊下に男の影を見ました。ガラス越しに外を見ますが人影はなく、ベッドに戻るマイケルを血まみれの男が窓から見ていますが、マイケルは気づきません。
翌朝、マイケルは不倫関係にあった同僚の女性弁護士・クレアと面会しますが、再審はないと聞かされました。マイケルが所属していた弁護士事務所は、仕事が減るのを恐れて再審を取り消したのです。
マイケルは今回の事件で妻に離婚されていますが、クレアもマイケルと別れるつもりでした。マイケルは絶望します。
サンズ所長がマイケルを呼び、チャーリーが死んだ日のことを聞きました。「なぜ殺した?」と聞いたサンズ所長はさらに「教会へ行くか?」と質問を重ね、ある話をします。
『日曜日に教会へ行ったある女性が、帰宅途中に死にかけた蛇を見つけ、手当するために家に連れて帰りました。ところが治った蛇は女性に噛みつきます。
毒にやられた女が蛇に噛んだ理由を聞くと、「噛むのが本性だから」と答えたそうです。』
「君も蛇に噛まれたのだ」とサンズ所長は言いました。
その話をした後、サンズ所長はマイケルに「死恐怖症とは何か」と聞きました。マイケルの持つ病です。
「死恐怖症」とはタナトフォビアという医学的な疾患で、自分が死ぬと思うと怖くて怖くてたまらなくなる病気のことでした。正式な病です。
サンズ所長は納得したものの、少し困りました。というのも、サウス・リバー州刑務所は死体防腐施設として有名で、刑務所自体が独自のプログラムで動いていたからです。
その界隈で発生した死者の防腐加工を、刑務所は一手に引き受けていました。地元の葬儀屋から大量に送られてくる死体に防腐加工を施す施設として、刑務所は最高の技術を持っていたのです。
死んだチャーリーは、その道で優秀かつ貴重な労働力でした。
マイケルが死恐怖症だと知ったクレメント看守は、いやがらせも兼ねて死体安置所にマイケルを案内します。クレメント看守は死体を見ようとしないマイケルを殴り、気絶したマイケルを死体の上に乗せました。気がついたマイケルは半狂乱になり、クレメント看守は喜びます。
予備調査でオードリーが訪れ、クレメント看守は聴取を受けました。クレメントは「暴れる奴には容赦しない。刑務所は外の世界とは別のルールが敷かれているのだ」と言います。
クレメント看守は投獄される者には理由があり、何をされてもある程度は仕方がないと考えていました。
オードリーは刑務所の担当医・ジェファーソンの話を聞きます。ジェファーソン医師の言うには、ここに投獄されるのは精神異常や精神破綻者ばかりだと言いました。
刑務所内の自殺についても調べるオードリーに「ここに運ばれるのは死体ばかりだ(刑務所が防腐処理する施設だから)」と答えます。

【転】- 独房の生贄悪霊が棲む213号室のあらすじ3

その頃マイケルは独房のトイレの中から人形が出てきて、人形の目から大量の羽虫が湧きでる幻影を見ます。幻影に怯えたマイケルは自分の顔を壁に打ち付け、左の額に傷を作って医療室に運ばれました。
オードリーが医療室のマイケルを見て、あの囚人と話をしたいとサンズ所長に言いますが、まだ鎮静剤が切れていないと言われます。マイケルはうわごとのように「俺は殺してない。あそこに戻ったら俺も死ぬ」と繰り返していました。
マイケルは防腐処理の係に選ばれ、死体と向き合わねばなりません。同じ作業をする先輩の黒人囚人・ジェファーソンは、マイケルに開口一番「売られたな」と言いながらも、親切に手順を教えてくれます。
死体におじけづくマイケルに「死体が動くことがあるが、それは身体の中にガスがたまっているからだ」と言って、ジェファーソンは死体を殴ってガスを出す様子を見せました。身体が完全に死ぬまで数日かかるとも言います。
防腐作業として「片方の首の付け根に針を刺して血を抜き、スイッチを切り替えて死体防腐剤を注入する」ことをマイケルに教えました。
死恐怖症のマイケルは、最初は死体に針を刺すのすら恐ろしいのですが、ジェファーソンは「死体の目が開くこともある。目を縫いつけるのは、開くのを防ぐためだ」と話して聞かせます。
「チャーリーも最初は君と同じ感じだった」と言われ、マイケルは少しずつ気持ちが落ち着くのを感じました。作業にも慣れてきます。
オードリーはその日の夜、モーテルでマイケルの書類を見ていました。そしてマイケルの投獄、さらにはチャーリーの死が不可解だと思います。
同じ時刻、独房でマイケルは死んだ者たちの幻影を見て怯えていました。
サウス・リバー州刑務所は1920年代後半に作られていました。看守の詰所は廊下の突き当たりにあり、その横に資料倉庫が保管されています。
オードリーは過去の資料を調べたくて忍び込み、施設内死亡記録を運び出しますが、書類が入った箱は重くておろす際に右腕を負傷しました。
マイケルは囚人・ジェファーソンに体験したことを話します。ジェファーソンは「時が来ても負けるな」と言いました。
太めの黒人囚人・シックスがマイケルに目をつけ、マイケルを犯そうと考えます。
マイケルがひとりで作業をしている時にやってきたシックスは、死体が動いたのを見て怯えて去りました(ジェファーソンが言った、体内のガスのせい)。
その日も独房の壁に文字が浮かびあがるのを見たマイケルは、自分の腕にも文字が彫られるのを見て驚きますが、手を壁から離すと文字は消えました。
ベッドにも炎で文字が書かれ、マイケルは半狂乱でシーツをちぎります。左目が潰された男と少女が見え「何が目的だ」とマイケルが叫ぶと、シーツが輪っか状になりました。首をくくれというメッセージです。

