「セレンディピティ」のネタバレあらすじ結末

ラブストーリー

セレンディピティの紹介:2001年製作のアメリカ映画。ジョン・キューザック&ケイト・ベッキンセール共演の都会派ラブ・ストーリー。偶然から生まれた運命の恋の行方を、ユーモアを交えてスタイリッシュに描いた作品。

セレンディピティの主な出演者

ジョナサン・トラガー(ジョン・キューザック)、サラ・トーマス(ケイト・ベッキンセイル)、ラース・ハモンド(ジョン・コーベット)、ディーン・カンスキー(ジェレミー・ピヴェン)、セールスマン(ユージン・レヴィ)、ハリー・ブキャナン(ブリジット・モイナハン)、イブ(モリー・シャノン)

セレンディピティのネタバレあらすじ

【起】- セレンディピティのあらすじ1

アメリカ、ニューヨークのマンハッタン、クリスマスの直前。
TVプロデューサーの男性・ジョナサンは恋人へのプレゼントを探すために、クリスマス商戦で賑わうデパートに行きました。
そこで見つけた黒のカシミアの手袋を手にとりますが、同じものを手にとろうとした女性がいました。若い女性・サラです。
黒のカシミアの手袋は、それが最後の1つでした。ジョナサンとサラは互いに相手に譲ろうとし、商品から手を離します。
すかさず別の老人が取ろうとしますが、さすがにそれは許せない2人は「共通の相手にプレゼントするのだ」「今は私(サラ)の彼なんだけど」「1年半後は手術を受けて僕(ジョナサン)の彼女になる予定で」という、なんとも苦しい言い訳をして、手袋を取り戻します。手袋は結局サラが買いました。
意気投合したジョナサンとサラは、ケーキの美味しいカフェ『セレンディピティ』でお茶をします。セレンディピティとは「幸運な偶然」という意味です。
サラは「幸運な偶然」を信じる人間で、店の名前が好きなのだと言いました。ジョナサンはそれに対し「選択の自由はないのか」と訊きます。
さて、ジョナサンもサラも互いに恋人がいます。そしてそれを互いに知っています。
しかし離れがたく思ったジョナサンは、サラの名前や連絡先を聞こうとしました。ジョナサンは名乗っていますが、サラはこの段階ではまだ名前すら明らかにせず、ジョナサンは彼女が「英国人女性」だということしか知りません。
サラは「運命だったら再会できる筈」と言って、タクシーに乗り込みました。ジョナサンは見送ることしかできませんでした。
しかし…ジョナサンはマフラーを、サラは買ったばかりの手袋を入れた紙袋を、カフェに忘れていました。それを取りに現れた2人はすぐ再会します。
2人はマンハッタンの中心街にあるスケートリンクで、楽しいひとときを過ごしました。サラが転んで肘を怪我した時、腕のそばかすを見たジョナサンは、そばかすの位置が「カシオペア」だと言います。
やっとサラが連絡先を言う気になりました。サラは自分の連絡先を書いたメモを渡そうとしましたが、受け渡しの瞬間にトラックが高速で走り抜け、メモが飛んでいきます。「これもまた運命」とサラは思いました。
ジョナサンの方が連絡先を知らせると言います。サラはペンを貸し、5ドル札にジョナサンの連絡先を書いてもらいましたが、その5ドル札をすぐ売店で使いました。

