「カンナさん大成功です!(2006年)」のネタバレあらすじ結末

カンナさん大成功です!(2006年)の紹介:2006年製作の韓国映画。「白鳥麗子でございます!」の鈴木由美子の同名漫画を映画化した、韓流ラブ・コメディ。肥満体の女性歌手が整形で体重を落とし、愛するプロデューサーの気を引こうと奮闘する姿を描く。

カンナさん大成功です!(2006年)の主な出演者

カン・ハンナ&ジェニー(キム・アジュン)、ハン・サンジュン(チュ・ジンモ)、アミ(ユソン)、ハンナの父(イム・ヒョンシク)、ジョンミン(キム・ヒョンスク)、チェ会長(キム・ヨンゴン)、チェ社長(ソン・ドンイル)、イ・ゴンハク(イ・ハヌイ)、チョルス(パク・ヒスン)、出前の店員(パク・ノシク)、占い師(イ・ウォンジョン)、タクシー運転手(イ・ボムス)、交通警察(リュ・スンス)

カンナさん大成功です!(2006年)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①デブでブスのカンナは人気歌手・アミの歌当ての仕事。片思いの相手、プロデューサーのサンジュンが自分を利用していたと知ったカンナは思い詰め、自殺の代わりに死んだつもりで全身整形に臨む。手術は成功。1年後、カンナは美しく生まれ変わった。 ②アミの裏方のオーディションに臨んだカンナは、ジェニーとしてデビューが決まる。コンサート直前に整形がばれたカンナはファンの前で整形を告白、ファンはそれでも受け入れた。

【起】- カンナさん大成功です!(2006年)のあらすじ1

(主人公の正式名称は「カン・ハンナ」らしいのだが、字幕ではすべて「カンナ」と表記されているので、ここでは「カンナ」で統一させていただく)
韓国。

観相(人相を見る占い)をしてもらう若い女性・カンナは、「今までと同様、これからも苦労する」と言われます。憧れの男性・サンジュンの写真を見せても「この男とは結ばれない」と断言されました。
それもそのはず…カンナは体重95kgの肥満体形だったのです。
それでもカンナは幸福でした。声は美しく、歌唱力もあるからです。

普段、カンナはテレクラのバイトをしていました。テレクラだと、相手に顔が見られないからです。
相手の男性もカンナに愛想よく接しました。常連客には美容整形医もいます。
いっぽうでカンナは、アミという人気歌手の「歌」を担当していました。アミはコンサートで口パクで歌う振りをし、本当に歌っているのはカンナです。
ノリノリで歌ったカンナは床を踏みぬくトラブルを起こしますが、プロデューサーのサンジュンは、花火とコーラスでごまかしました。
アミはあとでカンナに嫌味を言いますが、それでもカンナはサンジュンが優しいので夢心地です。

女友達のジョンミンに「女は3種類。きれいな女はブランド品、平凡な女は既製品、あんたは返品」と言われても、カンナはサンジュンへの思いをあきらめられませんでした。
サンジュンが自分には優しい気がする、というのも、カンナがあきらめきれない理由にあります。
カンナの初恋相手は、カンナをだますために近づきました。やせ薬を300万ウォン(約30万円)で売りつけると、さっさといなくなりました。
その時にはカンナはやせ薬を大量摂取して自殺を図りましたが、救急隊の男性3人がかりでも、カンナは持ち上がりませんでした。
言葉はきついですが、女友達のジョンミンはカンナのためを思ってアドバイスしているのです。カンナはそれが分かっていました。
2人で『ハクナマタタ』という、アフリカ先住民の間で「願いを叶える模様」と言われているタトゥーを、お揃いで小さく身体に入れます。

