トライアングル-殺人ループ地獄-

「トライアングル-殺人ループ地獄-」のネタバレあらすじ結末

トライアングル(2009年)の紹介:カルト的な人気の映画「0:34 レイジ 34 フン」のクリストファー・スミス監督がメガホンをとった作品。主演は「30デイズ・ナイト」のメリッサ・ジョージ。2009年制作イギリス・オーストラリア合作※PG12指定

映画「トライアングル-殺人ループ地獄-」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「トライアングル-殺人ループ地獄-」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

トライアングル-殺人ループ地獄-の主な出演者

ジェス(メリッサ・ジョージ)、グレッグ(マイケル・ドーマン)、サリー(レイチェル・カーパニ)、ダウニー(ヘンリー・ニクソン)、ヘザー(エマ・ラング)、ビクター(リアム・ヘムズワース)、トミー(ジョシュア・マコルヴァー)、ジャック(ジャック・テイラー)

トライアングル-殺人ループ地獄-のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ジェスは友人らと共にヨットで海に出るが天候悪化によりヨットは転覆、通りかかった船に乗り込む。ところが船は無人であやしげ。ジェスたちは謎の人物に襲われてジェス以外死亡。しかしジェスは見る、自分たちが再びやってくるのを。 ②無間ループ地獄に陥ったジェスは船から脱出して自宅へ辿りついたつもりだったが、そこもループしていた。息子・トミーは死に、落胆に暮れたジェスはトミー会いたさに再びヨットに乗る。またもループ。 (③ほんとは交通事故でジェスもトミーも死んだ。トミーへの罪悪感から、ジェスはこの無間ループ地獄へ入ることにより、自らを罰している)

【起】- トライアングル-殺人ループ地獄-のあらすじ1

「怖い夢を見たのね。今のは夢、現実じゃない。目を閉じて楽しいことを考えるのよ」
…ジェスは自閉症の息子・トミーを持つ、若いシングルマザーです。海の近くの一軒家に息子と2人で住んでいますが、ひとりでの子育ては何かときつく、ついついトミーに厳しく当たってしまいます。
ある日、ジェスは友人たちに誘われて、ヨットの海遊びに出かける約束をしていました。
ところが預けるために出かける準備をしろと命じていたトミーは、絵筆を洗うバケツを落として、いらぬ手間を増やしています。イライラしたジェスは、ついトミーに手を上げてしまいました。
ドアチャイムが鳴ったので外に出ますが、誰もいません。隣人男性のジャックに聞いても知らないと言われます。
朝8時半に待ち合わせしたジェスはヨットハーバーに行きますが、ジェスと応対したヴィクターは「変な女性。息子がどこにいるか忘れてて、学校って言ってたけど今日は土曜で学校が休みだ」と言います。
・サリー…茶色の髪の若い女性。ジェスとは高校の同級生。ヨットの持ち主、ヨットはトライアングル号。
・ダウニー…サリーの夫。金髪の若い男性。
・ジェス…今回サリーに遊びに招かれた。
・グレッグ…ひげを生やした若い男性。ジェスのことが好き。
・ヴィクター…短髪の若い男性。グレッグと一緒に暮らしているがゲイではない。ジェスとは初対面。
・ヘザー…黒髪の若い女性。
サリーはヘザーとグレッグをくっつけたくて今回のヨットクルーズを企画しました。
毎年サリーとダウニーの夫妻が帰宅して、とにかくカップルを作りたがろうとするのです。
それが嫌で、グレッグはジェスを誘って連れて来たのでした。
サリーの思惑は上手くいかず、グレッグはジェスが好きですし、ヘザーはどちらかというとグレッグと同行したヴィクターの方が好みだそうです。
ヨットで沖合まで出たところ、海上で突然ヨットのエンジンが止まりました。しかも雷雲が急速に近づいてくるのが見えて、ダウニーは沿岸警備隊に連絡を入れますが、警備隊は「異常なし」と答えました。
無線で連絡を取っている間に、助けを呼ぶ女性の声のノイズが入ります。
沖合から津波がやってきたので、皆は救命胴衣を着けて備えました。波でヨットは転覆します。
海に落ちましたが、全員無事に海上に顔を出しました。しかしヨットが転覆して困ります。
ふと見ると脇に超大型旅客船『アイオロス号』が通りかかりました。皆は助けを呼びながら船に乗り移ります。ジェスは乗り移る前に、一瞬だけ人影を見ました。
人がいなくなったヨット・トライアングル号は、波に巻かれてどんどん離れていきます。
アイオロス号に乗り込んだものの、船は無人です。サリーとダウニーは船長にかけあおうと言いました。
6人は船の中を見回りますが、人影は全く見当たりません。ジェスは、以前この船に来たことがある、通路に見覚えがあるような気がします。
船室のロビーには豪華な食べ物が並んでいます。つい先ほどまで人がいた気配が残っていました。

