「マンアップ60億分の1のサイテーな恋のはじまり」のネタバレあらすじ結末

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マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりの紹介:2015年製作のフランス&イギリス映画。元妻に未練たっぷりのバツイチ男と34歳の理屈っぽい女性が人違いから出会い、巻き起こす大騒動を描く。主人公をサイモン・ペッグが、ヒロインをレイク・ベルが演じるほか、ロリー・キニア、ケン・ストットらが共演。

予告動画

マンアップ60億分の1のサイテーな恋のはじまりの主な出演者

ジャック(サイモン・ペッグ)、ナンシー・パターソン(レイク・ベル)、ショーン(ロリー・キニア)、バート(ケン・ストット)、フラン(ハリエット・ウォルター)、ヒラリー(オリヴィア・ウィリアムズ)、エレイン(シャロン・ホーガン)、ジェシカ(オフィリア・ラヴィボンド)、エド(スティーヴン・キャンベル・ムーア)、アダム(ポール・ソーンリー)、ハリー(ディーン=チャールズ・チャップマン)

マンアップ60億分の1のサイテーな恋のはじまりのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ナンシーは34歳彼氏なし女性。電車で話しかけられた女性・ジェシカが会う予定の男性・ジャックに、ジェシカと間違われたことでデートすることに。話してみるとジャックとは馬が合う。 ②ところが真実を告白するとジャックはナンシーを罵倒する。ジャックはジェシカと会うがナンシーを好ましく思っていたことに気づき、ナンシーを追いかけた。

【起】- マンアップ60億分の1のサイテーな恋のはじまりのあらすじ1

イギリス・ロンドン。
ジャーナリストのナンシー・パターソンは34歳の女性です。両親が明日、結婚40周年を迎えます。
姉のエレインは結婚して、夫・アダムと仲睦まじい夫婦となっています。
そんな中、ナンシーだけは34歳になっても結婚相手どころか、彼氏もいない状態でした。姉・エレインには心配されますし、友人・ケイティからも男性を紹介すると言われます。
両親の結婚40周年の前夜、ケイティから男性を紹介するというパーティーに招待されたナンシーは、それでもホテルの一室で尻ごみしていました。傷つくのが嫌で臆病になっており、会いたくないなと思って、部屋で『羊たちの沈黙』の映画を見ているくらいです。
しかし姉・エレインに「そこ(パーティー会場のホテル)まで行ったんだから、顔を出しなさい」と発破をかけられたナンシーは、自分を鼓舞して参加することにしました。
パーティー会場はたくさんの人がおり、いかにも「男女のお見合いパーティー」といった様相を呈しています。ナンシーはそういうのが大嫌いなのです。
それでもケイティに会い、お勧めの37歳の男性・ライアンと会ってみました。でも2人きりでしゃべっても会話はちっとも盛り上がらず、ドリンクを口に運ぶのだけが進みます。
会話の糸口を見つけねばと思ったナンシーは、ライアンの携帯の待ち受け画面の女性を話題にしますが、それは死んだ妹の写真でした…。内心ナンシーは「シスコンかよ!」と突っ込みます。

翌日、姉・エレインにお見合い失敗の結果報告をしながら電車に乗り込んだナンシーは、両親の住むクラパムジャンクション駅に向かっていました。
この日は両親の結婚40周年のパーティーが大々的に開かれます。姉のエレインは大勢の人の前でしゃべるのが苦手なので、ナンシーが両親のためにスピーチをする予定です。
エレインに彼氏を作れと電話で言われるのですが、ナンシー自身、百も承知でした。なるべく冒険しよう、前向きに生きようと思って目標を箇条書きにしていますが、人に言われると消極的になってしまいます。
姉との通話を聞いていた、向かい側の座席の女性・ジェシカが話しかけてきました。ジェシカは電話でネガティブ(消極的)なことばかり話していたナンシーに、自己啓発の書籍『60億人とあなた』という本を読むべきだと勧めます。人生を変える本だと熱く語るジェシカにも、ナンシーはうんざりしました。ハウツー本で人生が変わるなら、とっくにどうにかなっていると思うわけです。
終点のウォータールー駅までうたたねしたナンシーは、起きると座席の前に『60億人とあなた』が置かれたままになっているのを見ました。紙ナプキンでごていねいに「マイナス思考で人生台無し」のページを示されています。
ジェシカは本を勧めながら、その本がブラインドデートの目印なのだと話していました。友人の紹介で、今まで会ったことのない相手と待ち合わせする時の目印なのです。
ジェシカはそれをナンシーにプレゼントして、代わりに駅で同じ本をもう1度買って目印にしようと思って「読め」のつもりで置いていったのです。
しかし「自己啓発本なんかいらないんだ」とカチンときたナンシーは、ジェシカに返そうと思い、急いで追いかけました。
それらしき後ろ姿を目で追いながら改札を抜けますが、時計の下のところで見失います。
どこへ行ったのかと周囲をきょろきょろ見回していると、ナンシーに声をかけてきた男性がいました。その男性こそが、ジェシカと待ち合わせをしている男性・ジャックだったのです。ジャックはその本を持っているナンシーを、ジェシカと勘違いして声をかけていました。
ジェシカへの反感も手伝って、ナンシーはついジェシカの振りをしてついていきました。冒険することも大事ですから。そうジェシカにも言われていましたしね。

