「ブロンド少女は過激に美しく」のネタバレあらすじ結末

ラブストーリー

ブロンド少女は過激に美しくの紹介:窓から見えるブロンドの美少女に恋をした男の悲恋物語を官能的でサスペンス調に描く。
ポルトガルのエサ・デ・ケイロスの短編小説『ブロンド少女の特異さ』を撮影中に100歳を迎えた巨匠マノエル・ド・オリヴェイラが舞台を現代に変更して映画化。2009年のポルトガル映画で、その年のベルリン国際映画祭に正式出品された。日本では2010年に公開され、DVD化は2016年。

予告動画

ブロンド少女は過激に美しくの主な出演者

マカリオ(リカルド・トレパ)、ルイザ(カタリナ・ヴァレンシュタイン)、フランシスコ(ディオゴ・ドリア)、ヴィラサ夫人(ジュリア・ブイセル)、隣の席の婦人(レオノール・シルヴェイラ)

ブロンド少女は過激に美しくのネタバレあらすじ

【起】- ブロンド少女は過激に美しくのあらすじ1

スーツに身を包んだ男・マカリオは落ち着かぬ様子で、ポルトガルの最南端地方アルガルヴェへ向かう特急列車に乗っていました。彼の様子に気付いた隣の席の婦人と目が合ったマカリオは、自分に起きた出来事を聞いて欲しいと婦人に乞います。上品で優しげな婦人が「お気持ちが楽になればよいのですが」と受け入れたことで、マカリオは絶望的な心境を語り始めました。

リスボンで伯父・フランシスコが営む高級洋品店の2階で会計士として働くことになったマカリオ。出勤初日、職場の窓から向かいの家の窓辺に立つ若く魅惑的なブロンドの美少女・ルイザを見かけます。高貴な家柄出の彼女が東洋風の団扇を優雅に煽ぐ姿にマカリオは立ち尽くして見とれました。そんなマカリオに気付いたルイザはセクシーな視線を送ると、レースのレールカーテンを下げてからもこちらを眺めていました。
次の日もマカリオは出勤早々窓を開けると、ルイザが現れます。届いた書類を読むふりをして窓辺に立ったマカリオに、ルイザも意識していました。

2週間後。ルイザが母・ヴィラサ夫人と共にフランシスコの店に来たのを見かけたマカリオは慌てて売り場へ降ります。ルイザもマカリオに気付きますが、「会計士は売り場に来るな」とフランシスコに注意され、マカリオは彼女に話しかけることさえ出来ませんでした。
その夜食事に出掛けたマカリオは、フランシスコから150ユーロのハンカチーフが店から消えたと報告されました。

【承】- ブロンド少女は過激に美しくのあらすじ2

ある時、友人がヴィラサ家を訪ねたことを知ったマカリオは大喜びします。早速友人が所属する文学クラブへ向かったマカリオは、ルイザと交流したいという本音を彼に伝えました。友人は毎週土曜にルイザと夫人が公証人の家を訪れているという情報を提供してくれます。

土曜。マカリオは文化人で資産家である公証人の邸宅に友人と共に向かいます。邸宅内でハープの演奏会が行われるなかルイザを見つけたマカリオは、いよいよ彼女に話しかけます。彼女もマカリオのことを覚えていて、嬉しそうに応答しました。
マカリオはルイザに連れられ隣の部屋で行われていたポーカー会場へ移動します。マカリオもなけなしの金をゲームに賭けますが、何故かルイザに配られたチップが消えたことで、ポーカーはお開きとなりました。

次の土曜もマカリオは公証人の家に出掛けます。ヴィラサ夫人がチップを無くしたことを謝ると、マカリオは全く気にしていないことだと寛容さを見せアピールしました。マカリオとルイザが目くばせし合っているのを目撃したヴィラサ夫人は、2人の関係に気付きます。

ルイザへの想いを止められないマカリオはフランシスコに結婚の許しを乞いますが、断固拒否されたうえに家まで追い出されてしまいます。仕事を求めフランシスコの知人を頼ったマカリオですが、これも断られます。マカリオは窓も無く薄暗い安い部屋を借り、そこに住むことになりました。