【結】- 独房の生贄悪霊が棲む213号室のあらすじ4

刑務所内での死亡記録を見たオードリーは、1979年にサンズ所長が責任者となってから、213号室の独房に入った者はすべて首吊り、絞殺、出血死、鈍器損傷、バクテリア感染、殺人、自殺で死んでいると突き止めました。
しかも「自殺した囚人の9割が、その直前に減刑になっていた」のです。サンズ所長にオードリーは事情を聞きますが、サンズ所長は取り合いません。
213号室のマイケルに会ったオードリーは「サタンの座だ」という言葉を聞きます。マイケルは幻影が自分にしか見えないと気づいており、口にしませんでした。
不倫関係の同僚の女性弁護士・クレアから、マイケルは先日のチャーニンの弁護の際に雇った男が、証人の家族を殺したと聞きます。マイケルは脅しを希望したのですが、男は家族を皆殺しにしていました。
神父に懺悔しに行ったマイケルは、独房でマイケルが見ている幽霊は、殺された証人の家族だと気づきます。
マイケルを狙うシックスが、クレメント看守の手引きで死体安置所で2人きりになりました。押し倒されたマイケルは「殺せ」という声を聞き、シックスを麻酔で眠らせると、血を抜いて死体防腐剤を注入し、トイレに死体を捨てます。
シックスを殺した者は名乗り出ろとサンズ所長は言いますが、マイケルは知らんふりをしました。ジェファーソンは気づきながらも沈黙を守り、クレメント看守の拷問を受けて209号室の独房に入れられます。
マイケルはジェファーソンに「自分のせいで」と詫びますが、ジェファーソンは「『人を殺せ』というのは、地獄に落とすための罠だ。魂を手放すな」と言います。
クレメント看守が怪しいと思ったオードリーは、自宅を訪れました。妻が行方不明になったと知られたクレメントは、オードリーの首を絞めて気絶させると刑務所へ行き、マイケルを拷問部屋に連れていきます。
クレメントの拷問部屋は看守の詰所の片隅にありました。気絶から覚めたオードリーも刑務所に駆け付け、フランク看守から聞いたサンズ所長も向かいます。
サンズ所長はオードリーに銃を渡しますが、クレメント看守が銃を奪ってオードリーを撃とうとしました。マイケルがかばって撃たれ、「ありがとう」と言って死にます。警察が来て捜査が開始されます。
独房213号室に入った者は「過去に自分が殺した者が見える」ようになり、発狂するのが常でした。「神と悪魔が同じ魂をはかりにかける場所」だったのです。
サンズ所長はそれを知っており、ジェファーソンもうすうす感づいていました。マイケルはシックスを殺した罪を、オードリーをかばうことで、帳消しにしようとします。
「あなたは神? 悪魔?」オードリーはサンズ所長に聞きましたが、所長は答えませんでした。

みんなの感想

ライターの感想

独房に入った人たちに見える幽霊が同じではない、人によって異なる、というのは非常に興味的だった。
但しこれが判るのは映画終盤で、ずっとマイケル目線でしか描かれないから、チャーリー以前の人たちがどんな幽霊を見たのかは謎のまま。
チャーリーは…面会室でマイケルと対峙している時、マイケルの後ろに「殺した少女」が見えてます。
さて、この作品、仰々しい邦題がついているけども、結局のところ「その人のせいで死んだ人たちが現れる」場所。
だからオードリーが独房に入っても何も見えない。
はっきり説明してくれ、と思う。あらすじではきちんと説明したが、「その人に関係して死んだ者たちが出てくる」っていうのを劇中では言ってくれないんだ。
サタンの座がどうだとか、ヨハネの黙示録がどうだとか…キリスト教に詳しくないと判らんネタになってしまっている。
悪事はできないぞという戒めが製作意図なのだろうが、無駄なシーンが多かったなと思う。

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