「Mr.(ミスター)タスク(セイウチ人間)」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

Mr.タスク(セイウチ人間)の紹介:2015年公開のアメリカ&カナダ映画。ある老人の所へ取材に訪れた青年が睡眠薬で眠らされ、セイウチ人間に変貌(改造)させられる奇想天外なホラー。ジョニー・デップがシークレット出演し、娘との初共演を果たした。

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予告動画

Mr.(ミスター)タスク(セイウチ人間)の主な出演者

ウォレス・ブライトン(ジャスティン・ロング)、ハワード・ハウ(マイケル・パークス)、テディ(ハーレイ・ジョエル・オスメント)、アリー(ジェネシス・ロドリゲス)、コンビニ店員・コリーン(リリー=ローズ・メロディ・デップ)ギー・ラポワンテ(ジョニー・デップ シークレット出演)

Mr.(ミスター)タスク(セイウチ人間)のネタバレあらすじ

【起】- Mr.(ミスター)タスク(セイウチ人間)のあらすじ1

〝現実の出来事に基づく〟
…アメリカ、ロサンゼルス。
口ひげを長く伸ばした若い男性ウォレス・ブライトンは、友人・テディと『ナッシー(Not-See=見ない)・パーティー』というポッドキャスト(インターネット上のラジオ番組)を運営しています。
『ナッシー・パーティー』はそこそこ人気のある番組となっており、オリジナルグッズも出されていました。また視聴者からの投稿も、ぞくぞくと寄せられています。
ある日の放送で、ウォレスとテディは動画サイトで再生回数3万回を突破した、人気動画を取り上げました。
それは映画『キル・ビル』に感銘を受けた少年の動画で、少年は映画の真似をして刀を振り回すのですが、誤って自分の右足を切断してしまうというものです。
この動画の話題で盛り上がった2人は、次週その『キル・ビル少年』に突撃取材をする、と放送内で宣言しました。『キル・ビル少年』はカナダ在住の人です。
飛行機嫌いのテディは残り、ウォレスは恋人・アリーの反対を押し切ってカナダへ渡航しました。
空港の入国審査で、ウォレスは入国審査官に「カナダではホッケーが嫌いと言うな」というアドバイスを得ます。お目当てのマニトバまでは、レンタカーで移動しました。
投稿者『キル・ビル少年』の自宅を訪れたウォレスは、愕然とします。家の玄関には白い花輪が飾られていたからです。
葬儀に参加したウォレスは、たった2日前に『キル・ビル少年』が死んだことを知りました。右足を亡くしたことを苦にした少年は、動画で使っていた刀で自殺していました。
ウィニペグに移動して、『H』という名のバーで取材対象がいなくなったことをテディに報告したウォレスは、手ぶらで帰るわけにいかないと言い、何か他にネタを探すと告げます。
電話を置いた後、トイレに立ったウォレスは、便器の前に貼られた大量のチラシのひとつに惹かれました。
それは手紙のようなもので、『数々の冒険…土産話あり。カナダ人で奇妙な旅をして、海で生きて来た老人の話。孤独に余生を迎えたくない。話はある』というような内容でした。
賃貸物件(貸し部屋)も扱っているようなのですが、冒険話に惹かれたウォレスは、早速電話をして予約を入れます。
ハワード・ハウという老人が住んでいる場所はバイフロストというところで、現在地のウィニペグから北へ車で2時間かかる場所にありました。
電話で予約を入れたウォレスは、途中コンビニで飲み物を買い物したついでに電話をかけて道を聞き、夜のドライブで人里離れたところにあるハワード邸へ行きます。
ピッピー・ヒル邸と掲げられた館は異様に大きく、ドアチャイムを鳴らすと電動車椅子に乗った眼鏡の老紳士が出てきました。 この映画を無料で観る