誕生日の前日、「誕生パーティーに来てくれ」とサンジュンが言いました。カンナは喜びます。
それを横目で見る歌手のアミは、カンナがサンジュンに優しいことばをかけられて有頂天になっているのを見て、意地悪を思いつきました。
サンジュンはカンナを家まで車で送りました。カンナはハクナマタタのマークを描いた楽譜を車に置き忘れます。
カンナの部屋に、サンジュンの名前で赤いドレスが贈られてきました。
カンナはそれを着てサンジュンのパーティーへ行きますが、贈り主のはずのサンジュンは無反応です。
同じデザインのドレスを着たアミが現れたのをみて、カンナはアミの嫌がらせだったと気付きました。トイレの個室で泣きます。
カンナが個室に入っている洗面所へ、サンジュンとアミがやってきました。
サンジュンがアミに「もっとカンナに優しくしろ。影武者のカンナを利用しろ」「あいつ(カンナ)は才能があってもデブでブス。お前(アミ)才能がなくても綺麗で舞台で通用する」と言います。

それを聞いたカンナは、サンジュンも自分の声だけを評価して利用しているのだと知りました。それで優しくしているのだと、気付きます。
失意の底にあったカンナは、今度こそ自分の心は死んだと思いました。自殺も考えますが、テレクラの客の美容整形医からの電話を聞き、それよりももっといいことを思いつきます。

【承】- カンナさん大成功です!(2006年)のあらすじ2

客の美容整形医のイ・ゴンハクに会いに行ったカンナは、全身整形をしてくれと頼みました。
95kgのカンナを脂肪吸引して痩身させるには、死の危険が伴うと言います。
しかも全身整形をすると、高額の金がかかることも言いました。カンナは自分の声がテレクラの相手だということを知らせ、証拠の録音テープを見せます。いわば脅しです。
「死ぬかもしれない大手術だぞ」と言うことばに、「私は昨日死んだ」とカンナが答えました。失恋のことも話します。
ゴンハクはほだされて手術を決め、その代わり長い時間が必要だと言いました。
カンナには、ぼけた父親が病院におり定期的に見舞いに行っていましたが、連絡を断つ決意をします。
また愛犬「サラン(愛)」は、よい飼い主にめぐりあえるようにと願いながら、断腸の思いで捨てます。
女友達のジョンミンにも知らせずに、カンナは連絡を断って手術に臨みました。

手術にはおよそ1年の歳月がかかります。
大手術で身体中の脂肪を吸引し、顔も好きな女優さんのパーツを組み合わせて整形し、シリコンを入れて理想的なボディにしました。
デブでブスだったカンナは、48kgの美女に生まれ変わりました。スタッフも全員、目を見張ります。
ゴンハク医師はカンナの出来栄えを見て「整形したように見えない。それが欠点かも」と言いました。ゴンハク医師は、以降もカンナのよきアドバイザーになります。

カンナが1年間消息を断っているあいだ。
サンジュンとアミはあせっていました。セカンドアルバムが出せないからです。
カンナが連絡を取りそうなところを探し、アミはカンナの父親の入院先に顔を出します。
1年近く経過してもカンナの行方が知れないので、代わりの歌手を探そうと、オーディションを募りました。

その頃カンナが病院を一時抜けて、デパートにいるサンジュンとアミを見つけます。
サンジュンへの思いを捨てきれないカンナは、今や別人となっているのですが、隠れてサンジュンを見守っていました。
駐車場でこそこそサンジュンを見ているカンナを、出前の店員が見とれてバイクで転倒します。
その後も街に出たカンナは、見た目が美しい美女だと周囲がちやほやしてくれると知って、戸惑い気味でした。
「お美しい」と言われて中古車店で50万ウォン(約5万円)の車を買い、その車で事故を起こしたカンナは、免許証の顔と実際の顔が違うので、証明してもらうために女友達のジョンミンを呼びます。
ジョンミンは最初、全く気付きませんでした。身体に入れたハクナマタタのタトゥーで信じてもらいます。