【承】- セレンディピティのあらすじ2

運命ならいつか5ドル札が自分の元に戻ってくるだろうと言うのです。サラはとにかく運命説を信じてます。
さらにサラは自分の名と電話番号を、読んでいた本『コレラの時代の愛』の余白に書き、「これを明日の朝一番で古書店に売る」「どの店かは教えないから、探して」と言いました。
それでもジョナサンは引き下がります。では…と、サラはジョナサンに「自分の名はサラ」と言って手袋の片方を渡すと、ホテルの複数あるエレベーターの1つに乗り込み「これから私が行く階と同じ階を押してみて。合ってたら連絡先を教える」と言いました。
ジョナサンも慌てて別のエレベーターに乗ります。サラは23階を押し、ジョナサンも23を選択しました。
しかしジョナサンのエレベーターは途中の14階で祖父と少年・ジョシュが乗り込み、ジョシュがいたずらで全部の階を押します。エレベーターは15階と16階の間で停止しますが、祖父は笑って問題にしません。
23階に着いたサラは、それでもしばらくジョナサンを待ちます。サラの方もジョナサンを好ましく思っているのです。
しかしいつまでも来ないのでサラは諦めて立ち去り、立ち去った直後にジョナサンが到着しました。その頃にはエレベーターの乗客はさらに5人増えていました。
23階に女性がいないことに落胆したジョナサンは、すごすごと退散しました…。
…数年後。35歳になったジョナサンは、ハリーという女性と婚約し、もうすぐ結婚する予定です。一方のサラも、恋人・ラースにプロポーズされていました。
この時になって、ジョナサンとサラは互いに相手のことを「運命の人だったのではないか」と思い始めます。
ジョナサンは古書店を見つけるたびに必ず『コレラの時代の愛』を探していましたが、サラの連絡先入りの目当ての本は見つかっていませんでした。
結婚前になって急に、ジョナサンの周囲で「サラ」という名が連発されます。ゴルフ場に行けばデブのサラがおり、美容院に行けばピンチヒッターでサラという女性に当たり、タクシーに乗ると隣に停まったバイクの男性がサラという曲を大声で歌います。
これはもう運命ではないかと考えたジョナサンは、NYタイムズに勤務する親友・ディーンにサラのことを話して「とにかく結婚前にもう1度会って確かめたい」と言いました。
ディーンはジョナサンのことをマリッジ・ブルーだと言いますが、協力することにします。
サラはカウンセラーの仕事をしていました。患者には「運命っていう言葉は使っては駄目。努力の妨げになる」と言いながら、サラ自身は相変わらず運命を信じています。

【転】- セレンディピティのあらすじ3

恋人・ラースに指輪を貰ってプロポーズを受けますが、指輪のサイズが合いません。なんかしっくりこないし、奇妙な民族音楽のバンドを結成するラースは、世界ツアーを組んで「一緒にボラボラ島へ新婚旅行へ行こう」と言うのですが、その世界ツアーは次々にキャンセルされていました(要は、ラースは売れてない音楽家)。
どうもラースとそりが合わない気がするサラは、ジョナサンが話していたポール・ニューマン主演の『暴力脱獄』という映画がかかっているのを見ます。
もしかしたらジョナサンこそが運命の相手だったのでは…と思ったサラは、ラースとの音楽旅行についていくのをやめ、代わりに親友・イブを誘ってニューヨーク旅行を決めました。
イブは嫌がりますが「結果がどうあれ、これで見つからなかったら諦めがつくから」というサラの言葉に、ジョナサン探しを協力することにします。
サラが留守の間、サラの妹・キャロラインが部屋を借りることにしました。サラとキャロラインは見た目がそっくりです(これ大事)。
ジョナサンとサラは互いを探し始めました。
ジョナサンは、貰った片方の手袋の中に入っていたレシートから、サラのクレジットカードの番号を知ります。
5年前のデパートの売り場のセールスマンに番号を示して情報を得ようとしますが、セールスマンは個人情報保護法を盾に教えず、小声で「今月の売り上げが足りなくて…」と言いました。
セールスマンのためにエルメスのネクタイを買ったジョナサンですが、「まだ700ドル足りない」と呟かれ、紫の春物のジャケットまで買わされた挙句「情報が古すぎて、ない」と返されます。
クイーンズの倉庫に古いデータがあると言いながら、ワニ革の靴を差し出すセールスマンの手を、ジョナサンはぺしっと叩きました。でもセールスマンは協力してくれます。
セールスマン、ジョナサン、友人・ディーンの3人がかりで大量の古紙の中から、サラを探しました。ジョナサンが見つけましたが、見つけた瞬間にセールスマンがひったくったため、カーボン紙がこすれて苗字が判読不能になります。
手がかりは現在も住んでいるとは思えない7年前の住所だけ…友人・ディーンは天下のNYタイムズの記者ですが、実は死亡欄担当…絶望的かと思われた瞬間、セールスマンが「家主か不動産業者に聞けば引っ越した先の住所、分かるんじゃない?」と言います。
ブルックリンの住所に行くと、そこには男がおり「かつてのルームメイト仲間だ」と言います。同居人仲介所の場所を教えてもらって行くと、そこは『セレンディピティ』のすぐそばで、現在はブライダル展示場になっていました。

