「貞子3D」のネタバレあらすじ結末

貞子3Dの紹介:2012年公開の日本映画。鈴木光司・原作『エス』を下敷きにして、『リング』シリーズ完結後の約12年後に制作された続編で、シリーズの5作目にあたる。翌年『貞子3D2』も制作された。

予告動画

貞子3Dの主な出演者

鮎川茜(石原さとみ)、安藤孝則(瀬戸康史)、貞子(橋本愛)、中村正彦(高橋努)、榎木(染谷将太)、北山理沙(高良光莉)、森崎典子(喜多陽子)、柏田清司(山本裕典)、小磯勇吾(田山涼成)

貞子3Dのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①「呪いの動画」を見た者は死ぬという噂が広がる。噂は真実で動画放送後10日間で20人以上が自殺していた。高校教師・茜の教え子も死に、別の教え子を助けたことから茜は狙われることに。 ②呪いの動画を作ったのは「Sの復活」をたくらむ柏田清司。Sは貞子という超能力者で、同じく超能力を持つ茜が「貞子の器」として選ばれた。茜は貞子と戦い、撃退する。

【起】- 貞子3Dのあらすじ1

井戸の蓋が開かれ、若者・柏田清司が覗きこむと、長い髪で白い服の女性を井戸に落として笑います。
その柏田はある日、釘で壁に文字を刻み、部屋の中央に置かれた椅子に座ると、『ニコニコ生放送』という動画サイトの生中継をスタートすると「さあ、始めよう」と言います…。
…停留所でバスを待つ間にパソコンで動画を見た35歳の男性・富永哲夫が、「お前じゃない」と言われて車道に出て、トラックに轢かれました。
事件を捜査するベテラン刑事・小磯と若い刑事・中村は、今週に入って不審死が相次ぐことを不思議がります。いずれも死の直前まで、何かの動画を見ていたらしいのです。
中村刑事は、このところネットで話題になっている『呪いの動画』の話をしますが、その時点ではまだ小磯刑事は「最近の若い奴はネットで捜査するのか」と叱責しました。
…鮎川茜は女子高校で教師を務める若い女性です。グラフィックデザイナーをする同い年の恋人・安藤孝則と同棲しています。
ある日茜のクラスの生徒・森崎典子が、授業中に必死で『呪いの動画』を探していました。『呪いの動画』とはニコニコ動画で自殺を生中継したものです。
検索結果を表示すると、大抵は「404 File not found(未検出)」の表示で閲覧はできません。見つけたと思った瞬間、教師の茜に声をかけられた典子は携帯を取り落としました。
問われるまま呪いの動画を探したと言った典子の言葉にクラスメイトは反応し、茜が再生ボタンを押しますが、出てきたのはカタツムリの画に「のろいのどうだ(鈍いの、どうだ? ダジャレ)」という動画で、クラスの生徒は一斉に笑いました。
没収した茜は携帯の電源を切りますが、放課後に典子が受け取りに来た時に、振動音がして「404 File not found」の文字が表示されています。
孝則の友人・榎木が遊びに来て「呪いの動画を探している」と話したので、茜は呪いの動画について質問しました。
『呪いの動画』はある男が自殺する瞬間をニコニコ動画、通称ニコ動で生中継したものです。生放送を見た人はみんな自殺し、ニコ動の管理人も自殺したとのことでした。
動画はすぐ削除されるので見つかりにくいのですが、ゲリラ的にアップロードされるので、榎木は根気よく探し続けている…そう言いました。
その夜、典子の部屋にあった「404」表示のままのスマホから、突然「さあ、始めよう」という声が聞こえます。典子はその後、スマホを持ったまま自宅マンションの窓からガラスを突き破り、転落死します。
落ちる典子に「お前じゃない」という女の声が聞こえました。

