「RPOINT」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

R-POINTの紹介:ベトナム戦争の最中、ベトナムの軍事地域R-POINTで消息を絶った大隊の捜索を命じられた兵士たちの恐怖を描いた、2004年公開の韓国の戦争サスペンス・スリラー映画。監督/脚本は「GP506」や「カル」(脚本)のコン・スチャン。ベトナム・カンボジアでのオールロケも見事ですが、着目したいのはその人数。ジャングルと荒野、そして墓標のような巨大な廃墟で、”彼ら”は静かに潜入し、兵士たちを凄惨な壊滅へと導きます。

予告動画

RPOINTの主な出演者

チェ隊長(カム・ウソン)、チン軍曹(ソン・ビョンホ)、マ兵長(パク・ウォンサン)、チャン兵長(オ・テギョン)、パク伍長(イ・ソンギュン)、オ兵長(ソン・ジノ)、ピョン上等兵(ムン・ヨンドン)、イ上等兵(チョン・ギョンホ)、チョ上等兵(キム・ビョンチョル)、少女/白い服の女(イ・ウネ、キム・ヒジョン)

RPOINTのネタバレあらすじ

【起】- RPOINTのあらすじ1

1972年。ベトナム戦争の最中、本部通信基地”カミキリムシ”に、半年前、全身火傷でかろうじて生還した1名以外全員が消息不明となった53大隊”ロバ30”から無線が入ります。現在も身動きができない生き残りの男が叫びます。「俺はあいつらが死ぬのを見たんだ!この手で認識票を持って帰ったのに!」と。

一方、ベトナムの娼婦街で民間人に変装したベトコンを射殺した角で、チェ・テイン中尉がCID隊長に呼ばれます。彼は戦歴は華やかながら所属部隊がことごとく壊滅すると悪評の男で、本部復帰は却下され、今回の事件をもみ消す代わりに”ロバ30”こと53大隊が姿を消した”R-POINT(ロミオ・ポイント)”の捜索隊の小隊長に任命され、コードネーム”モグラ”を与えられます。

部下になったのは、冷徹な鬼軍曹と噂のチン軍曹、最年少18歳のチャン兵長、かつて53大隊に所属していたオ兵長、家族持ちのマ兵長、任務終了後には飛行機で帰国させると言われ志願したサックス奏者のパク伍長、機械に詳しい小柄な通信係ピョン上等兵、マッチョな肉体派イ上等兵、葬儀屋の息子で漢文に詳しいチョ上等兵の8名で、総員9名の小隊です。

1日目。

彼らは船でR-POINTと陸続きの砂浜に上陸しますが、オ兵長が持参のカメラで記念写真を撮ろうと言い出しチン軍曹に恫喝されます。が、チェ隊長が許可し、伍長以下明るい笑顔で写ります。
彼らはその後、竹林でベトコンの攻撃に遭い、チェ隊長が敵陣に突入、ロケット砲で撃破します。岩影の小さな壕には、腐乱したベトコンの遺体と、鈴のブレスレットをつけた瀕死の女性兵士がいました。皆が躊躇う中、チン軍曹が彼女に小銃を向けますが、チェ隊長は出発を促します。

彼らはジャングルを抜け、霧の立ち込める荒れ野に到着、R-POINT地域内に到達します。付近では漢文が書かれた石碑を発見、チョ上等兵が解読しますが、その場所はかつて湖で、中国人によってベトナム人が多数殺され遺体を湖に捨てたため、湖を埋め慰霊の寺院を建立した、「汝の立つ所には我がいる」「手を血で汚した者は帰れない」と、不吉な文言が記されていました。

無線は繋がらず、隊はその場で足止めとなります。夜、チョ上等兵は、ここはジメジメしていて薄気味悪い、こんな場所は墓にも使えず、生者も暮らせない、好むのは幽霊だけだとこぼします。 この映画を無料で観る