【結】- セレンディピティのあらすじ4

ブライダル…結婚しろという意味かも…と諦めかけるジョナサンを、友人・ディーンが激励します。
式のリハーサルに参加したジョナサンは、婚約者・ハリーに気もそぞろなのを注意されました。ハリーはジョナサンに本をプレゼントします。いつも古書店で見ていた本『コレラの時代の愛』をプレゼントされたジョナサンは、そこにサラの連絡先を見つけました。
帰りの便が遅れたら結婚式に間に合わないという土壇場で、ジョナサンは親友・ディーンとサラの家に行きます。そこで見たのは、裸で恋人と抱き合うサラの妹・キャロラインの姿でした。妹なのですが、そっくりなのと遠目なのとでジョナサンはサラだと誤解し、落胆します…。
一方、友人のイブとニューヨークにやってきたサラの方には、何も手がかりがありません。勘だけを頼りに動きます。
友人・イブは欲しかったプラダの財布(ほんとはプラ〝ド〟、偽ブランド)を露店で買いました。
その後ジョナサンと一緒に入ったカフェ『セレンディピティ』に入って、イブの誕生ケーキを注文します。イブがこの時貰ったお札にジョナサンの連絡先が書いていますが、イブは知りません。サラももちろん知りません。
何か感じると言って通りがかりの犬を撫で、ゴルフ練習場に行ってみたりしますが、空振りです。宿泊するホテルでハリーと会ったイブは、結婚式に招待されました(ジョナサンの結婚相手・ハリーとサラの親友・イブは知人!)。
やっぱり運命の相手とは違うのかも…と思い始めた矢先、サラを追って恋人・ラースがやって来ます。
スケートリンクが横にある外のベンチで夜空を見たラースが「あの星座は何だろう」と言い、カシオペアだと答えたサラは、ラースに別れを告げました。
間違ってイブの財布を持ち出したサラは、財布の中にジョナサンの住所が書かれた5ドル札を発見します。
住所「チャールズ通り34番地」まで行くと、ジョナサンは今日ウォルドーフ・アストリアで結婚式だと住人から聞かされました。
式場まで急いで行ったサラですが、式場は片づけをしていました。間に合わなかったと落胆するサラに、従業員が「式は始まりもしなかった」と聞かされます。
ジョナサンも、結局ハリーとの結婚式を取りやめにしていたのでした。
失恋した(と思い込んでいる)ジョナサンはスケートリンクに寝転がって「人生は無意味な事故や偶然の積み重ねではなく、運命だったのだ」と思いを馳せています。
寝転がるジョナサンに雪が降り始めますが、雪と共にもう片方の手袋が落ちてきました。振り返るとサラが後ろに立っています。
2人は握手して自己紹介すると、ゆっくりとキスしました。

みんなの感想

ライターの感想

いやあ、まだるっこしい、まだるっこしい。でもロマンティックなラブストーリーが好きな方には、どストライクかも。
ジョナサンとサラは、けっこういい線いってるんです。気が合うんですよ。そもそもエレベーターで同じ階押してますしね。
しかし入って来るなり全部の階を押しちゃういたずら少年なんて邪魔が入るという…典型的な例。
お互いを探し始めてからも、ニアミスの連発。
サラが撫でた犬は、ついさっきジョナサンが撫でた犬。
サラが「これだ」と思って訪れたゴルフ場は、確かにジョナサンが仕事で行ってました。
サラが腰かけたベンチの同じ場所にジョナサンは座ってました。サラの手についたガムはジョナサンが噛んでたものです。
ここまで偶然が重なっていながら、なかなか辿り着けないもどかしさ。
でもそれがあるから、最後にやっと出会えるシーンが感動的なんでしょうね。

映画の感想を投稿する

映画「セレンディピティ」の商品はこちら