【承】- 貞子3Dのあらすじ2

典子の死を電話で聞いた茜は、ショックを受けます。その日、学校で茜は生徒に典子の訃報を伝え、帰宅するよう命じました。茜は小磯刑事から事情聴取を受けます。
小磯刑事と警察は、典子の死を自殺と考えており「昨日変わったことはなかったか」と茜は聞かれました。どんな些細なことでもいいからと促された茜ですが、思い当たる節はありません。
クラスに苛めがあったかという問いは言下に否定し、むしろ典子はクラスの人気者だったと答えました。
立ち去り際に小磯刑事は、典子がスマホを持ったまま窓ガラスを突き破って飛び降りたことを茜に告げ、死ぬ直前まで動画を見ていたらしいことも言います。
刑事の聴取を終えた茜は、典子の親友・北山理沙に「どうして典子は死んだの?」と詰問されました。理沙は「呪いの動画のせいだ」と騒ぎ、それを陰でこっそり聞いていた小磯刑事は、若い中村刑事に電話で「呪いの動画について調べろ」と指示します。
茜も『呪いの動画』が気になり、榎木により詳細な情報を求めます。ニコ動は会員登録制のサイトで最初の放送は10日前であること、生放送を閲覧した5人全員が同じ時刻に死に、管理者も自殺したと言いました。
奇妙なことにサーバーには『呪いの動画』は保存されていませんでした。榎木個人は「サブリミナルを仕込んでいるのではないか」と考えています。
…同じ頃、中村刑事は小磯刑事に捜査結果を報告します。生放送後の10日間で、20件以上の似たような不審な自殺が相次いでいました。
生放送をした人物は若いカリスマアーティストの男性・柏田清司で、小磯刑事と中村刑事は柏田の部屋に行きます。
中村刑事は、柏田のことを説明しました。柏田は全寮制の進学校の高校に通っていましたが、両親が亡くなって自主退学し、その後はエアブラシアートなどをネットにアップしていた画家です。
しかし少し前に、他のアーティストを非難したことがきっかけで柏田自身が叩かれるようになり、ネットで公開自殺をしました。
無機質な柏田の部屋を見た小磯刑事が「作りもののような感じの部屋だな」と洩らすと、部屋を案内した女性・サカタキヨミは「世の中みんな、作りものですから」と言って謎の笑みを浮かべます。
典子が自殺ではないと思う親友・理沙は、放課後の自習室のパソコンを使い、『呪いの動画』を探しました。部活を休んでいると聞いた茜は、クラスメイトに聞いて自習室に行きます。
理沙は『呪いの動画』で出てくる結果が「404」なのであきらめ、帰り支度を始めた時、パソコンのスクリーンに髪の毛が表示されると「さあ、始めよう」という声と共に動画が始まります。

【転】- 貞子3Dのあらすじ3

椅子に座った柏田清司が表示され、「僕を排除した世間のヤツらに復讐する! 彼女が復活したらみんな終わりだ。Sの復活。Sは人間全てを排除する」と言います。その後柏田は首を押さえてうめくと、見えない力で宙に浮かびました。スクリーンにたくさんの白目が映ったと思うと、柏田をつかみあげる白い服の長い髪の女性の後ろ姿があります。
動画の後、パソコン画面から髪の毛が実際に出てきて理沙の首に巻き付きました。髪だけでなく女の頭部もスクリーンから出てきます。
駆け付けた茜が悲鳴をあげると、パソコンのスクリーン画面が割れました。女の姿は消えて理沙は助かります。理沙はパニック状態で、その場に「お前だ」という女の声が聞こえました。
茜と教頭先生が付き添って、理沙を病院に運び込みますが、理沙は精神錯乱状態に陥っています。小磯刑事と中村刑事もやってきて茜は事情を聞かれますが、「パソコンが勝手に破裂した」と答えました。しかし小磯刑事は、茜が『呪いの動画』という言葉に反応を示したことを見逃しませんでした。
…実は茜には隠しておきたい過去がありました。茜には特殊な能力があるのです。
学生時代、学校にナイフを持った不審者が侵入する事件がありました。教師は襲われて刺され、生徒たちにも危険が及びます。
茜が悲鳴をあげると、校舎の窓ガラスがすべて割れ、不審者は倒れました。茜の悲鳴は超音波のように、ガラスなどを粉砕する力があるのです。
茜の能力のおかげで生徒たちは助かったのですが、その力を恐れたクラスメイトは、事件以後茜を遠ざけていじめるようになりました。唯一、孝則だけが「助けてくれてありがとう」と礼を言い、茜のそばにいてくれました。
帰宅した茜は、孝則に『呪いの動画』を見たことを告げ、パソコンを使わないでくれと言います。孝則は分かったと答えると、榎木からの新情報を話しました。
『呪いの動画』は人を探しているらしく、再生後「お前じゃない」と言うそうです。茜はそれを聞いて不思議に思いました。茜の聞いた声は「お前だ」だったからです。
その後、茜は幻覚を見るようになりました。学校の廊下の電気が消え、入った視聴覚室のパソコン画面が「404」と表示されているのを見た茜は、生徒たちを制止しようとし、教頭先生から休職を勧められます。
帰宅途中の街頭スクリーンにも髪の毛が見えますが、見えているのは茜だけでした。帰宅した茜は孝則に休職を告げ「私と一緒にいない方がいい」と言いますが、直後、孝則のパソコンに『呪いの動画』が流れます。
動画再生終了と共に孝則は苦しみだし、茜の悲鳴で長い髪の女は粉砕されました。孝則と茜は外に逃げ出しますが、本屋の店頭スクリーンに大量の女が映り、つづいて宣伝トラックの横部分のスクリーンに巨大な女の映像が映り、孝則が連れ去られます。