【承】- RPOINTのあらすじ2

2日目早朝。

霧が晴れ、彼らの目前に巨大な石造りの3階建ての建物が姿を現します。堅牢で巨大なその建物は、地下1階、地上3階の完全な廃墟でした。
チェ隊長は、建物の周囲3.5㎞がR-POINTと呼ばれ、ベトナム人の聖域で政府軍も避けている非戦闘地域であること、7日間で行方不明となった53大隊の捜索及び遺留品の回収することを告げ、周囲の捜索に出るよう命じます。

チェ隊長と家族持ちのマ兵長、若手のチャン兵長が建物に残り、残りはチン軍曹と捜索に出発します。マ兵長は抗生剤を飲んでいるのをチャン兵長に知られ、梅毒がバレてしまいます。
一方、捜索に出たチョ上等兵は、早々に仲間とはぐれてしまいますが、しばらく行くと、5、6人の兵が草むらの中を行軍しているのを見つけほっとします。が、声を掛けても反応が無く、よもや敵かと緊張しながらついていくうち、「待ってろジョンスク」と描かれているヘルメットに気づきます。が、彼らは無反応のまま草むらに身を隠し消えてしまいます。
一同が合流して彼を捜索するうち、大規模な墓所遺跡を発見、墓所には線香が供えられていましたが、敵も民間人もおらず、奥で怯えたチョ上等兵が発見されます。

夜、ようやく明かりが灯った広間で、チョ上等兵は「ジョンスク待ってろ」のヘルメットを探しますが見つかりません。ただ、53大隊だったオ兵長だけは激怒しますが理由を言いません。

やがてヘリの音がして大柄な黒人のペック軍曹率いる米軍の小部隊がやってきます。ペック軍曹は、この2階に米軍の通信機器があり、4日に一度のバッテリー交換に来たと言い、2階の通信機器を確認、その部屋には入室しないよう何度も念を押します。
また、この建物は、植民地時代フランス軍の療養所だったが絶滅した、ベトコンがいない時代なのに誰の仕業かわからない、ここでは誰も生き残れない、君らは4日後まで生き残れるかなと笑って話し去って行きます。

一方、通信兵のピョン上等兵が、本部とはまだ不安定だが内部通信と無線が復旧した、フランス軍のジャックと名乗る兵隊が双子の弟ポールと任務中で、近くにいるから遊びに行くと無線が入ったと言いますが、彼はフランス語ができないため、受け流されます。

また、オ兵長はチョ上等兵を呼びつけ、ヘルメットを探した真意を問いますが、彼に思い当るはずがありません。彼が怒りながら去った後、オ兵長はジョンスクのヘルメットは、彼と53大隊で同期だった失踪した戦友の物だと呟きます。2人を誰かの目線が眺めていました。

広間では、マ兵長の拾ったカセットレコーダーの修理を終えたピョン上等兵が、ベンチャーズの曲を流しながらやってきます。一同が浮かれるうち、曲は途中で途切れ、銃声と何かに怯えた叫び声が響き、一同は凍りつきます。
隊長が部屋で一人テープを聞き直している中、稲妻が光り、庭で白い服の女を目撃します。

また、夜中の見張り番のマ兵長とチャン兵長が、草むらを横切る人影を目撃、チャン兵長が「チョン一等兵!」と呼びますが返事はありませんでした。

3日目の朝。

マ兵長が、全員から梅毒をからかわれ憮然とする中、パク伍長が、チン軍曹にチョン一等兵がいなくなったと報告し、管理不行き届きと蹴られます。彼が建物の階段でイ上等兵に不満を漏らす中、上から流れ落ちた大量の血を頭からかぶってしまいます。真上で、チョン一等兵が首を吊って死んでいたのです。殺害された可能性から捜索しますが敵はおらず、遺跡にトラップを仕掛けます。

夜。誰も戦友であるはずのチョン一等兵の出身地や経歴を思い出せない事に気づき、チェ隊長は本部に、彼は53大隊所属の失踪兵士だと怒鳴られます。また10人隊の1人が死に今は9人だと主張する隊長に、出発前の報告書には9人と書いてあるともいうのです。一同は、船着き場では9人だったが、上陸し写真を撮った時には10人だったと気づき、ぞっとします。