ジョンミンは自分に内緒で1年も雲隠れしたことを軽く責めると、オーディションに行こうと言います。ちょうどアミの声役のオーディションが開かれているのです。
設定はジョンミンと一緒に考えました。アメリカのカリフォルニア生まれの韓国人で、韓国人学校にも行っていた在米コリアンの『ジェニー』という名に変えます。
オーディションに行ったカンナは、ばれやしないかと内心はらはらしますが、その心配はありませんでした。
歌を聞いた瞬間、全員がOKサインを出します。それどころか、ジェニーのままで歌手としてデビューさせられると考えました。

【転】- カンナさん大成功です!(2006年)のあらすじ3

特にレコード会社のチェ社長がめろめろで、ジェニーに好意を寄せます。レコード会社は親子経営をしており、チェ社長が息子、チェ会長が父親です。
アミが後輩のジェニーに意地悪してきますが、ゴンハク医師は「もっと自信を持て」とアドバイスしました。

プロデューサーのサンジュンがついて、ジェニーの歌のレッスンが始まります。
カンナの歌を見せたサンジュンは「この人は誰かのために心をこめて歌っている。君は人の目を気にしすぎだ」と言いました。カンナのことを「大事な人だった」と言います。
それを聞いたカンナは、自分が整形したカンナであることを告白しようかと思いました。
ところが女友達のジョンミンが反対します。
「男は美人が好きでも、自分の女にだけは整形させたくない。整形した女のことは嫌い」
その言葉を聞いたカンナは「相談がある」とサンジュンの家に行くと、食事をしながら探りを入れます。
ジョンミンが言う通りでした。サンジュンは、芸能界には整形美人が多いけれども、自分は整形した女性は好きではないと言います。
サンジュンの家に、なんとカンナの捨てた犬がいました。犬のサランはカンナのことを覚えており、カンナになついていることを、サンジュンは不審に思います。
帰り道、カンナにストーカーがついているのを、サンジュンが見つけました。ストーカーは、出前の店員でした。
どこかに写真を売るのではなく、自分の満足のために写真を撮っているという男性に対し、サンジュンは怒りますが、カンナは昔の自分のことを思い、ついストーカー男の味方をしてしまいます。

最初は綺麗になったことを喜んでくれた女友達のジョンミンでしたが、次第に気持ちの距離が生じてきました。
カンナの性格は、よいままなのです。しかしジョンミンは自分がバックコーラスのままなので、ついねたんでしまいます。
カンナの整形が「ナチュラルすぎる」のもよくありませんでした。整形していないナチュラル美人として売り出し、化粧品などのCMもばんばん入ります。
アミが下手ながら歌の練習をしているのを見て、ジェニーとして活躍しているカンナは「したいことができるのは、神様だけだ。人は自分にできるのをするのが一番だ」と、父親のことばを引用してアドバイスしました。
ところが…カンナを待つために病院の父と接触していたアミは、その言葉をカンナの父から聞いていました。
ジェニーが、整形したカンナだと気付きます。

複数の歌手が出るコンサートで、カンナはジェニーとしてデビューを果たす予定でした。
ところがその時、女友達のジョンミンが失恋して自殺を図った知らせが入ります。
カンナは病室に駆け付けました。命に別条がないと知ると、相手の男の元へ行き、エレベーター内で殴ります。
サンジュンは咄嗟にその場を繕うと、コンサート会場に連れていきました。しかしドレスアップの準備の時間がありません。
「歌で勝負しろ」とサンジュンが言い、カンナは『MARIA(マリア)』という曲を熱唱しました。会場は沸き、ジェニーは人気急上昇になります。

【結】- カンナさん大成功です!(2006年)のあらすじ4

サンジュンはジェニーに惹かれていきました。
もともとサンジュンは、太っていた時代でもカンナに惹かれている節はあったのです。
アミを慰めるために「利用しろ」とは言いましたが、カンナの性格のよさを好ましく思っていました。
見た目は変わっても、中身はカンナのままなので、惹かれていくのは当然なのです。
いいムードになったサンジュンとカンナですが、カンナは整形のことが気になって、キス以上のことができません。
気まずくなったカンナは、テレクラのバイトで培った技術を利用し、サンジュンを別室に閉じ込めて会話でプレイしました。
おかしいなと思いつつも、サンジュンは風変わりなジェニーをやはり好もしく思います。