【承】- Mr.(ミスター)タスク(セイウチ人間)のあらすじ2

ハワードは深夜にもかかわらず、ウォレスを歓待します。ハワードは紅茶をウォレスに勧めると、冒険話を始めました。紅茶は初めての味です。茶葉をブランデーに漬け込むのが秘訣なのだそうです。
ハワードの話はウォレスが想像した以上に面白く、興味深いものでした。ハワードは船の調理師をしており、世界中のあちこちを旅していました。
かの有名なヘミングウェイとノルマンディーの海で会った話のことを聞いたり、シベリアに行ったりした話を聞いたウォレスは、興奮しまくりです。
思った以上に話があり、ウォレスは感心しきりでした。
世界中旅をしただけあって、部屋にもトイレにも世界各地の名物が並んでいました。話が一段落した折に、ウォレスは壁にかかった棍棒のようなものを見つけます。
それはアラスカ人の言葉で「ウーシック」という、「セイウチの陰茎骨(ペニスの骨)」でした。50cmほどの太い棒です。
1959年にシベリアホホジロザメ捕獲隊のアナスタシア号に乗っていたハワードは、チュクチ半島の沖で氷山と衝突し、アナスタシア号が沈没する事故に見舞われました。
冬の海に投げ出されて乗組員が次々に凍死していく中、ハワードだけは生き残って小さな島の岸に辿り着きます。
そこで救助されるまでの数年間、ハワードはセイウチを食べ、セイウチの群れに入って暖を取って生きていました。
「セイウチは最も高貴な生き物だ」と豪語するハワードは、以来、憧れのセイウチのことを敬意を込めて「ミスター・タスク(牙)」と呼んでいます。
そこまで話を聞いた時、ウォレスは急激に眠くなって崩れ落ちました。ハワードは、ウォレスの飲んだ紅茶に睡眠薬を入れて眠らせたのでした。
翌日、目覚めたウォレスは、自分がまだ意識朦朧としていて車椅子に乗せられていることに気づきます。
ハワードが言うには、ウォレスはこの地域に生息するドクイトグモ…別名・浮浪者グモと呼ばれる毒グモに咬まれ、命を落とすところだったそうです。
気を失ったウォレスのズボンからクモが這い出てきたので、ハワードは医者ドクター・ムシエを呼んで施術したとのことで、その時、ウォレスの携帯は医者が踏んで壊しました。
毒が心臓に回る前に抜本的な治療として、医者がした…その言葉に、おそるおそるウォレスは、自分の膝にかかった毛布を剥ぎます。ウォレスの左足は、膝から下が切断されていました。
病院へ行きたいと訴えるウォレスに対し、ハワードは「病院は病原菌だらけだ」「この館の清潔な部屋で治療を行なった方がいい」と勧めます。
家族に連絡をしたいと言っても、ハワードは「医者がこの家の電話機を持って行った」と言って、電話をかけさせません。

