「シルビアのいる街で」のネタバレあらすじ結末

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シルビアのいる街での紹介:2007年製作のスペイン・フランス合作映画。フランスの古都を舞台に、1人の青年が女性の面影を求めて街をさまよう姿を、詩的かつ斬新な視点から描く。スペインの巨匠であるビクトル・エリセが推薦したことでも注目を集めた。日本公開は2010年。

予告動画

シルビアのいる街での主な出演者

彼(グザヴィエ・ラフィット)、彼女(ピラール・ロペス・デ・アジャラ)、ターニヤ(ターニア・ツィシー)

シルビアのいる街でのネタバレあらすじ

【起】- シルビアのいる街でのあらすじ1

あるホテルの一室で、1人の青年がベッドで考えごとをしていました。しばらくすると青年は地図を広げて思案し、街に出かけます。彼は演劇学校が見えるカフェの外の席につき、近くにいる女性に話しかけるものの無視されます。その直後、運ばれてきたコーヒーをテーブルにぶちまけてしまいます。
翌日、青年は昨日のカフェで女性客を眺めながら、ノートにデッサンをしていました。彼はスケッチブックに「シルヴィーのいる街で」と書きます。カフェでは2人の女性がヴァイオリンで物悲しい曲を弾いていました。
店の中を見ていた青年は、ガラス越しにえんじ色の服を着た美しい女性を見つけます。彼女がカフェを出ると、青年は一瞬迷うものの代金をテーブルに置いて立ち上がります。その衝撃で麦酒の入ったグラスが倒れますが、そのまま彼女の後を追います。

【承】- シルビアのいる街でのあらすじ2

彼女は大通りからそれた路地を歩き、青年は距離を置きながら跡を追っていました。青年は彼女とどんどん距離を縮めていき、大声で「シルヴィー」と2回呼びかけます。ところが反応はなく、青年は彼女に手を伸ばせば届くほど近付きますが、そのとき彼女の携帯が鳴ります。
彼女は携帯を耳に当てたまま、店の入り口に寄りかかって話を続けます。彼は歩みを遅くして、彼女の様子を伺います。携帯を切ると彼女は早足になり、狭い路地へと向かいます。青年は走って距離を縮めますが、やがて完全に彼女の姿を見失ってしまいます。
彼はあるアパートの鎧戸にかけられた女性の服を見つめます。その上の階では女性が半裸でドライヤーを当てていましたが、それは「彼女」ではありません。そして、遠くの路地を歩く彼女の姿に気付きます。

【転】- シルビアのいる街でのあらすじ3

青年は路面電車を待つ彼女に近付きますが、彼女は身を隠すようにサングラスをかけます。2人は別々の入口から電車に乗り、青年は彼女が乗っている車両へ向かいます。彼が再び「シルヴィー」と呼びかけると、彼女は違うと答えます。
青年は6年前に「飛行士」という演劇学校の近くのバーで出会ったと説明しますが、彼女はこの街には1年前に来たと言います。しかし彼は、それでも君はシルヴィーだろうと繰り返します。彼女は青年にずっと跡をつけられて気味が悪く、何とかまこうと複雑な歩き方をしていたと語ります。
青年は自分の存在が気付かれているとは知らず、怖い思いをさせていたことを謝ります。すると彼女は人差し指を唇に当て、もう跡をつけないでくれと言い残し、次の駅で降りていきます。
青年は遠ざかる彼女の後ろ姿を見つめて、スケッチブックを取り出しますが、何も描くことができませんでした。

【結】- シルビアのいる街でのあらすじ4

青年は「飛行士」のカウンターで酒を飲んでいました。隣で酔いつぶれた女性に話しかけますが、彼女は踊りに行ってしまいます。そのとき、遠くに座っているゴスロリ風の女性と目が合い、その後ホテルで一夜を共にします。
翌朝、青年がカフェで新聞を読んでいると、昨日の「彼女」と背格好が似ている女性を見つけます。彼は路面電車の駅前まで追いかけますが、それは彼女ではありませんでした。青年はそのままベンチに腰かけ、近くにいる女性たちを眺めていました。時折電車が現れ、青年は一瞬「彼女」の姿を目にしますが、電車はそのまま通り過ぎていきます。
その後、女性の髪の毛がたなびく姿が映され、路面電車がカーブに向かってゆっくりと進んでいく場面で、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

台詞らしい台詞はほとんど登場せず、ただ映像で語りかけてくる静かな映画です。ストラスブールの街並みやカフェにいる人たちの表情や仕草を見ているうちに、いつの間にか自分もその場にいるような感覚になりました。そして主人公の青年と同じように、シルビアを探していました。

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