【結】- 貞子3Dのあらすじ4

茜は孝則が連れ去られたことを話しますが、小磯刑事は信じません。まず動画を見せろと告げる小磯刑事に「動画は生きて移動する」「動画から出てきた髪の長い女が操っている」と言いました。
目的は〝Sの復活〟です。現在は実体を持っていない女のために柏田が動画を作ったのだと、茜は言いました。小磯刑事は茜を帰します。
しかし直後、相棒の中村刑事が「呪いの動画を見た」と言ったと思うと、頭部だけが長い髪の女になり、小磯の前で拳銃自殺しました。自分が目撃したことで小磯刑事も信じます。
警察署から帰る茜に榎木が声をかけると、「孝則を探しに行こう。早くしないと死んじゃう。次は理沙」と言います。茜が榎木についていくと、榎木の首吊り死体を見つけました。
茜は理沙のいる病院に行き、自殺しようとしていた理沙を助けます。一瞬茜に怯えた(超能力があるから)理沙ですが、「助けてくれて、ありがとう」と言うと茜に抱きつきました。
小磯刑事は手がかりを探し、柏田の部屋を訪れます。そこで気になった壁紙を触ると、大量の紙の蝶になって飛散しました。残った壁には一面に「貞子」「貞子の復活」などの文字が書かれています。
小磯刑事は、柏田が呪いの動画を作る以前には、複数の女性を拉致して井戸に落としていたことを知りました。しかしどの女性も貞子の器にはふさわしくなく、もっと広く探すために柏田は動画を作ったのです。
小磯刑事と茜は合流し、問題となる井戸のある屋敷へ乗り込みました。道中、小磯刑事は「S」なる人物が「貞子」と呼ばれる女性で、何十年も前に死んだ念動力を持ったために疎まれ、井戸の中に生きたまま落とされた女性だと告げます。
屋敷に到着した茜と小磯刑事は、井戸から大量の羽虫が出た後、貞子になれなかった生贄たち…後ろ足が長く発達し、バッタの足のようになっている女性…に襲われました。小磯はそのうちの1人に首を噛まれます。
茜が振りはらうと後ろ足の発達した女性たちは羽虫になって飛散しますが、数が多いので大変です。
女たちから逃げつつ建物内を捜索した茜は、孝則が映ったスマホを見つけて駆け寄りますが、それは罠で、貞子の生贄たちに囲まれました。茜は悲鳴を上げ、女たちの集団を一斉に粉砕します。
茜がスマホを手に取ると、美しい女性・貞子が現れて「お前だ」「お前と私は同じ」「お前は私」と言います。「あなたは人を殺すために力を使う。私は人のためにこの力を使うの」と言った茜は、貞子と戦って身体を乗っ取られますが、孝則がスマホを破壊して茜を助けました。
(エンド途中)謎の女性・サカタキヨミが「世の中みんな作りものだから」。
(エンド後)「さあ、始めよう」という柏田の声、映画スクリーンから伸びる手。

みんなの感想

ライターの感想

「呪いのビデオテープ」だったものが、「呪いの動画」…うーん、時代の流れを感じる。
ネット社会だもんな。拡散力が桁違いだよね。
タイトルが『貞子』とついておきながら、実はさほど貞子について語られない。せいぜい「数十年前に死んだ女。超能力者。生きたまま井戸に落とされた」程度。
貞子のエピソード自体については、前の『リング』シリーズを見たほうが非常に判りやすいのだが、上に書いた「生きたまま井戸に落とされた」程度の知識でも話に充分ついていける。
『リング』シリーズと違うのは…な、なんですか、この変貌っぷり!? 私ゃ生贄女性たちを「バッタ貞子」と呼びましたよ。
後ろ足の気色悪いこと…そうか、単なる恐怖ではなく、生理的嫌悪も煽ってるんだな。
それがあるだけに、ラストの「美しい貞子(橋本愛)」が際立つ! この演出はいい!
ちなみに『リング』シリーズの第2弾『らせん』で出て来た監察医・安藤満男が、ラストシーンで作りだした息子のクローンの名は「安藤孝則」。
つまり…『リング』シリーズと、きちんと繋がっているのだ!

映画の感想を投稿する

映画「貞子3D」の商品はこちら