【転】- Mr.(ミスター)タスク(セイウチ人間)のあらすじ3

そのうちウォレスは、ハワードが言っているクモや医者のことは嘘ではないかと勘繰りました。すらすらと答えはしますが、胡散臭いものを感じたのです。
ハワードもウォレスの不信を感じ取ったようでした。
夕食時にまだ怒りまくるウォレスに、すたすたと歩いたハワードは、ビンタをかまします。電動車椅子は見せかけで、実際のハワードは歩行できたのです。
ビンタした後、ハワードはウォレスに「ムダな物を省こうか」「互いの心を開き合おう」と言い、自分の計画を話しました。
昨夜話したとおり、ハワードはセイウチをこよなく愛しておりました。そしてハワードは、人間をセイウチに変えたいと思っていました。
お手製のセイウチのスーツをウォレスに着せることを告げ、人間の声を使わずに鳴いて感情を表現しろ、セイウチになりきれとハワードはウォレスに言います。
あまりのことに泣き叫ぶウォレスに合わせ、ハワードもセイウチ風に鳴いて応じてみせました。
その頃、アメリカでは恋人・アリーが、3日間もウォレスから連絡がないことで苛ついています。
ウォレスは有名になってから浮気癖がありました。今度もカナダで浮気するに違いない、と言うアリーは、慰めるテディといつしか深い関係になっています。
アリーが鳴らした携帯の着信音が、夜、部屋で車椅子に拘束されたウォレスの耳に入りました。ウォレスは暖炉の横の机に携帯を発見しますが、電話を取る直前で着信は切れました。
すぐにウォレスはアリーにかけ直しますが、タイミング悪く、アリーは充電を開始していました。ウォレスはアリーの留守電にメッセージを吹きこみます。
テディにも連絡を取りましたが、テディの携帯もアリーの部屋で充電中でした。
2人の携帯の留守電に、ウォレスは、変な老人に捕まって足を切断されて監禁されたと訴えます。場所はマニトバのどこかで、ウィニペグから北へ2時間の場所だと告げました。
テディの留守電に吹き込んでいる最中、ウォレスはハワードに後頭部を殴られて気絶します。ハワードは倒れたウォレスに「君の一生は終わった。セイウチになるしかない」と話しかけました。
翌朝、アリーが着信に気づきテディを起こします。2人は留守電を聞き「これは本当のことだ」と思いました。ウォレスと親しい2人は、本気の時のウォレスの声だと確信したのです。
早速2人はカナダに移動し、ウォレスを探し始めました。バーへ聞き込みに行きますが、ウォレスが見たチラシはウォレスが持ち去ったのでありません。
警察へ相談した2人はフランク・ガーミン刑事に信じてもらえませんでした。ハワード・ハウなる人物はウィニペグに行った記録までしかなく、マニトバにはいないというのです。
ただ、足の件だけが気になるとフランク刑事は言いました。2日ほど前に訪ねてきた元刑事で現在は探偵らしき人物が、足のない死体について問い合わせをしてきたのです。
フランク刑事は、探偵の連絡先をアリーとテディに教えました。
アリーたちが動いている間、ウォレスはハワードにより、強制的に肉体改造の手術を受けていました。
ウォレスの両方の足は膝下で切断され、腕は胴体に縫い付けられ、舌を抜かれて上唇の両側に牙(膝下の骨を削って作ったもの)をつけられ、人間の皮膚で作った「セイウチスーツ」を着せられました。
その姿はかなり衝撃的です。舌がないので喋れず、セイウチのように鳴くしかありません。
巨大プールにウォレスを移動させたハワードは、しっぽ部分を鎖で固定しました。プールの横には巨大スクリーンに海の映像と効果音を流しています。
最初涙を流して泣くウォレスに「セイウチは泣かんぞ!」と叱咤したハワードは、ウォレスをセイウチにするための特訓を開始しました。
しっぽにつけた鎖で強制的に水に落とし、泳ぎを覚えさせようとします。沈んだウォレスはプールの底に、セイウチ人間の白骨死体を見つけてショックを受けました。