そういうわけで、本当は両親の結婚記念パーティーがあるのですが、姉・エレインに電話をして「デートしてから行く」と報告しました。本当は昼間から家族と過ごすつもりでしたが、パーティーは夕方からなので、始まるまでに実家に帰っておけばいいかなと思います。

【承】- マンアップ60億分の1のサイテーな恋のはじまりのあらすじ2

ちょっと話してみるとジャックは映画好きなようで、いきなり『羊たちの沈黙』のセリフを話しました。この人となら意気投合できそう、とナンシーは思います。
その頃、本物のジェシカは本を買い直し、改めて時計の下に立ちましたが、ジェシカの振りをしたナンシーとジャックは立ち去った後でした。
電話を切った姉・エレインは、全くの見ず知らずの男についていっていいものかと心配し、妹・ナンシーに何度も電話をかけます。
しかしジャックとナンシーは会ったものの、互いに電話が鳴りっぱなしになるので、デートの邪魔にならないようにと電源を切りました。

ジャックはオンライン・マーケットの仕事をする40歳のバツイチ(注:映画後半で明らかになるが、まだ離婚届は出していないので厳密にはバツイチではない)男でした。しかし本当は絵を描きたいそうです。
ジャックはナンシーのことをジェシカと思い込んでおり、共通の友人・トムからシティー勤務だとか24歳だとか、予備知識をいっぱい仕入れていました。ナンシーは10歳も年齢をサバ読みせねばならないことに慌てながらも、必死で話を合わせます。
矛盾したことを言ってはならないと思ったナンシーは、ジャックの会話に合わせながらダイニングバーに行きます。そこで、互いのノートを交換することになりました。どうやらブラインドデートでその儀式をすると、事前に約束されていたようです。
「冒険する」「勝負する」といったナンシーの目標が読み上げられました。その横に書いたメモ「黒ズボン洗濯」の意味を問われ、ナンシーは咄嗟にロックバンドの名前だと嘘をつきます。
このままではよくないと考えたナンシーは、ジェシカではないと告白しようと考えました。話したいことがあるとジャックに言います。
ところがジャックが「僕もだ」と遮り、先に「黒ズボン洗濯というロックバンドは初耳だ」と言われたことから、言えなくなってしまいました。困ったと思いつつも、ジャックと趣味とノリが合うので、ボウリングに行きます。
ボウリングでは大いに盛り上がり、飲みまくり、ジャックとナンシーは意気投合しました。ナンシーはボウリングの腕前に自信があり、ジャックも強いので楽しいひとときです。
ビールを買いに行ったナンシーは、売店でボウリング場に勤務する男性ショーン・ベラミーに声をかけられました。昔のショーンは太っていたのですぐに気づきませんでしたが、ショーンはセントアンドルーズ学校で隣の席だった同級生なのです。当然、ナンシーの名前も知っていますし、実はショーンはナンシーがずっと好きでした。
ショーンは早速ナンシーを口説こうとします。
ナンシーがデート相手のジャックにジェシカと呼ばれているのを知ったショーンは、仕方なくジャックの目を盗みながら、人のデート相手を奪ってきたことを話しました。するとショーンはナンシーの弱みを握ったと喜び、黙っておく代わりにトイレでキスしろと脅してきます。
ボウリングは僅差でナンシーが勝利しました。ジャックも腕前に自信があったので、すごいと感嘆します。
ナチョスの野菜が歯に挟まっているのを指摘されたナンシーは、トイレに行きました。すると個室でパンツ一丁のショーンが待ち受けており、迫ってきます。
やめてくれとナンシーが拒んでいると、帰りが遅いと気にしたジャックが覗きに来て、現場を見て誤解しました。