隊長は、部屋に戻ってチョン一等兵の資料を見るうち、庭に再び白い服の女を見かけ後を追います。が、気づくと地域外の草むらで、稲妻が光るたび無数の十字架が浮かび上がります。墓碑銘は英仏語で、中に無線兵が言っていたジャックとポールの双子の兵士の墓もあります。愕然とした彼はライターを落とし、建物に戻ります。

深夜、どしゃ降りの雨の中、チョ上等兵と見張り番になったオ兵長は、ジョンスクのヘルメットの戦友を思い様子が変です。オ兵長のカメラは、53大隊で同期だったその彼が恋人ジョンスクのために注文した物で、受け取りをオ兵長に頼んだまま失踪したため渡せずにいたのです。

チョ上等兵が用足しに出たあと、オ兵長の前に合羽を着た男が現れ彼のカメラをいじるので、取り上げると「お前のじゃないだろ?」と言われ、彼は怯えて遺跡へと逃げ込みます。
遺跡から爆発音が響き、皆が駆けつけると、トラップで重傷を負ったオ兵長が激しく怯えていました。彼は取るつもりは無かった、助けてくれとチョ上等兵にすがり息絶えます。傍らには古びた「待ってろジョンスク」のヘルメットが落ちていました。

建物に戻った一同は怯え、チン軍曹は激昂、幽霊がいると怯えるチョ上等兵を蹴り飛ばし、幽霊はいない!認識票を1枚でも持って帰れ!と檄を飛ばします。
また一方では、隊長に撤収を進言しますが、彼は本部が信じるはずがない、初めから捜索し直すと言います。

【転】- RPOINTのあらすじ3

4日目。

部隊はチェ隊長率いるマ兵長、チャン兵長の3人と、チン軍曹率いるパク伍長、ピョン上等兵、イ上等兵、チョ上等兵の5人に分かれ捜索に向かいます。

隊長らは竹林を目指しますが、不帰の石碑から先には行けず何度も戻るうち、ジャングルで米軍のヘリの残骸と遺体を発見、遺体はベック軍曹の名入りの軍服を着ていましたが、3日前に会ったとは思えないほど朽ち果てています。彼らは慄然とし、チン軍曹らの班を探しに戻ります。

一方、チン軍曹は、任務前に53大隊の失踪兵の認識票を渡され、万一の場合、証拠をねつ造してもよいと密令を受けていたため、一行を連れ、捜索地域外の荒れ野に向かいます。部下の目を盗み認識票を投げ、探すよう命じますが、彼らが見つけたのはチェ隊長のライターでした。その場所は彼が無数の十字架を見た場所だったのです。

また、休憩中、チン軍曹はブッシュに人影を目撃し追っていきます。
一向に戻らぬ軍曹を探すため、周囲を捜索していた4人は、沼に踏み込み、大量の死体が沈んでいるのに気づき叫び声をあげます。
チョ上等兵は死んだオ兵長に呼ばれパニックになり、イ上等兵に誰かがついて来てると訴えますが、ハチの巣にしてやれ!と言われ、人影に向かって小銃を発砲します。が、それは彼らを追ってきた隊長の班で、撃たれたのはマ兵長でした。彼は家族のことを思いながら息絶えます。

一方、チン軍曹は、ブッシュを彷徨ううち洞窟に転落していました。奥から本部”カミキリムシ”を呼ぶ53大隊”ロバ30”の無線が聞こえてきます。無線を操作していた兵士に触れるとそれは朽ち果てた遺体でした。
結局チン軍曹は戻らぬまま、日が暮れます。