【結】- Mr.(ミスター)タスク(セイウチ人間)のあらすじ4

生き残るためにウォレスは努力します。ハワードはウォレスに、餌として生のサバを丸ごと与えました。あとはひたすら泳ぎの特訓です。
アリーとテディは、警察に紹介された探偵ギー・ラポワンテに会いました。3人はスライダー(小さなハンバーガー)の店に行き、食事をしながら話をします。
ラポワンテはケベック州の元警部でしたが、この10年連続殺人犯を追っていると言いました。今までに殺人犯は23人を殺害し、もし本当ならばウォレスは24番目の被害者だろうとも告げます。
殺人犯はある人間を拉致すると、1か月後に皮膚がない状態で遺体を放置します。遺体は膝下がなく、両腕は胴体に縫い付けられた状態で、はりつけにされた恐竜のようだとラポワンテは言いました。
2年前にラポワンテは、行方不明になったホッケー選手のグレゴリー・ガムトリーの捜査をしました。その時に、当時はバトロミュ・ムシエと名乗るハワードに会ったのですが、ラポワンテは騙されて見過ごします。
それ以来警察を辞めたラポワンテは、探偵としてハワードを追っているのでした。
長距離ドライブをするとしたら、その人その人の癖があるはずと言ったラポワンテは、ウォレスが好みそうなものはないかと2人に聞きます。
「コンビニのまぬけな飲み物が好物」とのアリーの証言でコンビニに行くと、コンビニの若い女性店員2人は、ウォレスのことをよく覚えていました。ウォレスがセイウチみたいなヒゲを蓄えていたからです。
携帯で電話しながらメモを取ったと話す店員に、そのメモ帳を借りたラポワンテは、鉛筆でこすって筆圧の跡で住所にたどりつきます。3人は該当する場所まで行きました。
近くに沈められたレンタカーを発見します。ウォレスが乗って来たものです。
確信したラポワンテは、アリーとテディに拳銃を持たせ、ラポワンテも猟銃を持って「ピッピー・ヒル邸」に乗り込みました。
折しもその頃、ハワードはウォレスに最終試験を与えていました。「君を真のセイウチにできたら、今度こそ君が勝てるかも」と言うハワードも、セイウチスーツを着用します。
ハワードの最終目的は「セイウチ人間と戦うこと」でした。ハワードに負ければ死にます。勝てば…セイウチとして残りの人生を生きることになります。
ウォレスはハワードと戦いました。ウォレスも必死で、興奮のあまりセイウチスーツを脱ぎ捨てて二足歩行に戻ったハワードの足の甲に牙を立てます。
この戦闘の声がアリーとテディの耳に入りました。アリーは扉を銃で壊し、乗り込みます。
ハワードを倒し、ウォレスが勝利していました。ハワードは「目的は果たした。君は私のミスター・タスク(牙)だ」と言って息絶えます。
セイウチになったウォレスの姿を見たアリーとテディは、絶句しました。ラポワンテは猟銃を構えますが、おろします…。
…1年後。
アリーとテディは、今日もマニトバ動物保護施設を訪問します。柵で囲われたプールと、土でできたかまくらのようなハウスで、セイウチ・ウォレスは暮らしていました。
アリーはサバを差し入れます。過去には「コンビニのまぬけな飲み物」も差し入れたようで、容器が残っています。
すっかりセイウチと化したウォレスですが、アリーは「泣けるのが人間と動物との違い。心があるのよ」「愛してるわ、忘れないで」とウォレスに声をかけました。
アリーとテディが去った後、ひとりでウォレスは涙を流します。
(エンドロール)…という内容の話を、2人の男性がポッド・キャストの番組で話題にする。
(エンド後)ピッピー・ヒル邸に乗り込んだ後のポワランテ。「2個めのスライダー(ハンバーガー)はきつかった。あんなに食うんじゃなかった」とぼやく。

みんなの感想

ライターの感想

人間をセイウチに変えたいというこの作品。
ほんとにこのセイウチ人間はインパクトがあります。満を持して登場した最初のシーンの強烈なこと!
(裏を返せば「出オチ」のような気もしないではないが…)
いってみれば『ムカデ人間』のパロディともいえるこの作品ですが、ハワードはハワードなりに動機があり、それがきちんと説明されている。
ラストでハワードの最終目的が「ともに戦うこと」…これに私は心をもってかれました。ムカデ人間だって、そんなことしないよ…。
(戦いの途中で二足歩行にハワードが切り替えた時、つい「ずるい!」と思っちゃったもんね)
さてセイウチ・ウォレスになってから気にしてほしいのは「左肩口」、人間の皮膚を使って作られたスーツ。
左肩口のところに顔のパーツらしき皮膚がある。気づいたら、そこしか目に入らなくなるという…。
ギー・ラポワンテはジョニデ。今作品で気づいたけど、演じ方によってはジョニデとマルコビッチって似てるのね。
コンビニ店員の女性、右側の小顔の子が「ジョニデの娘」です。ちゃんと共演するシーンもあるよ。
ストーリー的にはナンセンスな向きもあるようだが、私は気に入った。DVDを購入したくらい(笑)。

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