【転】- ブロンド少女は過激に美しくのあらすじ3

フランシスコが新しい会計士を雇い、窓から見ていたルイザは不安な気持ちを覚えます。
夜。マカリオはヴィラサ家の前に立ち、気付いたルイザが夫人に隠れて玄関に招き入れてくれます。マカリオはルイザに愛を伝えました。何故母に話してくれないのかと訴えるルイザに、仕事も無いのに言えないとマカリオは涙を零します。事がうまく運べば戻ると誓ったマカリオに、ルイザは待ってると答えました。

しかし仕事が見つからないマカリオの所持金は僅か3ユーロとなり、頼れる人はフランシスコしかいません。再びフランシスコに頭を下げに行きますが、独身ならば家に居てもいいとフランシスコは考えを曲げず、結局マカリオは暗い部屋へ戻りました。
途方に暮れたマカリオが街を彷徨っていると、カンカン帽の友人に遭遇します。カンカン帽の友人は、貿易商が有能な人材を探していることを知らせてくれますが、それは本土から遠く離れた島のカーボベルデでの仕事でした。儲けが大きいと聞いたマカリオは戸惑うものの、明日には準備すると即決します。
マカリオはルイザに別れを告げに行きました。突然のことにルイザは淋しがりますが、2人が幸福になるためだとマカリオは説得します。そして2人は口づけを交わしました。

ペレス・カンパニーという会社の下で働き始めたマカリオは、何もないカーボルデの様子とルイザへの想いをしたためた手紙を彼女へ送ります。ルイザはマカリオの帰りを待ちわびながら、部屋の窓辺で届いた手紙を読むのでした。

【結】- ブロンド少女は過激に美しくのあらすじ4

マカリオは多額の財を蓄えてリスボンへ戻ると真っ先にヴィラサ夫人を訪ね、結婚の承諾を願い出ました。家族が不自由なく暮らすために、手にした儲けを資本にして新たな事業を起こすと勢い立つマカリオに、夫人もルイザとの結婚を認めてくれました。
喜びに溢れたマカリオは礼を言うため、仕事を紹介してくれたカンカン帽の友人に会いに行きます。するとカンカン帽の友人は金属商を開業するチャンスを得たため、保証人になってほしいと依頼してきます。マカリオは仕事を紹介してくれた恩にと、友人の依頼を快諾しました。
ところが、カンカン帽の友人が不倫の末駆け落ちしたことをマカリオは新聞記事で知ります。彼の保証人であるマカリオが借金を支払うことになり、マカリオは再び困窮の身となりました。

部屋で落ち込むマカリオのもとへペレス・カンパニー社の人間がやって来ます。奇しくも再びカーボルデで働かないかと声を掛けに来たのです。やり手だったマカリオを見込んでのことでしたが、苦労を強いられた場所へ戻るのかと思うとマカリオは即答できませんでした。
誰にも言えず悩んだマカリオは、カーボルデへ行く決意をし別れの挨拶をするためにフランシスコに会いに行きます。フランシスコはマカリオの状況を全て理解していて、「友人はろくでなしだが、お前は立派だ」と慰めました。フランシスコは店名を“フランシスコと甥の店”に変えるから、戻って来いと言い出します。結婚資金も渡すし、お前のベッドも用意してあるとマカリオの結婚と居住を許してくれました。

早速マカリオは結婚指輪を買うため、ルイザと共に宝石店へ出掛けます。指輪を決めた後に店員とマカリオが店内を移動した隙に、ルイザがダイヤの指輪をくすねました。監視していた店員がルイザに指摘すると鞄の中から盗んだ指輪が出てきて、間違えただけだとマカリオはダイヤの指輪の代金も支払いました。
店を出たマカリオはルイザに「泥棒だ!消えろ!」と激高し、その場で別れを告げ彼女を立ち去らせます。部屋に戻ったルイザは、椅子に腰かけて項垂れました。

そしてマカリオを乗せた列車は、南へ向かって走り続けました。

みんなの感想

ライターの感想

肌の露出もラブシーンも皆無なのに、団扇の煽ぎ方やルイザの艶っぽい視線だけで非常に官能的でした。文語調の和訳もまた、妙にセクシーさを醸し出していたように思います。
キスシーンでは上半身を一切映さないのに、口づけしている様子が分かったり、時間の経過も景色だけで表現していたりと、不要なものが一切ない演出が潔くて心地よかったです。
それにしても、ルイザの不穏な行動は目に見えていたのに、恋とは盲目なものですね…。

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