【承】- トライアングル-殺人ループ地獄-のあらすじ2

6人はジェスとグレッグ、ダウニーとサリー、ヴィクターとヘザーの三手に分かれて、船の中を探索しました。
物音がした方へジェスが行くと、自分が持っていた車の鍵が落ちています。
さらにヴィクターは「階段にジェスがいる」と言ってそちらへ行きました。
グレッグとジェスは水音を聞きつけて船室の1つに入ると、バスルームの鏡に『劇場へ行け』という血文字を発見しました。グレッグは船長の悪ふざけではないかと茶化し、怒ったジェスはグレッグと別行動します。
グレッグは劇場へ行きました。ジェスは船室に戻りますが、先ほどまで豪華だった食卓のごちそうが、腐っています。血まみれのヴィクターがジェスを襲って首を絞め、ジェスが抵抗するとヴィクターは後ろへ倒れました。
発砲音を聞きつけたジェスが劇場へ行くと、そこにはサリーとダウニーとグレッグがいましたが、グレッグは胸を撃たれて倒れています。
サリーもダウニーも、ジェスに言われて劇場に来たとのことで、ジェスは二重人格を疑われました。そのジェスの目の前でダウニーもサリーも撃たれて死にます。劇場の2階客席から袋をかぶった人物が撃っていました。
ジェスは避難しようと救命ボート置き場に行きますが、ボートはありません。背後から襲われたジェスは手斧で応戦しました。相手は鉄の棒を持っています。
「彼らが戻ったら殺して。家に帰るの」と言った相手は女の声で、ジェスは女を船から突き落としました。
…気づくとレコードが鳴っており、外から助けを求める声が聞こえます。海を見たジェスはわが目を疑いました。ついさっきの自分たちが助けを求めているのです。
二巡目なので明らかにします。ジェスたちは無間ループ地獄に陥ったのです。ジェスたちが乗り込む時に最初に見た人影は「生き残ったジェス」でした。
そうこうしているうちに、ジェス(コピー)たちは船に乗り込みます。混乱しながらも隠れたジェスは、自分たちが交わした会話をもう1度聞きますが、頭を抱えて座った際に、鍵を落としてしまい、急いで逃げました。鍵があったのは、自分が落としたからなのです。
血文字の部屋に行ってみると、特に変化はありません。
隠れて甲板に出て見ると、ダウニーの死体に鳥が群がっています。
ヴィクターと鉢合わせたジェスは必死で説明しますが、「頭のおかしな奴」扱いされます。必死で説得してヴィクターを壁に押し付けると、壁部分に突起があってヴィクターのうなじをケガさせてしまいました。これが、先ほどヴィクターが会うなり襲って首を絞めて来た理由です。
ロッカーに潜り込んだジェスは、そこに『彼らが乗ってきたら殺せ』という大量の走り書きを見つけました。ふと思い立って自分で同じ文字を書いてみると、筆跡が同じです。そしてまた1枚走り書きが増えました。

【転】- トライアングル-殺人ループ地獄-のあらすじ3

さらに銃撃した犯人が着用していた服と銃を武器庫に見つけます。銃を持ったジェスは自殺も考えますが、息子・トミーのことを思い出してやめました。
側溝に大量のジェスのペンダントが落ちています。覗きこんだ拍子に、ジェスがつけていたペンダントも落ちてしまいました。もう分かると思いますが、同じ現象がこの船の中では、何百回と繰り返されているのです。
ヴィクターとまた会ったジェスは「皆を船からおろす」と言い、信じてくれと訴えますが、劇場では銃撃戦が始まっていました。グレッグが死に、「船をおりよう」と言ってダウニーとサリーに銃を渡したジェスは、ヴィクターを探しに行きます。
ヴィクターは船から身を投げていました。血の痕で気づきます。
ダウニーとサリーのところへはコピージェス(先輩)が登場して、船室でナイフを使ってめった刺しします。ダウニーがやられ、腹部を刺されたサリーは本物のジェスからも逃げて無線で連絡を取ろうとしました。この助けの声が、嵐の際に入ったノイズの救助の声です。
甲板の上に逃げたサリーは、コピーサリーの大量の死体を発見しました。サリーも混乱しながら「何が目的なの?」とジェスに聞きますが、ジェスも分かるわけがありません。
物音がして見ると、下ではコピージェスとコピージェスが殺して船から落としているところでした。サリーも息絶えます。
ここでまた、新たなヨットがやってきます。どうやらジェス以外の人間が死ぬと、ヨットが戻って来る仕組みのようです。
ジェスはヨットに飛び乗って逃げたいと考えますが、ヨットは離れていきました。船を止めようと機関室に行きますが、操作方法も分からず力も必要で無理です。
離れて見ていると、コピージェスがやってきて同じ行動をしています。
考えたジェスは「全員ヨットの状態まで戻せばいい」と思い、皆を殺すことにしました。血文字をバスルームの鏡に残し、ダウニー夫妻に「劇場へ来るよう伝えて」と言い残し、武器庫へ行って着替えてフードをかぶります(最初に銃撃していたのはジェス)。
全員を子おろしてしまえばヨットの状態まで戻れると思って犯行を重ねますが、ジェスはコピージェスに追われる立場になり、船から落とされました。
(三巡目にして追う立場から追われる立場に逆転する…「トライアングル」の意味でもある)
…海に落ちたジェスは、自宅近くの砂浜に打ちあげられて目が覚めます。歩いていると車道へ出て、走って自宅へ戻りました。
自宅の窓から覗きこむと、やっぱりコピージェスがいます。しかも時間は「出発前の頃」にさかのぼっています。
窓の外にジェスの姿を見たトミーが、驚いて絵筆を洗うバケツを倒しました。冒頭でトミーがバケツを倒したのはこういう理由があったのです。