【転】- マンアップ60億分の1のサイテーな恋のはじまりのあらすじ3

そこでナンシーは誤解をとくために、正直に白状します。
ジェシカの振りをしてデートしていたから脅されたのだと言うと、デート相手じゃないと知ったジャックは動揺しました。
トイレの中で2人は口論になり、先ほどまでの意気投合ぶりとは一転し、罵り合いになります。10歳も年齢をサバ読みしていたのかとか、ぎゃーぎゃー相手の発言に対して意見を言い合います。
喧嘩別れしかけた時、ボウリング場の荷物預かり所で先ほどのダイニングバーに、ジャックが荷物を忘れたことが判明しました。その中にはジャックの離婚届も入っていますが、交換したナンシーのノートも入っているのです。ノートの中には両親へのスピーチ原稿も入っているので、ナンシーも取りに戻らざるをえません。
ジャックがタクシーを拾いますが、ナンシーは10分かそこらで行ける距離にタクシーを使うのかと言いました。また2人は揉めて、タクシーのジャックと徒歩のナンシーのどちらが先に着くかで争います。
ナンシーは裏道を通り、途中で親切な人の自転車を借りて懸命に漕ぎ、一歩差でジャックに勝ちました。ジャックはナンシーに「負けず嫌いだな」と言います。
汗だくになって、お酒飲んだまま自転車を漕ぎ、メイクもどろどろになったナンシーは、洗面所に行きました。そこで化粧直しと制汗スプレーを振りまきながら、ふと「なにやってるんだろう」という気持ちになります。泣きたくもなります。
考えてみれば、自分のせいでジャックが24歳の女性・ジェシカと知り合うチャンスをぶち壊しにしたのだと思うと、自己嫌悪になりました。ナンシーは自分を戒めます。
携帯の電源を入れると、姉のエレインから大量の着信とメールが入っていました。エレインに折り返し電話をしますが、パーティーが始まっていて、エレインは気づきません。
洗面所から出たナンシーはジャックの席に行き、改めて嘘をついたことを詫びました。ジャックも先ほどの剣幕はなく、なごやかに和解しかけます。
そこへ、ジャックの妻、元妻になりかけの女性・ヒラリーと、ヒラリーのお相手の男性・エドが現れました。そしてジャックに離婚届を渡せと要求します。
実は…ジャックもひとつ、ナンシーを騙していたことがありました。バッグは忘れたわけではなく、この店にわざと置き忘れたのです。
このお店はジャックとヒラリーが夫妻で利用していた店でした。不仲になってからは、曜日と時間帯を住み分けして、両者で使い分けていました。
まだヒラリーに未練たらたらなジャックは、離婚届を渡す度胸も根性も据わっておらず、しかも目の前で新たな相手・エドとヒラリーがいちゃいちゃするのを見せつけられるのにも耐えられません。そこでジャックが考えたのは「ブラインドデートする予定のジェシカに頼み、離婚届を渡す間だけでもカップルの振りをしてもらいたい」という作戦でした。店にわざとバッグを置き忘れたのも、店に連れていくための作戦のひとつだったのです。
ところが蓋を開けてみると、ボウリング場でジェシカがジェシカではなかったことが判明し、ナンシーと口論になってしまいました。その最悪のタイミングでヒラリーが現れました。
ナンシーはジャックのたくらみに気づきます。ジェシカとの出会いを邪魔したお詫びも兼ねて、わざとナンシーとエドの前で、すごく仲の良いカップルの振りをしました。
但し暴走が過ぎました。PRの仕事をするヒラリーと銀行員のエドの馴れ初めを聞きつつ浮気したのかと責め、カップルが長続きする持論(主に下ネタ)を滔々と語ります。
離婚届を渡したジャックを、ヒラリーは励ましました。振られた方はのちのち楽で、振った方はあとで責任に苛まされることなどを話します。

