「ふたりの5つの分かれ路」のネタバレあらすじ結末

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ふたりの5つの分かれ路の紹介:離婚を決めた夫婦のこれまでの軌跡を、現在から出会いまでさかのぼり、5つのエピソードで展開していく。 二人が別れに至った経緯がミステリアスに浮かび上がっていくラブトーリー。監督は『スイミング・プール』や『彼は秘密の女ともだち』のフランソワ・オゾン。2004年製作の仏映画で、原題は『5×2』。

予告動画

ふたりの5つの分かれ路の主な出演者

マリオン(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)、ジル(ステファン・フレイス)、ヴァレリー(ジェラルディン・ペラス)、モニク〈マリオンの母〉(フランソワーズ・ファビアン)、クリストフ(アントワーヌ・シャペイ)

ふたりの5つの分かれ路のネタバレあらすじ

【起】- ふたりの5つの分かれ路のあらすじ1

1
数年前から別居中だったマリオンとジルは、離婚調停の場にいました。息子のニコラをマリオンが預かることになり、二人は同意書にサインをして離婚が成立します。
その帰り、二人は互いの気持ちを確かめるためにホテルに向かいました。セックスの時だけは威圧的なジルに、マリオンは彼と体を重ねることに激しい嫌悪感を抱き、自分の気持ちを実感します。
ジルはやり直せないかとマリオンに乞いますが、独りで生きると決めた彼女は冷たくドアを閉め、新たな人生を進み出しました。

2
ジルの兄のクリストフに男性の恋人ができ、ジルとマリオンの家に招待しました。若い恋人マチューが浮気をした話をすると、その流れでジルも浮気した体験を躊躇いながらも語り始めます。乱交パーティで大勢の女性や、男性とも試した経験を話すジルは、徐々に自慢げな口ぶりになっていました。黙って聞いていたマリオンに、一筋の涙が流れました。
その夜ジルはマリオンのベッドを抜け、泣きながらニコラのベッドで寝ました。

【承】- ふたりの5つの分かれ路のあらすじ2


出産を間近に控えたマリオンは定期検査にて異常が見つかり、緊急分娩となります。マリオンから連絡が入ったジルは、すぐに行くと答えるものの足取りが重く、なかなか病院へ向かう気になれません。
ジルがようやく病院に到着したのは3時間後で、マリオンはすでに帝王切開にて出産していました。ジルは出産に立ち会わなかったことを義母に責められます。保育器の中にいる赤子を義母と見ていたジルは吐き気を催し、外へ出ました。
マリオンの病室にも顔を出さないジルをきっかけに、彼女の父と母は喧嘩をします。両親は仲が悪いものの、離婚はせず今でも一緒にいるのです。
夜、マリオンは病室を出て新生児室にいるわが子の顔を眺め、涙を流しました。深夜ジルはマリオンに電話をかけると、息子の名前を相談されます。しかしジルは考える様子もなく、マリオンは息子をニコラと命名しました。

【転】- ふたりの5つの分かれ路のあらすじ3

4
ジルとマリオンの結婚式の日。二人は幸せの絶頂にいました。アフターパーティも大盛り上がりし、二人はホテルの部屋に戻ります。愛を確かめ合おうとする二人ですが、ジルは酔い潰れて寝てしまいます。
気持ちを持て余したマリオンは、外へ散歩に出かけました。パーティ会場では両親が未だに踊っており、クリストフはウェイターを誘っていました。
マリオンが池に辿り着くと、茂みから現れたアメリカ人の男に話しかけられます。マリオンは思わず花嫁ではなく、参列者のフリをしました。男はマリオンが今日の主役だとも知らずに、体を求めて来ます。マリオンは一度は男を拒みますが、つい受け入れてしまいました。
明け方になりマリオンはジルのもとへ戻り、愛していると何度も呟きました。

【結】- ふたりの5つの分かれ路のあらすじ4

5
ジルは交際4年になる恋人ヴァレリーと、カリプソで休暇を過ごしていました。同じホテルには、友達にドタキャンされたマリオンが一人で宿泊しに来ていました。
ジルは偶然にも海で泳ぐマリオンに会います。二人は会社の取引相手で、顔見知りでした。二人は会話を交わしただけですが、その様子を見たヴァレリーが無性に妬きます。
感じのよいマリオンにジルは少しずつ魅かれていき、ヴァレリーの嫉妬は激しくなっていきます。翌日ジルと別行動をとったヴァレリーは不安を抱きました。
人気のない海岸にいたマリオンのもとへジルがやってきます。二人はお互いの恋愛状況を詮索しあいました。そして二人は遊泳禁止の海に入り、どんどん奥に進んでいきます。沈んでいく夕日が、水面と二人を照らしていました。

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みんなの感想

ライターの感想

過去にさかのぼるという構造により、ごく普通の夫婦の物語がミステリーのようにスリリングに感じました。また、この設定によりオゾン監督の術中に見事にはまりました。浮気話を妻の前で語り、子供の誕生も喜ばない夫なんてひどい!と、はじめはマリオン側の視点で観ていたのですが、妻にこそ前科があったとは…。

離婚前後のマリオンは疲れ切って老けた表情なのですが、出会った頃や結婚式のシーンでは、若くてキラキラしていました。ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの演技力なのでしょう。
幸せなシーンでも悲しげなメロディが流れ、未来を予期させるようで切なさが増しました。

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