夜。チン軍曹の班のメンバーはそれでも明日は米軍が来るからと話し合っています。チャン兵長が真実を話そうとした時、2階の米軍の部屋で物音がして見に行くと、機材は全て朽ち果てていました。
愕然とする3人に機材を下におろせと命令し去ろうとするチェ隊長に、イ上等兵が銃を向け、騙したな!と迫りますが、隊長は彼を殴り、生きて帰りたければ従え!と恫喝します。

その後、ようやく本部と無線が繋がり、チェ隊長が今すぐヘリを出せ!と怒鳴りますが、夜間飛行は困難だ、翌朝5時50分には向かうと言って途切れます。隊長は必ず帰れる!と檄を飛ばしますが、皆の疲労は限界に来ています。

すると突然銃声が響き、扉を激しく叩く音がします。隊長が止めるのも聞かずピョン上等兵が扉を開けると、それは無線兵の遺体の朽ちた頭部を持ったチン軍曹で、銃を向けた皆に向かってその首を放り投げます。
皆が彼の生還を喜ぶ中、チェ隊長は緊張を解かず軍曹に銃を向けたまま、氏名と所属と認識番号を問いますが、彼は冷静に答え、隊長は納得してようやく銃を下します。

が、パク伍長が軍曹の前に進み出て、帰りたいと跪き号泣し始めます。異常な気配に振り向いたチェ隊長と目が合ったチン軍曹は、にやりと凶悪に笑い、パク伍長の首をアーミーナイフで切り裂き殺害、皆から一斉射撃を受け息絶えます。
一同が立ちつくす中、チョ上等兵が彼らの後ろから現れるオ兵長とマ兵長を目撃し、銃を構えますが、チェ隊長に怒鳴られ正気に返ります。 この映画を無料で観る

【結】- RPOINTのあらすじ4

残っているのは、チェ隊長と、すでに正気とは言えない葬儀屋のチョ上等兵、肉体派のイ上等兵、通信兵のピョン上等兵、最年少のチャン兵長だけで、隊長が氏名と所属と認識番号を言わせては正気に返す状況が続きます。ジョンスクのヘルメットの一件から現れた目線が、彼らを観察しています。

と、突然2階の朽ちた米軍の無線機から通信が入り、血が流れ始めると同時に、ピョン上等兵が壊れ、奴らが来る!と手榴弾に手を掛けますが、銃撃され死亡、手榴弾を拾ったチャン兵長が、窓に投げますが間に合わず、上半身と顔面を激しく損傷、目が見えないぃ!と叫びもがき苦しみます。

隊長が手当をしてる間に、イ上等兵が壊れ、どうしてこんな目に遭うんだ!何も悪いことはしてないのに!とチョ上等兵にすがりつきますが、彼はにやりと笑い、「本当にそうかな?」と言い彼の額を銃で打ち抜きます。隊長が叫びながらチョ上等兵に発砲、殺害します。

隊長は、認識票が無い!と探すチャン兵長を落ち着かせるうち、その胸ポケットにこの建物で見つけた古い写真が入ってるのに気づきます。
それはフランス軍の集合写真で、あの白い服の女も暗い顔をして映っていました。彼はその女が、あの瀕死の女性兵士であり白い服の女であることを理解します。

と、その時床に鈴が落ち、白い服の女が血涙を流しながら隊長に迫り、笑います。追い詰められた彼は、盲いたチャン兵長に小銃を持つよう促し、その銃を自分に向けさせます。
女が彼と重なった瞬間、彼の目が変わると同時に撃てー!と叫び、チャンは隊長に発砲します。震える声で彼を呼ぶチャンにも応えてやれぬまま、彼は静かに息絶えます。

早朝。遠くでヘリコプターの音が聞こえる中、母親や故郷の話を一人呟くチャン兵長の前には、血も銃も、同胞の遺体もありません。
軍は彼を救出しますが、53大隊と同じく、兵士たちの遺体は見つかりませんでした。

荒れ野に佇む、堅牢な石作りの建物の朽ちた無線機から再び血が流れ、声が聞こえます。
「”カミキリムシ”、こちら”モグラ”、応答せよ」・・・・・。

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