【結】- マンアップ60億分の1のサイテーな恋のはじまりのあらすじ4

ところがジャックに自分は何もしていないではないかと指摘されたナンシーは、踊りながらまた罵倒し合います。
勝負せずに高みの見物を決め込んでいるナンシーに対し、自分は離婚という結果になったが勝負をしているぞと言い放ち、ジャックはトイレに去ってさめざめと泣きます。
ショーンの時と一転して今度はナンシーが、用を足す男連中に謝りながら男子トイレに入り、ジャックを迎えに行きました。
ジャックのいるトイレの個室に入ったナンシーは、泣いているジャックに謝ります。
ナンシーは20代の頃、長年付き合った彼と別れました。しかもその彼は自分探しに中国へ行った後、半年後にはもう新たな恋人とロンドンで同棲していました。
それ以来、新たな恋に踏み出すことができず、一歩退いて他者の分析ばかりしていました。
そう告げて、ナンシーはジャックに謝ります。
ジャックもナンシーに謝りました。確かに自分は元妻のヒラリーに未練たらたらの40歳男だったと言い、きちんとふっ切ると言います。
トイレの両隣の個室にこもっていた男性たちも、離婚後の振っ切り方を個室の上から覗きこみつつレクチャーして励ましました。
「この酒を飲んだらもうヒラリーのことは考えない」と渡した酒をジャックは飲みほしますが、ナンシーの持っていた酒がたまたまエドの服にひっかかって炎上し(アルコール度数が高かった)、消火器を渡されたナンシーはエドの服にかける前に、ナンシーの顔に泡をかけてしまいました。その様子を見て爆笑したジャックは、約束どおり未練を消します。
店を出たナンシーは、思い切って両親の結婚パーティーにジャックを誘おうとしました。
ところがジャックはジェシカからメールをもらっていることに気づき、会うべきかどうかナンシーに相談します。ナンシーは「会うべきよ」と言って駅でジャックと別れました。
別れた後、ナンシーは寂しい気持ちになります。

ジャックはジェシカと待ち合わせをして会います。ところが映画好きのジャックと、映画ネタが理解できないジェシカは会話が噛みあわず、うまくいきません。
ジェシカが電車の中で会った女性の話をし、その女性がナンシーだと気づいた時、ジャックはやはりナンシーの方が自分と気が合うと気づきました。ジェシカにもそう告げます。
ジェシカは連絡しろとジャックを応援しますが、電話番号を聞いていませんでした。ナンシーはフェイスブックもやっていません。
「共通の友人は?」と聞いたジェシカに礼を言い、ジャックはタクシーでボウリング場へ突入すると、ショーンにナンシーの実家を聞きました。
ショーンは応援する振りをして車を出し、ナンシーの家だと連れて行きますが、そこはまるきり別の人の家でした。そしてショーンはここぞとばかり、自分がナンシーの家に行きます。

ナンシーの実家ではパーティーも佳境に入っていました。父・バートが参加者に礼を言います。
そこへナンシーが手土産を持って遅れて現れますが、家族と会うと共に胸がいっぱいになって、思わず泣き始めました。会場にいた客みんなで慰めます。
ナンシーは泣きじゃくりながらも、遅れた理由も含め、一切合財を説明し始めました。みんなも泣き出した理由をなんとなく把握し始めます。
そこへショーンが突入し、パーティーの参加者はこの人が噂の人物かと期待しますが、ナンシーが露骨に嫌う様子を見てそうではないと気づきました。
ナンシーはスピーチを終え、「結果は残念で悲しいけれども、私はがんばった。そして誰かとの生活に希望を持てるようになった。パパたちのようになりたい」と締めくくります。

ジャックは、まるきり別の人のパーティー会場に入ってしまいます。そこは15歳くらいの若者が酔っ払っているパーティーです。
ナンシー・パターソンと連呼していると、若者のひとりが「昔、僕の子守をしてくれた」と言いました。ジャックは少年に家を案内してもらいますが、盛り上がった会場の若者たちが勢いでついていきます。
ジャックは若者たちを引き連れて大移動を開始し、ナンシーの家にたどりつくと、窓から入り込みます。
そしてみんなの前で告白をしました。ナンシーはそれに応え、両親の結婚記念パーティー会場の参加者も、ジャックについてきた15歳連中も喜びました。
ショーンは失恋してしまいましたが、ナンシーが写真を送ると言ったので、ナンシーの写真を欲しがっていたショーンは上機嫌で車で立ち去りました。
(映画タイトル『マン・アップ』とは「しっかりしろ」「責任を果たせ」「男らしくしろ」という意味。男らしくしろとは言うものの、男にしか使わないわけではない)

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みんなの感想

ライターの感想

会話に少し下ネタが入るものの、映画自体は品のいい恋愛映画。
途中、互いに言いたい放題罵り合うのだが、見終わった後に幸福な気分になれるのは、最初にそうやって赤裸々な自分を見せている相手同士だからと判るからだろうか。
話のテンポもよく、主人公2人の会話もぽんぽん弾み、とにかく面白かった。
なによりも、だれも不幸になっていないし、だれも心底から悪い人が登場しないというのがよかった。

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