「アルビノ」のネタバレあらすじ結末

アルビノの紹介:2016年製作の日本映画。女性2人が性愛の泥沼に落ちていく姿を、『私の奴隷になりなさい』や『幼獣マメシバ』シリーズなどの亀井亨監督が官能的かつドライに描くラブストーリー。女であることに違和感を抱く主人公が、仕事で訪れた家で若い娘と出会って求め合うようになり、相手とその父親の秘密の関係を知ってバランスを失っていく様子を描く。

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予告動画

アルビノの主な出演者

屋島(不二子)、九(真上さつき)、北里(幸将司)、遠藤(YOSHIHIRO)、社長(齊藤光司)、屋島の母(谷川みゆき)

アルビノのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①女性だが女性であることに違和感を覚える屋島は、配管工の仕事をしている。ある日呼ばれた家の女子高生・九と深い仲になり、どんどん惹かれていく。九は父と近親相姦の関係にあった。 ②もらった飴が「HELP」を意味していると知った屋島は、父を殺して九を連れ出す。しかし九は自殺。屋島はいつまでも九のそばでじっとしていた。

【起】- アルビノのあらすじ1

〝アルビノ(albino)…メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により、先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体のこと。〟
屋島は場末の配管工会社の作業員として勤務する女性です。
同僚の若い男性・北里と組んで、パイプの詰まりなどのトラブルが発生した家を訪問しては、修理をする仕事です。
現状に大きな問題を抱えているわけではありませんが、屋島にはいくつか悩みがありました。
屋島には母がいます。屋島は家を出て独り暮らしをしていますが、10kmくらい離れた場所に住む母は、パチンコと酒びたりの生活をしていました。屋島は母にせびられるまま、お金を渡します。
その屋島自身は、昔から「女であること」に違和感を抱いていました。性同一性障害です。
それでも女性であろうとする屋島は、今まで男性と付き合ったこともありますが、やはりしっくりきませんでした。
ある日、北里と屋島は、日本家屋の家に呼ばれて行きます。その家の台所の流しには、大量のティッシュペーパーが流されて、詰まっていました。屋島は吸引して直します。
屋島が配管工事をする一部始終を、年齢が17~18歳くらいのセーラー服の女子高校生・九がじっと観察していました。
小さな違和感は最初からありました。代金を払う際に、父・遠藤がいい年齢に成長しているにもかかわらず、娘・九の頭を目の前で小突いたのです。但し、小さな違和感でした。
九は修理が終わると、代金のほかに、手作りの飴を封筒に入れて、屋島に持たせます。
飴はうすいピンク色で、大きめのアルファベットの形をしていました。
作業を終えて立ち去りながら、相棒の北里は「雨戸は閉めっぱなし、薄暗い、湿ってる、人が住んでる感じがしない」と、その家を不気味がります。そしてもらった飴を受け取ると、北里が食べました。
女子高校生・九の家は、九と父・遠藤のふたり暮らしのようでした。
事務所の社長と同僚の北里は、男同士で「女のどこが魅力か」と話します。
社長は身体、北里は性格と答えて意見が分かれ、北里は屋島に話題を振りますが、屋島は知らんふりをしました。北里は屋島に気があるようでした。

【承】- アルビノのあらすじ2

3日後も遠藤宅から電話を受け、屋島がひとりで行きます。3日前にやり残したミスがあるかもしれず、北里は別件の田中宅で手がふさがっていたからでした。
ひとりで家に行くと、九はまた台所の流しに大量のティッシュペーパーを詰まらせていました。屋島は「ティッシュは流さないでほしい」と注意します。
「風呂場もなんです」と九は言い、屋島を連れて行きました。九は「見ててもいいですか」と言うと、靴下を脱いで風呂場についていき、屋島の背中を触ります。
誘われていることに気づいた屋島は、九にキスをしました。九は屋島の手を導いて、胸を触らせます。
帰り際に、九は飴を受け取りました。「H」の字でした。
その日からたびたび、遠藤宅に呼ばれて屋島は出動します。北里が一緒に行こうかと言いますが「あそこは男を嫌がるから」と制止し、屋島がひとりで行きます。
そして父親がいない間、屋島と九は女性同士で肉体関係を持ちました。
九は持ち帰り用に「E」の飴を封筒に入れ、Iの字の飴を屋島に食べさせます。
九はいつも制服を着ていましたが、学校には登校していませんでした。家の中で着用しているのは「趣味です」と答えます。
飴を持たせる意味を屋島が聞きました。屋島はおまじないか何かかと思っていましたが「趣味。これ持たせると、次に来る時に『またもらえる』って思うでしょ」と答えます。
納得した屋島に、九は「思惑通り」と言って笑いました。こうして、九と屋島はどんどん深い仲になります。
ある時、九の頬に小さな傷がありました。屋島は聞いていいものか迷い、聞かずじまいでした。
屋島の家に、母が金の無心にやってきます。屋島は「来る時は言ってくれないと」と言いますが、母は金をもらうとすぐ去りました。
父・遠藤が娘・九の服を脱がすと、背後から犯します。もう何度も行なわれているようで、九も抵抗はしません。
その日のすぐ後、また屋島は遠藤宅へ呼ばれて行きました。台所の流しにティッシュが詰まっています。