ところが、ジェニーが窓ガラスに描いたハクナマタタのマークを見たサンジュンは、それがカンナの楽譜に描かれた落書きと同じだと気がつきました。
ジェニーが、整形したカンナだと気付きます。振り返れば、カンナと同じしぐさ、整形を気にしていることなど、思い当たる節ばかりだと思いました。
その頃、カンナも悔いていました。
見た目は綺麗になっていいこともありましたが、父親とは会えず、愛犬とも以前のように気軽に接することができません。
女友達のジョンミンとも、ぎくしゃくしてしまいました。そのせいで、ジョンミンの失恋に気付くのが遅れたのも、カンナは気にしています。
サンジュンはやはり自分を商品として見ていたと気付いたカンナは、綺麗になっても幸福になれないと思いました。

コンサート初日を控えた前日。
ジェニーが整形していたことがばれます。アミが父親を連れてきたのです。
さらに、サンジュンもジェニーに「カンナ」と呼びかけました。カンナは、サンジュンが正体を知っていたと知ります。
チェ会長(父親)は、ナチュラル美人で売っていたジェニーのスキャンダルは致命的だと考えますが、サンジュンは「歌で勝負」という態度を崩しませんでした。
「歌えない」と言うカンナに「一度でいい。自分のために歌え」とサンジュンは言います。
コンサート直前に女友達のジョンミンと仲直りしたカンナは、ステージに立つとみんなの前で、整形で美しくなったのだと告白しました。
美しさを手に入れた結果、父や友人だけでなく自分自身を捨ててしまったと言い、以前の自分に会いたいと漏らします。
それを聞いたサンジュンが、バックの画面にカンナ時代の写真をスライドで映しました。
ファンたちは以前のカンナの姿を見て驚きますが、ストーカーの出前店員が「大丈夫!」と声をかけます。
「大丈夫!」ということばを、みんなもコールし始めました。
バックコーラスのジョンミンがコーラスを入れ、みんなの言葉に励まされたカンナは歌い始めます。

後日。
整形がばれても、ジェニーの人気は下がりませんでした。
ジェニーは『カンナ』の本名で活動を始め、成功しています。
カンナを見つめながら、サンジュンはカンナの見た目ではなく、性格(中身)に惹かれていたのだと自覚しました。今はどちらかというと、サンジュンのほうがカンナを好きです。

(エンドロール)堂々と父と再会。
ゴンハク医師は天狗になる。そのゴンハク医師のところへ、全身整形を希望する者あり。
それは女友達のジョンミン。

みんなの感想

ライターの感想

鈴木由美子の人気漫画『カンナさん大成功です!』が原作となっており、映画の初めに韓国語表記でその旨、記されています。
しかしどうやらほぼオリジナルらしく、設定の一部しか使っていないらしいです。
(すみません~、私は原作を未読なので知らないんです~。これから日本映画のほうを見る予定)
渡辺直美がテレビドラマで演じている『カンナさーん!』とも別物らしいですね。
私、この作品が原作なのかと思ってました。『カンナさーん!』は深谷かほる・原作とのこと。無知ですみません…。
全く知らないワールドでしたが、けっこう面白かったです。
特に劇中でジェニーが歌う『MARIA』は覚えやすいメロディーライン。熱唱してるし、売れるの判る。
整形大国・韓国ならではのストーリー展開なのですが、意外なことに「整形してよかったね」とならなかったのが驚きでした。
でももし「整形してよかったね」だと、整形礼賛になっちゃうし。この結末でよかったのかも。これから日本映画版見ます~。

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