【結】- トライアングル-殺人ループ地獄-のあらすじ4

見ると、コピージェスがトミーに暴力を振るっていました。ジェスは急いで玄関に回り、ピンポンダッシュします。ピンポンダッシュの犯人もジェスでした。息子・トミーへの暴力をやめさせたかったのが理由です。
ジェスコピーが隣人男性・ジャックに話しかけている間に、納屋から道具を持って来て、戻って来たジェスコピーをジェスは殺しました。
その殺害現場を見られたジェスは、トミーを抱きしめて「悪い夢を見たのよ。今のは夢」と言い聞かせます(冒頭の台詞)。
コピージェスの死体からペンダントを取って胸にかけ、コピージェスの遺体をトランクに詰めて「今までとは違う(道を選ぶ、無間ループ地獄から逃げる)」と宣言したジェスは、トミーを車に乗せて出発しました。
運転していると、フロントガラスに鳥が当たります。鳥はガラスに当たって死んだので、一旦車を停め、鳥の遺体を持って海岸に捨てたジェスは、同じように大量の鳥の死骸がそこにあるのを見ました(まだ無間ループ地獄から脱出できてない)。
それを見て逃げるように車に戻ったジェスは、あせって車を運転し、対向車と接触事故を起こし、車が横転します。周囲の人が駆け寄ってきます。
ジェスは奇跡的に無事ですが、横転した車から息子・トミーの遺体とコピージェスの遺体(トランクに詰めた遺体)が発見され、車に乗っていた人物は死んだとみなされました。
タクシーを停めたジェスは乗り込みます。タクシー運転手は親切に行き先を尋ね、ジェスはヨットハーバーを希望します。だって、そこへ行けば無間ではあるけれどもいつか息子・トミーに会えますから。
こうして自らジェスは無間地獄への道を再び選びました。タクシー運転手は金も取らず「戻ってくるよね。待っているよ」とジェスに告げます。
ジェスはヨットハーバーに向けて歩きだし、ヴィクターに息子のことを聞かれて「学校かな」と答えました。ループは続きます…。
(不条理もののストーリーなので、特に物事の整合性を考える必要はないのだが、もし解釈を付け加えるとしたら…。
本当はジェスは終盤の、対向車との接触事故で息子・トミーと共に死んでいる。すでにこの世の者ではない。
自閉症のトミーに虐待していた自分を責めたジェスは、みずからに罪を課した。それが無間ループ地獄。
なので本当は「まず交通事故ありき」「そこで死んだジェスが、自分への罪を背負ってずっと同じ世界をぐるぐる回っている(罪悪感から)」「他のメンバー…サリーやグレッグなどの存在は関係ない」。
タクシーの運転手は、死神あるいは死の世界の住人で、ジェスが自分への裁きを終えるのを待っている。だからヨットハーバーまで送っていっても料金を請求しなかった。いつまでも待つと言う発言も、ジェスが気の済むまで自分を責めればよいと考えている)

みんなの感想

ライターの感想

この作品、深い。
単なる不条理サスペンス映画として見ても面白い。ストーリーが進むにつれ、徐々に明らかになっていく秘密を楽しむのも一興。
そしてもしつじつま合わせが必要であるならば、交通事故。このシーンが分岐点(映画では終盤になってしまうが、ここが序盤と取ることも可能)。
これは本当はネタバレを見ないで、本編をじかに見て味わってもらいたい。
大量にある死体のシーン(コピーのサリーが甲板の上にわんさか)は、これ見るだけでインパクト大。
見終わった後の気分は決してよくはないけれど(むしろ落ち込む)、いやはや、すばらしい作品。

    kirisimaさんの感想

    なんか出来の悪い客船版サイレントヒルという感じ。ヴィクターが重傷を負うシーンが間抜けすぎる。

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