【転】- アルビノのあらすじ3

その時、屋島はティッシュの意味に気づきました。ティッシュペーパーは父・遠藤が娘・九を犯した後、性器を拭うのに使ってごみ箱に入れたものを、九が台所の流しに入れて詰まらせていたのです。
屋島は九をドライブに誘い、業務用のトラックで外に出かけました。そして誰もいない場所へ車を乗り付けます。
屋島は九に、自分の入れ物と中身が合っていない思いを話し、「昨日生理が来た、忘れてたくらい久しぶりに」と話しました。
九は「女であること、嫌ですか」と聞き、屋島は「わずらわしいと思うことがある」と答えます。九は「私は(女であることが)嫌いです」と答えました。
屋島の陰部を舐めて経血で口を染めた九は、そのまま屋島とキスします。
屋島はどんどん九に惹かれていきました。そして九を手に入れたいと思うようになります。
ある時屋島は九に、家を出ないかと聞きますが、九は「どっかに行っても絶対(父に)見つかる」と言いました。
父親と九が近親相姦の関係にあることを知る屋島はそれに嫉妬し、「嫌なんだ、あいつと一緒にいる君が」と独占したがります。
そして屋島は九の手引きで、家の中の押し入れに残りました。
父・遠藤に九が犯されている最中、その手を屋島は握り、指を絡め合います。
屋島が恋をして夢中になっているのを、うすうす北里は気づいていました。使った後の工具が濡れていることを指摘し、きちんとその日のうちに手入れをするよう注意します。
そして車中で「男できた?」と聞きました。北里は、屋島が恋をしていることに気づきましたが、相手が女性だとは思っていないのです。
「恋愛が充実していると、鼻先が割れてくる」と言った北里の言葉を信じて、思わず屋島は車のルームミラーを覗きこみました。
男性と付き合ったことはあるけれども、今現在は付き合っている「男」はいないと、屋島は答えます。これは事実です。
その日の仕事終わり、事務所で北里が屋島を襲います。屋島は抵抗しますが、男の力には叶いませんでした。北里は頭突きをして屋島に鼻血を出させると、苦労してつなぎを脱がせ、うつぶせにしてレイプします。 この映画を無料で観る

【結】- アルビノのあらすじ4

行為が終わると、北里は「お前が悪いんだからな」と言って去りました。九と出会ったことで、自分が女であることを認めてもいいと思い始めていた屋島ですが、「くそっ、くそっ」と、女であることを憎みます。
帰宅すると、母が金の無心に来ていました。母に金を渡すと、母は娘の変化にも気づかずにすぐ立ち去ります。屋島はわびしく感じました。
九からもらった飴を並べると「HELP(助けて)」という文字になると気づいた屋島は、九のところへ向かいます。
屋島は九を連れ出そうとしましたが、九はゆっくり屋島の手を押し戻しました。
納得がいかない屋島は、トラックに戻ってハンマーを手に取ると、九を犯している最中の父・遠藤の頭に振りおろします。カツラが吹き飛び、遠藤は死にました。
父の遺体をトラックの荷台にあるドラム缶に入れて上から氷を流し込むと、ビニールシートで蓋をして紐で結び、屋島は助手席に九を乗せて発進させます。
あてはありませんでした。ただ山奥に山奥に進みます。
どうしてこうなったのか戸惑う九は、父の遺体が入ったドラム缶を抱きしめると、号泣しました。近親相姦する父ですが、唯一の肉親でもあるので、愛憎入り乱れた複雑な感情です。
車内で九と交わって眠った屋島は、起きると助手席に九がいないことに気づきました。
樹海に入ると、九がロープで首を吊って自殺していました。屋島はその遺体をおぶって、トラックのところへ戻ります。
横にある樹木の根元に寝かせると、九の右手に飴が握られていました。飴を並べると「YOU(あなた)」の文字になります。
屋島は九の左手と自分の右手をロープで縛り、いつまでもよりそっていました…。
(映画の宣伝文句「私たちの激情は、限りなく白い」から『アルビノ』というタイトルがきている。しかしそれだけではなく、「劣性遺伝なのでさまざまな障害がある」2人の関係を指しているものと思われる。
屋島に犯罪を隠匿する気持ちはない。九を得られればいいと思って衝動的に父親を殺したものの、九を失う結果になったことを嘆いている。
九が自殺した理由は明らかにされないが、積極的ではなかったものの父への愛を持っており、父の死を嘆いての後追い自殺だと思われる。
心は父親に奪われたが、せめて九の身体だけは繋ぎとめておきたくて、それでラストで屋島は自分の手首と九の手首を繋いだのではないか。)

みんなの感想

ライターの感想

エロティックな官能映画というよりは、芸術的な内容の映画。
科白があまりない映画。それ以外のところで表現している。
女性同士の恋愛と、その行き着く先。今作品は残念な結果に終わったけれども、もっと違う終わり方もあっただろうなと思わせてくれる。
父の頭をハンマーで思い切り殴る(ほんとに思い切り殴るのだ)シーンでは、一瞬何が起きたかと思った。
早戻しでもう一度視聴して納得。カツラが吹っ飛んでた! これには吃驚した!
(カツラって気づかなかった&一番シリアスなシーンなのに、こんな技を持ってくるとは!)
もし欲を出すなら、片方でいいから、もっと色気のある女性を出してほしかった…。

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